英会話の勉強をしていると「最近、あんまり上達が感じられない…」と伸び悩むことがあります。
僕も例外なく伸び悩みを経験していて、挫折しかけたことも数知れず。
どうすれば英会話の伸び悩みを解消できるのか?実際に僕が試してきて効果を実感した5つの方法について解説していきます。
他のオンライン英会話に乗り換える
僕は現在、QQ Englishをメインに英会話レッスンをおこなっています。が、そこに至るまでにはいろんなオンライン英会話に乗り換えてきました。
初めて英会話レッスンを受けたのはDMM英会話でした。教材の種類も豊富で、サイトも使いやすかったのですが、講師の当たり外れがあり、評価が高いのにイマイチ…ということが多々あったんですね(これは相性の問題だと思いますが)。
ちょうど英会話で伸び悩みを感じていたころだったので、思い切って他のオンライン英会話に乗り換えました。次に試したのがネイティブキャンプです。
ネイティブキャンプは他のオンライン英会話と違って、レッスンが受け放題です。また、講師の質も高いと口コミを見たので使ってみました。
レッスン受け放題だし、講師の質も良かったのですが、1日1レッスンしか受けられない自分にとっては割高だったのであまり長くは続けませんでした。
そこからレアジョブやビズメイツなどを経て、最終的にはQQ Englishに落ち着いています。
英会話の伸び悩みを解消してくれたのは、やっぱり講師でした。オンライン英会話というのは、同じように見えて講師の質がけっこう違います。
QQ Englishは講師全員がTESOLという英語教授の資格を保有しており、レッスンの質が高く、教え方も上手です。
僕は英語の聞き取りにおいて伸び悩みを感じていたのですが、教材をやりつつ、講師にリスニングのコツを教わりながらレッスンを継続。その結果、前よりも聞き取りが明らかにラクになりました。
オンライン英会話に限らず、英会話スクールに通っている人にも同じことが言えるのですが「他の英会話に乗り換えると、伸び悩みが解消できる場合がある」ということは知っておいて損はないと思います。
それは教材の変化もそうですし、講師の質が変わることも影響しています。
オンライン英会話の場合、レッスンの無料体験があるので、まずは試してみて自分に合うかどうかを判断できるのも嬉しいポイントです。

使っている教材を変えてみる
英会話の勉強で使う教材には「ふだんの勉強用」と「英会話レッスン用」の2つがあります。
伸び悩みを感じているなら、その2つ(あるいは1つ)を変えてみるのがおすすめです。
教材が原因で伸び悩みが発生している場合、考えられる要因は以下のどちらかになります。
- ・自分の英語レベルと教材が合ってない
- ・自分の目的や興味と教材が合ってない
自分の英語レベルと教材が合ってない
伸び悩みで一番考えられるのは「教材が難しすぎる or かんたんすぎる」のどちらかです。たいていは難しすぎる教材が原因だと思います。
というのも、人は「難しい教材で勉強したほうが成長する」と勘違いしやすいから。もちろん、自分の英語レベルよりもほんの少し難しいくらいであれば適切ですが、明らかに知らない文法&単語ばかりの教材では非効率で、伸び悩んで当然です。
あらためて、いま使っている教材を振り返って自分の英語レベルに合っているか確認してみましょう。
ちなみに、オンライン英会話のレッスン教材は基本的にすべて無料なので、いろんな教材を片っ端から見てみて、実際のレッスンで試してみるのが手っ取り早いと思います。

自分の目的や興味と教材が合ってない
英会話に伸び悩んでいる人に多いのが「よく考えずに教材を決めてしまう」というケースです。
「売れてる本だから」「なんとなく、表紙がかわいいから」という理由で教材を選んでしまうと失敗する可能性が高いです。
なぜなら、他の人に合う教材が自分に合うとは限らないから。それは難易度もそうですが、内容もそうです。自分が英語を学ぶ目的や、自分の嗜好に合ってない本だと伸び悩みを感じやすくなります。
それもそのはずで、使わないであろう英会話フレーズを学んでも身にならないし、モチベーションも上がらないからです。
いま使っている教材で伸び悩んでいるなら、もう一度教材を見直してみることをおすすめします。

勉強スケジュールを変えてみる
英会話の上達には継続的な勉強&レッスンが不可欠です。そして、継続するためには勉強のスケジュールを上手に決める必要があります。
たとえば、毎朝英会話レッスンを受けていて伸び悩みを感じているなら、それを夜のレッスンに変えてみるだけでも効果が出る場合があります。
僕は長年、朝の英会話レッスンを受けてきました。当初はそれでしっくり来てたのですが、次第に伸び悩むように。原因を考えてみたのですが、年齢を重ねるごとに体調も変化していき、朝に対する順応性が下がってきたと思われます。
そこでレッスン時間を朝から夜に変えたところ、集中力がUP。結果的に、レッスンの効果も高まったように感じました。
これはレッスンに限った話ではなく、ふだんの勉強も同じです。人には朝型、夜型があって、それは年齢や環境によって変化します。
以前までは夜型だった人も、仕事や年齢の変化で朝型に変わることがあるわけです。
まわりの環境の変化に合わせて勉強スケジュールも変えていくことで、伸び悩みを解消できる場合があります。

