「TOEICスコアが必要だけど、TOEICの勉強はつまらない…」という人は多いと思います。
架空のビジネス英会話やビジネス文書が出題されるわけですが、どうしても”自分事”として勉強を楽しむことってできないんですよね。
TOEICのつまらない勉強からどうすれば脱することができるのか?僕が実践している「楽しい勉強法」を解説していきます。
スコアが最短で欲しいなら、頑張るしかない
身も蓋もない話ですが、TOEICスコアを最短で取得したいのであれば、TOEIC対策の教材で勉強するしかありません。
というのも、TOEICというのは頻出する単語・フレーズ・話題というのがある程度決まっていて、対策しやすい試験だからです。良くも悪くも、傾向を知っておくだけでスコアUPを狙えます。
ちなみに、ここでいうTOEIC教材というのは市販の模試(問題集)や英単語帳のことをいいます。
たとえばPart1 の写真描写問題も、写真のどこが狙われやすいか(どんな表現や単語が出題されやすいぁ)というのがだいたい決まっているので、みっちり対策をすれば満点も十分取れます。
つまり、つまらないとはいえ、TOEIC用の勉強をすることは、最短でスコアを取るのに効果絶大ということなのです。
ですから、もし最短でTOEICスコアが欲しいのであれば、「英語の勉強を楽しむ」ということをあきらめて、スコアを取るための勉強を頑張るしかありません。
もちろん、TOEIC教材以外の「面白い教材」で英語を勉強することでTOEICスコアを伸ばすことはできます。が、やはり遠回りになってしまうのは否めません。
仕事や学校で「すぐに規定のTOEICスコアが必要!」という人は、TOEIC対策の単語帳と公式問題集を買ってひたすら解くのが最短ルートです。
僕が使ってるスタディサプリENGLISH
ちなみに、僕はTOEIC専用の単語帳も使ったことがあるし、公式問題集も解いたことがあります。
いろいろ試してきましたが、現在はスタディサプリENGLISHの一択です。
さきほど「最短でスコアUPしたいなら、TOEICの専用教材を使うべき」と話しましたが、これは必ずしも市販の書籍に限ったことではありません。
スタディサプリENGLISHというアプリを使えば、スマホ1つですべてのTOEIC対策を完結させることができます(パソコンやタブレットでも使えます)。
TOEICの勉強に飽きる原因はいろいろありますが「本で勉強するのがシンドすぎる…」というのが原因になっている人は非常に多いと思います。
つまり、本からアプリに教材を切り替えるだけで、つまらないTOEICの勉強がから脱することができるということです。
実際、僕も長年TOEICの勉強をしてきて、飽きることが多々ありました。ずっと本で勉強をしていると「今日はやる気が起きないな…」という日が増えていったんですね。
そんな折にスタディサプリENGLISHをダメ元で使ってみたのですが、これが効果てきめん。アプリの操作性も良いし、動画講義はわかりやすくて納得感が物凄いので、すぐに課金して使い始めました。
実際の画面はこんな感じ。リクルートが運営していることもあって、アプリの完成度は申し分ありません。
わりと本気でおすすめできるアプリなので、TOEIC対策に飽きている人はぜひ試してみてください。7日間無料(無料期間は申込日が1日目)で使えるので、お金もかけずに体験ができます。
英語力を高めて、自然なスコアアップを狙う方法
一方、「いますぐTOEICスコアが欲しいわけじゃない」「TOEICスコアを英語力の測定として活用したい」という人は、必ずしもTOEIC教材を使う必要はありません。
「TOEICはTOEIC用の教材でやらないとスコア伸びないんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、多くの人が誤解していることがあります。
それは、TOEICであろうと英検であろうと受験英語であろうと、すべて”英語学習である”ということです。
たしかに、TOEICならでは頻出単語や出題傾向というものはあります。しかし、根底にあるのはすべて”英語”なんですね。
当たり前の話ではあります。が、多くの人が「TOEICはTOEIC用の教材でやらないと意味がない」と勘違いしているのです。
