英語学習の目的がないと、モチベーションを維持できないので、挫折という名の破滅が待っています。
しかし、目的さえ見つかってしまえば英語学習は継続しやすくなりますし、目的は意外とかんたんに見つけることができます。
僕もかつて、英語学習の目的がなくて悩んだ時期があったので、その経験も踏まえて【英語学習の目的の見つけ方】について紹介していきます。
夢・目標を考えることが先決
英語学習の目的というのは、言い換えれば「夢」や「目標」を実現する手段でもあります。
つまり、目的と夢・目標というのは密接に関係しているということです。
ということは、自分が成し遂げたい夢や目標を決めて、そこから逆算して英語学習の目的を決めていくのが最も効果があります。
なぜ効果があるのでしょうか?それは、夢や目標をしっかり決めておくと、英語を勉強することが自分の利益になるからです。
たとえば、「外資系企業に転職して収入をUPさせたい!」という夢があったとします。
英語を勉強するということは、そのまま「転職という自己実現」+「収入UP」という夢の実現に直結します。精神的なやりがい、金銭的な幸福感を英語の勉強が導いてくれるわけです。
このように、目標がしっかり定まっていると「日々、英語学習をやる目的」がハッキリします。そして、勉強することで得られる精神的・金銭的メリットが明確になるので、モチベーションも維持しやすくなるのです。
こうした理由から「まず、自分は英語を学んでなにをしたいのか?」ということから考えてみるのがおすすめです。夢・目標を決めて、そこから逆算していくことで、英語学習の目的がハッキリしてきます。
やりたい仕事、なりたい自分を熟考してみる
英語学習の目的を決めるうえで、夢や目標を先に決めるのが大切という話をしましたが、実現までに時間がかかりすぎる目標は、あまりおすすめしません。
というのも、目標が遠すぎると日々のモチベーションをUPさせる役割を果たさないからです。
たとえば、TOEIC300点の人が「990点満点取るぞ!」という目標を立てたとします。満点を目指すのは素晴らしいのですが、正直いって目標までの道のりが長すぎますよね。
最初のうちはいいかもしれませんが、次の試験を受けて350点くらいしかスコアが取れなかった場合「あんなに頑張ったのに…990点なんて無理ゲーかも…」と意気消沈するでしょう。
つまり、高すぎる(実現までに時間がかかる)目標は逆効果になることがあるのです。
TOEIC300点が立てるべき目標は「次のテストで400点取るぞ!」です。これなら十分可能性があるし、目標を達成したときの満足感も得られます。
人はついつい高い目標を立てがちですが、目標や目的を英語学習の意欲につなげたいのであれば、まずは手の届く目標を決めることが大切です。
目標実現のために必要な英語力を特化させる
英語学習の目的がハッキリしたら、次は勉強法を決めて行く必要があります。
目的が決まっているということは、「どんな英語力を伸ばすべきか?」というのも定まってきます。
たとえば「翻訳家になりたい!」という目標の場合、伸ばすべき能力はライティング力(英作文)ですよね。もちろん、英会話のスキルもムダにはなりませんが、文法的に正しい英語を書くことを最優先にして勉強をするべきです。
一方、「英語を使った商談で契約が取れるようになりたい」という場合、英会話スキルはもちろんのこと、営業術を英語で身につけることが英語学習の目的になります。この場合、ライティングよりもスピーキングを伸ばすべきです。
どんな英語学習もムダにはなりませんが、どうせやるなら自分の目的を達成できる最短距離で突き進みたいですよね。目的達成までの時間は早いほうが絶対にいいのです。
【目標を決める→目標を実現するために必要なスキルを絞る→そのスキルを伸ばすことを目的に勉強をする】というステップを踏むと、無駄なく勉強ができるので、モチベーションも維持しやすくなります。
趣味や娯楽のために英語を勉強するのもアリ
人によっては「仕事で英語を使うことがない」「夢や目標が見つからない…」ということがあると思います。
そういう場合は、自分の好きなこと(趣味や娯楽)を英語で楽しむというのを目的に英語学習をやってみるのもおすすめです。
1番わかりやすいのは、映画やドラマでしょうか。洋画や海外ドラマを字幕なしで見られるのは最高の娯楽です。字幕というのは翻訳者によってかなり意訳されたものなので、本来のセリフとはニュアンスがかなり変わっていることがあります。
僕も洋画や海外ドラマの音声を少しずつ聞き取れるようになってきましたが、「セリフと字幕、全然ちがうじゃん…」と感じることが多々あります。
また、洋書や英文記事を読めるようになりたいというのもおすすめです。
英語が読めると、翻訳を待つ必要がないですし、情報収集の幅が劇的に広くなるので、人生が確実に豊かになります。海外発信の最新トレンドや最新技術にいち早く触れることができるのもメリットです。
趣味や娯楽も、伸ばすべき英語力を特化させる
趣味や娯楽でも、必要なスキルをきちんと分析して「どんな勉強をしたら最短で目的を達成できるか?」を考えるべきです。
映画や海外ドラマを字幕なしで視聴したい場合、伸ばすべきはリスニング力(特に会話表現)ですよね。
洋書や英文記事を読みたいのであれば、リーディング力や語彙力を伸ばすことを目的に勉強をすべきです。
もちろん、英語の4技能をすべて伸ばすに越したことはないですが、1つに特化して一点集中したほうが早い段階で成果が得られます。
目的もなく勉強するのはアリなのか?
英語学習の目的はハッキリしていたほうがいいですが、人によっては「仕事でも趣味でも英語は使わないけど、なんとなく英語を勉強しておいたほうが良い気がする」というケースもあるはずです。
じつをいうと、僕もかつては「なんとなくやっておいたほうがいいから」という理由で英語を勉強していた時期があります。
個人的には、明確な目的がなくても英語学習をやっておいて損はないと思います。実際、僕は目的なくやっていた時期がありましたが、そのあとに「英語を使ってやりたいこと」が出てきたので、やっててよかったと痛感しました。
とはいえ、英語学習の目的がない状態だと、モチベーションを保つのが大変です。やる理由が明確じゃないので、やめようと思えばいつでもやめれちゃうんですよね。
ですから、目的なしで英語学習をするのであれば、楽しく継続できる教材・英語アプリを使うのが良いと思います。特に、アプリを使えばあまり意欲がないときでもゲーム感覚で英語が勉強できるので。
僕が英語学習を目的なしでやっていたころは、スタディサプリENGLISHを使っていました。
カリキュラムがしっかりしているから、自分の勉強法に悩むこともないし、動画講義もあるから飽きずに続けられます。なにより操作性がいいから、スマホで楽しみながら勉強ができます。
もちろん、目的がハッキリしている人にもおすすめですが、「英語学習の明確な目的がなくて悩んでいる」という人こそ、使うべきアプリなのかなと思います。
ちなみに、スタディサプリENGLISHは3つのコースに分かれていますが、僕は新日常英会話コースとTOEIC対策コースの2つに課金しました。どれも無料体験ができるので、ぜひ試してみてください。