これまで何百回と英会話レッスンを受けてきましたが、ただやみくもにレッスンを受けても全然上達しません。
かつてのわたしも、とりあえずレッスンを受けるだけで効果的な使い方についてまったく意識してませんでした。
しかし、DMM英会話の活用法を知ってからは英語力が大幅に伸びたのです。自分でもびっくりするくらいに。
というわけで今回は、わたしの経験を踏まえて、DMM英会話の効果的なレッスンの受け方について解説していきます。
さきに結論だけお伝えすると、最も効果的でおすすめの受け方は【デイリーニュース】を使って以下のような手順を踏むことです(詳細は後述)。
- ・DMM英会話の【デイリーニュース】という教材を使用
- ・レッスン前に30分から1時間かけて記事を予習
- (英単語や英文法、内容も理解できるようにする)
- ・レッスン終了直後の30分ですぐに復習する
わたしは上記のように進めてきましたが、人によってDMM英会話を使う目的は違うと思うので、その目的に合わせて使い方を記事内で解説していきます。
ちなみに、DMM英会話は2回分のレッスンが無料で体験ができるので、ぜひ試してみてください。
効果的な受け方① デイリーニュースで「イイとこ取り」
DMM英会話は教材が非常に豊富です。初級者から上級者まで、以下のように豊富なジャンルの教材が揃っています。
DMM英会話の教材一覧 | レベル 1 - 10 |
---|---|
キッズ英語 | 1 |
会話 | 1 - 7 |
Let's Go | 1 - 4 |
Side by Side | 1 - 7 |
瞬間英作文 | 2 - 7 |
スピーキングテスト | 2 - 8 |
文法 | 2 - 8 |
Elementary Reading Series | 3 - 4 |
Speak Now | 3 - 7 |
Grammar in Use | 3 - 8 |
英検対策(5級〜準1級) | 3 - 9 |
Passport | 4 |
発音 | 4 |
テーマ別会話 | 4 - 7 |
IELTSスピーキング対策 | 4 - 8 |
写真描写 | 4 - 8 |
健康とライフスタイル | 5 - 8 |
旅行と文化 | 5 - 8 |
デイリーニュース | 5 - 10 |
TOEICスピーキングリアル模試 | 6 |
ビジネス | 6 - 7 |
TOEFL iBT スピーキング | 7 |
語彙 | 7 |
Practical Business English | 7 - 8 |
ディスカッション | 7- 9 |
世界の文学 | 9 - 10 |
これだけあると「どれ使えばいいのよ…」と困惑すると思いますが、わたしのイチオシは【デイリーニュース】です。
なぜデイリーニュースを選ぶのか?ひとことでいえば、「イイとこ取り」だから。具体的には以下のようなメリットがあります。
- わたしが「デイリーニュース」を推す理由
- ・内容がおもしろく、興味を持って勉強できる
- ・記事がレベル別に分かれているから探しやすい
- ・英語を聴く力を鍛えられる
- ・英語を話す力や発信力が鍛えられる
- ・レッスン中の会話が盛り上がりやすい
- ・英検のリーディング対策にもなる
上記について、1つずつ深堀りしていきます(ちょっと長いので、デイリーニュースに興味がない人は読み飛ばしてください)。
内容がおもしろく、興味を持って勉強できる
英会話教材の多くは、内容のつまらない作り話で構成されています。それだと飽きやすく、レッスンにも身が入りません。
一方、デイリーニュースは実際に起きた事件、政治・経済、スポーツ、エンタメ、科学などが記事になっていて、それをもとにレッスンをおこないます。
だから、英会話を身につけられるし、ニュースも読めて二度美味しい。
英会話も結局は「会話」なので、誰かとコミュニケーションを取るときには会話のネタが必要になります。
そのネタを仕入れる意味でも、デイリーニュースは有効です。
実際、わたしはデイリーニュースで覚えた知識を英会話のみならず、日本人同士の会話のときにも活用してます(あとから思い返して「あ、これってデイリーニュースで仕入れた知識だな」と気づくのです)。
デイリーニュースでいろんな記事を読んでいると、相手に話題を提供できるから喜ばれるし、自分も嬉しい。
記事がレベル別に分かれているから探しやすい
ニュース記事を使った英会話レッスンで陥りやすいのが「内容がむずかしくて全然理解できない…!」というもの。
