candidate は「(選挙の)候補者」という意味で使われることも多いですが、他にもいろいろな使い方をすることができます。
ということで今回は、candidate の意味と用例をくわしく見ていきましょう。
candidate が持つ核のイメージと語源
最初にも説明したとおり、candidate (kˈændɪdèɪt)は「候補者」という意味で使われることがほとんどです。
ちなみに、candidate の語源は「白い服を着た人」で、ローマ時代に公職候補者が白い衣をまとったことが由来になっています。
candidateの用例を、英和辞典【WISDOM2】からいくつかピックアップしてみました。
- ▶ a candidate for governor
- 知事候補
- ▶ a Presidential candidate
- 大統領候補
- ▶ stand as a candidate
- (英)立候補する
大前提として、candidate には「候補者」という意味があることを知っておきましょう。
そして、それを核心イメージとして他の用例にも応用すれば、candidate の理解で困ることはほぼないと思います。
「志願者」という意味で使われることも
candidate には「(仕事などの)志願者、志望者」「受験生」という意味もあります。
意味合いとしては、1つの目の「候補者」とほぼ同じですが、文脈によって細かく解釈を分けるのが良いかと思います。
新英和大辞典から、用例を3つ引用します。
- ▶ candidate in an examination
- 受験志望者
- ▶ a candidate for membership
- 入会希望者
- ▶ offer oneself as a candidate for the post
- その地位に志願する
【candidate = 候補者】という意味でしか覚えてないと、上記の candidate in an examination というフレーズを見たときに「試験の候補者…?」と理解が追いつかない可能性も考えられます。
a candidate for membership も同じで「会員の候補者」ではよく意味がわかりませんが、【candidate = 志望者】という語義を知っていれば「入会希望者」とすんなり理解できるはずです。
candidate for で「〜にふさわしい人(もの)」
【candidate = 候補者】から派生して、「ふさわしい人(もの)」という意味で candidate が使われることもあります。その場合は、candidate for 〜という目印があるので比較的わかりやすいはず。
candidate for は人だけでなく物にも使われることがあるので、それを知っておくと英文の読解スピードがより早くなると思います。
こちらも新英和大辞典から用例を2つ紹介します。
- ▶ a candidate for fame [prison]
- 将来名をなす[刑務所へ入りそうな]人
- ▶ The film is a candidate for the Grand Prix.
- あの映画は多分グランプリものだ