【読書あるある】本好きなら思わず共感しちゃう、読書あるある19選

読書あるある

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本を読むのが当たり前の生活になっていると気づきにくいんですが、じつは読書好きの人ってけっこう「読書好きならでは」の行動が多いんですよね。

いわゆる「あるあるネタ」なんですが、読書好きが思わずやってしまう行動や習慣ってかなりたくさんあると思います。

というわけでは、話のネタになりそうな「読書あるある」(個人の主観を含みます)を一挙にまとめてみました!

みなさんはいくつ当てはまるでしょうか?

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このブログを書いている人
あゆむ

英語学習者、書評家、文具好き。書店員→出版社→フリーランス10年目。TOEIC450→830。英検1級の勉強中。

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もくじ

読書あるある① 読んでない本があるのに新しい本を買っちゃう

本屋に行くと俄然エンジンがかかるため、まだ読んでない本の存在をすっかり忘れて新しいを本を買ってしまいます。

結果的に、読んでない本が部屋に次々と積み重なっていき、いわゆる「積ん読」の完成です。

これは本を買う瞬間のテンションが高すぎて周りが見えないことが原因で、積ん読は読書が好きな人の「不治の病」とも言われています。

かくいう僕も、本棚には読んでない本がたくさんありまして、「まあ、いつか読むだろう」と自分を納得させてどんどん新しい本を買っております。

読書あるある② 本を読みながら寝落ちする

読書をしながらウトウトしてしまい、気づいたら寝落ちしていることもしばしば。

一見すると良くないことのように思えますが、じつは寝落ちはけっこう気持ちが良い。

ただ、寝る瞬間に読んだページをマークしていないことがほとんどなので、起きたときにどこまで読んだのかわからなくなる弊害もあります。

僕は電車内で読書しながら値落ちするのが大好きです。

読書あるある③ 分厚い本を手にするとウットリしちゃう

「読書好き=本好き」は分厚い本を目の前にするとテンションが上がります。

分厚い本を手にすると、自分が賢くなったような、そんな気分にさせられるのです。

もちろん、ただ分厚ければいいわけではなく、「手に収まる程よい分厚さ」が理想。

わかりやすい例でいえば、京極夏彦さんの文庫本あたりが絶妙な分厚さかなと(ちょっと分厚すぎる本もあるけど)。

ぜひ本屋で講談社文庫の棚をじっくり見てみてください。明らかに一部分だけ分厚い本が揃っているのが目につくと思います。それが京極夏彦エリアです。

読書あるある④ 奥付を見て何刷かをチェックする

本の最後のページには「奥付」というものがあり、そこには著者名、発行者、発行所などが記載されています。

そのなかで特に見てしまうのが「刷り(すり)」の数字です。

ここには日付と刷り回数が記載されていまして、

2017年6月30日 第1刷

という感じで何回刷られているかを確認することができます。

ここが「初版」と記載されているとテンションが上がるのが読書あるあるです。

なぜなら、初版本は希少価値が高いから(古書の場合)。

たとえば太宰治の『晩年』の初版本は86万4千円もの値段が付いています。

なぜ初版だと高いのか?いろいろ説はありますが、印刷ミスや誤植、誤った表現などがそのままになっていることがあるからだと考えられます。

硬貨でもミスって鋳造されていることがありますが(「50円玉の中心の穴がズレてる」とか)、こういう「エラーコイン」の価値が高いのと似ているかもしれません。ようするに、希少価値ですね。

