僕は以前まで英語が話せなくて「外国人を見ると、不安になる」という症状を抱えていました。「話しかけられたらどうしよう…」と考えてしまうんですよね。
そんな自分がイヤだったので、いろんな教材や英会話を試して猛勉強。その結果、ある程度は英語が話せるようになり、外国人ともコミュニケーションがとれるようになりました。
今回は”英語が話せるようになる方法”をテーマに、おすすめの英会話入門書をご紹介します。
英語を喋るために絶対やるべきこと
英語を最短で喋れるようになるためには、やるべきことを明確にして、それを徹底するべきです。英語学習に使える時間は有限なので、無駄なことに時間を割いていられません。言い方を変えると、やらないことを決めることが大切ということです。
では、英語を喋るためになにをやるべきなのか?僕の経験から言えることは3つあります。
- 英語を喋るためにやるべきこと
- ① 最初に英文法と単語の勉強を終わらせてしまう
- ② 英作文と音読の勉強を並行して進める
- ③ 早いうちにオンライン英会話に着手する
① 最初に英文法と単語の勉強を終わらせてしまう
「英文法を勉強しなくても英語は話せる」という意見がありますが、僕は反対派です。じつを言うと、僕も以前まで英文法の勉強をろくにしないで「話す英語(いわゆる英会話フレーズ)」ばかりを勉強していた時期がありました。
確かに、英会話フレーズを暗記しまくればそれなりに外国人と会話をすることはできます。 ただ、英文法を知らないと、自分の言いたいことを論理的に話すことができません。単語をただつなげるだけの断片的な英会話になってしまうので、会話相手の負担にもなるし、言いたいことがうまく表現できず、自分自身がもどかしい思いをします。
「なんとなくフィーリングで通じ合えるレベルで十分」という人は良いかもしれませんが、留学や仕事などで ちゃんとした英語を使ってきたい人は、確実に英文法を学ぶべきです。
僕としては、英会話の勉強を始める前に、英文法と英単語の勉強を一通り終わらせてしまったほうが良いと思います。
人によって使える時間は異なると思いますが、たとえば3ヶ月や6ヶ月などのまとまった時間を使って、一気に英文法と英単語を身に付けてしまいましょう。短期集中でやり込むのがポイントです。
誤解しないでほしいのは、ここで学ぶ英文法と英単語は全て必要最低限でOKということです。具体的には、中学校の英文法や英単語を習得できればそれでクリアとなります。
よほど専門的な会話でない限り、中学英文法や英単語を知っていれば十分に会話ができますし、自分の言いたいことを英語で話すこともできます。
ですから、使う教材は薄い文法書で構いませんし、単語帳も基礎的なものでOKです(具体的な教材はこのあと紹介します)。

② 英作文と音読の勉強を並行して進める
いろんな英語勉強法がある中で、僕が最も効果を感じたのは英作文と音読です。英語を喋りたいのであれば、英作文と音読に集中して取り組みましょう。
まず英作文についてですが、これは瞬間英作文(口頭英作文)のことです。日本語を瞬時に英語に変換するトレーニングをおこなうことで、英語を喋るための回路をつくっていきます。
英語を話そうとするとき、最初は誰もが日本語を頭に思い浮かべて、それを英語に変換するプロセスをたどります。ですから、日本語→英語の変換スピードを上げることで、英語への反応を早めることができるのです。
「英語を話そうとしても頭が真っ白になってしまう人」や「言いたいことは頭に浮かんでるのに、英語が口から出てこない人」などには英作文がうってつけです。
音読については、とにかく英語を読みまくることでリスニング力と発音を鍛えることができます。音読と英語スピーキングは、一見すると無関係のようにも思えますが、日常的に英語を口になじませておくことが、英語を話す力につながります。
英語の音読は時間帯効果が高いので心からおすすめしたいです。僕も英語の音読を始めてから英語を話すのがラクになったし、TOEICスコアも目に見えて上がりました。

