僕は基本的に新品の本を買うことがほとんどで、めったに中古の本は買いません。
中古の本を買うメリットもありますが、個人的にはデメリットのほうが大きいと思っているからです。
というわけで今回は中古本を買うメリットとデメリットを比較しつつ、くわしく掘り下げてみたいと思います。
中古本が苦手な理由&デメリット
僕は中古の本を買うのが苦手です。なぜなら、以下のようなデメリットがあるからです。
- 中古本のデメリット
- ・衛生的に不安がある
- ・書き込みがある
- ・表紙やページに傷み、破れなどがある
誰が触ったかわからない本を触ることへの恐怖
中古本の最大のデメリットは「不衛生」ということです。もちろん、すべての本が不衛生とはいいません。
ただ、その中古本がどのような人の手にわたって、どのような読まれ方をし、どのように流通して自分の手元まで届いたのかを知ることができない以上、悪い想定をせざるを得ません。
あまり想像したくはありませんが、前の持ち主が食事をしながら読んでいた可能性だってあります。トイレのあとに手を洗わない人だったら、それこそ本が汚れている可能性は高いでしょう。
この想像が「きれい好き人間の典型的な考えすぎ」だということは重々承知しています。が、長時間手に触れる本の衛生管理は重視したいというのが僕の個人的な考えです。
「新刊本だって、本屋でいろんな人が触ってるよ」という声が聞こえてきそうですが、接触深度を考えると比較するのはナンセンスだと思います。
書き込みがある
僕は中古本を買って何度も経験したことがありますが、書き込みがある本って意外と多いんですよね。
古本屋で丁寧に中身をチェックしたつもりでも、ページのどこかに書き込みがあったりします。
ネット購入だと、そもそもどんな書き込みがあるかをチェックするのもむずかしいです。
「他の人がこの本を読んでどう感じたか?どこに注目したか?」というのがわかるという意味では、書き込みの面白さを評価することもできます。
ただ、多くの人は中古本の書き込みを快く思わないでしょう。
書き込みがある中古本だと、その書き込みに自分の思考がつられてしまうので、まっさらな状態で読書をするのがむずかしくなります。なので、僕は書き込みがある本は買わないようにしています。
そもそも、僕自身が本に書き込みをして「汚しながら読む」タイプなので、最初から書き込みがある中古本は読書体験を大きく損ないます。
表紙やページに傷み、破れなどがある
本を手に持ったときの感覚や、見た目の美しさを引っくるめて読書体験だと僕は思っているので、表紙が破れている本は絶対に買いません(表紙が破れた本をネットで運悪く買ってしまったことはありますが…)。
また、ページに付いた謎のシミ汚れやカビ臭さなども、古本の大きなデメリットと言えるでしょう。
これも僕の個人的な嗜好ですが、新品のきれいな本が少しずつボロボロになっていくのが好きです。本に対して使う言葉として適切なのかわかりませんが、いわゆる「エイジング」を楽しむ感覚に近いかもしれません。
中古本は安い。意外な希少本も
- 中古本のメリット
- ・価格が安い
- ・希少本と出会える
中古本は価格が安く、費用負担が小さい
中古で本を買う最大のメリットは、値段の安さです。言うまでもないですね。
ブックオフに行ってみるとわかりますが、新刊書店で1000円で売られている本が100円で買えたりします。
これはなにも状態が悪い本だけではありません。なかには、新品の本と遜色ないくらいきれいな状態の本でも安く買えたりします。
「一度誰かの手に渡った」というだけで値段が下がってしまうのは、本にも当てはまるというわけです。
裏を返せば、汚れや書き込みが気にならない人にとって、中古本は最高の存在といえるでしょう。
希少本と出会える
中古本という言葉だといかにもくたびれた感じがしますが、これが「希少本」と呼ばれるようになると一気に光を放ちます。
ご存知の人も多いと思いますが、東京の神田・神保町にある古本屋街にはお宝本が数多く売られています。
なかには1冊500万円もする本が売られていたりしますからね。
ただ、僕たちが一般的に手にする中古本とはわけがちがうので、希少本を同じ土俵で比べるべきではないかもしれません。
中古本はどこで買うのが正解なのか?
中古本の良いところ・悪いところを見てきたところで、肝心の「中古本を買う方法」を見ていきましょう。
中古本を買う方法はいろいろありますが、僕は以下の買い方が多いです。
- 中古本を買う方法
- ・古本屋で買う
- ・ネットで買う(Amazonなど)
- ・メルカリで買う(スマホアプリ)
大前提として、古本屋に足を運んで本を買える人は古本屋で買うのがベストだと思います。本の状態も自分の目でチェックできるので。
ただ、近くに古本屋がなかったり、そもそも古本屋に行くのがイヤという人もいるでしょう(古本屋独特のにおいもありますからね)。
そんな人におすすめなのが、メルカリで古本を買う方法です。
僕は以前まで、古本を買うときはAmazonを使っていました。ただ、状態の悪い本が届くことが多々あったので、Amazonで買う回数は減ってきています。
そのかわりに、メルカリで本を買うことが増えました。
メルカリはAmazonよりも値段が安いことが多く、複数の画像で本の状態をチェックできるのでハズレを引く可能性が低いです(Amazonの中古本は実物画像を見れないことが多い)。
また、出品者によっては価格交渉で値引きしてくれることもあります。
状態が安くて良い中古本を買いたいのであれば、まず最初にメルカリで調べてみるのがおすすめです。
ちなみに、僕は過去に10冊ほどメルカリで古本を買った経験がありますが、大きなハズレを引いたことはありません。
出品者の評価などもチェックしておくと、失敗を減らせると思います。
安い中古本を大量に買う前に本の整理をしておこう
中古本は価格が安いので、調子に乗ってついつい買いすぎてしまうので注意しましょう。
学生時代の僕はブックオフなどの古本屋に行くと、だいたい2〜3冊は必ず買っていました。
安いから良いだろうと思っていると、気づいたら部屋中が本だらけになってしまいます。
読んでない本(積ん読)が増えると、精神衛生上も良くありません。なので、読まない本は手放すようにしましょう。
僕は定期的に本棚を整理して、ネットで売るようにしています。そのときはメルカリを使うことも多いですが、まとめて処分したいときはネット買取を活用しています。
ネットの古本買取は意外と高く売れることが多いですし、メルカリよりも売るのがラクなので重宝しています。
ちなみに、イチ押しのネット買取業者は買取王子です。
中古本よりはるかに安く&お得に読書する方法
中古本は読書コストを下げてくれるので、新品の本を買うよりも費用負担が少なくて済みます。
しかし、それ以上に低価格でお得に読書する方法があることは意外と知られていません。
その方法というのが、Amazonの読み放題サービス Kindle Unlimitedを使う方法です。
僕はもうかれこれ6年以上、Kindle Unlimitedを使っていますが、このサービスのおかげで5万円以上は確実に節約できていると思います。
なぜなら、和書・洋書を含む500万冊以上が読み放題になるという圧倒的な品揃えにもかかわらず、費用は980円しかかからないからです(しかも最初の30日間は無料で解約もかんたん)。
書籍はもちろん、雑誌やマンガも読めるので読書の幅がめちゃくちゃ広がります。
わざわざ安い中古本を探す必要もないですし、お店に行く必要もありません。自宅にいながら、ポチるだけですぐに好きな本が読めちゃいます。
けっこう本気でおすすめしたいサービスなので、まだ使ってことがない人はぜひ試してみてください。