ネイティブのオンライン英会話を選ぶときに意識したいのが講師の質・教材、そして料金です。
今回はネイティブ講師のレッスンが受けられるCamblyと、レッスンが受け放題のネイティブキャンプを比較しつつ「どっちがおすすめなのか?」について解説していきます。
とりあえず結論を知りたい人は、以下を参考にしてみてください。
- ネイティブキャンプがおすすめの人
- ▫レッスン受け放題がいい
- ▫ とにかくたくさん話したい
- ▫ 低予算が希望
- ▫ カランメソッドを受けたい
- ▫ 家族みんなで使いたい
- ▫ スマホアプリでレッスン受けたい
- ▫ 無料体験でじっくり試したい
- Camblyがおすすめの人
- ▫ 予約してレッスンを受けたい
- ▫ レッスンを毎日受ける予定はない
- ▫ ネイティブ講師のレッスンを受けたい
- ▫ レッスンの自動録画機能で復習したい
- ▶【無料体験】Cambly を試してみる
ネイティブ講師にこだわりがなければ、断然ネイティブキャンプのほうが安くて良いですよ。僕もネイティブキャンプを使ってきました。
【結論】コスパ重視ならネイティブキャンプ
無料体験 | 7日間 | 1回分 |
1レッスン | 5分/10分/15分/20分/25分 ※今すぐレッスンの場合 | 15分 / 30分 / 60分 |
レッスン 可能時間 | 24時間 | 24時間 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・PayPal | ・クレジットカード |
月額料金 | 【ライトプラン(月8回)】 5,450円 【プレミアムプラン(回数無制限)】 7,480円 ※1年間継続で毎月1,000円OFF 【ファミリープラン】 家族1人につき 1,980円 【ネイティブ受け放題オプション】 9,800円 | 【30分 / 週】 7,190円 【1時間 / 週】 12,790円 【1.5時間 / 週】 19,190円 ※一番人気 【2.5時間 / 週】 27,790円 【5時間 / 週】 53,490円 |
公式サイト | ネイティブキャンプ | Cambly |
教材数 | 18,000以上 | 400以上 |
レッスン録画機能 | ー(録音のみ) | ● |
レッスン予約 | ● 要追加料金 | ● |
講師の評価 | ★5段階評価 | ★5段階評価 |
カランメソッド | ● | ー |
日本人講師 | ● | ー |
英語資格対策 | TOEIC 英検 | TOEFL IELTS |
講師の国籍 | 120カ国以上 (ネイティブ含む) | アメリカ カナダ イギリス オーストラリア等 |
特徴 | レッスン受け放題 (回数無制限) | 講師全員がネイティブ |
講師の勤務体制 | 在宅 / オフィス | 在宅 / オフィス |
直前予約 | 即レッスンも可 | 即レッスンも可 |
最初に結論からお伝えすると、コスパ重視でオンライン英会話を選ぶならネイティブキャンプがおすすめです。なぜなら、ネイティブキャンプは回数無制限でレッスン受け放題だから。
一方、ビジネス経験や教師経験のあるネイティブ講師のレッスンが受けたい人はCamblyがおすすめ。
つまり、「とにかく安いほうが良い人はネイティブキャンプ」「とにかく講師の質が高いほうがいい人はCambly」という感じで選べば失敗はないと思います。
僕は料金の安さと講師および教材の質を重視するタイプなのでネイティブキャンプのほうがおすすめです。
比較① 料金は圧倒的にネイティブキャンプが安い
月額料金 | 【ライトプラン】 5,450円(月8回) 【プレミアムプラン】 7,480円(回数無制限) ※1年間継続で毎月1,000円OFF 【ファミリープラン】 家族1人につき 1,980円 【ネイティブ受け放題オプション】 9,800円 | 【30分 / 週】 7,190円 【1時間 / 週】 12,790円 【1.5時間 / 週】 19,190円 【2.5時間 / 週】 27,790円 【5時間 / 週】 53,490円 |
まずは料金からくわしく比較していきましょう。さきほど表でもご覧いただきましたが、あらためてネイティブキャンプとCamblyの料金を比べてみます。
- 月額料金を比較すると…
- ・ネイティブキャンプは回数無制限なので、レッスンを受ければ受けるほどレッスン単価が安くなる
- ・Camblyは【週◯時間でいくら】という計算方法。全員がネイティブ講師なので料金は高め
フィリピン人など第二外国語として英語を学んでいる講師のレッスンは、回数無制限で7,480円と安いです。ネイティブ講師のレッスンを受けたい場合は基本プラン+ネイティブ受け放題オプションのセット料金になるので、17,280円です。
