英語の勉強を継続するには「楽しい」と思えることが不可欠です。
仕事も趣味も、結局ワクワクしないと続きません。
ということで今回は、僕が英語学習を楽しむために意識している3つのことをご紹介します。
目的・目標は絶対に決めること
英語学習は目的・目標がないと継続できません。具体的には「接客でお客さんを案内できるようになりたい」とか「TOEICで700点を取りたい」といったものです。
なぜ目的がないと継続できないかというと、英語学習に嫌気がさしたときにすぐ投げ出せてしまうからです。
目的や目標がない状態で英語学習をしていると「別に無理にやる必要もない」というモチベーションになるので、かんたんにあきらめることができてしまいます。
しかし、目的や目標があれば「○○のためにがんばらないと」という意識を持てるので、継続しやすくなります。
あまりに単純な話に思えるかもしれませんが、これは僕の実体験でもあります。
英語を始めたばかりのころは「なんとなく英語って使えたほうがいいでしょ」くらいの目的しかなかったので、全然やる気にもなれなかったし、やるとしてもいい加減な勉強しかしてませんでした。
そこから紆余曲折あって、ようやく「洋書が読めるようになりたい」という明確な目標ができてからは、何のために英語の勉強を頑張るのかという目的がはっきりしたので、英語学習が苦ではなくなりました。
さらにいうと、目的や目標があると英語学習が楽しくなります。僕の場合でいうと「この英単語を覚えれば洋書をもっとたくさん読めるようになるぞ」という気持ちが生まれるので、英単語の暗記も楽しくなります。
もちろん、すべての英語学習時間が楽しさだけで100%満たされているわけではありません。正直にいえば「ちょっと今日は面倒だな…」と感じる日もあります。
とはいえ、目的や目標が持てれば面倒に感じる割合は圧倒的に少なくなるので、精神的な負担はかなり少なくなるはずです。
興味が持てる教材で英語を勉強する
僕が英語学習で最も重要視しているのが、教材選びです。具体的にいうと、自分が興味を持てる教材でしか勉強しません。
じつをいうと、僕も最初のころは「ベストセラーの参考書」とか「みんなが使ってる英語アプリ」を何も考えずに使っていました。でも、それって目的とか興味に合わせたわけじゃないから楽しくないんですよね。
なにより、自分が達成したい目標に合ってない内容だったりするので「これ、やる意味あるかな?」と疑いすら出てくることもあります。
そういった経験をしてから「もっと楽しいと感じられる教材を使ったほうがいいのではないか?」と考えるようになり、教材選びに時間をかけるように。その結果は大成功でした。
具体的になにをしたかというと「自分は何が好きか?」というシンプルな問いです。
僕は政治経済や国際問題のニュースを見聞きするのが好きだったのですが、「だったらコレを英語で学べばいいのでは?」と思ったんですね。
幸いなことに、英語ニュースや英文記事を使って勉強ができる教材は種類が豊富なので、選ぶのに困ることはありませんでした。現在も使っているのは、文単とCNN ENGLISH EXPRESSです。
自分の好きなことに合わせて教材を選ぶことで、英語の勉強が格段に楽しくなります。英語の教材選びは妥協することなく、時間をかけて選ぶことをおすすめします。
最低1日1分ルール。嫌なときは無理しない
どんなに良い教材を使って工夫をこらしても、英語の勉強が嫌な瞬間というのは必ず訪れます。
仕事で疲れていたり、体調が良くなかったり、人間関係でギクシャクしたり…。
そういったときには無理に英語学習をやる必要はないと思っています。僕自身、やりたくないときはやりません。
一見すると意識があまいようにも思えますが、「嫌なときは無理しない」というのは理にかなっていると思います。
なぜなら、嫌な気持ちのときに英語学習を無理やりやってしまうと【英語=嫌なもの】という意識が体に染み付いてしまうからです。
こうした潜在的な意識は、今後の英語学習において大きくマイナスに作用します。嫌なときは無理にやらないほうが、長期的に見たときにメリットが大きいということです。
とはいえ、毎日やることが推奨される英語学習において「なにもやらない日」というのは精神衛生上よくないのも確かです。「ああ、今日も勉強できなかった…」という罪悪感だけが残ってしまうのはツライですよね。
ではどうするか?僕がおすすめしたいのは「最低1日1分ルール」というもので、英語学習を1分間だけやることを自分に課す方法です。
どんなに嫌な気分のときでも、1分間だけならできる人がほとんどだと思います。さらにいうと、1分間やってみると、いつのまにかやる気が起きていることもたびたびあります。
最初のハードルを低くしてあげることで、英語学習を習慣化しやすくするというわけです。
洋書を読むのが楽しいから続けられる
僕が英語の勉強を楽しく続けられているのは「洋書を読めるようになりたい」という目的があるからです。
もともと読書が趣味なのですが、和書を読んでいるうちに「英語で原書が読めたら最高だよな…」と思うようになり、洋書を読むようになりました。
とはいえ、もちろんいきなり最初から洋書が読めたわけではなく、ペーパーバックをジャケ買いをして挫折したことは数知れず。全然読めなくて絶望的な気分に陥ることもありました。
そこから試行錯誤を重ね、GR(Graded Readers)という入門者向けの洋書を読みながら、少しずつステップアップしていきました。
最近では辞書を使いながら、スローペースではありますが、ペーパーバックが読めるようになったのですごく楽しいです。
以前までだったら辞書を使った精読すらシンドいくらいの英語レベルだったので、ずいぶん進歩したと思います。
もともと読書が趣味なので、洋書の精読・多読は英語の勉強という感じがしません。純粋に「楽しい読書の時間」という感覚です。
こういう気分で勉強ができるようになるまで何度も失敗してきましたが、繰り返し述べているように「目標を決める。興味が持てる教材を選ぶ。自分のペースでやる」ということが何よりも大切だなと気づきました。
英語は継続してナンボなので、まずは英語を使って何がしたいか?という自分なりの目標を立てて、楽しく勉強ができる教材を見つけるところから始めてみるのがおすすめです。