思わず笑う珠玉のエッセイ。辞書なしで読める、洋書初心者におすすめの本 "My Humorous Japan"をレビュー
洋書を読みたい人にとって最初のハードルになるのが、本選びです。
せっかくモチベーションが高くても、難しい本や興味が沸かない本を選んでしまうと、早々に挫折してしまいます。
いかにして読みやすくてわかりやすい英語で書かれた本を選ぶか?これが「洋書多読を成功させる秘訣」といっってもいいと思います。
さて、今回は「辞書なしで読めて、面白い」という触れ込みで人気の1冊 "My Humorous Japan" という本をレビューしていきます。
▣ イギリス人が日本での出来事をユーモラスに描く
この本は、日本の大学で教授として働くイギリス人の著者が、日常の出来事や旅行先でのハプニングを綴ったエッセイです。
この本の最大の特徴は、わかりやすい英語で書かれていること。
NHKラジオ英語のテキストに掲載されていたということで、英語学習者向けに書かれているのがポイントです。
クスッと笑えるような出来事や「そんな人いるの?」という驚きの出来事など、読んでいて飽きない内容になっています。
英語教材にありがちな「無味乾燥な内容で読んでてつまらない」ということは一切ないので、多読用の本としてはピッタリです。
▩ 英語レベルは必ずしもやさしくはない
「辞書なしで読める」と聞くと、まったくの英語初学者でも読めるというイメージを持たれがちです。
実際のところ、この本は必ずしもやさしい英単語・英文法で書かれているわけではありません。
わたしはこの本を読みながら、知らない英単語に印をつけていたのですが、だいたい1ページに2〜3個は未知の単語がありました(この数は、文章全体の意味を理解できるギリギリのラインだと思います)。
個々の英語レベルによって感じ方に違いがあるので断言はできませんが「洋書を読む最初の1冊としては適切ではないかも?」と感じました(少なくとも入門者向けではない)。
例として、わたしが読んでいて難しいと感じた英単語をご紹介しておきますので、参考にしてみてください。
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