③ 早いうちにオンライン英会話に着手する
どんなに英会話フレーズを覚えても、それを実践で使ってみなければ英語を話せるようにはなりません。
そして、英文法や英単語、英作文や音読も結局は「使ってみないと英語を喋ること」にはつながりません。
ごく当たり前の話ですが、多くの人が勉強することに終始してしまい、この事実に気づけません。
そして「英語の勉強をちゃんとやってから英会話をやろう」という考えも捨てるべきです。正確にいうならば【英語を勉強する→学んだ範囲(内容)を英会話で試してみる→復習して再度勉強する】というサイクルを回しましょう。
つまり、英語は勉強しつつ、同時にアウトプットもするという姿勢のほうが、英語を最短で話すことができます。
ちなみに、タイミングとしては①の英文法と英単語の勉強が終わってからが良いと思います。さきほど説明したとおり、中学英文法と英単語という最低限の範囲が終わったら、すぐに英会話を始めるべきです。もちろん、すでに英文法と英単語を身につけている人は、いますぐ始めてもかまいません。
幸いなことに、今はオンライン英会話で誰もが気軽にレッスンを受けられる時代です。費用も安く、自宅ですぐに24時間レッスンが受けられます。
個人的におすすめのオンライン英会話はQQ Englishとレアジョブ英会話
です。どちらも初心者向けのカリキュラムが充実していますし、講師の質も高いので、安心してレッスンが受けられます。
無料体験レッスンもあるので、まずは一度試してみることをおすすめします。
QQ English | レアジョブ | |
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1レッスン | 25分 | 25分〜 |
月額料金 | 【月8回プラン】 4,053円 【月16回プラン】 7,348円 【月30回プラン】 10,648円 | 【日常英会話コース】 月8回 4,620円 毎日25分 6,380円 【ビジネス英会話コース】 毎日25分 10,780円 【中学・高校生コース】※年齢制限なし 毎日25分 10,780円 【あんしんパッケージ】※オプション 月額料金 + 1,078円 ・日本人カウンセラーへの相談 ・レッスンの自動予約が可能 |
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カランメソッド | ● | ー |
英語資格対策 | TOEIC 英検 IELTS | 英検(中学・高校生コースのみ) |
講師の国籍 | フィリピン | フィリピン |
日本人講師 | カウンセリングのみ | ● |
講師の勤務体制 | オフィス | 在宅 / オフィス |
講師の評価 | ★5段階評価 | ★5段階評価 |
レッスン予約 | ● | ● |
直前予約 | 15分前まで | 5分前まで |
レッスン 可能時間 | 24時間 | 6:00~25:00 |
無料体験 | 2回分 | 2回分 |
公式サイト | QQ English![]() | レアジョブ英会話![]() |
英語勉強法で迷ってる人は『英語上達完全マップ』
ここからは、具体的におすすめの本やアプリを紹介していきます。
僕がやってきた英語勉強法は先述のとおりですが「いろんな英語勉強法を知っておきたい」という人には『英語上達完全マップ』という本をおすすめします。
何でもそうですが、あたらしいことを勉強するときに「効率的で効果的な方法」を知っておくことは非常に大切です。
本書はいわゆる英語勉強法の本なのですが、なぜ英語が喋れるようにならないのか?という理由にはじまり、英語学習についての迷信や妄想をぶった斬ってくれます。
英語がなかなか話せない理由を整然と説明したあとは、実際に英語を話すための学習プロセスが事細かに書かれています。
それも、リスニングをしましょうといった単純な内容ではなく、英語の習得に必要な以下の項目について徹底的に解説してくれます。
- 『英語上達完全マップ』の内容
- ・音読パッケージ(音読の効果)
- ・短文暗唱=瞬間英作文
- ・なぜ文法は必要なのか?
- ・精読の重要性
- ・とにかくたくさん読む=多読
- ・語彙増強=単語を学ぶべきタイミング
- ・リスニングトレーニングの実際
英語をどの程度のレベルまで追求するかは人それぞれですが、本書はあらゆる段階にも対応しています。TOEICで満点を目指す人でも使えますし、海外旅行で簡単な会話をしたいという人でも大いに役立ちます。
英語を話す能力は短期間で身につくほど簡単ではありません。
「たった◯日で英語が話せるようになる!」といった類の勉強本を読むのはやめて、まずは本書で勉強法の基礎体力をつけましょう。
僕はこの本を読み始めたおかげで、今まで漠然としていた英語勉強法が一気にクリアになって視界が開けました。また、英語学習に挫折しそうになったときも、本書を何度も読み返すことで英語の勉強を継続できたという経緯もあります。
英語学習は長期間にわたりますので、手元に1冊持っておくと心強いと思います。