息抜きで観る動画&ドラマのジャンルを変える
市販の教材で英会話の勉強する。これには重大な欠点が存在します。それは、生の英語に触れられないということです。
市販教材の英語音声は、どれも発音のきれいなナレーターばかりですよね。もちろん、それにも意義はありますが、ネイティブの英語はもっと聞き取りにくいものです。
一定期間、市販の教材で勉強をして満足感を得ても、いざネイティブの英語を目の当たりにすると「全然英語力伸びてないじゃん…!」と自分に失望することがあります。
実際、僕もそうですが「ネイティブのリアルな英語になると途端に聞き取れなくなる…」という人は多いと思います。
そういった人におすすめなのが、息抜きで観る動画やドラマを変えるというものです。要するに、英語ネイティブの動画などを観ましょうということ。
市販教材での勉強は継続しつつ、少しずつネイティブが話す英語に触れていくようにするのです。それも「息抜き」のときだけでOK。
あくまでも息抜きなので、勉強しようと意識は持たないで大丈夫です。自分が興味のある動画やドラマを、娯楽目的で観ましょう。
興味がある内容だと、英語がちゃんと聞き取れなくても、その状況から推測することができます。また、聞き取れない英語があったときに「これなんていっているのか知りたい!」と自然と前向きになれます。
僕の場合、総合格闘技(UFC)やサッカーが好きなので海外の実況で動画を観ることがあります。あくまでも息抜きで観るだけなのですが、聞き取れない英語が出てきても「だいたいこういうこと言ってるんだろうな」と自然と推測するトレーニングになっています。
また、 YoutubeやNetflixには字幕機能が付いているので、それらを活用すれば本格的な英語教材として使うことも可能です。

もう一度、目標設定を見直す
英会話の伸び悩みを感じるのは、たいてい真面目な人なんだと思います。
これはもちろん良い意味ですが、考えようによっては損です。
どういうことかというと、実際には英語力は伸びているのに、目標設定が高すぎるせいで「まだまだ足りない。もっと伸ばさなきゃ」と自己肯定ができない状態になっているということ。
TOEICスコアで例えると、400点台だった人が600点台までスコアを伸ばせたら、英語力は立派に伸びているわけです。しかし、目標が900点台だと、自分を思うように褒めてあげることができません。
英会話で例えると、英語がまったく話せなかった人が、日常会話で簡単なコミュニケーションを取れるだけでも立派な成長です。しかし、目標が英語ニュースでディベートすることだと、自分的にはまだまだと感じるでしょう。
英会話で伸び悩んでいるのは、じつは思い違いかもしれません。しっかり力は伸びているのに、それを素直に受け止められてないだけという可能性もあります。
「伸び悩み」と決めつける前に、「以前と比べてどうかな?」と冷静に振り返ってみるのが良いと思います。少しでも伸びているなら、しっかり自分を褒めてあげましょう。成長を実感することは、英語学習の継続において不可欠なモチベーションにつながります。

伸び悩みは、英語力が成熟してきた証かも
もう一つ重要な事実がありまして、英語力が高まれば高まるほど、レベルが上がりにくくなるということです。
つまり、英会話で伸び悩みを感じている人は、すでに一定以上のレベルに達しており「上級者に差し掛かっているから伸び悩みを感じている」という可能性があります。
スポーツもそうですが、最初のうちは覚えることや身につけることがたくさんあって、練習すれば比較的かんたんに習得できます。ゲームなんてまさにそれで、ドラクエは初期のころはレベル上げが簡単ですが、レベル50を超えてくると大量の経験値を積まないとレベルアップしなくなります。
これまたTOEICのたとえで恐縮ですが、400点→500点まで上げるのは比較的かんたんですが、800点→900点まで持っていくためには相当な勉強量が必要です。
つまり、上級者が伸び悩みを感じるのは当然であり、誰もが通る道でもあります。その場合、この記事で紹介したように教材を変えてみるというのが効果的だと思います。
また「知識は身についているけど、実践が足りてない」というパターンも多いので、そういった人はオンライン英会話を活用してどんどんいろんな人と英会話の経験を積んで、場数を踏むことを意識するのがいいでしょう。
さきほども紹介しましたが、僕はQQ Englishを使っています。おすすめです。
