TOEIC対策というと、アレコレ色んな参考書や問題集を用意しないといけないイメージがあると思います。
しかし、実際には必要最低限の教材だけでスコアを伸ばすことは可能です。
今回は、実際に僕が使ってきて効果を感じたTOEICの参考書+問題集を紹介していきます。コレだけあればOKなので、ぜひ使ってみてください。
僕が使ってきた3冊のTOEIC本
「これだけでTOEIC対策は十分!」と言い切れる本を3冊紹介します。
- 僕が使ってきた3冊のTOEIC本
- ① 金のフレーズ(単語帳)
- ↓
- ② TOEIC文法問題でる1000問(文法問題集)
- ↓
- ③ TOEIC公式問題集
上記の本があれば、ひとまずOKです。1冊ずつくわしく紹介していきます。
① 最強の単語帳「金のフレーズ」
TOEIC対策で欠かせないのが、なんといっても語彙対策です。TOEIC頻出の単語を知らずして、スコアUPは図れません。
逆に言うと、語彙力を強化するだけでもスコアはある程度伸びるということです。
「金のフレーズ」はTOEIC頻出の単語をフレーズ単位で学べる単語帳です。一般的な単語帳は【見出し語+語義】が多いですが、この本はTOEICでよく出るフレーズをそのまま覚えるので、試験でのスコアUPに直結します。
本のレイアウトは、上記のように左ページが穴埋め形式になっており、実際に問題を解きながらフレーズを覚えるというスタイルになっています。
このおかげで、英作文感覚で本を読み進めることができるので、記憶への定着率が非常に上がるんですね。
僕は金のフレーズを買って、とにかく反復しまくりました。音声だけでリスニングすることもあり、それを含めると誇張なしで100周くらいはしたと思います。
おかげでTOEICスコアは100点ほどUPしたり、TOEICに限らず英語力そのものが上がったので、本当に買ってよかった本です。
ただし、英文法や基礎単語がまったくわからない超初心者の人にはむずかしい可能性があるので、事前に内容を確認して自分の英語レベルに合っているかチェックすることをおすすめします。



② TOEICの全Partに効果あり「でる1000問」
次に紹介するのは、文法の問題集です。TOEIC L&Rは前半リスニング、後半リーディングに分かれています。
後半のリーディングセクションで初っ端のPart5では、30問の穴埋め文法問題が出題されます。

TOEIC Part5 のイメージ
画像:academy.kirihara.co.jp
その対策本としておすすめしたいのが、『TOEIC文法問題でる1000問』(通称、でる1000)です。
この本は、名前のとおりTOEICで本当に狙われやすい文法問題を1000問という大ボリュームで学習することができます。
左ページが問題、右ページが解説というレイアウトなので勉強してすぐに答え合わせができ、非常に使いやすいです。
「コレだけでOKという参考書を知りたいのに、Part5に特化した本をやるの…?」と思う人もいるかもしれません。
たしかに、もっとまんべんなく対策できる参考書や問題集を使ったほうが良さそうですよね。その気持ち、よくわかります。
僕自身も、買った当初はPart5の対策だけをするつもりだったんですね。しかし、実際に問題を解いていくうちに「これやれば、他のPartでも通用するかも」と思うようになったんです。特にPart6への応用力につながります。

TOEIC Part6 のサンプル問題
知らない人のために説明しておくと、TOEICのPart6では上画像のような長文穴埋め問題が出題されます。この穴埋め問題って、たしかに長文ではあるんだけど、分解してみると「Part5の文法穴埋め問題がたくさん連なっているだけ」と捉えることもできるわけです。
だから「でる1000」でPart5対策することで、必然的にPart6の得点力もUPします。
さらにいうと、「でる1000」で繰り返し短い英文を読む練習をすると、英語を読むスピードが上がるので、リーディング全体のスコアも上がります。
また、読む力は聞く力にもつながっているので、前半のリスニングパート(Part1〜4)のスコアUPにも良い影響があります。
嘘みたいに思われるかもしれませんが、僕は「でる1000」で勉強を始めてから明らかに英文を読むのがラクになったのを実感しています。

③ TOEICの傾向に慣れる最善の本「公式問題集」

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8
金フレ→でる1000と来たら、最後の仕上げで公式問題集をやりましょう。
念のためお伝えしておくと、TOEICは過去問を公開していないので(試験用紙の持ち帰りもNG)、TOEICの形式に慣れるには市販の模試問題集を買うか、公式問題集を買うしかありません。
市販の模試は、TOEICを何度も受けているプロが「限りなく本番に近い問題」を作ったものです。内容は非常によくできていますが、やはりTOEICの公式が出している問題集には及ばないもの事実。
公式問題集は(当然ながら)TOEIC本番に近いため完成度も高く、解答の解説も簡潔でわかりやすいです。
難点は試験2回分収録で定価3,300円と決して安くないこと。このあたりは、IIBC(TOEICを運営する会社)の商売上手な一面が垣間見えるところでもあります。
とはいえ、TOEIC公式問題集はAmazonの口コミ評価も非常に高く、良いレビューも非常に多いので使う価値は十分にあります。
ちなみに、TOEICの試験は年々難化しており、公式問題集の内容も変化しています。そのため、新しい試験傾向が反映された問題集で対策したほうがいいので、最新版を買うのがおすすめです。

参考書が苦手な人は、アプリがおすすめ
TOEIC対策は上記で紹介した3冊だけで十分に対応可能です。反復すれば、600点や700点はおろか、900点超も狙えると思います。
ただ、人によっては参考書や問題集で勉強するのが苦手な人もいるはず。そういった人は、アプリがおすすめです。
僕が長らく使ってきたのはスタディサプリENGLISHというアプリでして、正直なところ参考書や問題集なしでもTOEICスコアは伸ばせます。
紙の本での勉強が苦手な人は、ぜひスタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースを試してみてください。7日間無料(無料期間は申込日が1日目)で体験できます。
