英語学習はすぐに成果が出ません。成果が出ないと頑張る理由がわからなくなるので、挫折しやすくなります。
かくいう僕も、過去に英語学習がツラくて挫折しかけたことがあります。
しかし、その苦痛を乗り越えて今では毎日英語の勉強を楽しんでいます。
英語学習がツラい時期はどうすれば乗り越えられるのか?実体験をもとに解説していきます。
なぜ英語学習はツラいのか?
「英語学習が楽しすぎる!」という人も少なからずいると思いますが、大半の人にとってはツラく苦痛なものだと思います。
とはいえ、英語学習が苦痛に感じる理由はちゃんとあります。見方を変えれば、その苦痛に対してしっかり対策を取れば、ツラさは軽減できるということです。
- 英語学習がツラく感じる理由
- ・英語はすぐに上達しないから
- ・英語学習をやる目的、目標があいまいだから
- ・勉強法が良くないから
- ・使ってる参考書、問題集が合ってない
英語はすぐに上達しない
英語学習がツラくて挫折してしまう理由として最も多いのが「上達を実感できないから」です。
そもそも英語というのは上達するまでに時間がかかります。
英語という科目は暗記だけで済むものではありません。もちろん英単語は暗記が重要ですが、リスニングやリーディングといったスキルは「体で覚えるもの」です。スポーツに近いと理解したほうがいいでしょう。
サッカーを1日やっただけで上手なフリーキックが蹴れるようにはなりません。それと同じで、1日英語を学んだだけで英会話でペラペラ喋れるようにはなりません。
上達をすぐに実感できないからツラく感じるのです。せっかくがんばったのに上達してる実感がないと誰でもイヤになりますよね。
つまり、見方を変えれば「上達を実感しやすくなる工夫をすればいい」ということです。
- 英語の上達を実感する方法
- ・TOEIC、英検などの資格試験を定期的に受ける
- ・同じ問題集を繰り返し解いて、正答率を上げる
- ・映画、洋書、洋楽で「理解できた」という実感を得る
英語の上達を実感できれば、英語を勉強する意欲が湧いてきます。
一番わかりやすい上達実感方法は、TOEICや英検を受けることです。特にTOEICはほぼ毎月受験できるので、自分のスキル度合いを図るのにおすすめ。
もっと気軽で身近な方法は「同じ問題集を解いて、前回よりも解けたことを味わう」、「映画、洋書、洋楽を理解できるようになる」などです。
つまり「以前までは英語で理解できなかったものが、理解できるようになった!」という体験があると、英語学習がツラいものではなく、前向きでやりがいのあるものに変わっていきます。
英語学習をやる目的、目標があいまい
なんのために英語学習をしているのか?その目的がハッキリしていないとツラく感じて当然です。
「留学したい」「海外ドラマを観たい」「外国人相手に観光案内したい」などなど、具体的な目標があれば人は頑張れるものです。
ですから「なんとなく英語はやっておいたほうがいいから…」という理由で勉強を始めても苦痛なだけで長続きはしません。
僕は英語学習を始めた当初は何も目的・目標がない状態で、勉強をしてもすぐに嫌気がさしていました。
しかし、そのあと「洋書を読みたい」「海外のスポーツ実況を聴き取りたい」という具体的な目標ができてからは英語学習へのモチベーションが劇的にUPしました。
目的や目標が決まると意欲的になれるだけでなく、学習方法(勉強法や教材)も定まるので、より効率的に勉強ができるようになります。
勉強法が良くない
目標はあるのに、勉強がツラい。そういう人は、単純に勉強法が良くないことが苦痛の要因になっている場合があります。
英語勉強法というのは非常にやり方がたくさんあります。参考書を読むだけのシンプルなものから、海外ドラマを使った勉強法までさまざまです。
僕はかつて、英文法書を最初のページからひたすら読むだけという勉強のやり方をしていました。お察しの通り、すぐイヤになり挫折。いま思えば苦痛しかない勉強だったと思います。
「それだったら思い切って海外ドラマを観たら楽しく勉強できるのでは?」と思い立ち、Netflixで海外ドラマをたくさん観たこともあります。でも、これも続きませんでした。
最終的に落ち着いた勉強法は音読とシャドーイングです。
市販教材をつかって音読とシャドーイングを始めてからは、明らかに英語力が上がったのを実感しました。
結局のところ、ツラくない勉強法を見つけるためには自分で試してみるしかないということです。
他の人がやっている勉強法を鵜呑みにして、盲目的に信じるのはやめましょう。
巷で海外ドラマ勉強法が流行ってたとしても、自分に合うかどうかはやってみないとわかりません。
音読やシャドーイングも同じです。僕の場合は音読とシャドーイングが続けられましたが、やってみて合わないなら無理に続ける必要はないと思います。
いまやっている勉強法がツラいと感じるのは、そのやり方が自分に合ってないだけという可能性もあります。思い切って他の教材に切り替えるか、同じ教材でも違う勉強法を取り入れてみると解決できるかもしれません。
使ってる参考書、問題集が合ってない
英語の勉強がツラい人は、いま使っている教材を見直してみるのもおすすめです。
英語勉強法とも関係してきますが、いま使っている英語本や英語アプリが合ってない可能性があります。
英語教材を選ぶときというのは、その人の英語への意欲や目標が如実に表れます。
目標がしっかり決まっている人は、その目標を達成するための教材を選ぶはずです。
一方、なんとなく勉強をしている人は、なんとなく教材を選びます。書店のベストセラーや「他の人も使ってるから」という理由で選んでしまうのです。
適当に選んだ教材がたまたま合うこともありますが、たいていはうまくいきません。自分の興味や目標に合ってない教材をやっても意欲が沸かないし、楽しくないので続きません。
僕が音読とシャドーイングの勉強を始めたとき、初めて買ったのが『音読パッケージ』という本でした。本音を隠さずにいえば、この本でやる音読学習は苦痛で、すぐに投げ出してしまいました。
なぜかというと、本の内容が当たり障りのない作り話だったからです。
そのあと、政治経済や国際問題など教養も学べる本『速読速聴英単語 Core1900』を買って勉強を始めたところ、劇的に英語の勉強が楽しくなりました。
ここからわかったのは「自分は英語ニュースを使って勉強するのが好きなんだ」ということ。それがわかると、教材選びは簡単になります。最近はCNN ENGLISH EXPRESSなどを愛読して楽しく勉強してます。
という感じで、いまやってる勉強がツライ人は、思い切って教材を変えてみると改善が望めるかもしれません。
英語アプリに変えて、苦痛が激減した
「本を使って英語を学ぶと、いかにも”勉強感”がするからツラい」という人も多いと思います。
デスクに座って教材を開くだけで拒否反応が出てしまう人も少なからずいるでしょう。
そんな人は、英語アプリに切り替えるのがおすすめです。最近はスタディサプリENGLISHなど「英語アプリだけで英語学習を完結さられるもの」が出てきています。
実際、僕もスタディサプリENGLISHは使っていまして、これまで英語学習に対するモチベーションに浮き沈みがあったのですが、アプリを使い始めてから勉強が楽しくなりました。
スタディサプリENGLISHの完成度が高く「これさえやってれば英語力が身につく」という信頼感・安心感があるのが大きいと思います。あと、アプリの操作が楽しいので、ゲーム感覚で学べるというのも素晴らしいです。
「英語の勉強がツラくてなかなか続けられない」という人は、一度アプリを使ってみることをおすすめします。
スマホ1つで好きなときに好きなだけ勉強できるので、英語の勉強を習慣化するのにも役立ちます。