この場合の「むずかしい」には【②単語や文法がむずかしい、②内容がむずかしい】の2種類があります。
単語や文法がわからないと理解できないのはスグに気づきやすいのですが、日本語で読んでも理解できない記事をがんばって英語で読もうとしている」というのは意外とハマりやすい罠です。
幸いなことに、DMM英会話のデイリーニュースはレベル5〜10(Intermediate〜Proficient)に分かれているので、自分のレベルに合わせて記事を選ぶことができます。
記事のレベル別にソート(絞り込み)もできるので、記事探しにかかる時間を短縮できるのも嬉しいところ。
英語を聴く力を鍛えられる
デイリーニュースの英文は生成AIによる音声が付いているので、予習の段階で何度も音読やシャドーイングができます。
そして、レッスン本番では講師の生声で英文を聴くことができるので、聴く力がかなり鍛えられます。
デイリーニュースで英文を聴く練習を繰り返していくと、CNNやBBCなど「ネイティブのガチ英語が使われたニュース」も次第に聴き取れるようになってきます。
英語ニュースを読んだり、聴いたりできるようになりたい人は多いはず。その練習にもデイリーニュースは最適です!
英語を話す力や発信力が鍛えられる
デイリーニュースの教材内には【Exercise3 Discussion 議論】というセクションがあります(記事によっては【Question 質問】という名称のセクションです)。
このセクションでは、記事の内容をもとに質問文があり、それについて答えたり、講師とディスカッションしていきます。
つまり、ニュース記事を受動的に聴くだけでなく「自分はどう思うか?」というのを能動的に発信する練習ができるのです。
デイリーニュースでディスカッションの練習をしておくと、商談や会議、日常会話でも自分の考えを臆することなく表現できるようになりますよ。
レッスン中の会話が盛り上がりやすい
個人的に大きなメリットだと思っているのが、「デイリーニュースはレッスンが盛り上がる」というもの。
わたしはこれまでいろんな教材を試してきたのですが、レッスンの盛り上がりはデイリーニュースが断トツです。
なぜだろう?と考えてみたのですが、いわゆるロールプレイング型(役になりきって会話を読み上げるやつ)だと、講師とか生徒の考えや意見を入れ込む余地がないんですよね。
でも、デイリーニュースだと「自分の場合は◯◯だ」とか「自分の国の文化だと…」みたいな感じで話題が展開しやすい。だから盛り上がるのです。
レッスンが盛り上がると楽しいし、講師のことも好きになれるし、英会話レッスンのモチベーションが高まります。
英検のリーディング対策にもなる
これは英検を受験者にとって効果的な使い方になるのですが、デイリーニュースはリーディング対策にもなります。
準1級や1級レベルでも良い対策になるはず。というのも、難易度が高い英単語が出てくる記事も多いから。
たとえば、デイリーニュースレベル8の【Tasty or Toxic? The Truth About Mold in Cheese】という記事には、以下のような単語が出てきます。
- ・mold カビ
- ・curd 凝乳、カード
- ・rind (食べ物の)皮
- ・crumbly くずれやすい
これらは英検の頻出単語ではないですが、英検の長文読解問題ではこういった難解かつ初見の単語を理解する力が求められます。
むずかしい単語が使われている英文記事を読む練習にもなるので、デイリーニュースの守備範囲はかなり広いのです。
ちょっと長くなりましたが、以上の理由からわたしはDMM英会話のデイリーニュースを強くおすすめします。
ただし、さきほど説明したようにデイリーニュースはレベル5(Intermidiate=中級)〜なので、英語初心者の人がデイリーニュースを使うのは難しいと思います。
DMM英会話のデイリーニュース記事は非会員でも自由に読める(一般公開されている)ので、まずは試しにいくつか記事を読んでみましょう。
もし「自分にはデイリーニュースはまだ早いかも…」と感じるようなら、次に紹介する【Conversation 会話】で自己紹介などの基本を学ぶところから始めるのがおすすめです。
英会話の勉強は「少しかんたんな教材を繰り返しやる」のが大切なので、無理は禁物です(挫折につながります)。
効果的な受け方② 初心者向け教材で基礎を固める
