快適な読書環境で本を読めば、読書効率がアップして頭に入ってくる情報もかなり変わってきます。
これまでいろんな場所で読書をしてきましたが、僕が「ここは特に良いな」と感じた場所をランキングで紹介したいと思います。
完全に僕個人の主観で決めたランキングなので、参考までにご覧いただけると嬉しいです。
ちなみに僕は最近、Kindle Unlimitedで読書をすることが増えました。スマホでも読み放題なので、好きな場所で好きな本を好きなだけ読めます。最高です。
① 誰にも邪魔されない究極の読書空間
栄えある第1位は「自宅の机」です。
ちょっと無難すぎて面白みに欠けるかもしれませんが、誰にも邪魔されない唯一の空間といっても過言ではない自分の部屋が、結局読書には1番向いています。
あまりに静かすぎて、室内の掛け時計の秒針が気になって仕方がない症候群に罹患することもしばしばありますが、やはり静かな環境と読書は切っても切り離せません。
ちなみに、上記の画像は実際の僕のデスクでして、読書するときは机のうえに本を複数冊とノートを用意しておきます。パソコンは本でわからないことを調べるときにすぐ検索できるよう、開きっぱなしです。
こんな感じで、自分が満足できる空間を確保しておくと集中して読書ができます。
ちなみに、机はもちろんですが、椅子のクオリティによっても読書の快適性は変わってきます。
長時間の読書で1番の大敵ともいえるのが「肩こり・腰痛・首痛」ですが、これらの不調はすべて椅子に起因するといっても過言ではありません。
椅子を含め、読書を快適にするためのアイテムについては以下の記事にくわしくまとめてあります。
② 電車の中での読書は意外な快適性
第2位には「電車の中」がランクイン。
吊り革につかまった状態での読書も悪くないですが、やはり電車で座って読む本は格別の味わいがあります。
程よい揺れによって眠気を伴いますが、それも一興。
個人的には読書に熱中しながらウトウトする瞬間が大好きです。特に冬場で座席があったかいとウトウト度は高まります。
また、本屋で買った本を帰宅する電車内で読むと特にはかどります(積ん読の防止にもなる)。
電車内ではほとんどの人がスマホをいじっているので、そんな中で読書をするとちょっとだけ優越感が味わえるのでおすすめです。
③ 本を探す・読むことに特化した空間
第3位は「図書館」がランクイン。
本を探し、見つけ、読むという目的のために存在するだけあって、快適な読書が楽しめます。
特に大型図書館だと机と椅子がきちんと整備されているので、ゆっくりと本を読むことができます。
「あ、これつまらない」と思ったら次々と本をチェンジできるのも良いですね。
ただ、図書館によっては年配者が完全占拠しているところがあります。中にはいびきをかいて眠る強者も。
その場合には本を借りて、おとなしく帰るのがベターです。
都内でいうと、千代田区の図書館が最高です。蔵書量と設備の充実度がすごい。東京都民じゃなくても本が借りられるので、自由度も高いです。
さらに、パソコンも使えて電源も完備しているし、カフェも併設しています。
④ 端っこのソファ席がおすすめ
第4位は「商業施設のフードコート」がランクイン。
近年増加している大型商業施設のフードコートはインテリアのクオリティが上がってきています。
特にソファの座り心地は以前に比べるとかなり良くなっています。
フードコートなら食べ物に困ることもありません。お腹が空いたら、すぐに好きなものを注文することもできます。好きに飲み食いしながら読書するのは、これまた格別です。
僕はなるべく人と目線が合わない端っこの席を確保します。集中力が高いほうではないので、工夫して快適な読書空間を保てるように意識してます。
ちなみに、フードコートによっては長時間の占有を禁止している場合があるので混雑時などは注意しましょう。
また、時間帯を誤ると子どもがたくさん集まってかなりの喧騒に包まれるので注意が必要です。
⑤ 川のせせらぎと、芝生のクッション性が快適
第5位は「河川敷」がランクイン。
川に沿って広がる雄大な芝生空間は読書する者をやさしく包んでくれる感じがして、大好きです。
傾斜がついた河川敷は座っても良し、寝転んでも良し。読む人のスタイルを選びません。
たまに聞こえる、スポーツをする学生と思しき掛け声も耳に心地いいですよね。
個人的な話ですが、新卒入社してすぐに会社を辞めて、京都に一人で旅行に行ったことがあります。そのとき鴨川沿いで1人読みふけった本は、情景とともに今でも記憶に刻まれています。
おすすめは晴れた日の温かい時間帯ですが、夕暮れ時に行くと黄昏れながら読書ができるのでおすすめです。
⑥ ちょっと座り心地の悪いベンチがまた良し
第6位は「公園」がランクイン。
公園の中に設置された、小休憩にうってつけのベンチ。
あの硬めのベンチに座っているとだいたいお尻が痛くなるのですが、それすらも引っくるめてベンチでの読書は趣があって好きです。
公園によってはベンチとテーブルが併設されていることもあるので、肘をつきながら読書をすることができます。
読書の集中度は体の姿勢に大きく左右されますから、テーブルが設置されている場合は積極的に活用たいところです。
ちょっと読書に疲れたら、気分転換に散歩できるのも公園の良いところですね。
