TOEICの勉強をしていると「役に立たないから意味ない」という意見を見聞きすることがあります。
正直、TOEICに対して否定的な意見を持ちたくなる気持ちは僕もわかります。でも、実際のところTOEICは役に立つし、勉強&受験する価値があると思ってます。
TOEICのどのあたりが役に立つのか?勉強と受験を続けているなかで感じたポイントについて解説していきます。
TOEICが役に立つと思うポイント
- TOEICが役に立つところ
- ① 仕事、転職で有利になる
- ② 勉強を続けるモチベーションになる
- ③ 仕事や日常生活で使える英語が身につく
① 就職、転職で有利になる
TOEICスコアは、他の語学試験(英検、TOEFL、IELTS)よりも就職・転職で有利になります。
そもそもTOEICはビジネス向けに作られているので当たり前といえば当たり前なのですが、もはや他の資格試験の追随を許さないくらい企業の採用にTOEICが導入されており、もはや一強状態です。
TOEICが公表している資料によると、160カ国、約14,000の企業・団体などがスコアを活用しています。日本だけに絞っても2020年度にはTOEIC Program全体で約2,900の企業・団体・学校などで採用されています。
これだけ多くの企業や団体がTOEICを1つの判断材料にしているわけですから、スコアを取っておいて役に立たないわけがありません。
実際、僕も以前の転職でTOEICスコアを求められたのですが、600点程度のスコアでも十分有利に働く場合があります。
就職や転職先が特にTOEICを採用条件にしていなくても、履歴書にスコアを書くことでアピール材料になります。最近は海外との取引を新しく始める企業も増えているので、今後はますますTOEICスコアの重要度がUPしていくと思われます。
② 勉強を続けるモチベーションになる
意外と見落とせないTOEICの効果として、モチベーションUPがあります。
英語の勉強は長期間(考え方によっては一生)続くものなので、どうしてもモチベーションに波が生まれやすいものです。
やる気や集中力に満ちているときは良いのですが、気分が乗らない日や集中力に欠いている日は「英語なんてやらなくていいのでは?」と思ってしまったりします。
そうなってしまうのは、多くの場合「目標がないから」です。つまり、目指すべき目標があれば、それを意識することでモチベーションに転換させることができます。
単純すぎると思われるかもしれませんが、「TOEICで700点を取る!」みたいなわかりやすい指標がああったほうが、絶対に勉強は継続しやすいです。
直接は役に立たないかもしれませんが、TOEICは間接的にメンタル面を支えてくれる役割も果たします。
③ 仕事や日常生活で使える英語が身につく
TOEICはビジネス英語に特化しているので、仕事で使う英語力を効果的に身につけることができます。
「TOEICの英語は実践的ではない」という声も一部ではありますが、それもたしかに一理あるでしょう。
しかし、僕は英語で情報収集をしたり、英語圏の人から問い合わせメールをもらうときなどにTOEICで学んだ英語が活きていると実感しています。
そこまで日常的に英語を使って仕事をしているわけではないのですが、ふと英語に触れたときに「あ、これTOEICで勉強したやつだ」と感じる瞬間が非常に多いです。これは、TOEICが役に立つ大きな証拠だと思います。
TOEICを学んでいる段階では「こんな英語、本当に使うのかよ…」と疑いたくなるものです。でも、実際に役に立つ経験をしているので、満を持してTOEICは意味のある資格だと言いたいと思います。
役に立つTOEIC英語を効率的に学ぶ
いくらTOEICが役に立つとはいえ、正直なところTOEICの勉強が面白いとは言えません。むしろ、退屈でつまらないと感じる部分のほうが多いです(笑)
そのため、勉強法や教材を工夫しないと、どんなに意味があると言われてもTOEICの勉強を続けるのはむずかしいでしょう。
まずやるべきことは、教材選びです。ムダなく、効率的にTOEICの勉強をすれば、最短で効果を得ることができます。
僕がまず全力でおすすめしたいのは、スタディサプリENGLISHです。TOEIC対策コースを使うことで、飽きずに楽しくTOEICの勉強ができます。初心者の人がTOEICの全体像を掴み、文法や英単語から勉強するのにもぴったりです。
そしてもう一つが『金のフレーズ』(通称、金フレ)です。金フレの書籍とアプリ版を併用して使うことで、最短でTOEICの頻出単語を身につけることができます。
本当に出る単語やフレーズを学べるだけでなく、書籍の中に出てくるひとことアドバイスが面白いので読んでて飽きません。
これらの教材を上手に使うことで、最短で役に立つTOEIC英語を身につけることができるはず。
最初のうちは半信半疑で勉強することになると思いますが、ふとした瞬間に「TOEICって役に立つじゃん」と実感してもらえると思います。