簡単な英文を作る練習『NOBU式トレーニング』
社会人になって英語を学び直そうとする人のほとんどに共通することがあります。それはなにか?
ズバリ、「むずかしい英語の教本を買ってしまい、挫折する」というものです。
つまり、本当は中学レベルの英作文すら出来ないのに、そのレベルをないがしろにする人が多いのです。
僕も昔はそうだったのですが「難しい本で勉強したほうが、英語力が伸びる」と勘違いしていたんですよね。実際は大間違いで、かんたんな英語を何度も反復することで英語力は伸びます。特に英会話の場合、かんたんな英語だけで十分にコミュニケーションは成立するので、難しい英語を学ぶ必要性は低いです。
たとえば、以下の和文から英文を作ることができるでしょうか?
- 1.「あの猫はあなたのペットですか?」
- 2.「この子たちは彼女の生徒です」
もし出来るたとして、瞬時に(反射的に)口から出てくるでしょうか?
じつは、こうした一見すると簡単に見える英作文すらも、多くの日本人が苦手としているのが現実。
ちなみに正しい答えは以下のとおりです。
- 1. Is that cat your pet?
- 2. These children are her students.
こうした簡単な英作文を身につけようとしないで、いきなり中級以上の教本を選んでいては英語は上達しません。というより、挫折を呼びこむだけです。
「英語を話せる」という定義をあえて示すとしたら、上記のような「かんたんな英語が反射的に口をついて出てくる」ということだと思います。
さて、前置きが長くなりましたが、こうした簡単な英作文を瞬時に繰り返すことで「英語回路」をつくろうとするのが『瞬間英作文』という本です。
内容は非常にシンプルで、左ページに日本語の文、右ページに英文が書かれています。それを上から瞬時に英訳する。これを繰り返すだけです。
僕が初めてこの本を手にとったときは、かんたんすぎるかも?と思っていました。「こんなの余裕だよ」と思って英作文を始めてみるのですが、これがけっこう訳せない。
「まずはこのレベルから始めないとヤバいんだな…」と、自分の英語レベルを図るうえでも参考になる1冊です。
”英語を話せるようになる”ということを念頭に置けば、絶対に避けて通ることはできない1冊といえるでしょう。
ちなみに、最近は『NOBU式トレーニング 話すための中学英語』という本で瞬間英作文をやっています。
本家の瞬間英作文よりも解説が丁寧で、なおかつ二色刷りで読みやすいです。
というわけで、現在は瞬間英作文をやるなら「NOBU式トレーニング」を強くおすすめします。
くわしい感想・レビューは以下の記事に書きました。

ちなみに、英語中上級者で「もう少し難しい教材で英作文してみたいな」という人は以下の本がおすすめです。

スラスラ読める文章で音読『究極の英語リーディング』
音読、と聞いてあなたはどんなイメージを思う浮かべるでしょうか?
もしかしたら多くの人は「中学生のときに授業でやった、あの無意味な学習」と考えているかもしれません。
しかし、じつはそれは大きなまちがい。音読は英語を話せるようになるためには、欠かせない必須のトレーニングなのです。
さきほど紹介した『英語上達完全マップ』には、音読の効果について以下のように書かれています。
英語上達の秘訣は、端的に言えば「文構造・意味が理解できる文を何度も肉体的に出し入れすること」です。音読はこれを効果的に行える方法なのです。
英文を理解しながら、繰り返し自分の口から発していく作業は、英語を、英語の語順で直接・瞬間的に受け入れる体質を養成し、リスニング力も含め英語の基底能力を総合的に高めてくれます。
僕も長年、英語の音読をやっていますが、続けていて思うのは「英語を英語のまま理解できるようになった」ということ。英語を話したり、聴いたりするときってどうしても日本語が介在するものですが、それだとどうしても反応速度が遅くなります。
でも、音読を続けたことで日本語の介在がなくなり(完全にではないですが)、英語に対する反応スピードが上がったのを実感しています。
音読は短い時間で高い効果が得られるので、コスパの良い勉強法です。英語を話すのはもちろん、英語を聴く・読むといった能力にも効果があるのでやらない手はありません。
【至極重要】自分に合うレベルの本を選ぶこと
音読も、英作文と同じように「ちょっと物足りないかな?」というレベルの教材を選ぶのがベストです。
さきほど説明したとおり、人はどうしても難しい本=英語力が伸びると思いがちですが、本当に大事なのは「やさしい教材を何度も繰り返して英語を体に慣れさせること」です。
自分がわかるレベルの文章をひたすら音読し、体から出し入れすることで、読む力はもちろん、スピーキング能力やリスニング能力をも鍛えることができます。
内容も良く、レベル別で使いやすい
音読に使うのは、中学校のときに教科書で使っていたような文章を使うのがベスト。オススメは『究極の英語リーディングVol. 1』です。
この本はエッセイ、物語、記事、仕事で使うメール文など社会人に興味がある内容で構成されています。
さらにこの本はシリーズとして刊行されており、英語の入門(1,000語)、初級(3,000語)、中級(3,000語)と段階別に分かれているので、習熟度に合わせてステップアップが可能。
1チャプターの文章が短めなので、短時間で効率的な学習が可能です。

