読書というと、当たり前のように「日本語で書かれた本」を思い浮かべると思います。
でも、AmazonのKindleをはじめとする電子書籍が普及してきたことで、洋書(英語の本)を読むことがとても身近になってきました。
じつは英語の本を読むことで得られる効果というのは非常に多く、メリットは絶大です。
というわけで、僕がこれまで英語の本を50冊以上読んで実際に感じた「効果とメリット」についてご紹介します。
ちなみに、洋書についてはKindle Unlimitedという読み放題サービスを使って読んでいます。かなりおすすめです。
① 英語を読む力がアップする
まず1つめの効果ですが、英語の本を読むことで英文のリーディング力がアップします。
当たり前すぎる話ではありますが、これってじつはすごいと思うんですよ。
なぜなら、英語の”勉強”をしなくても、英語力がアップするから。
みなさんが想像するような「参考書を使った、つまらない英語の勉強」をしなくても、英語の読解力を伸ばすことは可能なんですよね。
英語力を伸ばすためには勉強するのが当たり前と思われがちですが、じつは「英語の本を読む = 娯楽」を楽しむ感覚で英語を読む力は伸ばすことができます。
もちろん、そのためには読む本の選び方がとても重要です。ひとことでいえば、自分の英語レベルに合った本を選ばないと、ほぼ100%挫折します。
しかし、裏を返せば、自分の英語レベルにあった本を選ぶことができれば、読書を楽しみながら知らないうちに英語力は伸ばせるということです。
ハッキリ言えるのは、自分の英語レベルを過信して難解な洋書に手を出すのだけはやめましょう。
自分にとってやさしすぎると感じるくらいの英語の本を読み始めれば、その読書効果はゆっくり着実に現れます。

② 選べる本のタイトルが増える
日本語と英語、世界で使う人の数ではどちらが多いでしょうか?言うまでもなく、英語ですよね。
これはつまり、日本語で書かれた本よりも英語で書かれた本のほうが多いことを意味します。
英語の本を読むことで、選べる作品数の幅が格段に広がるというメリットが得られます。
英語が読めない最初のうちは「作品数の多さ」というのはメリットに感じられないかもしれません。
しかし、英語力が身についていくと「世界はこんなには素晴らしい本で溢れているのか…」と感服する日がやってきます。
あと、英語に限らず洋書というのは全般的に表紙デザインがおしゃれで非常に色彩豊かです。特に本屋で本を選ぶときのワクワク感は、和書では到底味わえない素晴らしさがあります。
英語で本を読むようになると、本選びの幅が広がるという大きな効果があなたを待っているはずです。
ちなみに、AmazonのKindle(Kindleアプリ)を使うと、洋書の選択肢がめちゃくちゃ豊富になるし、わからない単語はすぐに調べられるのでおすすめ。
Kindle Unlimitedというサービスを使えば、洋書や和書、さらにはコミックも読み放題です(無料お試しあり)。

③ 英文記事に対するアレルギーが減った
僕はネットで記事を読むことが多いんですが、時々、ネットの検索結果が英文記事で埋め尽くされることがあります。
英語の本を読むまでは、英語で書かれた記事が表れると、おそらく無意識というか反射的にページを閉じていたんですよね。
みなさんも経験があると思うんですが、英語で書かれたページを見ると、なんだか怖くなりませんか?なんか、やばい世界に足を踏み入れてしまった感じがして…(笑)
そんな経験を何度もしてきましたが、英語の本を読むようになってからは、英文に慣れたおかげで、ネットの英文記事を見ても恐くなくなりました。
むしろ、以前までは味わえなかった「あ、読めてるわ、自分」というちょっとした喜びすら感じられるようになりました。
こうした喜びもさることながら、ネットで英文記事が読めるようになると、得られる情報力は格段にアップします。やはり日本語で書かれた情報よりも、英語で書かれた情報のほうが圧倒的に多いですからね。
また、なにかと新しい技術や話題というのはアメリカを中心とした外国から入ってくることが多いので、そういった新しい情報を早くキャッチできるというのも、英語の本を読む大きな効果です。

④ 英語の勉強が好きになった(特に英単語学習)
僕はもともと和書を読むのが好きで、読書は好きでした。
しかし、英語の勉強はなかなか効果が表れず、わりとダラダラやってきたほうです。
でも、ある日を境にして「読書は英語で書かれた本だけにする」と決めてからは、英語の勉強に意欲的になるようになりました。
特に、英単語学習が好きになりました。なぜなら、わかる英単語が増えれば、おのずと読める洋書も増えるからです。
という具合に、英語の本を読み始めたことで英語の勉強にも良い効果が表れるようになりました。
英語の勉強が続かずに挫折しがち…という人は、いったん英語の参考書のことは忘れて、英語で書かれた本を多読してみるといいかもしれません。

⑤ 英語が読めると自信が持てる
洋書を読むというのは、多くの人が「ハードルが高い」「自分には無理」と思っているはずです。
そのハードルが越えられない最大の理由は「本選びの失敗」にあります。
調子に乗ってむずかしい洋書を選ぶと、開始わずか1〜2ページで挫折することになるでしょう(僕は何度もその経験をしてきました…)。
しかし、自分が楽に読めるレベルの本を手に取ることができれば、意外とあっさり読破できてしまいます。
ハードルが高いと思っていた英語の本を読めたときの達成感たるや、素晴らしいですよ、本当に。
僕は英単語の数が制限されているレベル別の洋書からスタートしたんですが、初めて読了したときの感動はいまでも忘れられません(最初に読んだのは「イソップ物語」でした)。
その本がどれほど難しいか、簡単かは関係ありません。どんな洋書であれ「自分でも読めた」という事実が、自信をもたらしてくれます。
洋書を読んでいるときの優越感や自己陶酔はなかなか良いもんです。
