オンライン英会話をやっていると「今日は気分が乗らないな…」「サボっちゃうか…」という悪魔の声が聞こえてくることがあります。
正直にいうと、僕もオンライン英会話をサボったことがあります。
サボるというのは良いイメージが全くありませんが、メリットもあるのではないか?というのが僕なりの考えです。
記事の前半ではサボりたくなる原因と解消法にフォーカスを当てて、後半ではサボる効用についてくわしく説明していきます。
余談ですが、「サボる」というのは英語で blow it off や ditch と表現します。
まずはサボりたくなる原因を特定すべき
最初にお伝えしておきたいのは、英会話のレッスンはサボらずに受けるべきです。言うまでもないのですが、「サボるのは良いことだ」と曲解されないようにご注意ください。
英会話のスキルというのは、一朝一夕で身につくものではありません。1ヶ月、3ヶ月、半年、1年と継続していくことで少しずつ力がついていくものです。さらに、力が伸びるのは「ほんの少しずつ」なので上達を実感しにくいという側面もあります。
そのため、サボる期間が続いてしまうと、一向に英語力が伸びません。ですから、サボりたい衝動に駆られたら、まずは「なぜサボりたくなるんだろう?」と冷静に原因を分析してみましょう。
サボりたい原因が特定できれば、それに対処できます。上手く対処できればサボらずに済みますし、たとえサボるとしても納得したうえでサボる(休む)ことになるのでモヤモヤせずに済みます。
サボりたくなったら、原因を考えてみる。これが、まず最初にやるべきことです。
サボりたくなる原因はここにある
では、どんな理由でオンライン英会話をサボりたくなるのでしょうか?考えられる原因をリストアップしてみたいと思います。
- サボりたくなる原因
- ・習慣が身についてない(やらない方向に力が働く)
- ・英語を学ぶ目的や目標がないからやる気が起きない
- ・レッスン教材がむずかしすぎる or 簡単すぎる
- ・講師と相性が良くない
習慣が身についてない(やらない方向に力が働く)
「習慣が身についてない」というのが、サボりたくなる原因として最も多いのではないかと個人的に思っています。
人の脳は変化を嫌います。これは、変化=危険なことに遭遇する可能性があると無意識に反応してしまうからです。
つまり、新しいことを始めようと自然とやらない方向に力が働いてしまうのです。新しいことを始めるときは誰だってサボりたくなるので、落ち込む必要もありません。
オンライン英会話の習慣が身につけば、サボりたい衝動も起きなくなります。習慣の身につけ方については以下の記事をどうぞ。
英語を学ぶ目的や目標がないからやる気が起きない
なぜ英語を学ぶのか?という目的がはっきりしてなかったり、「英語を使ってこうなりたい!」という目標がないと、やる気が起きなくて当然です。
社会人などが自発的にオンライン英会話を受ける場合は、それなりにモチベーションが保てるものです(目的がはっきりしてるので)。
一方、高校生や大学生が学校のカリキュラムの一環としてオンライン英会話を必須にしている場合、どうしても「仕方なくやってる感」が出てしまうので、サボりたくなります(僕も大学のころ、よくレッスンをサボってました…反省)。
サボりたくなったら、まずは「なぜ英語を学ぶのか?」という目的を明確にしてみましょう。
「学校で単位が必要だから」という場合はモチベーションを見つけるのがむずかしいかもしれませんが、英語は学んでおいて損になることは絶対にありません。
日本の人口は年々減っていくので、外国人労働者も増えていきます。さらに、日本脱出を図る必要が出てくるかもしれません。「将来、絶対に役立つから」と信じて取り組むようにしましょう。
レッスン教材がむずかしすぎる or 簡単すぎる
オンライン英会話でやるレッスンの内容(教材)がむずかしいせいで、サボりたくなることもあります。
レッスン内容がちんぷんかんぷんだったら、誰だってやりたくないのは当然です。つまらないので。
サボりたい気分になったら「使ってる教材は自分の英語レベルに合ってるか?」と見直してみることで、サボりが解消できるかもしれません。
なお、教材が簡単すぎる場合も逆効果です。やりがいがないと意欲的にはなれませんから、自分にとってちょうどいい教材を選びましょう。
「自分に合う教材がわからない」という人は、オンライン英会話のカウンセラーに診断してもらうのもおすすめです。
QQ English やレアジョブ英会話 などの大手では、日本人のカウンセラーに相談ができるので活用してみましょう。
講師と相性が良くない
「あまり仲良くない友達と30分間、二人きりで話さないといけない」と言われたらどうでしょうか?きっと、気乗りしないと思います。僕なら理由を付けて何とか逃げます(笑)
これと同じことが、オンライン英会話でも起きているかもしれません。つまり、自分と相性の良くない講師を選んでいるかもしれないということです。
オンライン英会話は自分で好きな講師を選べるので、少しでも相性が良くないと感じたら他の講師に変更してみましょう。
良い講師の選び方については以下の記事をどうぞ。
サボることを前向きに捉える
まだ2〜3回しかレッスンを受けてない人がサボりたくなるのは、さきほど説明したように「習慣化してないだけ」の可能性が高いので、最初のうちはある程度の我慢が必要になります。頑張って乗り越えましょう。
一方で、「サボる原因もわかったし、対策も講じてきた。それでもサボりたい衝動は抑えられない!」というときもあると思います。
無理にオンライン英会話を続けて心が折れてしまうと、せっかく継続してきたことが台無しになってしまいます。英会話は継続がすべてといっても過言ではないので、休み休みでもいいので長く続けるべきです。
サボりたい衝動に駆られて「自分にはいま、休みが必要なんだ」と感じたら、頭のモードをサボり→休息に切り替えましょう。これをしないと、サボった自分を責めることになるので、休息どころか余計にストレスが増幅します。
サボる、ではなく、休息する。この意識を持つことで、引け目や負い目なしにしっかり休むことができるようになります。
なお、予約していたレッスンを休む場合は、必ず予約のキャンセルをしましょう。無断キャンセルは講師に迷惑がかかりますし、1レッスン分消化することになってしまう場合もあるのでもったいないです。
ほとんどのオンライン英会話では、予約画面からボタン一つでキャンセルできますが、オンライン英会話によってキャンセル可能な時間(何分前までキャンセルできるか)は異なるので注意しましょう。