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TOEICの勉強は洋書を読むのにも役立つし、その逆もしかり

【TOEICの勉強=スコアを取るだけで役に立たない】みたいな風潮がありますが、僕はまったくそうは思いません。

なぜなら、僕はTOEICの勉強を続けたことで、洋書を読むスピードが上がったから。

そして、その逆もしかり。洋書を読めば、TOEICのリーディング問題(Part5〜7)にも役立ちます。

TOEICと洋書で相乗効果をもたらす読み方、本の選び方について解説していきます。

TOEICの勉強がつまらない人ほど洋書がおすすめ

TOEICの勉強がつまらなく感じる人は少なくないと思います。僕もその一人です。

TOEICは、いわば仕事における"あるある"を問題にして、現場でも使える英語を身につけることを志向している試験です。しかし、どんなにリアルなシチュエーションを再現したとしても、言ってしまえば作り話なんですよね(厳しい言い方ですが)。

もちろん、そこに気持ちを入れて、自分事に置き換えて勉強できる人は、市販のTOEIC教材やアプリを使えばいいでしょう。

しかし、気持ちを入れられない(勉強に飽きてしまう)人は、洋書を使ってみることをおすすめします。

洋書はビジネスで本当に起こった話を題材にしていたり、読むだけで自分のスキルにつながる内容が書かれています。

つまり、洋書を読むことでTOEICに向けた英語学習をしつつ、自分の教養やスキルを同時に磨くことができるわけです。

もちろん、洋書を読むだけではTOEICの出題傾向をすべてカバーすることはできませんが、TOEIC対策を続ける1つのモチベーションとして洋書を取り入れるのは非常に有効だと僕は思います。

TOEICのPart5の文法対策が洋書に活きる

TOEICのPart5は短文穴埋め問題でして「4つの選択肢の中から、正しい単語・句を選ぶ」というものです。いわゆる、文法の知識を問われます。

正直、僕は文法対策をナメていた時期がありまして「Part5の対策なんてしなくても、感覚で解けばなんとかなるでしょ」と思っていました。

しかし、それだと当然スコアは伸びません。勉強しているのになぜスコアが伸びないのか?そこで勉強方法を見直し、TOEICの文法対策をやり直すことに。

そのときに使用したのが通称"でる1000"の名前で親しまれているTOEICの文法問題対策書です。

効果はテキメンでした。勉強以前と以後では明らかに問題を解くスピードが上がり、Part5のみならず他のパートでもTOEICを解くのが楽になったのです。当然、スコアも上がりました。

嬉しいのはそれだけではありません。洋書を読むスピードも上がったのです。

Part5を徹底的に勉強したあとに洋書を読むと「なんか…前より英語読めるようになってるよね…?」という、半分信じられない感じを味わうんですよね。

英語力は数値化するのがむずかしく、感覚でしか体感できないのですが、こういう経験を経ているからこそ、TOEICは洋書にも活きる!と断言できるのです。

ビジネス書でPart7の対策をする

今度は反対に、ビジネス洋書を読むことがTOEIC対策につながる例を見ていきましょう。

TOEICのPart7は長文読解問題なのですが、これが意外とクセ者です。なぜかというと、質問で聞かれる内容が直接的に文章に書いてあるわけではなく、示唆されているだけというケースが多々あるからです。

しかも、Part7はただの英文ではなく、グラフや売上データや旅程表などを他の英文と照らし合わせて解答する問題が出たりします。

つまり、ちゃんと内容を読んで、自分で推測しつつ解答する必要があるんですね。英文を読んで「なんとなくこんなこと書いてありそうだから、選択肢Bにしとこう」みたいな解答だと、なかなかスコアは伸びません。

さて、そんなPart7ですが、ビジネス洋書を読むことで対策することが可能です。

特に図解やグラフなどを使っている洋書を読むことで、文章と他の情報を照らし合わせながら読む練習ができるのでおすすめ。

ただ、経済や経営を扱う洋書はけっこうむずかしい本が多いので注意が必要です。僕自身、難しい(ガチの)洋書を読めるほど英語力はありませんので、どちらかというと自己啓発系の洋書を読むことが多いです。

自己啓発系の内容がTOEICで出題されることはないのですが、読解力を伸ばせるのでスコアUPに役立ちます。

読むことでTOEICのリスニング対策にもなる

もしTOEICのリスニングに苦戦しているのであれば、英語を聴く練習をするのではなく、読む練習を増やすことで改善できるかもしれません。

なぜなら「読めない英語は聴き取れない」からです。

これって、言われてみれば当たり前の話なんですが、英語学習においては物凄く重要なポイントだと思います。

読む量を増やすことで、リーディングのみならずリスニングにも良い効果が表れるということです。

これを踏まえると、洋書を多読することがTOEICのリスニングにも活きてくるということがわかると思います。

ちなみに、洋書多読でリスニングも鍛えたいのであれば、黙読ではなく音読をするのがおすすめです。

本格的に勉強するならTOEIC公式問題集+洋書がベスト

洋書を読むだけでもTOEIC対策にはなりますが、やはりTOEICの出題傾向やクセなどを対策するためには専用の教材が不可欠です。

特に、700〜900点あたりのスコアを目指すのであれば、洋書だけでは厳しい(少なくとも時間はかかる)でしょう。

ではどうすれば最短かつ楽しく効率的にTOEIC対策ができるのでしょうか?

僕が実際にやってきたのが、TOEIC公式問題集を使いつつ、並行して洋書を読むという勉強方法です。

TOEIC以前の問題として、英単語や文法などを身につける必要はありますが、そこをクリアしたあとはひたすらTOEIC公式問題集を解きましょう。

わたしは、TOEIC公式問題集を2周しました。結果、TOEIC830まで届いたので一定の効果はあると思います。

もちろん、そこに至るまでには金のフレーズをやったり、スタディサプリENGLISHをやったりしましたが、公式問題集をやりこんだのは大きかったなと。

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