僕は「本を汚して読む」のが好きです。
“読んだ感”が醸成されるのもあるけど、やっぱり理解度が高まるし、振り返りが容易になるのが良い。
漫然と読むよりも、洋書に書き込みをして読んだほうが読書効果は高まります。
というわけで今回は、僕が洋書に書き込みをする理由&書き込むときのコツを紹介していきます。
使う色は2色。シンプルに、わかりやすく
洋書に書き込む方法はいたってシンプルで、内容に応じて色分けをして、線を引くだけです。
文字を書き込むというよりは、マークを付けるというほうが正確かもしれません。
僕の場合、洋書への書き込みには2色のボールペンを使っていまして、以下のように色を使い分けています。
- 洋書の書き込みは色を使い分ける
- 赤:わからない単語をマークする
- 青:印象に残った文に下線を引く
という感じで、色ごとにルールを決めて、洋書に直接書き込むようにしています。
どこにどの色を使うかは個々の好みで決めてもらって良いと思いますが「2色しか使わない」というのは外せません。
人によっては「もっとカラフルにペンを使い分けたい」「蛍光ペンを使いたい」ということもあると思いますが、ペンの数が多いと色の切り替えが面倒だし、どの色をどこに使うのか混同しやすくなります。
2色使いであれば多色ボールペン1本で済むので、書き込みの際にペンを持ち替える手間が省けます。
ちなみに、ボールペンなら何でもOKですが、自分が気に入ったペンを用意するのがおすすめです。
僕は LAMY LOGO や LAMY 2000といった高級ボールペンを使ってみたりしましたが、今は1周まわってジェットストリームの多機能ボールペンに落ち着いています。

洋書への書き込みをおすすめする理由
本に直接書き込むことに抵抗がある人は多いと思います。
キレイな本はキレイなまま読みたいという気持ちはよくわかりますし、僕も以前までは書き込み反対派でした。
にもかかわらず、僕が洋書への書き込みをおすすめするのには理由があります。
- 洋書への書き込みをおすすめする理由
- ① 記憶に残りやすい
- ② 読み返したとき、大事な箇所が視覚的にわかる
- ③ 達成感・満足感が得られる
① 記憶に残りやすい
「書くことで記憶に定着しやすい」というのは有名な話で、僕も洋書に書き込みをするようになってから英単語や英文法の知識が記憶に残りやすくなったと実感しています。
また、単に書き込むだけでなく、色を使うことで視覚的にも刺激を与えることになるので、それもまた記憶の定着に一役買っているのかなと。
せっかく読書をしても忘れてしまってはもったいないですから、読んだ本を”血肉にする”という意味でも、書き込みは有用だと思います。
② 読み返したとき、大事な箇所が視覚的にわかる
読み終わった本はそれっきり…という人は多いと思いますが、僕はなるべくパラパラと読み返すようにしています。
というより、ブログやSNSで読書記録を書くことがあるので、必然的に振り返ることが多いです。
読み返すことで「印象に残ったところ」「自分はどこが(どんな文が)苦手だったのか」が想起されるので、刷り込み効果が働きます。
どんなに丁寧に読んでも、結局のところ知識というのは反復によって得られるものなので、読み返す時間は大切です。
ペンで色分けしておくと、直感的に「ここは単語がわからないから読めなかったんだな」とか「この箇所が本の結論だ」などとわかるようになります。
読んだ本と時間をムダにしないという意味でも、僕は直接書き込むようにしています。
③ 達成感・満足感が得られる
本に書き込むことで達成感や満足感が得られるというのも意外と大きなメリットです。
ある意味、自己満足ではありますが、こういったメンタルの部分はけっこう大切。
書き込みだらけのページを眺めていると「自分はたくさん読書したんだな」という客観的な事実を知ることができるので、モチベーションUPにもつながります。
シンプルに言えば、たくさん書き込みした本を眺めるのは気分が良いです。
読書を継続するためには、小さな喜びや達成感を得ることが大切で、それがないと挫折しやすいし、何が楽しくて読書をしているのかわからなくなります。
ページ左端の上を折って直感的な目印に
ペンで書き込んだページは、左上の端を折るようにしています。
こうすることで、「どのページに書き込みをしたのか?」が直感的にわかり、あとで読み返すときに便利です。
左上の端と決めているのは、重複を避けるため。右も左も自由に折ってると、次のページで折りたいのに折れないことが出てきます。
「左上の端だけ折る」と決めておけばラクだし、左手で折れるので右手に持ったペンを持ち替える手間も省けます。
付箋(ふせん)ではダメなのか?