また、古書に限らず新刊の奥付も初版だとテンションが上がるという人は多く、なかには初版の誤植を探すのが好きなマニアもいたりします。

ココまで来ると、もはやあるあるじゃないけど。

読書あるある⑤ 本屋でしおりをもらってくれば良かったと後悔する

本によって、しおりが最初から挟まっていることもあれば、しおりがない場合もあります。

しおりの有無に気づくのは、たいてい自宅に帰って本を読み始めたあと。気づいたときには、時すでに遅し。

「あー、本屋のレジでしおりもらってくれば良かった…」と非常に後悔します。

他の本に挟まっているしおりを抜き取ったり、しおりの代わりになる紙を探して四苦八苦するというのは読書あるあるです。

何も言わずとも、そっとしおりをレジで挟んでくれる書店員さんが好きです。

読書あるある⑥ 電車で本を読んでいる人のタイトルが気になる

電車に乗るとスマホを睨む人が大半ですが、なかには読書に没頭する人も少なからず存在します。

電車内で本を読む人を見かけると、「この人はどんな本を読んでいるんだろう?」と気になってしまいます。

電車で本を読書する人が少なくなったせいもあって、そういった存在に引きつけられるのでしょう。僕は以前にも増して、電車で読書をする人の存在が気になってしまいます。

なんなら声を掛けて…とまではさすがにいきませんが。

読書あるある⑦ カバーなしで本を読む人に注目しちゃう

自宅で読む場合は気になりませんが、外出先や電車内で本を読む場合、ほとんどの人が表紙にカバーをつけます。僕も絶対にカバー派。

しかし、なかにはカバーをつけずに丸出しの状態で読書する人を見かけることも。

その潔さになぜか尊敬の念を抱いてしまうというか、なんだかメンタルの強さを感じてしまいます。

僕は電車のなかでカバーなしで読書する人を見かけると、かなり注目しちゃいます。

余談だけど、本のカバーは断然、革が好き。特に、最近見つけたコレ、めちゃくちゃ質感が良かったです。

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読書あるある⑧ 読んだ本の内容をスグに忘れちゃう

小説やビジネス書など、すべての本に言えることですが、読んだ本の内容はすぐに忘れちゃいます。

読んだ直後は「この本マジで面白かったから、今度こそ絶対忘れないわ」とか調子に乗っているのですが、必ず忘れます。これは絶対です。

そして、読んだ内容を覚えるために工夫や努力をするものの、長続きしません。

読書あるある⑨ 自宅の本棚を整理しても、スグに荒れちゃう

自宅にある本棚をジャンル別や作家別、あるいは色別などでキレイに整理。

しかし、本を探して出し入れしていると無意識で本を戻してしまうため、気づいたときに荒れた状態に逆戻り。

ただ、本棚を整理するのは至福の時間なので、そこまで問題にはなりません。

本の並べ方とか位置を変えるだけで、気分転換になるから好き。

読書あるある⑩ なんだかんだ言って、電車内が1番集中できる

どこで本を読むと集中できるか?みたいな議論がたまに交わされるけど、結局電車の中が1番集中しやすい。

「目的の駅で降りるまで」という時間が制限された環境が人を集中させるのではないかと思ってます。

電車で本を読むことの難点は、集中しすぎて乗り過ごすこと。僕は過去2回ほど読書に集中しすぎて乗り過ごしたことがあります。

ついでに言うと、電車で本を読みながら寝落ちするのもけっこう幸福度高めです。

読書あるある⑪ 旅先で読む本が最高すぎる

旅行に本を持っていく人もいれば、現地の本屋で調達する人も多いはず(僕は調達派です)。

ふだんとは違う場所で読む本が格別なのは、読書あるあるの最たる例かもしれません。

前にも書いたことがありますが、僕は初めて京都に一人で旅行に行ったとき、鴨川沿いで読んだ『ありきたりの狂気の物語』(チャールズ・ブコウスキー著)が今でも忘れられません。

それほど、旅先で読む本は素晴らしいし、至福のひとときです。

読書あるある⑫ 旅先の本屋で本をたくさん買いがち

旅行先のテンションって怖いもので、金に糸目をつけずにバンバン本を買ってしまいます。

僕の場合、「お土産を買わないんだったら、代わりに本を買ってもいいじゃないか」などと理由を付けて、全国どこでも買える本を旅先で大量に買ってしまいます。

帰り道に荷物が増えて大変なんだけど、旅先で買う本はなんだか特別な価値を持っている気がして。こればかりはやめられません。

読書あるある⑬ 同じ本を読み返すことはほとんどない

読書術の本や自己啓発書には「同じ本を読み返しましょう」みたいなことが書かれていますよね。

でも、同じ本を読み返すことはほとんどありません。あるある、というか、なしなし?

