オンライン英会話は使い方次第で得られる効果が大きく変わってきます。
中上級者になってきたら、使い方を工夫してより高い効果を得たいところ。
実際、僕も英会話スキルが上がるにつれて使い方を少しずつ変えてきました。
というわけで、中級者〜上級者におすすめのオンライン英会話活用方法を紹介していきます。
一歩踏み込んだやりとりができるようになる
英会話の初級者と中上級者のちがいは、英語でどれくらい深い話ができるか?にあると思っています。
初級レベルのころは簡単な挨拶や自己紹介で済みますが、そこから先に進んでレベルアップしていくには「いかに自分の話を相手に伝えるか?」という能力が求められます。
これはビジネスでもプライベートでも言えること。相手と信頼関係を結ぶには、自分のことを正確に伝える必要があります。
今回紹介するオンライン英会話の使い方を実践してもらえば、まさしく「一歩踏み込んだ深い話」ができるようになります。たとえばディスカッションや仕事での会議などが好例です。
もちろん、会話というのは双方のコミュニケーションで成立するものなので、自分だけでなく相手の言っていることも理解する必要があるわけですが、もちろんそういった「聞くスキル」も身につきます。
① 中上級者はニュース記事を活用すべし
中上級者におすすめの教材1つ目は、ニュース記事の活用です。
QQ EnglishやDMM英会話には、ニュース記事を使ってレッスンをおこなうものがあります。ここでいうニュース記事というのは、まさしくリアルに発信されている政治経済や国際問題などの話題です。
オンライン英会話の教材といえば「作り話」「架空の話」で構成されていて、それをロールプレイングしながら発話するのが一般的ですが、正直あまり楽しいレッスンではないですよね…。
しかし、ニュース記事を使ったオンライン英会話はまさに実世界で話題になっていることを題材にするので、教養も身につくし、知識レベルも底上げされます。
なにより、仕事やプライベートでのスモールトーク(世間話)ができるネタが増えるので、生活が豊かになります。雑談が上手な人って、細かいネタをちゃんと知ってるんですよね。
ちなみに、QQ Englishは講師がニュースサイトの記事ネタを複数ピックアップして用意してくれています。その中からレッスン開始時に生徒が選ぶシステムです。予習はできないので、即興で対応する力が身につきます。
一方、DMM英会話は専用サイトに載っているニュース記事をレッスン前に自由に閲覧し、それをレッスン開始時に指定することができます。予習は可能です。
個人的には中上級者のレベルで英語を磨くのであれば、予習なしの即興で対応できる力を鍛えるほうが効果的だと思います。よって、QQ Englishがおすすめです。
② 1つのテーマでディスカッションをおこなう
ニュース記事を使ったレッスンと似ていますが、1つのテーマを決めて、それについてディスカッションするレッスンも中上級者にはおすすめです。
ディスカッションって、発信と受信(話す・聞く)の両方が求められるんですよね。自分の意見を言うのはもちろんだけど、相手が言っていることを聞き取ってそれに対してまた返答する能力が必須なわけです。
つまり、ディスカッションができればほぼ全方位的な英会話ができる状態になります。たとえば海外旅行の英会話はもちろん問題ないし、ちょっとした世間話もできるようになるし、ビジネスでの商談や会議もばっちりこなせます。
どんな教材でオンライン英会話を活用すればいいのか?幸いなことに、ほとんどのオンライン英会話がディスカッション用の教材を用意しています。
僕が気に入って使っているQQ Englishでは【トピックカンバセーション】というカリキュラムがあって、1つのトピックについて講師とアレコレ意見を交わします。
たとえば、「喫煙やタバコ」「ダイエット」という身近な話題もあれば、「代替医療(Alternative Medicine)」「異文化間結婚(Multicultural Marriage)」なんていう少し高度がトピックも用意されています。
英語中上級者とはいっても、一般知識のレベルは千差万別だと思います。いろんな話題が用意されているので、知識の多寡は気にしなくて大丈夫です。
まずは自分が興味のあるトピックから始めて、慣れてきたら新しい(未知の)トピックに挑戦するのが良いと思います。
③ 仕事の資料や趣味の話題を持ち込む
ビジネスであれ趣味であれ、それぞれ「自分固有の英語の話題」というのがあると思います。
仕事であればプレゼン資料や企画書がそうですし、趣味であれば映画や読書やスポーツやアニメなどの話題がそれです。
