語学で効率的に成果を上げるためには、勉強アイテムを準備するのがおすすめです。
とはいえ、僕の中では「これ必須って言われるけど、実際なくてもいいのでは?」というアイテムもあります。
ということで今回は、英語学習を始めるにあたって「必要なアイテム」と「不要なアイテム」を紹介していきます。
【結論】この3アイテムで英語学習はOK
- 英語学習に必須の3アイテム
- ① スマホ
- ② 英語の参考書(書籍、雑誌など)
- ③ イヤホン・ヘッドホン
「アプリ」「辞書」「音声再生」もできる万能アイテム
まず絶対に欠かせないのがスマホですね。スマホのアプリを使えばあらゆる英語学習ができるので、極論をいえばスマホ1台でいいくらいです。
スタディサプリENGLISHをはじめとする英語アプリで勉強するのもいいですが、僕は辞書や音声再生でもスマホをフル活用しています。
英語学習に使うアイテム数が多すぎるとデスクの上で散らかって集中力が阻害されますし、あちこち手を動かす手間がかかるので非常にストレスがかかります。視線の移動は最小限にすべきです。
スマホのいいところは1台で何役もこなしてくれるところです。
タブレットでさらに快適な学習環境を手に入れる
ちなみに、僕はiPadも持っていて、英語の勉強に使うことも多々あります。
iPhoneで使えるアプリはiPadでも使えることがほとんどなので、大きな画面で勉強したいときはiPadを使うことが多いです。
たとえばスタディサプリENGLISHやCNN ENGLISH EXPRESSなどは、iPadでやると非常にはかどります。特に文字中心の教材(アプリ)は、大きい画面のほうが断然読みやすいです。
英語の参考書(書籍、雑誌など)
最近はスマホアプリで英語を勉強する人も多いですが、僕は書籍や雑誌を使った勉強が中心です。
英単語の勉強に「mikan」というアプリを使っていて、その他にはスキマ時間用にスタディサプリENGLISHを使っています。
しかし、家で集中的に勉強するときは CNN ENGLISH EXPRESS や 文単を使って音読とシャドーイングをしています。
スマホアプリでも勉強はできますが、「本のほうが復習がしやすい」「本のほうが情報が体系的でわかりやすい」「スマホは目が疲れやすいこと」「Youtube や SNS の誘惑があること」という理由から、参考書が中心です。
イヤホンで正確な発音・イントネーションを聴き取る
イヤホンはリスニング学習において必須だと僕は思っています。
人によっては「イヤホンで聴く音声はリアルじゃない」という意見もあると思います。たしかに、実際の会話とかって環境音がある中でおこなわれるので、イヤホンだとクリアに聞こえすぎて実践的ではないですね。
ただ、それ以前の学習段階においては、正確な発音やイントネーションを身につける必要があります。イヤホンはその学習の手助けをしてくれる存在です。
イヤホンなしで英語の音声を聞くということは、たいていスマホなどのスピーカーから聞くことになるわけですが、どうしても音質が悪い。すると、細かな発音の機微が聴き取れません。
イヤホンであれば完全に自分の世界だけの音ですから、クリアに発音やイントネーションを聴き取れます。
また、自宅やカフェなどで勉強するときもイヤホンがあれば周りを気にすることなく英語の音声が聴けます。
ちなみに、僕はBOSEのワイヤレスイヤホンを使ってます。
勉強と実践で音声を使い分ける
TOEICや英検のリスニング対策をする場合は、「ふだんの勉強はイヤホン」「本番を意識した模試はスピーカー」という感じで使い分けたほうがいいです。
TOEICや英検は教室の前方にあるスピーカーで再生されますから、イヤホンの音声に慣れてしまうと上手く聴き取れないことがあります。本番を想定することも大切です。
また、英会話やリスニングの勉強も同じで、【勉強】と【実践】を意識してイヤホンとスピーカーを使い分けるのがおすすめ。
実際の英会話は騒音や人の喋り声で聴き取りづらいシチュエーションのことも多いので、少しでも同じ環境になれておくためにも、イヤホンではなくスピーカーで練習しておいたほうが良いです。