一方のCamblyは料金プランがかなり多岐にわたるため、わかりづらいのが正直なところです。
一番人気のプランは【1.5時間/週】で19,190円。このプランの場合、1日1時間のレッスンを上限として、週に1.5時間レッスンができるということです。
こうして比較してみると、ネイティブキャンプがいかに安い料金でレッスンを提供しているかがわかりますよね。そもそも、ネイティブキャンプは「レッスン受け放題」を売りにしているのですが、ネイティブ受け放題オプションに加入すればネイティブ講師とのレッスンも受け放題です。
レッスン受け放題というのは、1日何分何回レッスンを受けても料金が同じということです。極端な話ですが、ネイティブ講師のレッスンを1日10回受けても、ネイティブキャンプなら17,280円で済みます。
このあたりは講師の質や会社の運営体制などが要因で安くできているのだと思われますが、いずれにしてもネイティブ講師のレッスンを受けたい人にとっては嬉しい限りです。
ただ、さきほども説明しましたが「安ければいい」というわけではなく、個人的な考えとしては「講師の質も伴っているべき」だと思います。
僕はCamblyもネイティブキャンプも両方使ったことがありますが、講師の質が高いのはCamblyだと感じました。その点について、このあと深堀りしていきます。
比較② 講師はCamblyのほうが優れている印象
講師の評価 | ★5段階評価で表示 | ★5段階評価で表示 |
日本人講師 | ● | ー |
講師の国籍 | 120カ国以上 (ネイティブ含む) | アメリカ カナダ イギリス オーストラリア等 |
講師の勤務体制 | 在宅 / オフィス | 在宅 / オフィス |
続いて講師についてです。さきほどから説明していますが、講師の質についてはCamblyのほうが優れています。あくまでも僕の肌感というか主観になってしまうのですが、教えるのが上手いなーと感じるのはCamblyのレッスンのほうが多いです。
Camblyの講師は教師経験について明記されており、学歴や職歴についてもくわしく掲載されています。中には会社経営者、医師、パイロットなども在籍しているので、英語だけでなく面白い経験談をたくさん聞くことができます。
もちろん、ネイティブキャンプにもそういった講師は在籍しているかもしれませんが、全体的な数と質でいうと僕はCamblyのほうが優れていると感じました。
繰り返しになりますが、選ぶべきポイントは「なにを優先するか?」です。
料金優先ならネイティブキャンプのほうがいいですが、「レッスンを通して英語だけでなく仕事のことも学びたい」「教えるのが上手な講師が良い」という希望があるなら、迷わずCamblyを選んだほうが良いと思います。
講師の良し悪しは体感してみるのが一番なので、まずは無料体験レッスンを試しに受けてみるのがおすすめですよ。
比較③ 教材はどちらも優れているけれど…
次は教材について比較していきましょう。教材については、Camblyもネイティブキャンプも完成度は高いです。正直、甲乙つけがたい。
まずCamblyについてですが、教材のデザインやレイアウトが洗練されています。内容については簡潔でムダがない感じで、補足説明について講師から受けるイメージ。
一方、ネイティブキャンプの教材はテキスト中心です。イラストや写真なども使われていますが、文字が多めなので、そのぶん情報量も多くなっています。
ここで紹介したのはあくまでも一例です。実際にはカリキュラムによって教材の内容やデザインは千差万別。一概に良し悪しは語れません。
ただし、Camblyの教材は基本的に英語のみで日本語の訳がついていません。そのため、完全な英語漬けを図りたい人にはいいですが、完全な英語初心者には難しく感じるかもしれません。
身も蓋もないですが、結局のところ好みの問題になります。両方を使った僕の感想としては、Camblyの洗練されたオシャレな教材がけっこう好きでした。
ネイティブキャンプの教材は文字が多めですが余白もしっかり取ってあるので、見やすく、情報量も多いので好みです。
質については同等ですが、教材数はネイティブキャンプのほうが圧倒的に多いです。
教材数は随時追加されるので変動するのですが、記事執筆時点でネイティブキャンプの教材数は18,000以上にもおよびます。
数が多ければ、そのぶん自分もレベルや目的に合ったものを選べるメリットがあります(そのぶん、選ぶときに迷いやすいのも事実ですが)。
断言するのはむずかしいくらい、本当に甲乙つけがたいですが個人的にはコスパ重視でネイティブキャンプをおすすめします。
比較④ レッスン時間はどちらも融通がきく
1レッスン | 5分/10分/15分/20分/25分 ※今すぐレッスンの場合 | 15分 / 30分 / 60分 |
