今日もOxford Bookwormsを使った洋書の多読にコツコツ取り組みました。
僕は以前、本家版の”The Wizard of Oz”を本屋で立ち読みしたことがあったんですが、分厚い洋書にあえなく挫折。
こうやって薄い本で再編集してくれると、洋書学習者にとってはありがたいかぎりです。
さて、それでは”The Wizard of Oz”のあらすじと、実際に読んだ感想をご紹介します。
“The Wizard of Oz”のあらすじ
主人公であるDorothyという女の子が、ある日やってきた竜巻に巻き込まれてしまいます。
一緒に住む叔父と叔母は地下室に逃げ込んで助かったのですが、Dorothyと愛犬のTotoは竜巻で家ごと吹き飛ばされてしまいました。
Dorothyが目を覚ましたのはOzという世界。そこで、Dorothyは「家に帰りたかったら、エメラルドシティに住むオズという魔法使いのところに行きなさい」とアドバイスをもらいます。
Go and see the Wizard of Oz. He’s a good wizard, and perhaps he can help you.
道の途中で出会う仲間たちと、オズのもとへ向かうDorothy。果たして彼女は家に無事、帰ることができるのでしょうか?
内容は完全に子ども向けだが、大人でもハッとさせられる描写
こんな感じで、”The Wizard of Oz”は完全に子ども向けのファンタジーです。
ですから、「こんな創作なんて読んでられないよ」という大人もいることでしょう(実際、僕も最初はそんなテンションでした…)。
でも、実際に読みすすめてみると、大人でも考えさせられる描写が多い作品です。
あと、あらすじだけを見ると「はいはい、どうせ最後は無事に家まで帰れるんでしょ?」と思いますよね?
僕も最初はそう思ってちょっとなめてたんですが、オズに会ってすぐに家に帰れて一件落着…かというとそんなこともないんです。
僕はてっきり、オズが完全無欠の魔法使いだと思っていたんですが、まったくそんなことはなかったのです…(最終的には良いやつだけど)。
Oxford Bookwormsのステージ1にふさわしい題材と読みやすさ
Oxford Bookwormsですから、語彙数が制限されています。この作品は下から2番目に分類されるステージ1なので、非常に読みやすいです。
たとえば、最初の書き出しはこんな感じで始まります。
Dorothy lived in a small house in Kansas, with Uncle Henry, Aunt Em, and a little black dog called Toto.
文法的には特にむずかしくはないと思います。
ただ、ひとつわかりにくいところを挙げるとすれば、登場人物ですかね。
ここでは1つの文に Dorothy, Henry, Em, Totoという4名の人物がまとめて登場します。
洋書でありがちなのが「登場人物が多すぎてわからなくなる」だと思いますが、その懸念は拭いきれませんね。
とはいえ、この作品では主人公のDorothyと愛犬のTotoがメインなので、叔父と叔母はすぐに忘れてもOKです(笑)
このあたりの登場人物を整理して読み進めるのも、洋書で小説を読むために必要な力と言えるかもしれません。
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