英語の勉強をコツコツ続けている僕ですが、最近は『ALL IN ONE』という教材のアプリを使って勉強をしています。
以前は『ALL IN ONE』の書籍についてレビュー記事を書いたのですが、アプリ版が相当使いやすかったので、今回はアプリを紹介したいと思います。
『ALL IN ONE』は英語の全技能を1冊で学べる本
まず『ALL IN ONE』という本についてザッと説明しておきます。
この本はその名のとおり、英語で学ぶべき技能が1冊で習得できる仕様になっています。
具体的には、
- ・リスニング
- ・リーディング
- ・英単語(語彙)
- ・英文法
といった、本来は別々の本で学ばなければいけないようなことを、1冊で学べるのが本書の特徴です。
英語の勉強っていろんな教材を使わないといけないんですが、それだと「この教材で本当に大丈夫かな?」と不安になったりするんですよね。
その点、『ALL IN ONE』は「この1冊さえやりきれば、英語力が身につく」という信頼感があるので、挫折しがちな英語学習も続けられるというわけです。
ちなみに、この1冊で到達可能なレベルは以下のとおり(本書より作成。表は横スクロールできます)。
『ALL IN ONE』で到達可能なレベル | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
単語 | 熟語・構文 | 文法・語法 | 英文読解 | 聴き取り | 英訳・英作 | |
TOEIC730点 | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ー |
TOEIC800点 | △ | ○ | ◎ | ○ | △ | ー |
TOEIC900点 | ✕ | △ | ○ | △ | ✕ | ー |
英検2級 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ー |
英検準1級 | △ | ○ | ◎ | ○ | △ | ○ |
英検1級 | ✕ | △ | ○ | △ | ✕ | △ |
センター試験8割 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ー |
GMARCH、関関同立 | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ー | ◎ |
東大、京大、早慶上位学部 | △ | ◎ | ◎ | ○ | (○) | ○ |
- ◎ 十分到達
- ○ 到達
- △ やや不足
- ✕ 不足
- ー 出題なし
『ALL IN ONE』のアプリは神だと思う
そんな『ALL IN ONE』ですが、本で買うとまあまあ大きいです。ページ数は570ページほどなので、けっこう分厚いです。
そのため、本を使って反復学習をするのがけっこうしんどかったりします。
あと、音声CDが付属しているので、それをiPhoneに入れて再生しています。が、これだと本を開いたままiPhoneを操作しなければいけないので面倒です。
というわけで、思い切って『ALL IN ONE』のアプリを導入することにしました。
本を持っているのにアプリを買うのはちょっと抵抗があったのですが、結果的には大正解。
僕が『ALL IN ONE』のアプリで素晴らしいと感じたのは以下のポイントです。
- ・スタンドを使えば、両手が自由になる
- ・アプリに音声が付いている
- ・勉強時間を自動で記録してくれる(Study Plusと連携できる)
- ・本にはない、「並べ替え問題」ができる
- ・本にはない、「単語暗記」ができる
スタンドを使えば、両手が自由になる
僕は『ALL IN ONE』のアプリをiPadで使っています(もちろん、スマホでも使えます)。
ふだんからタブレットが置けるスタンドを使っているので、それに立て掛ければ両手が自由です。
これまで本で勉強していたときは、片手で本をおさえながら、もう片方の手でiPhoneで音声を再生、みたいな使い方をしていました。
これだと勉強にストレスを感じるし、長く続けると疲れてきます。
その点、スタンドを使ってしまえば両手が自由に使えるのでストレスが圧倒的に軽減します。
あと、スタンドのおかげで目線を高い位置にキープできるのでストレートネックになりにくいです。
その結果、肩こりや首の痛みなどが起きにくいので、長時間の学習でも苦になりません。
アプリに音声が付いている
英語学習に音声は欠かせないわけですが、『ALL IN ONE』のアプリには音声も入っています。
再生ボタンを軽くタップするだけで音声が再生されるので、アプリ1つあればすべてが完結します。
以前までは本を開いて、iPhoneアプリで音声を再生していたので、その手間が省けたのはかなり大きいです。
個人的には音声が気軽に再生できるという理由だけで『ALL IN ONE』のアプリを買ってもいいと思っています。
勉強時間を自動で記録してくれる(Study Plusと連携できる)
英語学習のモチベーションを保つには、学習時間の計測が欠かせません。
ただ、学習時間を計測するのってけっこう面倒なんですよね。
自分でタイマーを起動しないといけないし、スタートやストップを忘れてしまうこともある。
なにより、学習時間をアプリに手動で入力するのは面倒すぎます。
この時間計測の課題も、『ALL IN ONE』のアプリが解決してくれます。
『ALL IN ONE』のアプリは、勉強時間を計るアプリ「Studyplus(スタディプラス)」と連携できます。
つまり、『ALL IN ONE』のアプリで勉強をスタートするだけで自動的に時間の計測が始まり、アプリを閉じれば自動的に計測が終了します。
この連携機能のおかげで、「Studyplus」のアプリをわざわざ立ち上げる必要がないので、余計な手間がかかりません。
僕は時間の計測を忘れてしまうことが多かったので、「せっかく勉強したのに時間計り忘れてた…」という罪悪感からも開放されました。
「並べ替え問題」や「単語クイズ」が使える
『ALL IN ONE』のアプリには、文章の並べ替え問題や単語クイズの機能が付いています。これは本にはない、アプリならではの機能です。
文章を音読したり、リスニングを何度繰り返しても、じつは語順や英単語を理解してないことって多々あるんですよね。
「理解したつもり」を防ぐためにも、並べ替え問題や単語クイズは非常に有効です。
この機能があるおかげで、『ALL IN ONE』をゲーム感覚で取り組むことができるので、”勉強感”がかなり薄れます。
アプリの料金は高いが、価値は十分にある
『ALL IN ONE』の本は税別1980円です。
アプリは機能を追加する仕組みになっていて、音声の再生など最低限の機能であれば300円程度で購入できます。
しかし、フルバージョンを買おうとすると、アプリでも2,000円を超えますので決して安くはありません。
ただ、僕は『ALL IN ONE』のアプリに課金する価値は大いにあると思っています。
アプリと本、どちらにすべきか迷っている人は、ぜひアプリ版を使ってみることをおすすめします。