英語の勉強で避けて通れないのが英文法ですよね。
どの本で英文法を学ぶかによって、効率も効果も大きく変わってきます。
僕は以前から”English Grammar in Use”という文法書を使ってきました。
正直、本はあまり長続きしなかったんですが、アプリ版を試してみたところ「これはもう本には戻れないわ…」と思うくらい良かったのでレビューしたいと思います。
”English Grammar in Use”は世界一売れてる文法書
”English Grammar in Use”はケンブリッジ大学出版局が発行している文法書。
初級、中級、上級でレベルが分かれていますが、定番とされているのは中級です。
この本はすべて英語で書かれているため、世界中で売れています。国籍を問わず、英語を学びたい人に広く受け入れられているのです。
「英語を英語で学ぶ」というのはハードルが高いと感じる人もいるでしょう。事実、「英文法は日本語で理解しながら学ぶべき」という意見も多いです。
でも、”English Grammar in Use”には以下のようなメリットがあるので、本書を使う価値は大いにあると僕は思っています。
- ・英語を英語のまま理解するのに役立つ
- ・例文が自然なので、そのまま使える
- ・見開き1ページで1Unit。左が解説、右が問題
英語を学んでいると「どうしても日本語で訳して考えてしまう」という問題に直面します。
それが決して悪いとは言えませんが、やはり英語を聞いて英語のまま理解できたほうが、リスニングやスピーキングでは絶対に有利です。
”English Grammar in Use”は全文が英語ですから、否応なく英語の文章を読むことになります。これが英語を英語のまま理解するのに役立つわけです。
また、日本の英文法書にありがちな不自然な例文もありません。”English Grammar in Use”は当然ながら英語ネイティブが書いているので、例文をそのまま会話で使っても違和感がないのです。
さらに、見開き1ページで構成されているので、非常に使いやすいです。
左ページには各項目の解説が、右ページには問題があるので理解度をチェックするのにも役立ちます。
このように、”English Grammar in Use”が世界中で売れているのには理由があるというわけです。
ちなみに、”English Grammar in Use”第4版のアマゾンのレビューは1900件超えとなっています(現在は第5版が最新)。
書籍で学ぶメリットがあまりにも小さすぎる
”English Grammar in Use”には書籍以外にもアプリ版があります。つまり、スマホやタブレット端末で”English Grammar in Use”を使うことができるということです(電子書籍ではなく、アプリ)。
僕は”English Grammar in Use”の書籍とアプリを両方とも購入したのですが、アプリに出会ってしまってからというもの、書籍版を読むことは一切なくなってしまいました。
それは、書籍で読むメリットが皆無であり、アプリの使い心地が素晴らしいからです。
”English Grammar in Use”のアプリには以下のようなメリットがあります。
- ・重たい本を開く必要がない
- ・どこでも好きな場所、好きな時間に気軽に勉強できる
- ・ワンタップするだけで音声が聴ける
- ・文法問題がゲーム感覚で楽しめる
- ・書籍版より価格が安い
重たい本を開く必要がない
”English Grammar in Use”は400ページ近いボリュームがあり、なおかつ上質な紙を使っているので本が非常に重いです。
どれくらい重いか気にあったので計ってみたところ、なんと882gもありました。約1kgといっても差し支えないレベルです。やばいですよね。
これだけ重い本ですから、いくら自宅で読むとはいってもなかなか気が重くなります。
僕の場合、家のいろんな場所で本を読みたい派なので、部屋を移動することが多く、重さはネックになります。
また、約1kgの本を手に持って長時間読むのは現実的ではないので、必然的に机に置いて読むしかありません。すると、当然目線は下がり、首や肩に負担がかかります。
これだけの問題もアプリであればすんなり解決できます。スマホなら片手で読めますし、タブレットも工夫次第で非常に快適に読むことができるからです。
ちなみに僕は”English Grammar in Use”アプリをiPadにインストールして、専用スタンドを使って以下のように置いて読んでいます。
こうすることで、目線を自然な位置にキープできるので首や肩が痛くなりにくくなります。
書籍だと片手で本を抑えながらノートを取る、みたいなスタイルになりますが、これなら両手が自由になるのでストレスフリーです。
ちなみに、使っているのはパソコンスタンドです。
どこでも好きな場所、好きな時間に気軽に勉強できる
スマホに”English Grammar in Use”アプリを入れておけば、好きな場所で自由に英文法の勉強ができます。
さきほど説明したとおり、”English Grammar in Use”の書籍は1kg近い重さがありますから、気軽に持ち歩くことはできません。
たとえば電車のなかで読むとなると、書籍版は非現実的です。アプリなら、サッと勉強を開始できます。
英語の勉強は習慣化が大事なので、思い立ったときにすぐ勉強が開始できるかどうかは非常に重要です。
気軽に勉強をスタートできるというのは、アプリ版の大きなアドバンテージと言えるでしょう。
ワンタップするだけで音声が聴ける
”English Grammar in Use”は英文法書でありながら、音声を使った学習をすることもできます。例文の一部が音声で再生されるので、発音を確認しながら学習することが可能です。
書籍版を購入するとebookにアクセスして音声を聴くこともできるのですが、評判が良くありません。
僕は書籍版の音声を使ったことがないのでくわしくはわからないのですが、「ダウンロードできない」「何度やっても再生できない」というレビューが非常に多いです。
Amazonの低評価レビューの多くが、この音声に起因するものがほとんどになっています。
アプリ版の場合、最初から音声が付いていて、スピーカーのマークをタップするだけで音声が再生されます。これは本当に便利で、僕が書籍版との歴然とした差を感じた部分です。
文法問題がゲーム感覚で楽しめる
さきほど説明したとおり、書籍版”English Grammar in Use”は右ページが文法問題になっています。
問題があることで自分の理解度を確認できるのですが、正直なところ問題を解くのって気が重いですよね。
負荷がかかる分、効果があることは間違いないんですが、なかなかハードルが高いのも事実です。
しかし、アプリなら話は別。ほぼゲーム感覚で文法問題が解けちゃいます。文法問題を解きながら楽しんじゃってる自分がいたことには驚きました。
なかには音声を聞いて解答する問題もあるので、TOEIC対策にも役立つと思います。
書籍版より価格が安い
”English Grammar in Use”は洋書扱いなので値段が変動しますが、だいたい4,000円前後で購入可能です。
なかなか高いので手が出にくいとは思うんですが、アプリ版なら¥2,080(2020年5月時点)で購入できます。およそ半額なので、お得感は大きいです。
ちなみに、アプリ版はSample と Full の2種類があり、Sample版はUnit1〜6までが無料でお試し可能です。
とりあえずSampleを使ってみて、良ければFullを購入するというのが良いかもしれません。