「英単語や文法に自信がない」「まずは挨拶や自己紹介などから始めたい」という人におすすめなのが【Conversation 会話】という教材です。
【Conversation 会話】はレベル1〜レベル7に分かれているので、英語の初心者でも安心して使える教材になっています。
たとえば、「Getting Started はじめの一歩」というコースでは、以下の画像のようにA〜Zまでのアルファベットを発音する練習から始まるので、アルファベットの理解すら怪しいという人でも問題なく始められるはず。
レベルは自分で選べるので、少し自信がある人はレベル4の【Birthplaces and Residences 出身地と居住地】といったコースから始めてみてもOK。
以下のように写真が使われていて見やすいですし、まずは必要な単語(ボキャブラリー)から始まるので安心してレッスンに取り組めます。
自分のレベルに合わせて、必要な基礎フレーズを学べるので万人におすすめしたい教材です。
効果的な受け方③ 海外旅行や文化を学ぶメリット
DMM英会話には【Travel & Culture 旅行と文化】という教材があり、これらを効果的に活用することで「旅行英語」や「海外の文化」を身につけることができます。
まず「旅行英語」については、正直なところ他のオンライン英会話と大きな差はありません。
空港内、飛行機内、海外の交通機関などで使われる英語をシチュエーションに沿って学んでいく感じ。ごく一般的な教材です。
国別の「スラング」を学んでおくメリット
個人的にいいなと思ったのは、英語圏の国のスラングに関する教材。以下のように、国別のスラングが学べるのは非常におもしろい。
もちろん、海外旅行でスラングに触れる機会はそこまでない。というより自分から現地の人などに深く関わる(交流する)ようにしない限りは、スラングを見聞きする機会はほとんどないはず。特にパッケージツアーなどは。
でも、知っておいて損はないというか、単純に楽しいのは間違いないです。
海外旅行に行って、カフェで現地の人がどんな会話をしているのか感じ取れるし、文字どおり「世界が広がる」と思います。
スラングを知っておくだけで役立つ場面もありそうだし、なによりその国の文化に通じる部分があるから楽しい。
世界の「美しい場所」を知っておく
もう一つ、【See the World 世界を見る】という教材もおすすめ。
海外旅行に行く人は、この実際に自分が行く国を選んで、この教材を使うことで効果的なレッスンを受けることができるはず。
具体的な地名について学ぶことができるから、旅行に行く前にイメージを膨らませたり、行く場所を決める候補選びにも役立ちそう。
効果的な受け方④ ビジネス英語を鍛え上げる
DMM英会話には【Business ビジネス】という教材があり、これを使ってレッスンを受けることでビジネス英語を向上させることができます。
効果的な受け方は「自分の仕事で使うフレーズ、近いシチュエーション」をとにかく意識すること。
ビジネス英語といっても幅広いので、内容によっては「自分の業界(あるいは職種)とはだいぶかけ離れてるな…」という場合があります。ですから、適当に選んではいけません。
たとえば、DMM英会話の【Business ビジネス】という教材のトップページを開くと、以下のような項目が出てきます。
「キャリア構築」や「リンクトインを始める」など、人によっては仕事で全然使わない(興味がない)というケースもあるはず。少なくともわたしはリンクトインをやってないし、やるつもりもありません。
このあたりはキーワードが明確なので取捨選択しやすいですが、ビジネス英語では一般的な「電話の仕方」や「ディスカッション」といったトピックは、無意識に選んでしまいやすいと思います。
電話もしないし、ディスカッションもしない。という人にはムダなレッスンになってしまいますから、十分に注意したいところです。
たとえば、接客英語を学びたい人を例にとってみると「商品を説明する」といったトピックの教材は役に立つし、レッスンに身が入ると思います。
日常英会話に比べて、ビジネス英会話は「自分の仕事に必要なフレーズを絞りやすい」というメリット(勉強のしやすさ)があります。
その特性を活かすためにも、自分の仕事を関連性の強いビジネス英語教材を使うべきです。
ビジネス英語はよく使う英語フレーズがハッキリしているから、比較的習得しやすいと思います。
1番大切なのは「予習」と「復習」