同じ本を繰り返し読む効用はわかっているつもりなんだけど、結局あたらしい本を求めてしまいがち。

反対にいえば、何度も繰り返し読みたいと思える本に出会えるのって素晴らしいことだな。

百冊で耕す』という本の中で紹介されていた一節がブッ刺さります。

一日に三冊もの本を読む人間を、世間では読書家というらしいが、本当のところをいえば、三度、四度と読みかえすことができる本を、一冊でも多くもっているひとこそ、言葉の正しい意味での読書家である。(篠田一士『読書の楽しみ』)

読書あるある⑭ 買うのが恥ずかしい本は、裏返してレジに出す

買うのが恥ずかしい本。それをレジの店員さんに見られるのが耐えがたいので、表紙が見えないように裏返してレジに出します。

書店員はお客さんが買う本をけっこう見てます。実際、僕が書店員をやっていたときは、お客さんがどんな本を買うのかをよく観察してました。

まあコレは趣味でもあるけど、「どんな本が売れているのか?」を知るという実益も兼ねています。

表紙を裏(下)にしてレジに出すという防衛方法は、じつはあまり意味ないです。

というのも、背表紙を見ればタイトルはわかるし、スリップを抜けばあとでじっくり本の情報をチェックできちゃうから。

ただ、裏表紙を上に向けて出してくれるとバーコードをすぐに読み取れるから、書店員としては地味に助かるかも。

本屋の仕事って楽しい?元書店員だから語れる仕事の真実【ツラいこともあります】
僕は以前、大学時代に2年間、社会人になって2年間、計4年間ほど書店員として働いていました。 どちらも東京都内の本屋でして、小型書店(約50坪)・大型書店(1000坪超)ともに経験があります。 大学時代に本屋アルバイトの経験があったとはいえ、...

読書あるある⑮ 文庫化を願う本ほど、文庫化されない

この本、面白そうだな。でもハードカバーかぁ…。

ちょっと高いから、文庫化されるまで待とうかな。

願えば願うほど文庫化されません。

読書あるある⑯ 好きな本が映像化されると複雑な気持ち

ミーハーと思われたくないから、やはり映像化(映画化)には非常に敏感。

たとえ映像化よりもはるか前に読んでいたとしても、「映像化された本を読んだ」という事実は変わりようがありません。

だから、「いやいや、映画化前から読んでた作品だから」と強がってみてもツラいだけ。

でも、自分が読んだ作品が映像化されるのはちょっと嬉しい。複雑。

読書あるある⑰ 上下巻の作品、上巻だけで満足しちゃう

上下巻で完結する本は多々ありますが、たいていは上巻を買って満足してしまいます。

その証拠に、Amazonで上下巻の本を調べると、ことごとく上巻のレビューのほうが下巻よりも多い。

上下巻の本って、なんだか損した気分になるんですよね。

というのも「下巻読むなら、あたらしい作品を読みたいな」という気持ちになってしまうから。

読書あるある⑱ 自分が知らない作品を熱弁されると困る

まあ、本に限らないけど、知らない作品を熱弁されるのってなかなか困る。

誰かと本の話をする機会があっても、「その本、私も好き!超盛り上がるね!ワクワク!」なんてことは極めて稀。

仮に読書の話題で盛り上がることがあったとしても、同じ作品を読んでいる可能性は非常に低い。

読んだ本の話を熱弁されるのってなかなかつらいよね。共感できないと、特に。

読書あるある⑲ 本を飾りとして使ってるお店が気に食わない

本は読むためのものであって、お飾りで使うなんて言語道断。

そんな感じで、意固地な主張をしがち。

なんというか、薄っぺらい感じがするんでしょうね。

【番外編・読書ないない】古本を買ったら、未使用のクオカードが挟まってた

北方謙三版の三国志を古本で全巻買いしたんですが、本を読み進めていると、第6巻にやたら分厚いカードが。それはなんと、未使用のクオカード(500円分)でした。

きっと誰かが、しおり代わりに使っていたのでしょう。あるいは、奥さんにバレないようにヘソクリとして本に挟んでいたのを忘れてしまったのかもしれません。

古本を買うと、クオカードが挟まっていて得することがあります。完全に「ないない」話。

本と書店の知識
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