iPadを使った英語学習を取り入れてから、良いことづくめの日々を送っておりました。
勉強が楽しくなるし、iPad を使いこなしてる感じも心地が良い。なにより、英語力UPも実感できます。
良いことばかりに思えるiPadですが、残念ながらデメリットもあります。
ということで今回は、iPad で英語学習をするうえで知っておきたいメリット&デメリットを紹介します。
記事の後半では、僕が実際に使ってきたおすすめのアプリも紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。
決定的なデメリットは「眼精疲労」
僕が思う、iPad で英語学習をする最大のデメリットは「眼精疲労」です。
念のためお伝えしておくと、これはすべての人に当てはまる症状ではないと思います。人によっては「長時間 iPad で勉強してるけど全然余裕」という人もいるでしょう。
「iPad で英語を勉強すると、こんなリスクもあるよ」という、ひとつの意見として見ていただければと思います。
iPad で勉強をはじめたばかりのころ、僕はその便利さと楽しさで思わず長時間ずっと英語を勉強していました。
しかし、ある日、明らかに左目の様子がおかしいことに気づきました。今まで味わったことのない違和感とドライアイ。なんだかピントが合わない感じ。学習を継続するには支障をきたすレベルに達したので、しばらくiPad を使った勉強はお休みしていました。
1週間経って「ちゃんと休んだし、そろそろ大丈夫だろう」と思い勉強を始めるも、10分ほどですぐに目の違和感が再発。病院にも行って診察を受けましたが、特に異常は見つからず。純粋な「眼精疲労」という診断でした。
そこからiPad とは距離を置き、しばらくは参考書で学習を続けていましたが、紙で文字を読み続けるのはまったく問題なし。なので、iPadで勉強を続けると目の違和感が再発する体質のようです。
という感じで、僕のように iPad を長時間使うことで目の疲れ・違和感を感じやすい人は一定数いると思います。
勉強においてなによりも先立って大事なのは「目」です。いくら便利であっても、目を壊してしまうようでは iPad 学習を手放しにおすすめすることはできません。
現在の僕はというと、英語学習のメインは参考書や雑誌などの紙媒体です。英語の動画を見たり、後述するアプリを短時間だけ使うときに iPad を活用しています。
ちょっとおどかすような内容になってしまいましたが、iPad には負の側面もあるということをあらかじめ知っておいてほしいと思います。
繰り返しになりますが、目の疲れには個人差がありますし、iPad は上手に活用すれば最高の英語学習ツールです。なので、良い距離感・使用頻度で使いこなすのがベストかなと僕は思っています。
iPad の英語学習が最高だと思う理由
眼精疲労というデメリットをのぞけば、iPad を使った英語学習は最高だと思います。
実際に僕がiPadを使うなかで感じたメリットをピックアップしてみました。
- iPad を使った英語学習のメリット
- ・「勉強してる感」がないので、楽しく英語が学べる
- ・スプリットビューを使えば、視線の移動が最小限になる
- ・Apple Pencilの使い心地が最高。紙のノートがいらなくなる
- ・スマホとは違い、英語学習アプリを大画面で使える
- ・参考書や問題集を1台に集約できる
紙の参考書では決して体感することができない利点がたくさんあります。というわけで、1つずつ深堀りして見ていきましょう。
「勉強してる感」がないので、楽しく英語が学べる
本屋で売っている参考書に拒否感がある人は少なくないと思います。学生時代に刷り込まれてしまった悪い勉強の記憶が、呼び起こされてしまうからでしょう。
しかし、iPad なら楽しく英語学習ができます。iPad は「純粋に触るのが楽しい」というデバイスなので、それが英語学習に良い影響を与えてくれます。
たとえば、アプリを操作するのもその1つです。ボタンをタップすると音が鳴り、画面をスワイプすればページが送れる。ゲームで遊ぶ感覚に近いので、楽しみながら勉強ができます。
また、クイズ形式で学べる英語学習アプリを活用すると、ますます勉強感は薄まり、楽しみながら学習ができるようになります。
さらに、あとで紹介するApple Pencilを活用すればノートに文字を書くこともできます。タブレットに文字を書くというのも、今まで味わってこなかった体験なので純粋の楽しいです。
スプリットビューを使えば、視線の移動が最小限になる
iPad にはスプリットビューという画面分割機能があります。ノートとアプリを2画面で同時に開くことができるので、非常に勉強がはかどります。
紙の参考書で勉強をする場合、問題集とノートと解答という感じで、いろんな場所に視線を移動しなければいけません。
なにより、参考書は場所も取るので、それなりに広いスペースがないと窮屈で勉強するときにストレスがかかります。
しかし、スプリットビューを活用すれば、すべての英語学習がiPad ひとつで完結するので、とってもスマートで良い気分です。
英語学習におけるストレスって意外と無意識下で感じている部分が多いと思うので、そのへんが軽減されるのもiPad の良いところだと思います。
Apple Pencilの使い心地が最高。紙のノートがいらなくなる
iPad で英語学習をするのに合わせてApple Pencilも購入したのですが、もし「iPad でノートを書きたい」というのであれば購入を強くおすすめします。
現在、Apple Pencil 2が最新モデルですが、Apple Pencil 2 になったことで iPad 本体にマグネットで収納ができるので非常に便利です。本体に設置することで、Apple Pencil本体の充電もおこなえます。
書き心地もよく、ノートアプリを活用することで自由に文字やイラストを書くことができます。紙のノートと違って、間違っても修正が容易なのでムダがありません。
ペン色やペンの太さの切り替えも簡単にできるので、勉強が効率的におこなえます。