ページに印をつけるという意味では「付箋(ふせん)」もあります。
でも、僕はふせんは使いません。なぜなら面倒だから。
ふせんを貼る動作って意外と大変で、本とペンを置いて、ふせんを剥がして、また本を開いて貼って…という感じで手順が多い。
その点、ページの端を折るのは道具もいらないし、動作も少ない。
じつは以前までふせんを使っていた時期もあったのですが、ページの端を折ることの圧倒的な利便性に気づいてから、一切使わなくなりました。
わからない単語の数に応じて、読み方を切り替える
僕は洋書に出てくるわからない単語にはマーク(赤の下線)を付けるようにしています。
これは記憶への定着、あとで振り返ったときの目印という側面もあるのですが、もう一つ重要な意味があります。
それは、自分がこの洋書をどうやって読むべきか?を判断することです。
わかりやすくいうと、色分けすることで多読すべきか精読すべきかの判断がしやすくなります。
一般的に、洋書などの長文では全体の95%の単語がわかれば、推測読みなどで文章の意味が理解できると言われています。
僕の経験からも、全体の95%の単語がわかれば「多読」(辞書を引かず、推測読みする方法)で読めます。
一方、単語の理解が95%を下回ると、文を理解するのがむずかしくなるので、辞書を使ったり、文法を調べながら読む「精読」が必要になります。
つまり、わからない単語に色ペンでマークすることで、その洋書を多読するべきなのか精読するべきなのか判別しやすくなります。
赤い下線でびっしり埋め尽くされているなら辞書を引きながら時間をかけるか、その本は難しすぎるので他の本に切り替えたほうがいいという判断がつきます。
もちろん、単語にマークを付けなくても数えることはできますが、色がついているほうが意識的&直感的に単語数が数えられます。
多読と精読の使い分けが重要なワケ
ちなみに、洋書に不慣れなうちは「多読するのか」「精読するのか」という選択はすごく重要です。
わからない単語ばかりの洋書を多読しようと思っても理解できません。それによって挫折し、自信を失います。
しかし、最初の段階で「この本は自分の英語レベルよりも難しい洋書だから、精読でゆっくり読もう」という意識で読み始めることができれば、”理解できなくて当然”というスタンスを取れるので、たとえ難しい文章が続いても挫折しにくくなります。
このように、洋書を多読すべきか精読すべきかの判別にも、ペンでの書き込みが役立つということです。
僕も「これならスラスラ読めそう」と思って多読を始めた本であっても、わからない単語のマークが多くなってきたら「これは精読に切り替えたほうが良さそう」と判断して、辞書を使った精読に移行するようにしています。

読書ノートも書けば、効果倍増
洋書の書き込みは色分けで、ということでしたが、ここであらためて色の使い分けについて再掲します。
- 洋書の書き込みは色を使い分ける
- 赤:わからない単語をマークする
- 青:印象に残った文に下線を引く
洋書に書き込みをすれば十分な効果が得られますが、僕はできるだけ読書ノートも書くようにしています。
やることはいたってシンプルで、印象に残った青ペンの箇所をノートに抜き書きし、その下に自分の感想や意見を書くだけです。
抜き書きは正直大変な作業ではありますが、英文を書くことで文の構造を理解しやすくなりますし、記憶の定着にもつながります。
僕は感想を英文で書くようにしていますが、もちろん日本語でも良いと思います。
洋書への書き込み【ポイントまとめ】
- ■ 赤、青の2色で色分けする
- ■ 書き込みによって記憶に残りやすい
- ■ 未知の単語数に応じて、多読と精読を使い分ける
- ■ 読書ノートを取ると、さらに効果UP
書き込み読書が合うかどうかは、人によります。
洋書の値段はそこそこ高いので、いきなり書き込みをして失敗したときに「せっかく高いお金を出して買ったのに…」という後悔が待っている場合も。
そのため、大事な洋書や高い洋書ではなく、手頃な値段で買える洋書(失敗しても許容できる本)でまずは試してみるほうがいいかもしれません。
