レアジョブは他のオンライン英会話に比べるとコースが多いので、僕は最初のころ「どれにすればいいのだろうか…」とかなり悩みました。
今回はレアジョブの日常英会話コースとビジネス英会話コースを比較しつつ、どっちがおすすめなのか?について個人的な考えを書きたいと思います。
最初に結論からお伝えすると、日常英会話コースとビジネス英会話コースには以下のような違いがあります。
- 違い① 講師の品質
- ・日常英会話コースは一般講師
- ・ビジネス英語コースは選抜&TESOL認定講師
- 違い② 料金プラン
- ・日常英会話コース 6,380円
- ・ビジネス英会話コース 10,780円
- ※いずれも1日25分プラン
- 違い③ 使える教材
- ・日常英会話コースは通常のノーマル教材
- ・ビジネス英語コースは専用教材が使える
以上を踏まえると、「多少料金が高くてもいいから、教えるのが上手な認定講師にビジネス英会話を習いたい」という人は、レアジョブのビジネス英会話コースがおすすめです。
レアジョブでは無料体験レッスンが受けられるので、まずは試してみて良し悪しを判断してみるのが手っ取り早いと思います。
決定的な違いは「講師」の品質
※表は横スクロールできます
レアジョブ英会話 | |
---|---|
1レッスン | 25分〜 |
月額料金 | 【日常英会話コース】 月8回 4,980円 毎日25分 7,980円 毎日50分 12,980円 毎日100分 21,480円 【ビジネス英会話コース】 毎日25分 12,980円 【中学・高校生コース】※年齢制限なし 毎日25分 12,980円 【あんしんパッケージ】※オプション 月額料金 + 1,078円 ・日本人カウンセラーへの相談 ・レッスンの自動予約が可能 |
教材数 | 29 |
カランメソッド | ー |
英語資格対策 | 英検 (中学・高校生コースのみ) |
講師の国籍 | フィリピン |
日本人講師 | ● |
講師の勤務体制 | 在宅/オフィス |
講師の評価 | ★5段階評価 |
レッスン予約 | ● |
直前予約 | 5分前まで |
レッスン 可能時間 | 6:00~25:00 |
無料体験 | 2回分 |
公式サイト | レアジョブ英会話 |
ほとんどのオンライン英会話では、加入後に自分の好きな教材を選んでレッスンをおこないます。日常英会話向けの教材やビジネス英会話向けの教材が用意されているので、好みに合わせて選べばOKです。
一方のレアジョブでは、最初から日常英会話とビジネス英会話でコースが分かれています。なぜわざわざコースを分けているのかというと、講師の質を差別化するためです。
レアジョブは全部で3つのコースに分かれていますが、【ビジネス英会話コース】と【中学・高校生コース】の2つは、TESOL資格保有講師のみがレッスンを担当します。
TESOLというのは国際的な英語教授の資格で、簡単に言えば英語を教えるプロです。つまり、日常英会話コースよりもビジネス英会話コースの講師のほうが教えるのが上手で、実力も折り紙付きというわけです。
さらに、約6,000名の在籍講師の中から、指導やコミュニケーションスキルが高く、教えるのに熱心な講師を厳選しています。いわば、”レアジョブ講師オールスターズ”がレッスンを担当してくれるのがビジネス英会話コース(+中学・高校生コース)というわけです。
レアジョブの日常英会話コースは、特に制限を設けていないためTESOL資格がない講師がレッスンを担当することもあります。そのため、講師の品質にバラつきが発生することも少なからずあるので、当たり外れがあったりします。
「安い料金でとにかくたくさんレッスンを受けたい」という人もいると思いますが、僕はどちらかというと「高品質な講師のレッスンを1回1回、大事に受けたい」というタイプなので、僕はビジネス英会話コースのほうが好きです。
料金はビジネス英会話コースのほうが高い
講師の差は料金の差にも反映されており、レアジョブではコースによって以下のように料金差があります。
- レアジョブの月額料金(毎日25分)
- 日常英会話コース 6,380円
- ビジネス英会話コース 10,780円
- 中学・高校生コース 10,780円
つまり、講師の質が高い分、料金も高くなるというわけです。
以上を踏まえると、日常英会話を習いたい人で、なおかつ安い料金を優先したい人はレアジョブの日常英会話コースがおすすめです。
一方、ビジネス英会話を習いたい人で、多少料金が高くても問題ない人はビジネス英会話コースがおすすめです。
ちなみに日常英会話コースは毎日25分プラン、毎日50分プラン、毎日100分プラン、月8回プランから選べますが、ビジネス英会話コースは毎日25分プランのみとなります。
ビジネス英会話コースで使える教材
レアジョブの教材一覧 | |
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オンライン英会話準備 | レベル1〜5 |
