紙の本が大好きだった。
本の厚み、ページをめくる指先の感覚。
手でふれたときの、あの触感は何ものにも代えがたい。
それほど愛してやまなかった紙の本を、手放す決断をした。
手放した本は500冊を超える。
いま、手元に紙の本は1冊もない。
自分にとって大きな決断だった。
が、実際に手放した今となっては、非常に清々しく、気分がいい。
本を持たない(減らす)ことの効用は、精神的にも金銭的にも絶大だった。
紙の本を手放して、どのように読書生活を変化させたのか?
そのステップを具体的に紹介していく。
この記事は、以下のような人におすすめしたい。
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紙の本を減らして、部屋をスッキリさせたい
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ミニマリストに憧れがある
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通勤や通学で読書量を増やしたい
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マンガを大量に読む
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本にかかるお金を節約したい
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もっと身軽に引っ越しをしたい
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旅行や出張先で手軽に読書をしたい
本当に紙の本を手放して大丈夫か?を熟考する
「とにかく紙の本を手放してスッキリしたい」
そういう衝動に駆られて、深く考えずに本をまとめて処分してしまったことがある。
手放した直後はたしかに気分がいいのだが、数日経って気づくのだ。
「やっぱり紙の本がないと無理かも…」
そう気づいてから、また本を買い直したりする。
手間もかかるし、なにより本を買い直す出費は無駄でしかない。
最悪、まだ書店で手に入る本であれば買い直せばいい。
しかし、絶版本やレアな本は再入手困難な可能性もあるから注意が必要だ。
こういった経験があるので、紙の本を手放したい人は熟考することをおすすめする。
また、「電子書籍化されてない本がある」という点にも留意しなければいけない。
たとえば、英語学習でTOEICの勉強をしてる人は要注意だ。
TOEICの勉強といえば公式問題集が定番なのだが、じつはこの公式問題集、原則として電子版が出てない。
つまり、紙の本を買うしかないのだ。
そうなると、電子書籍に一元化したときに、紙の本を買わざるを得なくなる。
英語学習のみならず、資格試験や教科書など、電子化されてない本はまだ世の中にたくさんある。
だから、そういった本を紙で買わなければいけないケースが出てくるということだ。
「勉強の本は、例外として紙でもOK」と割り切れる人なら問題ない。
しかし、「やるからには徹底して電子書籍だけにしたい」「紙の本は0冊にしたい」という人は、よく考える必要がある。
また、紙の本の情緒的な側面(本の厚み、ページめくりなど)を大事にする人にとって、電子書籍では満足できないかもしれない。
こういったリスクがあるため、紙の本を手放すのが不安な人は、あとで紹介する【1週間、電子書籍だけで生活してみる】というお試し期間を設けてみるのがおすすめだ。
紙の本を手放すメリット・デメリットを天秤にかける
紙の本を持つことには良し悪しある。
僕はそれを天秤にかけて「Kindleへの一元化」にメリットを感じたから実行に移した。
単純に数の優劣だけで決まるわけではないが、僕が思うメリット・デメリットを列挙しておこうと思う。
紙の本を手放すメリット
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本や本棚がなくなって、部屋が省スペース化
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ホコリ、ダニ、カビの心配がなくなる
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そうじの手間と時間が節約できる
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(視覚的な)積読の罪悪感がなくなる
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本を探す時間や労力が不要になる
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引っ越しがラクになる
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電子書籍なら持ち運びがしやすい
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読書量が増える
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本を売却すればお金が手に入る
こうしてみると、メリットはかなり多い。
実際に僕が紙の本を手放して、特に恩恵を感じるのは以下の3点だ。
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ホコリ、ダニ、カビの心配がなくなる
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そうじの手間と時間が節約できる
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電子書籍なら持ち運びがしやすい
他の記事で書いているが、そもそも僕が紙の本を手放すキッカケの1つになったのが「喘息(ぜんそく)」だった。
かかりつけの医師いわく、紙の本のホコリは喘息の要因になりうる。
紙の本はホコリを溜め込む。
そして、それがダニやカビの誘因となる。
つまり、本のホコリが、喘息の悪化を引き起こす可能性があるわけだ。
以前は部屋に高く積まれた本を眺めて恍惚としていた。
しかし、喘息になってしまったいま、それらは喘息を悪化させる恐怖の対象なのだ。
紙の本を手放すデメリット
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書店に行く楽しみが半減する
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紙の質感や所有する満足感は味わえない
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絶版や電子化されていない本は代替できない
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読めなくなるリスクがある
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家族や友人との共有・貸し借りができなくなる
デメリットも多く、人によっては厳しいマイナスポイントになりうる。
個人的に大きな痛手なのは、書店の楽しみが減ってしまったことだ。
もちろん、Kindleに一元化したからといって、書店巡り自体は楽しむことができる。
しかし、「書店で選んだ本を買う喜び」が味わえないのは、かなりつらい。
体感的には、書店の楽しみが半減した(あるいはそれ以上)と感じている。
また、分厚い本や装丁の美しい本を部屋に置いて、所有する喜びが味わえないのも大きなデメリットだと思う。
電子書籍=完全に自分のモノにはならない
さらに、必ず知っておかなければいけないのが、電子書籍は読めなくなるリスクがあるということだ。
たとえばKindleは「所有」ではなく「ライセンス」という仕組みになっている。
電子書籍を買っているから自分のものに思えるが、実際はAmazonのシステム内でその本を読む権利(ライセンス)を借りているイメージに近い。
よって、アカウント停止や規約変更で読めなくなるリスクがある。
紙の本のように完全に自分のモノにはならないことは知っておくべきだ。
Kindleであれば、Amazonのアカウントに何かあったときのことは想定しておく必要がある。
複数端末で読めるようにしておく、購入履歴をこまめに確認するなど、多少の備えは意識しておいたほうがいい。
では、実際に僕がどうやってこのリスクを避けながら紙の本をゼロにしたのか?