英文法の「なぜ?」がわかる『一億人の英文法』
英文法書のベストセラーである『Forest』(現 Evergreen)と並んで、英語を学ぶ人が必ず1冊持っておくべきなのが『一億人の英文法』です。小さな本屋でも、定番書として陳列されています。
英文法の本というと、堅苦しい印象を持つ人が多いかもしれません。しかし、本書は他の類書とはちがいます。
その最大の特徴は「なぜ◯◯なのか?」という疑問に細かく答えてくれることです。わかりやすくいえば、”英文法の理屈”が理解できます。
英文法の仕組みについて、その根拠まで細かく解説してくれる本はなかなかありません。
たとえば「go」という単語。これは「行く」という訳だけでは理解が足りません。なぜなら、それ以外にも意味がたくさんあるからです。
goという単語が持つ「立ち去る」「通用する」「変化する」という他の意味について、その理由をわかりやすく解説してくれます。
受験英語とはおさらばして、”話すための英文法”ということを念頭に置くのであれば、『一億人の英文法』は強くオススメできる1冊です。
英単語と熟語で効率的に身につける『DUO 3.0』

DUOは特におすすめの英単語帳
英文法や音読は英語を話せるようになるためには重要ですが、やはり英単語の学習も欠かすことはできません。
こう言ってはなんですが、単語さえ聞き取れれば最低限のコミュニケーションは取れてしまうものだったりするからです。
英単語は初心者の人でも手を出しやすく、教本もいろとりどり、ラインナップが豊富です。
僕もいろいろ試しましたが、結局落ち着いたのは『DUO 3.0』という単語帳でした。
アマゾンで売り上げナンバーワンを獲得するなど、名実ともに認められている英単語集にはどんな特徴があるのでしょうか?
その最大の特徴は、必要な英単語を熟語と文章で習得できるということです。
多くの英単語集は、単語だけをピックアップして暗記させようとします。
一方のDuoは、必要な単語と熟語を1冊に統合させています。
DUOは他の英単語帳となにがちがうのか?大きく分けて4つあります。
- DUOが他の英単語帳と違うところ
- ① 1つの例文で複数の英単語を覚えられる
- ② 英単語帳なのにストーリーがある
- ③ 暗記する価値のある英文だけが掲載されている
- ④ 英検準1級、TOEIC600〜780点に対応している
特に素晴らしいのが【① 1つの例文で複数の英単語を覚えられる】こと。DUOは1つの例文で複数の英単語を覚えることができるので、非常に効率的です。
この本にかかれば、以下の4つの見出し語を1つの例文で覚えることができます。
- 【見出し語】
- receive 〜を受ける
- architecture 建築
- prestigious 権威のある
- award 賞
- 【例文】
- In 1995, Ando received architecture‘s most prestigious award
- 1995年、安藤(忠雄)氏は建築における最も権威ある賞を受賞した。
例文もきちんと意味が通っているので、単語1つずつを単体で暗記するよりもずっと記憶に残りやすいですよね。ついでに、安藤忠雄についての知識もサラッと身につけることができます。
また、この本は英語を話す・コニュニケーションを取ることを念頭においています。たとえば、句動詞(get up や look for などのいわゆる熟語)の重要性を説いているところもポイントです。
円滑なコミュニケーションができる英語を身につけるには、基本単語をマスターするだけでは不十分です。(中略)「簡単な単語しか使っていないのにネイティヴの会話がさっぱりわからない」という日本人にありがちな問題の根底には、この句動詞の知識がかけていることがあると思います。(Duo3.0より引用)
本書はやや語彙レベルが高めとなっています。中学基本語(do/goなど)は掲載されておらず、大学入試、さらにはTOEIC600〜780点レベルの単語集です。まったくの英語初心者には少しむずかしいかもしれません。
ちなみに、掲載されている英文や和訳文は、ネイティブ15名体制でチェックされており、ニュアンスが豊かに表現されています。
初歩の初歩を求める人にはオススメできませんが、次のステップとして英単語を学びたい人には満を持してオススメできる1冊です。

