オンライン英会話で成長を効果を実感するには、音読を取り入れるのがおすすめです。
英会話フレーズを覚えるだけよりも、音読を習慣化したほうが英語力の底上げを図ることができます。
というわけで今回は、音読学習でオンライン英会話の効果を高める方法について解説していきます。
オンライン英会話と音読の相性について
今回紹介するやり方は、【オンライン英会話の教材で予習(音読)→ レッスン本番(講師と音読) → レッスン後に復習(音読)】という流れで進めていきます。
オンライン英会話で音読?あまりピンと来ないかもしれませんが、オンライン英会話には音読ができるような長文の教材が数多く用意されています。たとえば、トピックカンバセーションやニュース記事を使ったレッスン教材などです。
実際、僕はオンライン英会話に取り組むなかで積極的に音読を取り入れた結果、英語を話すスピードや理解力が上がったし、TOEICスコアも伸びました。
なぜ音読が効果的なのか?
ふだんの英語学習に音読を取り入れている人は多いと思いますが、オンライン英会話の教材にも音読を取り入れるのが個人的にはおすすめです。
そもそも、音読がなぜ良いのか?それは、時間帯効果が高いからです。ただ単に英語を聞く(リスニングする)のと比べて、自分が発音することになるため発音の練習にもなります。
英語が聞き取れるようになるということは、実際の音と知っている音のズレをなくすことを意味します。
「読めば理解できるのに、リスニングだと意味がつかめない」という症状は英語あるあるだったりしますが、これはまさしく自分が正しく発音できてないからリスニングで意味を理解できないわけです。
音読をすることで、正しい発音ができるようになるので、結果的にリスニングにも大きな成長が期待できます。
また、黙読だと返り読み(後ろから前に戻って訳すこと)をしがちですが、音読だと返り読みができません。よって、音読をすることで英語を読むスピードも上がります。
このように、音読というのはリスニングおよびリーディングの能力を上げてくれるコスパ最強の勉強法なのです。
レッスン時に正しい発音の見本を聞くこと
音読はひたすら自分で読むだけの学習法ですが、事前に正しい発音を確認してから読む必要があります。「だいたいこんな感じの発音だろう」というノリで音読をしてしまうと、発音が間違っていた場合に、その間違った発音が身についてしまいます。
ですから、音読をするときには事前に正しい発音を確認してから行うようにしましょう。
オンライン英会話の場合、事前の予習の段階では見本の音声がないので発音の確認ができません。そのため、予習では自信のない英単語の発音を個別に調べて(インターネットの辞書で発音はかんたんにわかります)、それをもとに予習を進めます。
そして、レッスン本番になったら、講師と一緒に音読をおこない、正しい発音で英語が読めているかチェックしてもらいましょう。
このとき、予習で不明瞭だった(自信がない)単語や英文の発音方法を講師に質問してみるのもおすすめです。特にリエゾンやリダクションなどが発生する箇所はお手本の発音を聞かせてもらって習得するようにします。
オンライン英会話ではレッスンの録画機能を活用するのもおすすめです。たとえばQQ Englishには「プレイバック機能」というものがあり、レッスン時のビデオを収録して振り返り学習に活かすことができます。
これがあれば、講師の正しい発音を確認して、あとから復習のときに音読に使うことが可能です。
オンライン英会話で活かしたい音読教材
ここからは、実際にオンライン英会話で使うことができる音読教材を紹介します。
今回取り上げるのは、QQ EnglishとDMM英会話です。それぞれのおすすめ音読教材は以下のとおり。
- QQ English
- ・トピックカンバセーション(for Advanced)
- ・SDGs トピックカンバセーション
- DMM英会話
- ・Daily News
QQ Englishは【トピックカンバセーション】
QQ Englishの音読教材でおすすめなのが【トピックカンバセーション(for Advancedレベル)】という教材です。実物はこんな感じ↓
トピックカンバセーションといのは文字通り、1つのトピックについて講師をディスカッションをする教材です。たとえば上記の教材は「休暇について」というトピックで、オーバーワークの危険性と休暇について短めの文章が載っています。
まさしく音読向きの教材でして、これをレッスン前に予習で何度も音読し、実際の英会話レッスンで講師と音読しながらすすめることで大きなスキル向上が望めます。
そして、もう一つ【SDGs トピックカンバセーション】もおすすめです。実物はこちら↓
SDGs(Sustainable Development Goals)=持続可能な開発目標は「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「 すべての人に健康と福祉を」といった目標を掲げた国連の国際目標です。
まさに世界的に掲げられて目標についてディスカッションをするので、グローバルな視点で英語を学ぶことができます。英文の長さも程よいので、音読にもうってつけです。
DMM英会話は【Daily News】
DMM英会話には【Daily News】という教材があり、これまた非常に音読向きです。その名のとおり、ニュース記事を読んでそれについて講師とディスカッションをおこないます。
DMM英会話には【Daily News】専用のサイトが用意されていて、教材用に編集された使いやすい記事が無料で用意されています。レッスンの流れはいかのとおり。
- Daily News レッスンの流れ
- ① Vocabulary ボキャブラリー
- ② Article ニュース記事
- ③ Questions 質問
- ④ Discussion 議論
- ⑤ Further Discussion 一歩踏み込んだ議論
こんな感じでレッスンが進んでいきます。記事の例は以下のとおり↓
実際にレッスン中に講師と音読する時間もありますし、わからないところは質問もできます。
デイリーニュースの専用サイトはいつでも読めるので、予習や復習もばっちりです。
ふだんの英語学習も音読にするメリット
ちなみに、オンライン英会話だけでなく、僕はふだんの英語学習も音読をベースにしています。
音読のメリットはさきほど説明したとおりですが、「ふだんの勉強+オンライン英会話」をすべて音読にすると、相乗効果でますます英語力の伸びが加速します。
音読教材(書籍など)を別途購入してもいいのですが、QQ EnglishやDMM英会話の教材をふだんの英語学習に取り入れることで、勉強と実践(英会話レッスン)がシームレスになるので勉強効果が深化します。
幸いなことに、QQ EnglishもDMM英会話も教材がおもしろく、教養が身につく内容ばかりなのでやっていて飽きません。長く続く英会話学習だからこそ、教材にこだわりたいところですよね。
僕は以前までDMM英会話を使ってきましたが、ここ最近はQQ Englishがお気に入りです。講師の質が高く、教え方も上手なのでおすすめします。