TOEICの勉強は洋書を読むのにも役立つし、その逆もしかり

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【TOEICの勉強=スコアを取るだけで役に立たない】みたいな風潮がありますが、僕はまったくそうは思いません。

なぜなら、僕はTOEICの勉強を続けたことで、洋書を読むスピードが上がったから。

そして、その逆もしかり。洋書を読めば、TOEICのリーディング問題(Part5〜7)にも役立ちます。

TOEICと洋書で相乗効果をもたらす読み方、本の選び方について解説していきます。

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この記事を書いた人
あゆむ

書店員 → 出版社 → 自営業|30代|英語学習と読書についてブログを書いてます|ブログの累計読者は400万人を突破|Versant 44。TOEIC900点超えを目指して勉強中|LINEで友だち追加すると更新通知を受け取れます

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TOEICの勉強がつまらない人ほど洋書がおすすめ

洋書

TOEICの勉強がつまらなく感じる人は少なくないと思います。僕もその一人です。

TOEICは、いわば仕事における”あるある”を問題にして、現場でも使える英語を身につけることを志向している試験です。しかし、どんなにリアルなシチュエーションを再現したとしても、言ってしまえば作り話なんですよね(厳しい言い方ですが)。

もちろん、そこに気持ちを入れて、自分事に置き換えて勉強できる人は、市販のTOEIC教材やアプリを使えばいいでしょう。

しかし、気持ちを入れられない(勉強に飽きてしまう)人は、洋書を使ってみることをおすすめします。

洋書はビジネスで本当に起こった話を題材にしていたり、読むだけで自分のスキルにつながる内容が書かれています。

つまり、洋書を読むことでTOEICに向けた英語学習をしつつ、自分の教養やスキルを同時に磨くことができるわけです。

もちろん、洋書を読むだけではTOEICの出題傾向をすべてカバーすることはできませんが、TOEIC対策を続ける1つのモチベーションとして洋書を取り入れるのは非常に有効だと僕は思います。

メリットは絶大。TOEICの試験を受ける意味と活用できる場面【6選】
実際にTOEICを受験して、その価値を実感するまでは、僕も「TOEICって意味あるのかな?」と思っていました。スコアが600点を超えたあたりから英語への苦手意識がなくなり、今となっては「TOEICってめちゃくちゃ意味あるな」と痛感しています...

TOEICのPart5の文法対策が洋書に活きる

【必要性ある?】TOEIC

TOEICのPart5は短文穴埋め問題でして「4つの選択肢の中から、正しい単語・句を選ぶ」というものです。いわゆる、文法の知識を問われます。

正直、僕は文法対策をナメていた時期がありまして「Part5の対策なんてしなくても、感覚で解けばなんとかなるでしょ」と思っていました。

しかし、それだと当然スコアは伸びません。勉強しているのになぜスコアが伸びないのか?そこで勉強方法を見直し、TOEICの文法対策をやり直すことに。

そのときに使用したのが通称”でる1000″の名前で親しまれている本です。

【レビュー】『TOEIC文法問題でる1000』は超わかりやすい珠玉の1冊
正直、TOEICを始めたばかりのころは「文法問題(Part5)なんて、だいたい感覚で解けばスコア取れるでしょ」とナメていました。しかし、そんなんでPart5は攻略できるほど甘くありません。問題を解くと、不正解の連続で激萎えしました。「このま...

効果はテキメンでした。勉強以前と以後では明らかに問題を解くスピードが上がり、Part5のみならず他のパートでもTOEICを解くのが楽になったのです。当然、スコアも上がりました。

嬉しいのはそれだけではありません。洋書を読むスピードも上がったのです。

Part5を徹底的に勉強したあとに洋書を読むと「なんか…前より英語読めるようになってるよね…?」という、半分信じられない感じを味わうんですよね。

英語力は数値化するのがむずかしく、感覚でしか体感できないのですが、こういう経験を経ているからこそ、TOEICは洋書にも活きる!と断言できるのです。

【完全版】洋書を読むための「英語教材10選」すべて紹介します
「洋書が読めるようになりたい…」そう思うようになってから、いろいろな勉強法や教材を試してきました。今となっては、ある程度は洋書が読めるようになり、読める本の幅が広がって充実した読書ライフを送れています。僕の経験を踏まえて、今回は「洋書を読む...

