DMM英会話は教材が豊富で、講師の質も高いですが、残念ながらカランメソッドには対応していません。
今後、DMM英会話でもランメソッドが受けられるようになるかもしれませんが、現状では他のオンライン英会話を使ったほうが良いでしょう。
カランメソッドが受けられるオンライン英会話としてはQQ English やネイティブキャンプ がありますが、個人的にはネイティブキャンプがおすすめです。
というわけで、ネイティブキャンプでカランメソッドを受けるメリットについて解説していきます。
カランメソッドができるのは訓練された講師のみ
そもそも、カランメソッドというのは講師の質問に対して完全な英文で返答をするトレーニングです。
たとえばこんな感じで、質問と返答のラリーを繰り返していきます。
講師: ”Are there two chairs in this room? Are there two chairs in this room? No, there aren’t …”
学生(すぐに): ”No, there aren’t two chairs in this room; there are twelve chairs in this room.”
講師は非常に早口で質問をしてくるので、生徒もそれに合わせて早いスピードで返答をしなければいけません。
負荷も大きいですが、そのぶん効果は高く、カランメソッドをやれば通常の1/4で英語学習を進めることができます。
このトレーニングは、講師側にも相応のテクニックや経験が必要となります。そのため、カランメソッドができるのはカラン機構の実施するトレーニングを受講した講師のみです。
つまり、カランメソッドを提供するのは、運営側にとってコストがかかるということです。
そういった事情があるため、DMM英会話やその他の大手オンライン英会話でもカランメソッドを提供していないと考えられます。
このあとくわしく紹介していきますが、ネイティブキャンプはカランメソッドの正式提携校であり、なおかつ低価格でレッスンが受けられる貴重なオンライン英会話です。
個人的には、オンライン英会話でカランメソッドを受けたいのであれば、ネイティブキャンプ一択で良いと思っています。
カランメソッドは追加料金100〜200円で安心
そもそもネイティブキャンプというのは、レッスン受け放題がベースのオンライン英会話です。
6,480円で毎日回数無制限で何度でもレッスンが受けられます(初回7日間は無料お試し期間)。
それに加えて、カランメソッドは1レッスンあたり100〜200円の追加料金でレッスンが受けられます。
ネイティブキャンプには「コイン」というものがあり、カランメソッド対応の講師を予約するときにはコインが必要になります(講師によって必要なコイン枚数は異なる)。
つまり、回数無制限の英会話レッスン&カランソッドのレッスンが、プラン料金+追加料金ですべて受講できるということです。
たとえば、カランメソッドでレッスンを受けて、そのあと通常の英会話レッスンで会話力を伸ばすこともできます。
比較対象としてはQQ English があります。QQ Englishも通常のプラン料金(追加料金なし)でカランメソッドが受けられますが、ネイティブキャンプよりも料金は高めです。
特徴 | 講師はTESOL資格保有 |
無料体験 | 25分 2回分 (計50分) |
料金プラン (税込) | 【月4回プラン】 2,980円 【月8回プラン】 4,980円 【月16回プラン】 7,980円 【月30回プラン】 11,980円 |
1レッスンあたり | 25分 (教材によっては50分) |
講師の国籍 | フィリピン ※全員がTESOL資格保有 |
日本人スタッフ | あり(カウンセリングのみ) |
講師の勤務体制 | 自社オフィス |
教材数 | 非公表 |
カランメソッド | ◯ |
英語資格対策 | TOEIC 英検 IELTS |
テレビ電話 | 自社開発の無料ツール【Classroom】を使用 ※以前まではスカイプ |
対応デバイス | スマホ、タブレット、PC |
営業時間 | 24時間 |
予約 | 15分前まで ※キャンセルも15分前まで |
公式サイト | QQ English |
比べるとわかりますが、ネイティブキャンプはレッスン回数無制限で受け放題+カランメソッドで6,480円+1レッスンあたり100〜200円という料金ですから、かなりお得です。
さらに、DMM英会話はカランメソッドは含まれず6,480円なので、DMM英会話と比較してもネイティブキャンプは非常に低いコストで英会話レッスンが受けられます。
カランメソッドは教材が決まってるからラク
オンライン英会話は基本的に自分でどの教材を使うか決める必要があります。
そして、レッスン前に予習をして「今日はこんな英語を話そう」と決めて、英作文をしておくのが鉄則です。
つまり、自分でカリキュラムを組んで進めていかなければいけないということです。
たとえば、僕がよく使っているDMM英会話は教材が豊富なので楽しいのですが、その反面、毎回予約するたびに使う教材を選ぶという負担が発生します。
数多くの教材から自分に合うものを選ぶのは大変ですし、それが毎日ともなれば相応のストレスがかかります。正直、「もう自分で選ぶの疲れたな…」と感じることもあります。
一方、カランメソッドはやることが良い意味でガチガチに決まっているので、予約してレッスンを受けるだけでOK。予習も非推奨なので、何も考えずにレッスンに臨めます(復習は必要です)。
「今日は英会話でなに話そう…考えるのしんどいな…」という人に、カランメソッドはうってつけといえるでしょう。
カランメソッドを受ける前に知っておきたい注意点
- ・カランメソッドの教材は別売り(買わなくてもOK)
- ・レッスン中に質問はできない
- ・予習はせず、復習に時間をかける
- ・初回にレベルチェックテストが行われる
カランメソッドは通常の英会話とは性質がちがうので、注意点がいくつかあります。
1つずつ、くわしく解説していきます。