こうした仕事や趣味の話題はオンライン英会話が用意している教材では対応できないので、自分でレッスンに教材を持ち込むことが得策です。
用意された教材だとどうしても”やらされてる感”が出てしまいますが、資料や企画書を使ってレッスンをすればそれがそのまま仕事に活きてきますし、自分の趣味の素材を持ち込めば本当に好きなことで英会話ができるのでめちゃくちゃ楽しいです。
ちなみに、僕は総合格闘技が好きなので、好きな選手の紹介文を自分で作ってみてレッスン中に発表したり、試合の感想を話したりすることがあります(話の合う講師を見つけるのはちょっと大変ですが)。
いつもの教材に飽きてしまった人や、もっと「役に立つ、活きた英語を学びたい」という人は仕事や趣味をそのまま英会話レッスンに持ち込むのがおすすめです。
④ ぶっつけ本番でフリートークに挑む
初級者の人は教材を予習しておいたり、英作文をしておくという準備が不可欠です。知識英語→感覚英語を身につけるためには、予習が絶対に欠かせません。
一方で、中級〜上級者であれば「あえて予習をせずに、ぶっつけ本番でフリートークしてみる」というのもアリです。
仕事やプライベートで英語を話すときのことを考えてもらうとわかりますが、当然台本なんてないですよね。すべてその場で生まれた話題や要件に応じて、即興で英語を話す必要があります。
つまり、オンライン英会話で準備なし(教材なし)のフリートークを繰り返すのが最もリアルな英会話に近いというわけです。
ここでいうフリートークというのは、本当に何も用意せずに臨むことを指します。レッスンの最初にフリートークがしたいという旨だけを講師に伝えて、あとは流れに任せるだけ。
正直、フリートークは講師との相性によってレッスンの良し悪しが大きく変わるのですが、「あまり相性が合わない講師」とのレッスンをあえて取るのも中上級者にはおすすめです。
というのも、仕事やプライベートなどリアルな生活では、自分と波長の合わない人とも会話をする場面があるからです。そういった人との会話に慣れておくという意味でも、オンライン英会話で練習しておくのが効果的。
中上級者はネイティブ講師を選ぶべきか?
中上級者になってくると、さらに上のレベルを目指したくなると思います。そのときに出てくるのが「ネイティブのレッスンを受けるべきか?」ということです。
結論からいうと、人によります。どういうことかというと、アメリカやイギリスなどの英語圏の人と英語でやり取りする機会がほとんどという人は、ネイティブの発音や言い回しに慣れたほうがいいので、ネイティブ講師のオンライン英会話を選ぶべきでしょう。
一方、英語を話す機会はあるけど、非ネイティブの人とやりとりすることが多い(あるいはネイティブと非ネイティブが半々くらい)ということであれば、ネイティブ講師にこだわる必要はないのかなと思います。
そもそも、全世界の英語話者の約80%は非ネイティブと言われています。つまり、英語を第二外国語として話している人のほうが圧倒的に多いわけです。ですから、逆に言えば非ネイティブとの英会話に慣れておいたほうが良いとも言えるかもしれません。
ネイティブ講師のレッスンが受けられるオンライン英会話として有名なのは、Cambly や DMM英会話(プラスネイティブプラン)で、料金はやや高め。
一方、僕が気に入っているQQ Englishやレアジョブ英会話 などはフィリピン人講師が中心の非ネイティブで料金は安めです。
※表は横スクロールできます
1レッスン | 25分 (教材によっては50分) | 5分/10分/15分/20分/25分 ※今すぐレッスンの場合 | 25分〜 | 25分 | 25分 | 15分 / 30分 / 60分 | 25分 ※幼児プランは15分 | 10分 or 25分 |
無料体験 | 2回分 | 7日間 | 2回分 | 2回分 | 1回分 | 1回分 | 10日間 ※幼児プランは2レッスン無料 ※回数プランは1レッスン無料 | 8日間 |
月額料金 | 【月4回プラン】 2,980円 【月8回プラン】 4,980円 【月16回プラン】 7,980円 【月30回プラン】 11,980円 | 【ライトプラン】 5,450円 【プレミアムプラン】 7,480円 ※1年間継続で毎月1,000円OFF 【ファミリープラン】 家族1人につき 1,980円 【ネイティブ受け放題オプション】 9,800円 | 【日常英会話コース】 月8回 4,980円 毎日25分 7,980円 毎日50分 12,980円 毎日100分 21,480円 【ビジネス英会話コース】 毎日25分 12,980円 【中学・高校生コース】※年齢制限なし 毎日25分 12,980円 | 【スタンダードプラン】 毎月8レッスン 