ここから、具体的なステップを紹介していく。
まずは、紙の本と電子書籍を「共存」させてみる
良し悪しを比較して、「紙の本を手放してみよう」と思い立ったとしても、まだすべてを処分するのは待ってほしい。
そのまえに、まずは【紙とKindleの共存】を試してみてほしいからだ。
電子書籍は、本のジャンルによって相性の良し悪しがある。
個人的に電子書籍と相性が良いと思うのは、以下のようなジャンルだ。
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マンガ
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小説
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イラスト、写真集
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ビジュアルの多い雑誌
反対に、電子書籍と相性が良くないと感じるのは以下のジャンル。
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実用書
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ビジネス書
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参考書、問題集
僕はこれらのジャンルについては、本を読みながら、直接書き込みをする。そのため、電子書籍だと扱いづらいのだ。
このジャンル分けはあくまでも僕の個人的な考えに過ぎない。
まずは、「自分にとって電子書籍と相性の良いジャンルはなんだろう?」と考えてみてほしい。
そのうえで、相性が良いと感じるジャンルだけを電子書籍で持ってみて、それ以外は紙の本を所有する。
そして、しばらくの間、それで読書生活を送ってみることをおすすめする。
実際に体験してもらうとわかるが、「これは紙のほうがいいな」とか「意外と電子書籍でも平気かも」という気付きが得られるはずだ。
試しに1週間、電子書籍だけで生活してみる
繰り返しになるが、いきなりすべての本を手放してKindleに移行するのはおすすめできない。
僕は過去に紙の本を手放して後悔したことがあるからだ。
結局同じ本を買い直したりして、「いったい自分はなにをやっているんだろう」と自己嫌悪になるし、取り戻すためのお金もバカにならない。
精神的にも金銭的にも、失敗したときのリスクは大きい。
だからこそ、まずは「お試し期間」を設けてみることをおすすめする。
さきほど「特定のジャンルだけ電子書籍にして、紙の本と共存する」という話をしたが、ここで説明するのは、そこからさらに次のステップになる。
つまり、紙の本は一切読まずに、完全に電子書籍に切り替えていく(紙の本は手元に残しておいた状態で)。
具体的には1週間や1ヶ月など期間を決めて、電子書籍だけで生活してみるのだ。
早速、専用端末(KindleやKobo)あるいはタブレットを買ってもいいが、必ずしも必要ではない。
スマホに電子書籍アプリさえ入れれば、最小コストで試せるからだ。
僕はKindleを使っているので例として挙げるが、最も手軽でお金をかけずに電子書籍を試したいのであれば、Kindle Unlimitedという500万冊以上が読み放題のサービスをおすすめしたい。
好きな本を単品で買ってもいいが、Kindle Unlimitedなら月額料金で好きなだけ本が読める。
だから、結果的に相当お得になるのだ。
おおまかな流れとしては、
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スマホにKindleアプリを入れる
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Kindle Unlimitedに申し込む(30日間は無料お試し)
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一定期間、電子書籍だけで生活してみる
こんな感じで、一定期間は電子書籍だけで生活してみてほしい。
そのうえで、「電子書籍だけで問題なさそう」と思えたなら、いよいよ紙の本を完全に手放すタイミングだ。
紙の本を売るときに気をつけたいこと
ここからは紙の本を実際に手放すステップを、具体的に解説していく。