カランメソッドの教材は別売り(買わなくても受講可)
「カランメソッドって、教材買わなきゃいけないの?」という疑問があると思います。結論からいうと、買わなくてもレッスンは受けられます。
いつ教材を使うのか?についてですが、ネイティブキャンプの公式サイトでは以下のように書かれています。
カランメソッドでは、レッスン時間残り5分にリーディングパートを行います。
リーディングでは教材が必要となりますが、スマートフォンやタブレットでご受講の場合、該当の時間になると画面上に教材が表示されますので、教材はご購入いただかなくてもリーディングパートを進めることが可能です。
「リーディングパートで教材が必要になるけど、ネイティブキャンプなら画面上に(無料で)教材が表示されるからなくても大丈夫」ということです。
じゃあ、なんのために教材があるの?という疑問が浮かびますが、教材は復習のときに使います。
カランメソッドでは復習が重要といわれていて、レッスンでやった内容を振り返ったほうが効果が高まります。
しかし、教材を買わないと復習ができません。買うか買わないかは悩みどころですが、当然、教材があったほうが勉強がはかどります。
レベルが低いうちはなんとかなるかもしれませんが、Stageが上がるにつれて難しくなってくるので教材なし(復習なし)ではキツくなってくると思います。
教材は1冊1,800円。ちょっとお高めです
カランメソッドでは専用の教材を使い、その内容をもとにレッスンを行います。
教材は、いわゆる紙の教科書(ebookもある)のようなものです。
カランメソッドの教材は市販されていませんので、ネイティブキャンプの公式サイトから購入することになります。
【ペーパーバック版】は1冊1,800円、【ebook版】は1冊1,600円です。なかなかお高めです。
カランメソッドはStage1〜12まであり、全Stage分の教材を買うとなると、合計で2万円以上の出費になります。
そうなってくると、ネイティブキャンプのお得感が薄れてしまいますよね。
ですから、いきなり教材を買うのではなく、まずは「教材なしでカランメソッドのレッスンを体験してみる」のが良いと思います。
レッスンを受けてみて「自分に合いそうだ」「効果が得られそうだ」と感じたら1冊買ってみるという感じにしましょう。
レッスン中に質問はできない
カランメソッドは通常の英会話と違って、生徒から質問をすることはできません。これはカランメソッドの最大の特徴でもあります。
ガチガチにやることが決まっているのがカランメソッドの良いところでもあるので、カリキュラムや教材から逸れることは認めてないということです。
「質問できないのはツラい」と感じるかもしれませんが、カランメソッドをやっていて浮かぶ疑問のほとんどは英文法のはずです。
英文法の疑問を英語で質問しても理解するのはむずかしいので、カランメソッドで浮かんだ疑問点は英文法の本を読んだほうがいいし、それで十分解決できることが多いと思います。
なので、個人的にはレッスン中に質問できなくてもそこまで問題ないと感じています。
予習はせず、復習に時間をかける
カランメソッドでは予習が非推奨です。ネイティブキャンプの公式サイトには【音を間違えて覚えることが危惧されるため、予習は推奨されていません。】と書かれています。
「予習しないと心配」「予習なしでは英語力が伸びなそう」と思うかもしれませんが、カランメソッドのルールと割り切って受講したほうがいい気がします。
また、ネイティブキャンプの公式サイトには【限られた学習時間の割り振りとして、予習ではなく復習に時間を使うことが推奨されています。】とも書かれているため、予習よりは復習に重点を置いたほうが良いでしょう。
言えたフレーズ、言えなかったフレーズを復習することで、次回以降のレッスンに期待が持てるようになるはずです。
初回にレベルチェックテストが行われる
ネイティブキャンプのカランメソッドでは、初回にレベルチェックテストがおこなわれます。
テストでは講師と実際にレッスンをして、そのうえでどのStageから始めるかを決めていきます。
さきほど説明したとおり、カランメソッドはStage1〜12まであり、Stageが上がるに連れてむずかしくなっていきます。
レベルチェックテストの結果、どのStageから始まるか決まります。超初心者であればStage1から始まるのが大半でしょうし、上級者であればいきなりStage10から始まる可能性もあります。
自分でStageを選ぶことはできません。
教材の購入は、レベルチェックテスト後にしよう
カランメソッドの教材はStage1〜12までありますが、どの教材を買うかはレベルチェックテストの後になります。
当然の話ですが、まだどのStageから始まるかわからない段階で教材を買ってしまうと、教材が無駄になってしまう可能性があるからです。
たとえば「自分の英語力ならStage1だろう」と思って教材を買ったのに、レベルチェックテストの結果がStage3だった場合、Stage1の教材は無駄になってしまいます。
なお、自分でStageを選ぶことはできません。ネイティブキャンプ公式サイトにも記載があります。
カランレッスンは、カランレベルチェックテストにて判断されたステージから始めていただく必要がございます。
カランメソッドの予約方法
ネイティブキャンプでカランメソッドを受ける場合、カランメソッドに対応した講師を予約する必要があります。
ネイティブキャンプといえば予約不要の即レッスンが有名ですが、カランメソッドは予約必須なので注意しましょう。
カランメソッドの予約方法は非常に簡単で、講師一覧を表示した状態で【対応教材 → コースを指定】にチェックを入れ、【コース指定 → カランコース】を選択して検索するだけ。
こうすると、カランメソッドに対応した講師が一覧で表示されるので、自分の好きな講師を予約すればOKです。
ネイティブキャンプは初回7日間は無料でレッスンが受け放題で、しかもカランメソッドの予約に使えるコインが500コイン(1,000円分)もらえるので、カランメソッドも完全無料でお試しができます。