レッスン 可能時間 | 24時間 | 24時間 |
直前予約 | 即レッスンも可 | 即レッスンも可 |
レッスン可能時間はどちらも24時間なので、夜中でも早朝でもOK(講師の国籍によって、その時間帯は人が少なくなる場合があるけど)。
気になる1レッスンあたりの時間は、ネイティブキャンプが5〜25分と5分刻みです。受講前の画面で選択することができます。
一方、Camblyは15分 / 30分 / 60分という単位。ネイティブキャンプに比べると”刻めない”ですが、60分のレッスンに対応しているオンライン英会話は珍しいので貴重な存在です。
オンライン英会話の多くが25分間のレッスンで固定していることを考えると、レッスン時間を細かく指定できるネイティブキャンプとCamblyはとても融通がきくほうだと思います。
「仕事や家事などの合間にちょっとだけレッスンを受けたい」という人は、ネイティブキャンプのほうが使い勝手がいいかもしれません。
比較⑤ 録画機能はCamblyが優れている
レッスン録画機能 | ー(録音のみ) | ●(自動録画) |
データの削除 | できない | できる |
「録画機能なんて使う?」と思われるかもしれませんが、録画はマジで便利です。なぜなら、録画機能があると復習でかなり役立つから。
英会話の上達には「レッスンで理解できなかったこと」や「うまく英語で話せなかったこと」を復習することが不可欠です。
レッスンの録画があると自分の弱点が丸わかり。たとえば「ああ、このとき講師に言ってることが聴き取れてないのに、わかったフリしてるわ(笑)」とかいうのが一目瞭然です。
あるいは「この表現はちがうフレーズで言ったほうがもっと上手く伝わったかも」とか「発音がまだまだなんだよなぁ」とか、録画は発見の連続です。
そもそも、録画がないとレッスンを振り返るのが困難です。頭で覚えているのはたいがい一番記憶に残っているシーンだけなので、ソレ以外の部分は見落としやすい。
と、前置きが長くなりましたが、録画機能があると復習が充実します。そして、Camblyはすべてのレッスンが自動で録画される(特に設定も必要ない)ので、復習がとてもはかどります。
一方、ネイティブキャンプは自動録音機能しかないため、映像はなく、音声のみとなります(もちろん音声だけでも助かりますが)。
ちなみに、Camblyの録画映像はあとから削除できます。
ネイティブキャンプの録音データは記事執筆時点では削除できない仕様になっています。
「映像も見ながらしっかり復習したい!」という人は、Camblyを選んだほうがいいですね。
比較⑥ 英語資格対策はかなり色が違う
英語資格対策 | TOEIC 英検 | TOEFL IELTS |
表を見てもらえればわかりますが、ネイティブキャンプは英検二次試験(面接)・TOEICに対応しています。
CamblyはIELTSとTOEFLの2つのみ。
数だけでいえば互角なのですが、日本国内における人気や汎用性を考えると、TOEICや英検はかなり強いので、ネイティブキャンプほうが優位といえるかもしれません。
一方、英語圏への留学や移住を検討している人にとって、IELTSやTOEFLはもはや必須ともいえる試験です。これらの対策をできるという意味では、Camblyも素晴らしい。
言うまでもないですが、「自分はどの資格が必要か?」を考えて選べば、おのずと答えは見つかるはずです。
比較⑦ 家族割引はネイティブキャンプだけ
家族会員プラン | 【ファミリープラン】 家族1人につき 1,980円 ※本会員の2親等内 | なし |
ネイティブキャンプにはファミリープラン(家族割引)があり、代表者(本会員)の2親等内であれば、2人目以降の家族は月額1,980円で利用できます。
このファミリープランは他のオンライン英会話でも当たり前…と思いきやそんなことはなく、他のオンライン英会話では家族であっても個別で登録・加入しなければいけないところがあります。Camblyがまさにソレです。
そう考えると、ネイティブキャンプのファミリープランはかなりお得ですよね。
自分はもちろん、ネイティブキャンプなら子どもの英語教育もかなり安く抑えられます。
家族みんなで英会話を学べればモチベーションにもなるし、「家族間で英会話してみる」っていうのも楽しそう。
比較⑧ 自習教材はどちらも揃っている
※表は横にスライドできます
リスニングマラソン | 英語音声を聞き、それを即座に声に出す「シャドーイング」を行い、リスニング力とスピーキング力を身につけます。 |
リーディングマラソン | 自分のレベルにあった英語の本をたくさん読む「多読」を行い、リーディング力を身につけます。 |
AIスピーキングテスト | 5分間のスピーキングテスト。AIが自動採点してくれます。 |