わたしが英会話において1番大切だと思うのが「予習」と「復習」です。
正直、予習と復習のない英会話レッスンは効果が半減すると言ってもいいレベル。それくらい大切です。
予習で得られる絶大な効果
おそらく多くの人がぶっつけ本番に近い感じでレッスンを受けていると思います。
即興で英文が作れるレベルの人はいいのですが、まだ学習段階の人がいきなり本番でレッスンを受けるのは無理があります。
わたしの場合、必ずレッスン開始時間の1時間前から予習をはじめます。予習でやることは以下のとおりです。
- レッスン前の予習でやること
- ・教材に目をとおして、内容を把握
- ・わからない英単語は調べておく
- ・聞かれる質問に対して、答えを英作文しておく
英会話レッスンというのは「知っている英語を、使える英語にすること」が目的です。
そのため、予習の段階で「知っている英語」を増やし、それをレッスン本番で「使える英語」に昇華していく必要があります。
予習をしておかないと、知らない英語をレッスン中に目の当たりすることになります。ですから、英語が身につくのに時間がかかってしまうのです。
さらにいうと、「知っている英語を実践で使えた瞬間」というのは強烈に印象に残るので、その後は完全に自分の武器になります。絶対に忘れることがありません。
DMM英会話の教材はスマホやパソコンの画面でも見れますが、紙に印刷することもできます。人によっては紙媒体の方が勉強しやすいと思うので、手間はかかりますが紙に印刷するのもアリです。
英作文 = カンペをつくっておく
予習でなにをすればいいのか?という話ですが、予習で特に大切なのが「英作文」、つまり言いたい英文のカンペを作っておくことです。
DMM英会話の教材には、質問コーナーが設けられています。つまり、そこで自分のことを話す時間が必ず訪れるということです。
ですから、あらかじめ教材を予習しておき、予習時間のうちに質問の答えをノートに書いておきましょう。
そうすると、レッスンに対する不安や緊張も軽減されるし、レッスン中に質問が来てもスラスラ答えられるようになるので自信もつきます(ちなみにカンペを読みながらでもOKです)。
わたしはDMM英会話の【デイリーニュース】という教材を使うことが多いのですが、たとえば『マイクロソフト、ジャーナリストをAIに置き換える』という教材では以下のような質問コーナーがあります。
1.Did the journalists that Microsoft plans to lay off write their own articles?
マイクロソフトが解雇する予定のジャーナリストは、自分の記事を書いていましたか。2. What are the risks of replacing humans with AI, according to one Microsoft journalist?
マイクロソフトのジャーナリストによると、人をAIを置き換えることにはどんな危険性がありますか。3. Does MSN still create its own news content?
MSNは現在も独自のニュースコンテンツを制作していますか。
【デイリーニュース】は記事を読んで、その内容について質問が行われます。つまり、内容を読み解く力のみならず、それを英語で表現する力までも養うことができます。
この記事はテーマが少しむずかしいですが、【デイリーニュース】は豊富なジャンルと難易度があるので、自分の好みとレベルに合わせて記事を選ぶことができます。
できなかった悔しさを、復習で力に変える
DMM英会話レッスンの受け方でもうひとつ大切なのが、復習です。わたしはレッスン後の30分間は必ず復習時間にあてています。
レッスン後の復習でやるべきは「できなかった(言えなかった・聞き取れなかった)内容を振り返る」ということです。
どんなレベルの人であっても、英会話レッスンを受ければ「悔しさ」は付き物です。
「あのとき、ああ言えばよかった」とか「アレが聞き取れなかった…」みたいな感じで、悔しさがこみ上げるものです。
もし復習をせずにそのまま流してしまうとどうなるか?次のレッスンを受けるころにはその後悔をすっかり忘れてしまい、また同じ間違いを繰り返すことになるでしょう。
反対に、レッスン直後の”ホットな”状態で復習をしておけば「次のレッスンではこう言おう」とか「このフレーズを使えるように英作文トレーニングをしよう」という感じで対策を練ることができます。