ちなみに、イヤホンではなくヘッドホンでもOKです。使いやすいほうを使いましょう。
電子辞書ではなく、辞書アプリがおすすめ
さきほど、スマホで辞書を使っていると説明しましたが、僕がスマホの辞書を使っているのには明確な理由があります。
それは、操作性や利便性を考えると、電子辞書よりもスマホの辞書アプリのほうが優れているからです。
以前、CASIOのEX-wordという定番の英語辞書を買ったことがあります。4万円近くする最新モデルの最上位グレードの英語専門の辞書だったのですが、正直なところ拍子抜けでした。
内臓の辞書数は文句なしだったのですが、いかんせん操作性が良くない。画面の精細度も低く、「これならスマホの辞書のほうがいいな」と思わざるを得ませんでした。
スマホであれば日常使いの延長線上に英語辞書が来るので、すごく自然に辞書を引くことができます。そして、辞書に載ってないときはそのままネット検索ができるのも大きなメリットです。
電子辞書だと、載ってない語句やフレーズがあったときに、その都度スマホに持ち替えて検索しないといけません。これが地味にストレスです。
「スマホの英語辞書って収録語数が少なそう」と思われるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。
僕は、物書堂という辞書アプリに「ウィズダム(収録語数 10万4千)」「研究社リーダーズプラス(収録語数 28万)」「新英和大辞典(収録語数 26万)」という3つの辞書を入れています。
正直、これだけ辞書があれば「載ってない単語はない」というレベルです(一部の熟語や固有名詞が載ってないことはありますが)。
スマホの”誘惑に負けない”仕組みは必要
スマホは英語学習において中心的なアイテムになる存在ですが、一点だけ重大なデメリットがあります。それは誘惑です。
「勉強していたのに、いつのまにかSNSを見ていた」とか「気づいたらYoutube観ていた」という経験は誰にでもあると思いますが、スマホの辞書を使うことは誘惑に負けるリスクと隣り合わせです。
僕も、英語フレーズを調べようと思ってネット検索していたはずが、どういうわけかYahooニュースのエンタメ記事を読んでいた…みたいな経験をしたことが何度もあります(笑)
誘惑に負けないためには、工夫が必要です。最も手軽で効果があるのは、スマホのホーム画面を整理することでしょう。
1番目にする位置にSNSやゲームアプリを置かないようにします。代わりに、英語アプリや辞書を置くのがおすすめ。
これでも十分な対策とはいえませんし「スマホの誘惑に勝てそうにない…」という人は、電子辞書を使うか、多少不便でも紙の辞典を使ったほうがいいでしょう。
ノートと筆記具は原則不要で
英語学習、というよりも勉強全般で定番とも言える「ノート」と「筆記具」ですが、僕は基本的に使っていません(使うこともあります)。
なぜかというと、ノートに文字を書くのは時間対効果が低いと思うからです。
こればかりは個人差があると思いますが、僕は文字を書いて覚えるよりも、実際に音読して声に出したほうが身につくと思っています。
特に僕の英語勉強法は音読とシャドーイングが中心なのでなおさらノートを取る理由がありません。
なので、ディクテーション(音声を書き取ること)もしませんし、単語やフレーズをノートにまとめることも基本的にしません。趣味で洋書を読むときはノートに書きますが、それ以外では筆記具は使いません。
「ノートと筆記具があったほうが集中力やモチベーションが上がる」という人は使ってもいいと思います。
しかし「勉強するからにはノートを使わなくちゃ」という強迫観念だけでノートを使っている人は、一度やめてみてもいいかなと思います。
英語学習に必要&不要なアイテム【まとめ】
- ・スマホで「辞書」「英単語アプリ」「音声再生」をフル活用
- ・ただし、SNSやゲームの誘惑に負けない仕組みづくりが必要
- ・正しい発音を知るために、イヤホンを使ったほうがいい
- ・勉強の中心は参考書で。アプリは補助的に使う
- ・電子辞書よりもスマホの辞書アプリがおすすめ
- ・勉強法にもよるが、基本的にノートと筆記具は不要