【読みやすい洋書】「リンカーン大統領の伝記」でアメリカの歴史を学べる1冊

最近は洋書の伝記にハマっていまして、読みやすい本探しに明け暮れています。

今回紹介するのは、第16代アメリカ大統領・リンカーンの伝記本 “The Story of Abraham Lincoln” です。

洋書ではありますが、語彙も文法もやさしめで読みやすいと思いますので、くわしく紹介していきます。

リンカーン大統領を通してアメリカの歴史を学ぶ

みなさんは「リンカーン大統領」と聞いてなにを思い浮かべるでしょうか?

わたしは歴史にくわしくないので「人民の、人民による、人民のための政治(”Government of the People, by the People, for the People.”)という言葉で有名な人」くらいの知識しかありませんでした。

この本では、リンカーンがどのような家庭に生まれ、どのような生い立ちで成長してきたのかがわかりやすく紹介されています。

ですから、知識がゼロの人でも、十分に楽しめるはずです。

奴隷解放宣言とは?

知っている人も多いと思いますが、リンカーンは【奴隷解放宣言】で有名な人です。ざっくりいえば、黒人の奴隷制度を禁止して「白人も黒人もみんな平等になろうよ」というもの。

リンカーンが大統領に就任したのは1861年ですが、その時代のアメリカでは黒人を奴隷にするのが当たり前でした。

にもかかわらず、なぜリンカーンが黒人奴隷に反対するようになったのか?その理由や背景なども序盤で説明されていて、非常にわかりやすいです。

リンカーンの生い立ちや人間性がよくわかる

また、リンカーンが貧困家庭に育ち、そこからどうやって大統領にまで登りつめたのかについても詳細に語られています。

リンカーンがやさしい男で、いかに頭の良い人間だったのかがよくわかるので、今までリンカーンのことをほとんど知らなかった人も、読後にはきっとリンカーンのファンになっているはず(伝記本あるあるですが)。

そして、アメリカでどのような戦争が起こり、どのように制度が変わってきたのか。アメリカという国の変遷を、リンカーンの人生を交えながら学ぶことができます。

さきほど説明したとおり、わたしはそこまで歴史にくわしいわけではありません。そんなわたしでも、この本を読んで関心が持てたし、たくさんの史実に驚かされたりもしました。

本書はこんな人におすすめ

ということで、本書は以下のような人におすすめです。

  • ・読みやすい洋書を読みたい人
  • ・伝記や自伝が好きな人
  • ・アメリカの歴史を知りたい人
  • ・リンカーン大統領に興味がある人
  • ・黒人の奴隷制度や市民戦争について知りたい人

▣ 知らない単語も「推測読み」で意味が取れる

洋書を読んでいれば、知らない単語は必ず出てきます。洋書で挫折しないためには、知らない単語の数が一定数を超えないことが重要なので、未知の単語ばかりが出てくる洋書は早々に読むのをやめましょう(潔く他の本に移ります)。

とはいえ、知らない単語があっても、ある程度は推測読みで意味が取れるものです。

ざっくりとですが、知らない単語が1ページに2〜3個までなら読めると思います(あくまでも個人的な経験をもとにした目安ですが)。

たとえば、以下の文を読んで、わたしは torment という単語がわかりませんでした。

Abraham was horrified by the sight of enslaved people wearing chains and being whipped.(中略)“That sight was a continual torment to me,” he said.

しかし「奴隷が鎖につながれている」「ムチで打たれている」ということが前半に書かれています。

そこから「おそらく、それを見てリンカーンは辛い思いをしたんだろう」と予想がつきます。

実際、そうやって推測を立ててから単語を辞書で調べてみると、 torment には「苦痛、激痛、苦悩」という意味があることがわかりました。

【上記の英文を和訳してみると…】

エイブラハム(リンカーン)は、奴隷の人々が鎖でつながれ、ムチを打たれている光景に恐怖を感じた。(中略)「それが、いつまでもわたしのことをずっと精神的に苦しめたのです」と彼は言った。

という感じで、知らない単語があっても、まわりの文章から推測読みをすることができます。

言い方を変えれば、【知らない単語が多すぎる洋書では推測読みができない】ということがおわかりいただけると思います。

辞書で調べた英単語リスト

この本で「意味がとれずに辞書で調べた英単語」をリストにまとめておきます。人によって語彙力に差があるので参考までに。

  • creeks
  • sermons
  • plowed
  • devastated
  • reciting
  • add up to
  • splitter
  • hearty
  • seceded from
  • inauguration
  • militia
  • folksy
  • dwell
  • give in
  • subdue
  • set aside
  • cemetery
  • perish
  • landslide
  • reassured
  • amendment
  • malice
  • oath
  • brag
  • furious
  • snuck
  • coffin

「むずかしい単語多すぎでしょ!」「知らない単語こんな出てくるの?」と思われるかも知れませんが、これらはあくまでも1冊を通しての話です。

さきほど言ったように、推測読みである程度は意味が取れるので問題ありません。

また、どうしても理解できない単語はKindleの辞書で意味をすぐに調べることができます。Kindleは単語をタップするだけですぐに意味が表示されるので非常に便利です。

ちなみに、この伝記本はシリーズで刊行されており、いろいろな偉人のストーリーがわかりやすい洋書で読めます。

Kindle Unlimitedなら読み放題なので、ぜひ試してみてください(スマホやパソコンでも読めます)。

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