英語の勉強を続けていると「全然英語が理解できない…」「勉強する気が起きない…」といったスランプに陥ることがあります。
僕もこれまで何度もスランプになったことがありますが、そのたびに乗り越えてきました。
今回は英語学習でスランプに陥ったときの脱出法について紹介したいと思います。
英語学習でスランプに陥る原因
英語学習をしていて調子が出ないときは、いろいろな原因が考えられます。
人によって千差万別なので「これが原因!」と特定することはなかなかむずかしいのが現実です。
ただし、冷静に分析してみれば「あ、こんな単純な理由でスランプになってたんだ」とあっさり解決することもあります。
まずは僕の経験から、スランプに陥る原因リストをつくってみました。
- 英語学習でスランプに陥る原因
- ① むずかしい英語教材を使っている(英語レベルが合ってない)
- ② 周りと比較してしまい、精神的なプレッシャーがかかっている
- ③ なぜ英語学習を続ける必要があるのか?目的や目標を見失っている
- ④ 生活習慣や食事のメニューが英語学習に悪影響をおよぼしている
【原因①】英語教材が自分に合ってない
英語学習のスランプ要因として多いのが、教材のレベルです。
特に新しい参考書やアプリを買って使い始めたときにスランプを感じやすいと思います。
「今までは上手くいってたのに、教材を変えたら調子が出なくなった…」という人は、スランプの原因が教材にある可能性が高いです。
「教材が合わない」とひとことでいっても、その理由はいくつかあります。1番わかりやすいのが「自分の英語レベルに比べて教材がむずかしすぎる」というものです。
むずかしい教材を使えば理解できる範囲が当然少なくなるので、スランプを感じやすくなります。
他にも「目的や目標と教材が合ってない」というのも考えられます。
わかりやすい例でいうと、ビジネス英語が必要な人が、受験英語の長文読解の教材をやっていても成果に直結しません。もちろんムダではありませんが、本筋から逸れているので気分の乗ってこないでしょう。
スランプを感じている人で「最近、教材を変えた」という人は、あらためて教材自分に合っているか考えてみるといいかもしれません。
教材をもとに戻すか、思い切ってちがう教材を買い直すことでスランプを克服できる可能性があります。

② まわりと比較して精神的なプレッシャーがかかる
英語学習というのは良くも悪くもメンタルに左右されるものです。
たとえば、すごく英語が上手な友達が近くにいる人は「自分も英語を喋れるようになりたい!」と思ってモチベーションを上げることができるでしょう。
TwitterなどのSNSでも、毎日いろんな人が勉強報告や試験結果をツイートしていますが、それに触発されてモチベーションを上げている人も多いと思います。
一方、まわりの人と比較することで自分を卑下してしまうタイプもいます。僕はどちらかというとこのタイプで「あの人はあんな頑張って、成果も出してるのに…。自分はいったい…」という感じのネガティブ思考になりやすいです。
こういう人は、まわりが英語に秀でれば秀でるほどスランプに陥りやすくなります。本当はそれなりのスキルがあるはずなのに、自信を失ってしまい読むことも話すことも苦手になってしまうのです。
僕も以前まではオンライン英会話でふつうに話せていたのに、まわりの英語猛者たちを見て自信を失い、全然英会話ができなくなってしまった時期がありました。
最近スランプを感じ始めたという人は、情報を少し遮断してみましょう。特に、SNSに影響を受けやすい人は、思い切って「SNS断ち」をすることでスランプから脱出できるかもしれません。

③ 英語学習を続ける目的を見失っている
英語学習は「なぜやるのか?」という目的意識が不可欠です。
しかし、長いこと勉強をしていると、どうしても当初の目的や目標を見失いがち。
そうなると、どうしても勉強をやるモチベーションが生まれにくく、スランプを感じやすくなります。
僕の最初のころは理由もなくやる気に満ち溢れていましたが、続けていると「なんのために英語の勉強してるんだろう…」と停滞ムードになることが多々ありました。
そこから自分なりに目標を見つけることで、少しずつスランプから脱するようになった経緯があります。
さきほど教材の話でも触れましたが、英語を勉強する目的と教材は噛み合っている必要があります。そういった意味では、英語を勉強する目的が先にくるわけなので、目的ありきで教材を選ぶのが理想の流れといえるでしょう。

④ 生活習慣や食事が悪影響をおよぼしている
英語学習に限らず、生活全体がスランプ気味という場合もあります。この場合、英語の教材や目的などは満たしている可能性があるので、他の部分を変えることでスランプから抜け出せるはずです。
具体的には、生活習慣や食事が影響していることがあります。
基本的なところだと睡眠の質です。早寝早起きは大事ですが、睡眠時間が確保できていなければ生活全体が沈滞します。
僕は毎日7時間睡眠するのが合っていると感じていて、5時間とか6時間の睡眠だと、翌日のパフォーマンス(仕事や勉強の質)が明らかに下がります。
また、食事も大きく関係していて、甘いものを食べ過ぎたり、白米やパスタなどの糖質を摂りすぎると英語学習に集中できなくなります。
英語学習に限らず生活全体にスランプを感じている人は、あらためて睡眠時間や食事を見直してみてください。ちょっとした改善で、スランプを克服できるかもしれません。
スランプ脱出法のNo1は「教材の見直し」
僕もこれまで何度もスランプを乗り越えてきましたが、個人的な見解を言わせてもらえば「教材の見直し」が1番効果的でした。
厳密に言えば、僕のスランプの原因はたいてい教材選びに起因するということですね。
わりと飽きやすい性格なので、コレ!と決めた教材を継続するのが苦手です。
飽きてくるとやる気も落ちて勉強しなくなり、自信もなくなって英語力がダウンする…という負のスパイラスに陥ります。
これを何度も経験しているので、こうなってしまったら開き直って「新しい本を買ってやる気を出す!」という作戦に出ています。
単純すぎる上にお金もかかりますし、教材が増えるばかりです。でも、そのおかげで5年以上も英語学習を継続してこれましたし、TOEICのスコアもアップしました。
1番手軽で、最もスランプに効果があるのが教材の見直しだと思うので、スランプ中の人は教材を変えてみることで活路を見いだせるかもしれません。