4,880円 毎日1レッスン 6,980円 毎日2レッスン 11,980円 毎日4レッスン 19,980円 【ネイティブプラン】 毎月8レッスン 12,980円 毎日1レッスン 19,880円 毎日2レッスン 38,980円 毎日4レッスン 72,980円 | 初月50%OFF※ 【毎日25分プラン】 13,200円 → 6,600円 【毎日50分プラン】 19,800円 → 9,900円 【毎日75分プラン】 29,700円 → 14,850 円 【毎日100分プラン】 39,600円 → 19,800円 ※無料会員登録後3日以内に 有料プランに加入した人が対象 | 【30分 / 週】 7,190円 【1時間 / 週】 12,790円 【1.5時間 / 週】 19,190円 【2.5時間 / 週】 27,790円 【5時間 / 週】 53,490円 | 【スタンダードプラン】 毎日1レッスン 6,380円 【ウィークデイプラン】 平日9時-16時1レッスン 4,840円 【幼児プラン】 月8レッスン 7,260円 【回数プラン】 月2回 1,210円 月4回 2,420円 月8回 4,840円 | 【スタンダード】 7,150円 【スタンダードDAYS】 4,950円 【プレミアム】 10,780円 【プレミアムDAYS】 8,800円 ※DAYSは全日16:00までの限定プラン |
支払い方法 | ・クレジットカード ・PayPal | ・クレジットカード ・PayPal | ・クレジットカード | ・クレジットカード ・DMMポイント (銀行振込、コンビニ払い、電子マネー等) | ・クレジットカード ・PayPal | ・クレジットカード | ・クレジットカード | ・クレジットカード ・店頭決済(現金) |
教材数 | 非公表 | 18,000以上 | 5,000以上 | 13,000以上 | 1,200以上 | 400以上 | ー | ー |
カランメソッド | ● | ● | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
英語資格対策 | TOEIC 英検 IELTS | TOEIC 英検 | 英検 (中学・高校生コースのみ) | TOEIC 英検 TOEFL IELTS | ー | TOEFL IELTS | 英検 GTEC | 英検 TOEIC |
講師の国籍 | フィリピン ※全員がTESOL資格保有 | 120カ国以上 | フィリピン アメリカ、イギリスなど | 134カ国以上 | フィリピン ※講師全員がビジネス経験者 | アメリカ カナダ イギリス オーストラリア等 | フィリピン | フィリピン |
日本人講師 | カウンセリングのみ | ● | ● | ● | ー | ー | ー | ー |
講師の勤務体制 | オフィス | 在宅 / オフィス | 在宅 / オフィス | 在宅 | 在宅 / オフィス | 在宅 / オフィス | 在宅 / オフィス | 在宅 / オフィス |
講師の評価 | ★5段階評価 | ★5段階評価 | ★5段階評価 | ★5段階評価 | ー | ★5段階評価 | ★5段階評価 | ー |
レッスン録画機能 | ● | 録音のみ | 録音のみ | 録音のみ | ● | ● | ー | ー |
レッスン予約 | ● | ● 要追加料金 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
直前予約 | 15分前まで | 即レッスンも可 | 5分前まで | 15分前まで | 5分前まで | 即レッスンも可 | 15分前まで | 30分前まで |
レッスン 可能時間 | 24時間 | 24時間 | 6:00~25:00 | 24時間 | 5:00~25:00 | 24時間 | 6:00~24:00 | 全時間帯プランは9:00〜24:00 DAYSプランは9:00〜16:00 |
公式サイト | QQ English | ネイティブキャンプ | レアジョブ英会話 | DMM英会話 | ビズメイツ | Cambly | Kimini英会話 | クラウティ |
QQ Englishの場合、講師全員がTESOLという資格を保有しているので、レッスンの質は非常に高いです。あと、非ネイティブではありますが、フィリピンは英語とフィリピン語が公用語なので、英語の発音も十分キレイです。
というわけで、中上級者だからといってネイティブ講師にこだわる必要はそこまでないかなと思います。実際、僕もほぼ非ネイティブ講師のレッスンしか受講してませんが、不自由を感じたことはありません。