文法 初級 | レベル1〜3 |
文法 初中級 | レベル4〜5 |
発音 ベーシックサウンド | レベル1〜10 |
実用英会話 | レベル3〜8 |
ビジネス英会話 | レベル3〜10 |
NHK実践ビジネス英語 | レベル7〜10 |
ビジネスディスカッション 初中級 | レベル4〜5 |
ビジネスディスカッション 中級 | レベル6〜7 |
ウィークリーニュースアーティクル | レベル4〜6 |
デイリーニュースアーティクル | レベル7〜10 |
ビジネスシチュエーション クエスチョン 初中級 | レベル4〜5 |
ビジネスシチュエーション クエスチョン 中級 | レベル6〜7 |
カンバセーション クエスチョン 初級 | レベル2〜3 |
カンバセーション クエスチョン 初中級 | レベル4〜5 |
カンバセーション クエスチョン 中級 | レベル6〜7 |
Go for it! | 中学・高校生コースで使用 |
レアジョブの日常英会話コースとビジネス英会話コースでは、使える教材にも差があります。
日常英会話コースでは日常英会話教材を使いますが、ビジネス英会話コース日常英会話教材+ビジネス英会話専用教材を使うことができます。
つまり、ビジネス英会話コースは料金が高い分、幅広い教材を使えるということです。
ビジネス英会話コースだけで使える専用教材には以下のようなものがあります。
レアジョブのビジネス英会話コース専用教材 |
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実践ビジネス レベル3〜10 |
NHK実践ビジネス英語 テキスト・音声 |
NHK実践ビジネス英語 レッスン |
ビジネスディスカッション |
ビジネスシチュエーション クエスチョン |
この専用教材をどう見るか?についてですが、個人的に使った感想を言わせてもらうと、大いに価値はあると思います。
たとえば、ビジネス英会話コースの専用教材として「ビジネスディスカッション」というものがあります。これは職場でよく話題になる話題について自分の意見を述べるための教材です。
たとえば【Job Hoppingジョブホッピング(技能や賃金の向上を求めて転職を繰り返すこと)】、【Flextimeフレックスタイム(自由勤務時間制)】、【Multitaskingマルチタスク(複数の仕事を同時に実行する)】などがあり、非常に興味深いものばかりです。
ビジネスディスカッションの教材は、他のロールプレイング教材とはちがって自分の意見を比較的長く話すことが要求されます。そういった意味でも、通常の教材では得られない英語力を手にすることができるわけです。
最初に説明したとおり、ビジネス英会話コースの最大のメリットは「講師の品質が高いこと」にあるのは間違いありません。しかし、それと同等といえるくらい、ビジネス英会話コースの専用教材も優れています。
以上を踏まえると、「日常英会話も習いたいけど、ビジネス英語もやっておきたい」という人はいろいろな教材を使って学べる(教材の選択肢が多い)ビジネス英会話コースがおすすめです。
徹底して厳選されたビジネス英会話教材
レアジョブのビジネス英会話の教材は、PCPPモデルに沿ってレッスンを進めていきます。
PCPPとは、第二言語習得理論研究において提唱されている学習モデル。
①Presentation(提示) ②Comprehension(理解) ③Practice(練習) ④Production(産出)
以上の4つの流れに沿ってレッスンを行うことで、言語習得に必要な“認知プロセス”を効果的に促進します。
ちょっと難しく感じるかもしれませんが、わかりやすくいえば「今日のレッスンの内容と目標が提示され、それを1つずつ確認しながらレッスンをおこなっていくのがPCPP」という感じです。
一般的な英会話レッスンというのは、【軽い挨拶→英単語確認→ロールプレイング→穴埋めクエスチョン→軽い雑談】という感じで終わっていきます。自分で意識を強く保たないと「今日は何を学ぶか?」というのが疎かになりがちです。
しかし、レアジョブのPCPPモデルなら「今日の目標はコレ。それを実現するためにコレをやります」というのが講師から明確に示されるので、自分は何を意識してレッスンに参加すればいいか?というのがわかりやすいんですね。
個人的に、特に効果が高いと感じるのは【Practice(練習)】と【Production(産出)】のフェーズです。ひとことでいえば、この2つの段階では「自分で英語を組み立てる(作る)力が養われます」。
ロールプレイングだけだと台詞を読んでわかった気になってしまいがちですが、レッスン中に口頭英作文をすることが求められるので、もろに実践的な英会話を学ぶことができます。
「最短距離でビジネス英会話を身につけたい」という人にとって、レアジョブのビジネス英会話コースはこのうえない選択肢になると思います。