復習の有無で英会話レッスンの効果は劇的に変わりますので、復習の時間は必ず確保するようにしましょう。
レッスンの録音機能をフル活用する
DMM英会話ではSkypeなどのテレビ電話ではなく、独自のレッスンシステム「Eikaiwa Live」を使います。Eikaiwa Liveには録音機能が付いているので、レッスン中の音声を録音して復習に役立てることも可能です。
ちなみに、スマホやタブレットの【画面収録】機能を使えば、レッスンの映像をまるごと動画として保存することができます。復習に活用できるのでおすすめです。
なお録画の場合、一応講師に確認したほうがいいかもしれません。May I please record this? や Do you mind if I record this? と質問してみましょう(ちなみに Do you mind if〜?【直訳:〜するのはいやですか?】は、録画OKの場合、相手からの返答は「No.」になります)。
ちなみに、オンライン英会話のなかには【自動録画】に対応しているところも。たとえばQQ English などが好例です。
「今日はこのフレーズを使う」と決めておく
英作文以外にも、「今日はこのフレーズを使うぞ」と決めてからレッスンに臨むことも大切です。
英会話には「このフレーズは、ほぼ毎回使う」という鉄板フレーズがあります。そのフレーズを、早い段階でレッスンに取り入れましょう。
たとえば、英会話初心者の人におすすめなのが、Would you say that again?(もう一度言っていただけますか?)というフレーズ。
相手が言っている内容がわからないときにこのフレーズを使うと、講師はゆっくり発音してくれたり、やさしい単語に言い換えて話したりしてくれます。
わたしも英会話をはじめたばかりのころは「わからないのに、わかったフリをする」という典型的なミスをしていました。
しかし、Would you say that again? と聞き返せるようになってからは、疑問がその場で解決できるようになったし、「自分はココが苦手なんだ」という課題も明確になりました。
このように、ひとつのフレーズを使えるようになるだけで、一石二鳥にも三鳥にもなることがあるわけです。
まずは1回のレッスンで1フレーズ「今日はこれを使ってみるぞ」という目標を決めて本番に臨むようにしましょう。
鉄板フレーズは丸暗記が効率的
英会話フレーズをどうやって勉強するか?という話ですが、鉄板のフレーズは丸暗記のほうが効率的です。
文法的な理解があるに越したことはありませんが、英会話においては「通じればOK」なので、特に気にする必要なし。ひたすら覚えて、使って、体に染み込ませるほうが身につくのが早いです。
たとえば、I can’t come up with anything.(なにも思いつきません)という、英語が口から出てこないときに使える便利なフレーズがあります。
これも「come は【来る】って意味じゃないの?」とか「come up with って文法的にどういうことなんだろう?」と考えることも大切ではありますが、それよりも【覚える → 英会話で使ってみる】という流れで体に覚えさせたほうが効率的です。
わたしは英会話を始めたばかりのころ、相手からの質問に良い返答が思いつかないとき I can’t come up with anything. と言って逃げることがよくありました(笑)使いすぎはよくないですが、頭が真っ白になって何も言えないよりは絶対にマシです。
ちなみに、DMM英会話には【Conversation 会話】という教材があり、その最初のほうで便利なフレーズを学ぶことができます。
これからDMM英会話を始めるという人は、会話に特化した教材を使うのがおすすめです。
2〜3人の講師をルーティーンで
DMM英会話は講師の人数が非常に多いので、どの講師のレッスンを受けるか迷ってしまうと思います。
毎回ちがう講師のレッスンを受けるのも刺激があっていいのですが、わたしはなるべく同じ講師を選ぶようにしています。
わたしのおすすめとしては「10人くらいお気に入りの講師を見つけておき、特にお気に入りの2〜3人のレッスンを受ける」というものです。
本来であれば、1人の講師に担任になって欲しいくらいなのですが、DMM英会話には担任制がありません。そして、同じ講師を毎回予約できるとは限りません(特に、人気講師は予約が取れない)。