好きな飲みモノとお菓子を買って、軽いピクニック気分で出かけるのも楽しいものです。
⑦ 寝転んで読む本は、視力低下必至
第7位は「ベッド・寝室」がランクイン。
眠る前に少しだけ読書を…という人も多いのではないでしょうか。
気持ちも落ち着いていて読書するには良い心理状態なのですが、問題は姿勢です。
ベッドに座って本を読んでいると次第に腰が痛くなってきます。かといって、寝転んで読書をすると腕が疲れて長続きしない…。
さらにはその姿勢、部屋の暗さがもたらす目への悪影響(視力低下)は計り知れません。
こんなに悪条件が揃っているのに、なぜベッドで読書をしてしまうのか…。
⑧ 海と太陽と本と
第8位は「ビーチ」がランクイン。
浜辺で読む本は非日常的な体験なので、読んでいるだけでワクワクします。読書のしやすさや内容をすっ飛ばして「ビーチで読書すること自体」が目的という感じで、それさえ達成できればOKというレベルです(本末転倒だけど)。
太陽の光がまぶしいときや、海風が強いときは本を読むには快適とは言えない環境です。そもそも、暑い日だったら短時間しか読書できないでしょう。
それでも、なぜか海での読書には魅力を感じずにはいられません。
⑨ 庶民には少しお高いカフェで読む本
第9位は「ルノアール」がランクイン。
ルノアールは東京都・神奈川県・埼玉県に店舗を構えるカフェで、メニューの値段は全体的に高めながら、他のカフェチェーンにはない内装と雰囲気が読書にピッタリです。
一例として、西新宿のルノアールにある「水出しアイスコーヒー」は600円です。安いカフェチェーン(たとえばベローチェとか)なら200円でコーヒーが飲めるわけですから、かなりリッチですよね。
ルノアールに行くと「元を取らなきゃ」精神がはたらくので、それが読書への集中力に良い作用をもたらします。
店舗によっては個室をレンタルできたりするので、読書会をするのも良さそうです。
⑩ カフェの王道でサードプレイスを体現
第10位は「スターバックス」がランクイン。
スタバで読書をする人も多いと思うので、説明は不要かと思います。
難点は混雑が激しいことでしょうか。サードプレイスと言うだけあって、いつ行っても混んでいる印象です。特に都内の店舗はなかなか手ごわい。
それだけの混雑空間でも、本を読むには快適な音楽と空間が揃っています。
ノートパソコンを開いて仕事をしている人も多いですが、そのなかで悠然と楽しむ読書もまた良かったり。
僕は定番のフラペチーノも好きですが、ホットで飲む「カフェモカ」が大好きです。あとはチャイティーラテも最高ですね。グランデサイズを注文すれば、1時間以上は余裕で読書できます。
本当の読書好きは、テーマに合わせて場所を変える?
順位 | 場所 |
---|---|
1位 | 自宅の机 |
2位 | 電車の中 |
3位 | 図書館 |
4位 | フードコート |
5位 | 河川敷 |
6位 | 公園 |
7位 | 寝室・ベッド |
8位 | 海辺・ビーチ |
9位 | ルノアール |
10位 | スタバ |
静謐な場所を好む人もいれば、少し雑音があったほうが集中できるという人もいると思います。
あるいは「ハードボイルド小説読むなら当然バーでしょ」といった感じで、本当のツワモノは読む本によって場所を変えたりするかもしれません。
なにはともあれ、自分にピッタリの場所を見つけることが快適な読書ライフを送る上では欠かせません。
また、読書をするときにまわりの環境に左右される人は多いと思います。
事実、僕も集中力が高いほうではないので、読書環境には人一倍気を使います。
ただ、僕がそれ以上にこだわっているのは、「自分に合った本」を選ぶことです。
以前までは「まわりの人にかっこよく思われたい」という不純な動機で本を選んだこともありました。
予備知識もなく、読めるはずもないのに『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)』を読んだりしてました。完全に若気の至りです(笑)
言うまでもなく、自分の知識レベルや興味に合わない本を選ぶのは良くありません。
読んでいてもつまらないので、下手すると読書が嫌いになります。だから、僕は本選びには時間をかけて、なるべく失敗がないよう丁寧に選んでいます。
「本選びにおいて、失敗は避けられない」
とはいえ、どんなに時間をかけて選んだ本でも「うわー、これ難しいわ」と感じたり「全然おもしろくない…」と感じることもあります。
そこでスパッと読むのをやめて、他の本に切り替えるのが理想ですよね。
でも、以前まではそれができませんでした。なぜなら、せっかくお金を出して買った本だから。
どうしても「最後まで読まなきゃもったいない」という精神がはたらいてしまうのが人間の性(さが)というものです。
ただ、僕は本の読み放題を始めてから、好きな本を手当り次第読めるようになりました。
選んだ本が自分に合わなくても、すぐに他の本を試せるので、途中でやめることに抵抗感が一切なくなりました。これは大きな変化です。
1冊読んでも100冊読んでも料金は同じという安心感は、読み放題サービスでしか得られません。
ちなみに、僕が使っているのはAmazonのKindle Unlimitedです。
最初の1ヶ月間は無料でお試しができるので、ぜひ使ってみて欲しいです。きっと、読書観が変わります。