ちなみに、iPad はモデルによってマグネットに付かないものもありますので注意が必要です。
あと、タブレットペンに関しては他社メーカーの商品も使ったことがありますが、使い心地の快適さはApple Pencilが群を抜いていますので、少々高くてもApple Pencilを買うことをおすすめします。
スマホとは違い、英語学習アプリを大画面で使える
スマホではなく、iPad で英語学習をするのは、その画面の大きさにあります。
英語学習の中心は文字を目で追うことですから、画面が大きいほうが圧倒的に学習がはかどります。
スマホの画面サイズだと快適に使えるアプリが限られてしまいますが、iPad であればKindleなどで買った英語の問題集やテキストなどを使って勉強ができます。
画面が大きいと、そのぶん表示できる文字数やビジュアルも多くなりますから、それだけ効率的な英語学習が可能になります。
ちなみに、僕はiPhoneとiPadを使い分けて英語学習しています。辞書と英単語アプリはiPhone、それ以外はすべてiPadを使っています。
参考書や問題集を1台に集約できる
洋書や英語の問題集・参考書を使って勉強する場合、複数冊の本を管理しなければいけません。本好き・英語教材好きの人だと、部屋に100冊以上の本が溜まることも考えられます(僕はその1人です…)。
そうなってくると、単純に場所を取るし「あの本で勉強したいのに見つからない…」みたいなことになる恐れもあります。
しかし、iPadであれば電子書籍アプリ(Kindleなど)を活用することで、膨大な冊数の本を1台の端末に集約できます。iPadの容量にもよりますが、エントリーモデルで低容量であっても最低1,000冊はダウンロードできるでしょう。
実際、僕は紙の本でも勉強はするものの、洋書や英語の問題集などをKindleで使うことも多々あります。
Kindleを使うと、ハイライト機能で線を引くこともできますし、メモ機能を使って自分の気付きや感想などを残しておくこともできます。
さらに、Kindle PaperwhiteやKindle Oasisなどの専用端末よりも、iPadのKindleアプリのほうがページ送りがサクサク進むので快適というメリットも見逃せません。
本で英語学習をする人にとっても、iPadは大きな武器になってくれるはずです。
iPad には欠かせない、おすすめ英語学習アプリ
ここからは、実際に僕が使ってきた英語学習アプリをご紹介します。どれも本当に使い込んで効果を実感したものだけを取り上げています。
- ・総合的な英語力UP 「スタディサプリENGLISH」
- ・ニュース記事で英語力をUP 「POLYGLOTS」
- ・ビジネスニュースで音読できる 「LissN」
- ・ネイティブの音声で学ぶ 「CNN ENGLISH EXPRESS」
イチオシはスタディサプリENGLISH
個人的に1番気に入っていて効果を実感したのがスタディサプリENGLISHです。
英語を勉強していると「リスニングをひたすらやる」とか「英単語だけをとにかく暗記する」というトレーニングに終始しがちです。
しかし、それだとどうしても飽きが来てしまいます。英語学習は継続がなによりも大切なので、飽きずにできるトレーニングは必須です。
その点、スタディサプリENGLISHは、トレーニングのバリエーションが多彩です。
iPadの大画面を生かした多彩なトレーニングがおこなえるので、英語学習アプリで迷っている人はぜひ試してみて欲しいです。
ちなみに、スタディサプリENGLISHは3つのコースに分かれています。自分の目的に合わせて効率的に学べるのも大きなメリットです。
→表は横スクロールできます
コース名 | 新日常英会話 | ビジネス英語 | TOEIC対策 |
目的 | 旅行英会話 おもてなし英会話 | 仕事で使う英語全般 | TOEIC L&R スコアアップ |
1週間無料お試し | ◯ | ◯ | ◯ |
入会金 | 0円 | 0円 | 0円 |
ベーシックプラン | 月額:2,178円 6ヶ月パック:実質月額 1,958円 12ヶ月パック:実質月額 1,738円 | 月額:3,278円 6ヶ月パック:実質月額 3,058円 12ヶ月パック:実質月額 2,728円 | 月額:3,278円 6ヶ月パック:実質月額 3,058円 12ヶ月パック:実質月額 2,728円 |
英会話セットプラン (ネイティブキャンプ) | 月額:6,028円 6ヶ月パック:月あたり5,478円 | 月額:7,128円 6ヶ月パック:月あたり6,578円 | ー |
パーソナル コーチプラン | ー | ー | 3ヶ月プログラム:74,800円 6ヶ月プログラム:107,800円 |
講師の解説動画 | ◯ スティーブン・ソレイシィ先生 | ◯ Matt先生 | ◯ 関正生先生 |
公式サイト | ▶【無料】スタサプのビジネス英語を試してみる |
iPadの大画面をオンライン英会話に活かす
もう一つ、iPad ならではの活用法がオンライン英会話です。
スマホだと画面サイズが小さいので、講師の表情が伝わりづらいし、英会話ツールも上手く活用しきれません。
しかし、iPadであれば画面が大きいので講師の表情もよくわかります。さらに、チャットなどのツールも入力しやすく見やすいので、英会話レッスンが快適になります。
また、特にiPadの恩恵を受けられるのはレッスン教材を読むときです。オンライン英会話ではレッスン教材が事前に読めるようになっていますが、スマホとiPadでは学習効率が段違いです。
僕はレッスン前の1時間で予習をし、レッスン後の30分間で復習をするようにしています。そのとき、iPadだと圧倒的に読みやすいので勉強の負担が劇的に軽くなります。
これまでスマホで英会話レッスンを受けてきた人は、ぜひiPadでのレッスンを試してみて欲しいです。
ちなみに、僕が使っているのはQQ Englishというオンライン英会話です。講師の質が高く、教材の種類も豊富なので気に入っています。2回分のレッスンが無料なので、ぜひ使ってみてください。