ですから、お気に入りの講師2〜3人の中から、予約を取れる人のレッスンを受けるようにしましょう。
ただし、同じ講師をずっと予約していると、その講師の発音やボキャブラリーに慣れてしまうという欠点もあるので、一概に良いことばかりではありません。
同じ講師のレッスンを受けるメリットについては、以下の記事で解説しています。
自分のことばかり話す講師はお断り
英会話レッスンでありがちなのが「講師が盛り上げてくれて、充実したレッスンだった!」と誤解してしまうパターン。
ようするに、講師がたくさんしゃべって盛り上がっているように見えるけど、自分はほとんど話してないというケースです。
これは、おしゃべり好きな講師のレッスンに起こりがちで、自分はほとんど話せていないので消化不良に終わります。
本当に良い講師というのは、生徒の話を引き出すことに長けているものです。
英会話は「自分が話してなんぼ」なので、おしゃべりが好きな講師は避けるようにしましょう。
とはいえ、実際にレッスンを受けるまで、その講師がどんな人なのかわからないのが現実です。
なるべく自分の発言時間を増やすために、以下のポイントをおさえておきましょう。
- 自分の発言時間を増やすコツ
- ・あらかじめ英作文しておく
- ・I think 〜を最初に言ってしまう
- ・講師の紹介動画で危険度をチェック
- ・話題を変えるフレーズを覚えておく
あらかじめ英作文しておく
自分の発言ができないのは「スピーディに英文が作れない」のが原因かもしれません。特に、英会話に不慣れな人だと講師のペースに飲まれてしまうことがあります。
ですから、レッスン本番前に予習時間をつくって英作文(カンペ)を作っておきましょう。
さきほど説明しましたが、わたしはレッスン前の1時間で予習をして「今日はコレを言おう」という英作文をノートに書くようにしています。
こうすることで、自分が会話の主導権を握れるようになるので、発話時間も増えるはずです。
DMM英会話ではフリートークも選択できるので、自分の作った英作文を添削してもらいたい人はフリートークを選んで Could you correct this for me? (添削してもらえませんか?)とお願いしましょう。
I think 〜を最初に言ってしまう
自分の話をするためには「先手を打ってしまう」というのも1つの方法です。
具体的には、I think 〜と言ってしまうというもの。こうすることで、講師は「なにか言うんだな」ということで、発言を待ってくれます。
また、I think 〜を付けることで、内容が少しやわらかいニュアンスになるというメリットも。
I think 〜を遮って話を続けるような講師だとしたら、もう2回目の予約はないです(笑)
講師の紹介動画で危険度をチェック
正直、講師の良し悪しは実際のレッスンを受けてみないとわからないのが現実です。
どんなにDMM英会話で口コミ評価が高い講師でも、自分とは相性が合わないこともあります(実際、わたしにもその経験があります)。
とはいえ、予約前の段階で講師の良し悪しをある程度はチェックすることができます。
わたしがやっているのは、講師の紹介動画をチェックすることです。
DMM英会話は、レッスンの予約をするときに講師の詳細ページで紹介動画を見ることができます。
実際に講師が話している姿をチェックできるので、講師の雰囲気や話すスピードを確認しておきましょう。
あくまでも参考程度にしかなりませんが、講師選びの質を高めるのに役立ちます。
また、DMM英会話は講師の口コミをチェックできます。
実際にレッスンを受けた生徒の感想を読むことができるので、それも参考にすれば失敗を減らせますよ。
話題を変えるフレーズを覚えておく
講師の話が長いときは、話を切り替えるように誘導するのもおすすめです。
たとえば、by the way…(ところで…)と話題を変えて、Have you ever heard of 〜?(〜って聞いたことありますか?)と新しいテーマで話を始めるのも1つの手法です。
自分の得意なテーマに話を誘導できれば、英語を話す時間も増えやすくなります。
わからないときは正直に聞き返す
DMM英会話を使って最短で英語を話せるようになるには、恥を捨てることが肝心です。
よく言われることですが、わからないフリは厳禁。これは、英語力の伸びを阻害します。
講師が言っている内容が聞き取れないとき、テキトーに相槌をしてわかっているフリをするとどうなるでしょうか?
