「〜しているとき」をあらわす英語表現はいくつかあります。
なかでも as と when はよく使われる単語で、その使い分けがよくわからないという人も多いと思います。
「〜しているとき」をあらわすときの as と when はなにがちがうのか?正しい使い方について解説します。
as は”同時に起こる”というニュアンスがある
as は「AとBが同時に起こっている状態」をあらわすときに使われ、<同時>というニュアンスが強まります。
たとえば、
- As I watched TV, I used my smart phone.
- テレビを見ながら、スマホをいじった。
のように、テレビを見ながらスマートフォンを使うという同時性があります。このようなときには as を使うのが正しいです。
when は”順序”をあらわす
when は「Aが完了して、Bが起きる」という状態を伝えるときに使います。
いわば、順序を示すことになります。
たとえば、
- When I got home at night, I took a bath right away.
- 夜、家に帰ってすぐにお風呂に入った。
のように、「帰宅する」という事象が完了したあとに、お風呂に入るという順序をあらわすことになります。
「帰宅しながらお風呂に入る」ことはできないので、この文で as を使うのは不適当です。
「〜のあいだ」をあらわすwhile の使い方
「〜しているとき」という日本語は、「〜のしているあいだ」と解釈することもできますよね。
while 「〜しているあいだ」 を as と同じような感覚で文章で使うこともできます。
たとえば、
- I took a bath, while she was cooking.
- 彼女が料理している間に、わたしはお風呂に入った。
という文章をつくることができます。
これも while を使うことによって<同時>のニュアンスを強めています。
ただし、<同時>をあらわすニュアンスは while よりも as のほうが強くなります。
そのため、もし<同時>を強めた文章を書くのであれば、 while よりも as を使ったほうがニュアンスは伝わりやすくなるでしょう。
【おまけ】while と during のちがい
余談ですが、 while と during の違いについても説明しておきます。
while と during はどちらも「〜のあいだ」と訳されますが、後に何が来るかによって違いが分かれます。
- 【 while の後には 主語 + 動詞 がくる 】
- I took a bath, while she was cooking.
- 彼女が料理している間に、わたしはお風呂に入った。
- 【 during の後には 名詞 がくる 】
- I read a lot of books during summer vacation.
- 夏休みの間、たくさんの本を読んだ。