【どう読めばいい?】カンマなしの「英語の挿入句」の使い方を例文で解説

英語

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英語には挿入句というものがありますが、僕たちが慣れ親しんだ英文法とは形が異なるため、パッと読んだだけでは意味が取れないことがあります。

まず大前提として、挿入句はカンマ(,)で挟むのが基本です。

しかし、カンマなしでも挿入句が成立することもあるので、正直なところ理解するのはなかなか難しいところ。

例文を交えながら、使い方を解説していきます。

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このブログを書いている人
あゆむ

英語学習者、書評家、文具好き。書店員→出版社→フリーランス10年目。TOEIC450→830。英検1級の勉強中。

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挿入句の基本はカンマで挟む

そもそも挿入句ってなに?という人もいると思うので、まずは基本的な形として「カンマで挟む挿入句」を見ていきましょう。

  • Bill Gates is ,as you know, one of the most famous business magnate.
  • ビル・ゲイツは、ご存知の通り、ビジネス界で最も有名な有力者の1人です。
  • ※magnate = 大物、有力者

ここでは as you know (ご存知のとおり)という慣用表現が挿入句として使われています。

カンマで囲まれているので、ひと目見たときに「挿入句だ」というのがわかりやすいと思います。

上記のような挿入句の文を見て「訳すのがむずかしい…」と感じた場合は、カンマで囲まれた挿入句だけ除外して文を訳してみるとわかりやすいです。

  • Bill Gates is(, as you know, )one of the most famous business magnate.
  • Bill Gates is one of the most famous business magnate.

例文を見てもらうとわかるとおり、挿入句がなくても文の意味は通じます。あくまでも、文に意味を付け足したいときに入れるだけです。

そのため、もし挿入句の部分がうまく訳せない場合、そこを無視しても(極論ですが)大丈夫です。

ここでは挿入句の例として as you know を取り上げました。これ以外にも挿入句としてよく使われる表現はたくさんあります。

  • for example たとえば
  • if possible もし可能であれば
  • as far as I know 私が知る限りでは
  • however しかしながら
  • after all 結局
  • indeed 本当に

カンマなしの挿入句はむずかしい

「挿入句はカンマで囲まれている」というお話をしました。

すべての文がこのルールで書かれていればいいのですが、「カンマなしの挿入句」という例外もあります。正直、この例外を知らないと文を見たときにまず訳せません。

さらにいうと「カンマなしの挿入句がある」と知っていたとしても、すぐに訳せない場合があります。それくらい、カンマなしの挿入句は厄介です。

前置きはこのくらいにして、例文を見ていきましょう。

英語学習雑誌「CNN English Express 2021年5月号」に掲載されていた例文を紹介します。

【オーストラリア政府がSNS企業に対して、SNS内で表示するニュースコンテンツに対価の支払いを求める】という報道のなかでの1文です。

The Australian government is pushing through laws that it says will help news organizations recoup some of the money that they believe is owed to them from news content going on Facebook.

オーストラリア政府は法案を急いで通過させようとしていますが、政府によれば、その法律は、フェイスブックに投稿されるニュースコンテンツの対価として支払われるべきであると報道機関が考えている使用料の一部を彼らが取り戻す手助けとなるだろうとのことです。

  • push through 〜を押し通す、推し進める
  • recoup (損失などを)取り戻す、回収する
  • owe money to 〜に対して金を支払う義務がある
  • go on 〜に投稿される、掲載される

1文が長く、慣れない英単語や熟語が使われています。さらに、日本語訳を読んでも意味が取りづらい例文ですね。

さて、この例文を読んで、挿入句をすぐに見つけ出すことができるでしょうか。

結論からお伝えすると、挿入句は以下の2つです。

The Australian government is pushing through laws that it says will help news organizations recoup some of the money that they believe is owed to them from news content going on Facebook.

まず it says の it は The Australian government を指しています。

2つ目の they believe の they は news organizations を指しています。

最初にお伝えしたとおり、この2つの挿入句を「これは挿入句だ!」とスグに気づくのはかなり難しいです。

身も蓋もない話ですが、英文を読むことに慣れていくうちに「これは、慣用句だ」と感覚でわかるようになる代物だと思います。

とはいえ、it says と they believe が挿入句だとわかれば、訳すのは意外と簡単です。

さきほど説明したとおり、挿入句は取り除いても意味が通じますから、この例文でも同じように挿入句を除いて読んでみればOKです。

The Australian government is pushing through laws that (it says) will help news organizations recoup some of the money that (they believe) is owed to them from news content going on Facebook.

もう少し読みやすいように挿入句を取り除き、スラッシュを入れて書き直すと以下のようになります。

The Australian government is pushing through laws / that will help news organizations recoup some of the money / that is owed to them from news content going on Facebook.

この文は関係詞 that が2つ使われているのですが、先行詞である laws と money を意識して読むようにすれば(時間はかかるにせよ)意味を理解することはできます。

こんな感じで、ある程度の時間はかかりますが、一つ一つ分解しながら読めばカンマなしの挿入句でも意味を読み取ることは可能です。

カンマなしの挿入句を見抜く方法

カンマなしの挿入句の読解は「文に違和感を覚えられるかどうか」にかかっています。

どういうことかというと、カンマなしの挿入句が登場すると文法的におかしい点が出てくるからです。

The Australian government is pushing through laws that it says will help news organizations…

この文ですが、says という動詞のすぐあとに、will help が来ています。動詞のあとに動詞(厳密には助動詞+動詞)が来ているので、文法的におかしいですね。

これを見た瞬間に違和感を感じて「これは挿入句だ」を見抜くことができるというわけです。

2つ目の挿入句も同じです。

…news organizations recoup some of the money that they believe is owed to them…

believe という動詞の直後に is というbe動詞が来ているのは、文法的におかしいですよね。

この違和感によって「they believe は挿入句だ」と見抜くことができるわけです。

つまり、カンマなしの挿入句を見抜くためには文法的な知識が必要であり、それを瞬時に見抜くには英文をたくさん読む経験(慣れ)が必要というわけです。

「カンマなしの挿入句はこう見抜く!」とズバリお伝えできなくて申し訳ないのですが、その存在を知っておくだけでも少しは英文読解の役には立つと思います。

挿入句を読み取る方法【まとめ】

  • ・挿入句はカンマ(,)に囲まれているのが基本
  • ・挿入句を除いても文の意味は通じる
  • ・カンマなしの挿入句も存在する
  • ・カンマなしの挿入句があると「文法的な違和感」が生じる
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