英会話を型で覚えれば、即使える
英文法をしっかりと理解して、それをもとに自分の口から英文を自然と発音する回路を持つのがネイティブのレベルです。
そのレベルに達するまでには相当な努力が必要ですが、そこまで頑張る必要があるのかと言えば疑問符がつきます。
もっと手軽に、英会話を楽しみたいという人には『英会話「1日1パターン」レッスン』を強くおすすめします。
英会話の表現が掲載されている本はたくさんありますが、本書の特徴は決まりきった会話表現の必修パターンがわかりやすく掲載されていることです。
I have〜(体の症状)、How can I〜(どうすれば〜できますか?)といった基本パターンがあり、そのパターンで表現できる文章を習得できます。
僕が個人的におすすめしたいと考えるポイントは2つあります。
- ・レイアウトが整然としていてわかりやすい
- ・文庫本サイズで持ち運びしやすい
正直言って、同じような内容の英会話表現の本は他にもたくさんあります。
しかし、本書はレイアウトが非常に見やすく、実際に発音しながらどんどん英会話表現を読み進めることが可能です。
また、文庫サイズでここまで優れた英会話の本は他に見当たらず、持ち運びやすさ&気軽に読めるライト感がgood。
帯に25万部突破!と書かれているとおり、発行部数からも本書の人気っぷりがうかがえます。
「簡単でいいからとにかく英語を話せるようになりたい!」という人が、手軽に読むのにも適したおすすめの本です。

絵で学んで英会話を疑似体験できる
机に向かって勉強するだけでは英会話の能力を身につけることはできず、当然話せるようにはなりません。
やはり実際にネイティブと話をしてみて、自分の英語表現が通じるかどうかを肌で体感するのが一番です。
とはいえ、どうでしょう。オンライン英会話で外国人と会話する機会はかんたんに得られますが、気持ちの問題があります。ようするに、緊張するし、不安だし、心理的なハードルはけっこう高いですよね。
また、いきなり英会話レッスンをしても、自分に最低限の能力がないと上達できないどころか、英会話の受講料がムダにすらなるかもしれません。
そういった心理的なハードルの前で立ちすくんでいる人は、まずは本を使って疑似体験をしてみるのがおすすめです。
英会話が必要になるシチュエーションを想定して表現を学ぶことができるのが、『絵で見てパッと言う英会話トレーニング』です。
この本はタイトルの通り、絵で見て自分がその場にいることをリアルに想定しながら英会話を進めることができます。
道を聞かれたとき、友だちから外国人を紹介されたとき、パーティーでピアノを披露してくれた人になど、自分がその場にいたらどんな表現が求めれるかを想定して英会話表現を学んでいきます。
英語を喋れるようになりたいけど、まだオンライン英会話をやる自信はない…という人におすすめの1冊です。

英語を喋るための最短ルート
ここで紹介した本は、どれも英語を学ぶときに大変役立つものばかりです。
とはいえ、どの本を最初に読んで、次になにを読むべきか?ということを考えると、さらに効果的な英語学習が可能です。
記事の最初でも説明しましたが、大前提として英文法と英単語を身につけることに集中しましょう。さきに頑張って英文法と英単語を習得しておけば、そのあとの勉強がかなりラクになります。急がば回れです。
そして、音読で英語学習の基本能力を養うことからはじめましょう。おおよそ3回程度通読したあと、瞬間英作文にとりかかりましょう(並行して学習してもOK)。
あと、大切なことは1日10分でもいいから毎日英語にふれることです。せっかく学習しても、間隔が空いてしまうと振り出しに戻ってしまいます。
英語が話せるようになるのは、毎日のトレーニングが大切。いわば筋トレと似ているかもしれませんね。

結局のところ、オンライン英会話は不可欠
本で覚えた英会話フレーズや英単語は、必ず英会話で使ってみましょう。頭で覚えたはずでも、実践の場では上手く言えないことがほとんどです。
勉強する→オンライン英会話で使ってみるという感じで、インプットとアウトプットのサイクルを回すことが、英語を話せるようになるための近道になります。
僕も一時期は英語を話すために独学をずっと続けていました。英会話フレーズを覚えた実感はあったのですが、どうも不完全燃焼でモチベーションも低下。
そんな折に、思い切ってオンライン英会話はやってみたのですが、覚えたはずのフレーズが全然話せずに悔しい思いをしました。
この体験をしてから「知ってる英語と使える英語は別物なんだ」と痛感。それ以来、オンライン英会話でコツコツと練習をして、最近は英語を自然なかたちで話せるようになってきました。
オンライン英会話を使えば、圧倒的に安い料金で大量のアウトプットが可能です。
本で覚えたら、必ずオンライン英会話をやってみる。この意識を持つだけで、英会話の力は飛躍的に伸びていきます。
ちなみに、おすすめはQQ Englishです。初心者にもやさしい教材&講師が揃っているので、安心してレッスンが受けられます。2回分の無料体験もできるので、少しでも気になる人はぜひ試してみてください。