ビジネス書でPart7の対策をする

洋書

今度は反対に、ビジネス洋書を読むことがTOEIC対策につながる例を見ていきましょう。

TOEICのPart7は長文読解問題なのですが、これが意外とクセ者です。なぜかというと、質問で聞かれる内容が直接的に文章に書いてあるわけではなく、示唆されているだけというケースが多々あるからです。

しかも、Part7はただの英文ではなく、グラフや売上データや旅程表などを他の英文と照らし合わせて解答する問題が出たりします。

つまり、ちゃんと内容を読んで、自分で推測しつつ解答する必要があるんですね。英文を読んで「なんとなくこんなこと書いてありそうだから、選択肢Bにしとこう」みたいな解答だと、なかなかスコアは伸びません。

さて、そんなPart7ですが、ビジネス洋書を読むことで対策することが可能です。

特に図解やグラフなどを使っている洋書を読むことで、文章と他の情報を照らし合わせながら読む練習ができるのでおすすめ。

ただ、経済や経営を扱う洋書はけっこうむずかしい本が多いので注意が必要です。僕自身、難しい(ガチの)洋書を読めるほど英語力はありませんので、どちらかというと自己啓発系の洋書を読むことが多いです。

自己啓発系の内容がTOEICで出題されることはないのですが、読解力を伸ばせるのでスコアUPに役立ちます。たとえば、以下のような本が読みやすくておすすめです。

【時間術が身につく洋書】”Make Time”を読んだ感想。時間の使い方が劇的に変化した
洋書を選ぶときに、僕が特に重視しているのは「自分が興味を持てる内容かどうか」です。英語を勉強するという意識が強すぎるとつまらない内容の本を選んでしまいがちなんですよね。興味がない本を読んでも楽しくないし、英語に対するモチベーションも失われて...

読むことでTOEICのリスニング対策にもなる

もしTOEICのリスニングに苦戦しているのであれば、英語を聴く練習をするのではなく、読む練習を増やすことで改善できるかもしれません。

なぜなら「読めない英語は聴き取れない」からです。

これって、言われてみれば当たり前の話なんですが、英語学習においては物凄く重要なポイントだと思います。

読む量を増やすことで、リーディングのみならずリスニングにも良い効果が表れるということです。

これを踏まえると、洋書を多読することがTOEICのリスニングにも活きてくるということがわかると思います。

ちなみに、洋書多読でリスニングも鍛えたいのであれば、黙読ではなく音読をするのがおすすめです。

最強の勉強法は「英語の音読」。毎日継続すると、劇的に英語力がアップします
最強の英語勉強法は、間違いなく「音読」です。僕は音読を継続することで、英語力が上がりましたし、TOEICスコアも伸びました。効果を実感しています。

本格的に勉強するならアプリ+洋書がベスト

【最短でスコアUP】TOEIC対策を「1つのアプリだけ」で完結させる方法

洋書を読むだけでもTOEIC対策にはなりますが、やはりTOEICの出題傾向やクセなどを対策するためには専用の教材が不可欠です。

特に、700〜900点あたりのスコアを目指すのであれば、洋書だけでは厳しい(少なくとも時間はかかる)でしょう。

ではどうすれば最短かつ楽しく効率的にTOEIC対策ができるのでしょうか?

僕が実際にやってきたのが、スタディサプリENGLISHというアプリを使いつつ、並行して洋書を読むという勉強方法です。

スタディサプリENGLISHは動画講義が充実していてモチベーションを高く保つことができます。そして、TOEICでスコアを上げるやテクニック、時間配分のコツまで包み隠さず紹介されているので試験本番でも非常に役立ちます。

「TOEICの勉強が苦手」「どうしてもやる気が出ない」「洋書を読めるようになりたい」という人は、スタディサプリENGLISHで勉強しつつ、洋書もセットで読むのがおすすめです。

ちなみに、スタディサプリENGLISHは無料体験ができるので、ぜひ試してみてください。

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