講師としては「理解してそうだから大丈夫だな」と思い、どんどんと話を進めてきます。そうなると、わからない内容のうえに、さらにわからない内容が積み重なっていくので、もはや地獄です。
「嘘に嘘を重ねる」という言葉がありますが、英会話で知ったかぶりをするのはコレと同じ。絶対にやめましょう。
もし講師の質問がわからないときは、Would you say that again? と聞くのでもいいし、発音が早いなら Would you speak more slowly? とお願いするのもいいでしょう。
効果的な英会話レッスンにするためには、こうした「ピンチを回避する英語フレーズ」が非常に役立ちます。
特に英会話初心者の人は、レッスン前にひととおり覚えておくと良いと思います。
「もっと英語を勉強してから…」はNG
英会話を始めるにあたって、多くの人が「もっと勉強してから英会話に挑戦しよう」と考えがちです。
たしかに、最低限の英文法や英単語は知っておくべきですが、「もっと自信がついてから…」といって逃げていると、永遠に英会話を始められません。
英語を最短で身につけるには、早い段階で「自分ができないこと」をハッキリ認識することが大切です。
英検やTOEICも、まずは過去問を解いて「自分の弱点」を知ることから始めるのが鉄則されています。
英会話もそれと同じで、まずはレッスンを受けてみて「自分がどれくらいできないか(できるか)」を知るほうが、今後の勉強を効率的に進めていくことができます。
「もっと勉強してから英会話に挑戦しよう」という考えは捨てて、まずはオンライン英会話の一歩を踏み出してみましょう。
DMM英会話なら2回分のレッスンを無料で受けられます。リスクゼロで英会話ができますので、まずは気軽に試してみてください。
DMM英会話はどのプランがおすすめ?
1レッスン | 25分 |
月額料金 | 【スタンダードプラン】 毎月8レッスン 4,880円 毎日1レッスン 6,980円 毎日2レッスン 11,980円 毎日4レッスン 19,980円 【ネイティブプラン】 毎月8レッスン 12,980円 毎日1レッスン 19,880円 毎日2レッスン 38,980円 毎日4レッスン 72,980円 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・DMMポイント (銀行振込、コンビニ払い、電子マネー等) |
教材数 | 13,000以上 |
カランメソッド | ー |
レッスン録画機能 | Eikaiwa Live 録音のみ |
英語資格対策 | TOEIC 英検 IELTS TOEFL |
講師の国籍 | 134カ国以上 |
講師の勤務体制 | 在宅 |
日本人講師 | ● |
講師の評価 | ユーザーによる5段階評価 |
レッスン 可能時間 | 24時間 |
直前予約 | 15分前まで |
無料期間 | 2回分の無料体験レッスン |
公式サイト | DMM英会話 |
DMM英会話のスタンダードプランではフィリピン人を中心とした英語が第二言語の講師のレッスンを受けることができます。
一方、ネイティブプランを選べばアメリカやイギリスなどの英語ネイティブの講師からレッスンを受けられます。
どちらがいいか?というのは、結局好みの問題です。が、わたしの個人的な考えとしてはフィリピン人などの講師でも英語力は十分伸びると思います。
非ネイティブの英語に慣れておく
世界を見渡すと、じつは英語人口の80%は非ネイティブと言われています。つまり、第二言語として英語を話す人の割合のほうが多いということです。
もちろん、アメリカ人やイギリス人のネイティブから学ぶメリットはありますが、仕事や旅行で実践で役立つ英語を学ぶという意味では、むしろ英語が第二言語の講師から学んだほうがメリットは大きいといえます。
さきほど説明したとおり、わたしはDMM英会話のスタンダードプランもネイティブプランも試したことがありますが、正直スタンダードプランで十分だと感じました。
講師によって多少の差はありますが、フィリピン人でも発音はきれいです。そしてなにより、料金が圧倒的に安いというメリットがあります。
というわけで、これからDMM英会話を試そうと考えている人は、ひとまず最安のスタンダードプラン(1日1レッスン25分)を試してみるのがおすすめです。
まずは2回分の無料体験レッスンを受けてみて、そのあとで考えると自分に合ったプランが見つかるかもしれません。