AI発音トレーニング | 表示される単語・フレーズ・ 文章を読んで、AIが採点してくれる。 |
AI発音学習アプリ OKpanda | 音声認識による発音練習機能がついており、自分の発音がどのくらい正確なのか、点数で表し管理することができます。 |
Cambly AIと話す | AIチャットボットの「Cambly AI」を英会話の練習ができる。リアルタイムで瞬時にフィードバック。 |
ニュース記事 | 好きなニュース記事と英語レベルを選んで英語を読む練習ができる。 |
就職面接の対策 (e-book) | 英語の就職面接で成功するための効果的なヒント30選が見られる |
英語イディオム集 (e-book) | 使用頻度の高い慣用句と意味をおさえる。 |
身近な句動詞 (e-book) | 句動詞を使いこなし、英語レベルをさらに高める。 |
専門用語を読み解く (e-book) | 様々な業界から集めた100以上の例文に沿って、専門的な言い回しを習得。 |
Youtubeライブレッスン | ベテラン講師と一緒に毎週新しいトピックを学ぶ |
英会話習得ためには”英会話レッスン以外の時間”をいかに過ごすかが重要です。ようするに「自習をしっかりやりましょう」ということ。
自習はアプリや市販の本を買ってやってもいいですが、オンライン英会話が用意してくれている教材を使えば無料で自習コンテンツが手に入ります。
ネイティブキャンプとCamblyはどちらも自習コンテンツが用意されていますが、充実度でいえばネイティブキャンプに軍配があがります。
ニュース記事を使ってリスニングやリーディング学習ができますし、発音向上のための専用アプリも会員なら無料で使うことができます。
比較⑨ スピーキングテストはネイティブキャンプのみ
スピーキングテスト | ◯ | なし |
採点方法 | AIによる自動採点 | ー |
テスト時間 | 5分間 | ー |
結果の表示 | 受験後すぐに | ー |
「自分の英語力はどれくらいなのか?」を客観的に知るためにも、定期的にスピーキングテストを受けたいところ。
自分では話せないと思っていても、じつは客観的なテストでは意外とハイスコアだったりするからです(その逆もしかり)。
自分の現在のレベルがわかれば、レッスンで選ぶ教材も変わってくるし、ふだんの勉強も「今の自分に必要な内容」を選べるようになるので、英会話上達スピードが上がります。
ネイティブキャンプはAIによるスピーキングテストが受けられて、総合評価が10段階で判定されます。
24時間いつでも、しかも無料でテストが受けられるのが素晴らしい。
ネイティブキャンプはAIの自動採点だから緊張することなく、気軽に受けられるのが良いですよね(わたしは特に緊張しやすいタイプなので…)。
比較⑩ 無料体験はネイティブキャンプがお得
無料体験レッスン | ◯ | △ 100円で30分のレッスン |
無料期間 | 7日間 | ー |
お金を払うことなく無料体験ができればベストですよね。失敗を減らせるので、費用負担も軽くなります。
ネイティブキャンプはなんと7日間のトライアル期間があり、有料会員と同じレッスンやコンテンツを無料で体験できます。
一方のCamblyは、無料体験に近いものとして「30分間のレッスンを100円で受けられる」という仕組みがあります(以前は無料体験レッスンがあったのですが、なくなった模様)。
無料体験について、どちらがいいかは一目瞭然ですね。
トライアル後に無理な勧誘をされることも一切ないので、安心して使えるのもうれしいところ。
【結果】「5勝2敗3分け」でネイティブキャンプの勝利
- ・料金はネイティブキャンプが断然安い
- ・Camblyの講師はビジネスや教師の経験者が豊富
- ・教材はそれぞれ個性があるが、初心者向けはネイティブキャンプ
- ・総合的に、個人的なおすすめはネイティブキャンプ
- (講師の質が高く、教材が洗練されて、とにかく安い)
10項目による比較で、ネイティブキャンプが「5勝2敗3分け」で勝利(Camblyはその逆)となりました。
わりと多くの項目でネイティブキャンプが優勢だったので、あらためて比較してみて個人的にも納得感があったような。
最初にも説明したとおり、ネイティブキャンプは料金の安さ(レッスン受け放題)が売りです。Camblyは高品質なネイティブ講師のレッスンを売りにしています。
僕の個人的な考えとしては「Camblyはたしかに良いけど、そこまで高い費用を出すメリットはないか?」という感じです。
というのも、ネイティブ講師のレッスンを何回か受けてみて「ネイティブ講師である必要はないかな」と実感したから。
英会話は質より量をこなすのが大事な側面もあるので、低コストで大量のレッスンが受けられるネイティブキャンプのほうがメリットは大きいと思っています。