久々に洋書多読をしようと思いたち、Oxford Bookwormsの”Dead Man’s Island”を読みました。
本書のあらすじと、読んだ感想を織り交ぜながらレビューしていきます。
”Dead Man’s Island” のあらすじ
主人公はCarol Sanders という名前の女の子。
Carolは友達も多く、幸せな学校を送っていました。音楽好きで、Rolling StonesやDavid Bowie、そして Jake Rossoの大ファン。
幼い頃から大好きな父親と母親に育てられ、学校生活も順調に進んでいきます。
しかし、そんな彼女に突然の悲劇が襲います。ビジネスでオーストラリアへ出張していた父親が帰りの飛行機で事故に遭ってしまい命を落としてしまうのです。
大好きだった父親が亡くなり、茫然とする毎日…。彼女は学校にも行かなくなり、次第に悪い友達と遊ぶようになっていきます。
友達とはドラッグにハマり、ついに警察騒ぎに。数人の友達が逮捕されるものの、Carol は逮捕されずに済みました。が、結局は退学処分になってしまいます。
そこから彼女は改心し、心配をかけた母親と一緒に心機一転。スコットランドの、とある島に二人で移住するこになりました。
そこで待っていたのは、優しい住民と素晴らしい景色。そして、恵まれた住環境でした。
一見、順風満帆に見える島でも新生活ですが、Carolは少しずつ異変に気づくようになっていきます。
島のオーナーである男とその妻が、どうもあやしい。なにか隠し事をしている気配がプンプンと漂ってくるのです。
その異変とは一体…?そして、それに気づいた Carol の運命やいかに。
というのが、あらすじです。
文法も単語もやさしく、読みやすい
単語数 | レベル目安(英検) | レベル目安(TOEIC) | |
---|---|---|---|
Starter | 250 語 | ー | ー |
Stage 1 | 400 語 | 英検3〜5級 | 250〜380点 |
Stage 2 | 700 語 | 英検準2級 | 310〜400点 |
Stage 3 | 1,000 語 | 英検2級 | 380〜560点 |
Stage 4 | 1,400 語 | 英検準1級 | 420〜700点 |
Stage 5 | 1,800 語 | 英検準1級 | 520〜750点 |
Stage 6 | 2,500 語 | 英検1級 | 800点以上 |
この本はOxford Bookwormsのレベル2ということで、文法も単語も簡単で、非常に読みやすかったです。
専門用語も出てこないですし、人物名もわかりやすいので「これ、誰だっけ?」となる心配もほとんどないと思います。
ストーリーの展開としては、話の前半に至極重要な伏線があります。それはズバリ、Carolが「Jake Rossoの大ファンである」ということ。
読み進めていくうちに、島の異変に気づく Carol に対して「殺されてしまうのではないか?」という感じでハラハラしながら読みすすめることができました。
ストーリーの落ちを知ってもらうことで、”Dead Man’s Island”というタイトルの持つ意味が明かされます。
読後は「特に何も残らない」というのが正直なところ。読み進めている最中は多少のドキドキ感があるものの、オチ自体があまり強くないので「そんな感じで終わるのかー」という感じです。
少し評価は辛めですが、非常に読みやすいので洋書の多読には最適な1冊だと思います。