ですから、TOEICの勉強がつまらないと感じているのなら、TOEICの教材から離れて、自分が楽しいと思える教材を使ってみるべきです。
そして、その教材で英語力を磨いていけば、自然とTOEICスコアもUPしていきます。
TOEIC用の教材で勉強するよりもスコアアップの伸びはゆるやかになるとは思いますが、「毎日の英語学習を楽しくしたい」という人にとっては、有力な選択肢となるはずです。
TOEICスコアUPも狙える「面白い教材」
TOEICの勉強がつまらないと感じている人におすすめの教材があります。それは、英文のニュース記事をもとにした教材です。
具体的には、CNN ENGLISH EXPRESS や 速読速聴英単語 Core1900 などがあります。
これらの教材は、実際のニュース記事や時事問題などを題材にしているため、ふつうに読み物として楽しめます。教養も身に付けながら英語を学べるので、TOEICのつまらない勉強とは一線を画します。
教養を身につけることはビジネスはもちろん、英検などの試験対策にも有効です。単純に、知識欲が満たせるというのも大きなメリットといえるでしょう。
さきほど紹介した速読速聴英単語 Core1900は、「TOEICスコア600〜800点台を目指せる」と本の中にも書かれています。TOEICに特化しているわけではない教材でも、高いスコアを取れることの証左でもありますよね。
このように、必ずしもTOEICに特化した教材でもスコアを伸ばせるわけなので、TOEICのつまらない勉強を抜け出して、楽しい勉強にシフトするのは有力な選択肢だと思います。
ちなみに、僕はTOEIC対策はスタディサプリENGLISHを使っていて、それ以外ではニュース記事を使った音読&シャドーイングで勉強することが多いです。
仕事で使うことを想定しながら勉強する
TOEICの勉強がつまらない原因はいろいろありますが「勉強してても、イマイチ現実味がない」というのが大きいと思います。
つまり「この英語を勉強したところで、役に立つのだろうか?」と疑いながら勉強するのは楽しいわけがないですよね。やっぱり「これを覚えれば仕事で使えそうだ」とワクワクしながら勉強できたほうが、絶対に良いに決まってます。
TOEICを受験するというのは、大なり小なりビジネス英語を志しているはずだと思います。
メンタル的な話になってしまいますが、日頃から仕事で使うことを想定しながら勉強をすると、より楽しめるようになります。
たとえば、英単語フレーズ集をやる場合。the most recent statistics(1番最近の統計)というフレーズが出てきたら、「これは会議で数字を示すときに使えそうだな」とか想像してみるわけです。
これをやるだけで、TOEICの勉強が一気に現実味のある「使える英語学習」になるので、グッと身になります。
TOEICの勉強を楽しむための3つのポイント
あらためておさらいしておくと、TOEICの勉強を楽しむために僕が実践しているのは以下の3つです。
- TOEICの勉強を楽しむために
- ① スタディサプリENGLISHを活用する
- ② ニュース記事などで自然と英語力を伸ばす
- (TOEIC教材にこだわりすぎない)
- ③ 仕事で使うことを意識しながら勉強する
結局のところ、自分に合う勉強法&教材を選ぶことが最も本質的で効果があると思います。
僕はアプリでの勉強が好きですが、人によっては書籍での勉強が好きな人もいるでしょう。いろいろ試してみて、自分の肌に合うものを選ぶべきです。唯一無二の正解はないので。
そして、「すぐにTOEICスコアが欲しいわけではない」という人は、必ずしもTOEIC対策教材にこだわる必要はないと思います。さきほど説明したとおり、他のどんな教材で勉強してもムダになることはなく、必ずTOEICの試験に活きてきます。
僕もニュース記事などで音読&シャドーイングをしてる時期がありましたが、それでもTOEICのスコアはUPしました。
そして、結局大事になってくるのが「仕事で使うことを意識しながら勉強する」ということだと思います。TOEIC=スコアが大事と思われがちですが、究極的には仕事で使うための英語を勉強しているんですよね。
その基本に立ち返れば、実践的な英語を意識できるようになるし、それによってTOEICの勉強も楽しくなるはずです。