英語学習を継続するうえで欠かせないのが「目標設定」です。
最終的に何をするために英語を学ぶのか?目標がハッキリしていないと、途中でモチベーションが保てなくなり、挫折しやすくなります。
今回は僕の英語学習の最終目標を紹介しつつ、他の人がどんな目標を立てているのか具体例を挙げて解説していきます。
僕が英語を勉強する理由・目標
すでに他の記事でも何度か紹介していますが、僕が英語を勉強しているのは以下の目標があるからです。
- 僕が英語を勉強する理由と目標
- ・洋書を読めるようになりたい
- ・海外のスポーツ実況(特にUFC)を聴き取りたい
- ・海外移住したい(東南アジアを検討中)
この中で、最も僕のモチベーションを支えてくれているのが「洋書を読みたい」と「海外のスポーツ実況を聴き取りたい」というものです。この2つはすごく好きなので、日本語を介さずに理解したいという思いが強く、それが英語学習の原動力になっています。
正直、英語を勉強するほとんどの人が「仕事で使うから」という理由だと思います。昇進、昇給、転職などはもちろん、外資系で海外勤務したいという目標もあるでしょう。
そういった人と比べると、僕は趣味寄り(というより趣味全開?)な目標です。特段、仕事で英語を使うわけではないので。
一見すると、仕事で使う英語を意識したほうが英語学習は頑張れそうな気もします。が、実際のところ「自分のアイデンティティと結びついていれば、趣味でも仕事でも何でも良い」と思います。
むしろ、無理に目標を立てようとしても自分が本当にやりたいこと(本当の自分)と齟齬が生じるので、目標が意味をなしません。
英語学習の目標を立てる上で最も大切なことは「自分が心から好きなことはなにか?英語を使ってなにを成し遂げたいのか?」という、自分を中心に置いて分析することです。
【目標例①】ニュースや海外ドラマを理解したい
「仕事で英語を使うわけじゃない」という人は、僕のように趣味や自分の気になることに振り切った目標を立てるのがおすすめです。
政治経済やビジネス系の話題が好きな人は、ニュース記事や動画を理解できるようになることを目標にするのが良いでしょう。たとえば、CNN ENGLISH EXPRESS などは、目標に直結した教材です。
エンタメ系が好きな人は、海外ドラマや洋画を字幕無しで観ることを目標にするのが良いでしょう。自分の好きなハリウッド俳優やアーティストの英語を日本語を介さずにダイレクトで理解できるのは極上の体験です。
ただし、海外ニュースや海外ドラマなどはネイティブの超絶速い英語が繰り広げられるので、いきなり手を出すのはおすすめしません。いきなりやると99.9%の確率で挫折します。
必ず基礎英文法や英単語を身につけてから取り組むようにしましょう。何から英語の勉強を始めるべきか?については以下の記事でくわしく解説しています。
【目標例②】海外に留学したい
英語学習の最も多い目標の1つが「留学したい」というものです。
海外留学は短期だろうと長期だろうと英語で生活するわけなので、英語学習が人生そのものに直結します。
海外留学を目標にするメリットで特に大きいのが「実際に使う英語を意識して勉強に取り組みやすい」というものです。
たとえば海外の大学に留学する場合、授業で使う英単語や英語表現というのはある程度予想がつきます。ビジネス系であれば会計用語や経営用語、理系であれば物理用語や生物用語などです。
旅行英語などもそうですが「実際に現地で使うとわかっている英語」と「いつ使うかわからないような英語」ではモチベーションに雲泥の差が生じます。当然、使うとわかっている英語なら意欲的に勉強できますよね。
また、「留学中に最低限の英語ができないと生活が(いろんな意味で)苦しくなる」というのはあらかじめわかっていることです。日常会話ができないと友達も作れませんし、諸般の手続きや買い物でも苦労するハメになります。「苦難を回避するために英語の勉強を頑張ろう」という気持ちにもなりやすいです。
程度にもよりますが、留学というのは全方位的な英語力が問われるので「留学のために英語をがんばろう」という最も適している目標の1つといえるでしょう。
また、留学の場合はIELTSやTOEFLなど「このスコアがあれば英語力の証明になる」という資格が存在します。アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの留学、あるいは移住のときにも利用可能です。資格試験があるおかげで勉強法がある程度確立されており、問題集などのテキストが手に入りやすいというメリットもあります。
【目標例③】海外旅行をしたい
海外旅行と海外留学、一見大きなちがいはないようにも思えます。しかし、英語学習という観点からいうと、両者には雲泥の差があります。
なぜかというと、使う英語の種類と量が全然違うからです。
さきほど説明したとおり、海外留学で必要となる英語量は膨大です。授業はもちろん、友達とのおしゃべり、日常生活での買い物などがあります。長期の留学でアルバイトをする人は、仕事で使う英語も覚えなければいけません。
一言でいえば、留学を目標に英語学習を頑張るのはハードルが高いです。
一方、海外旅行となると話はガラッと変わります。旅行で必要な英語というのは「入国手続」、「レストランでの注文」、「スーパーでの買い物」、「アトラクションや観光の手続き」、「ホテルのチェックイン&チェックアウト」など、ある程度決まっています。つまり、海外旅行は使う英語が限定されるわけです。
ですから、英語学習という観点でいうと「最低限の英単語とフレーズを覚えてしまえばなんとかなる」という特徴があります。
つまり、英語学習の目標としてはハードルがそこまで高くないので、挫折しにくくなります。さらに、海外旅行という楽しみやワクワク感も手伝ってくれるので、前向きに英語を勉強する気持ちになれるというメリットもあります。
学習量が少なくて済むという理由から、海外旅行を目標に英語学習を頑張るのは非常におすすめです。
目標達成に必須の「英会話力」を鍛える方法
英語学習で「読み・書き」に特化して目標を立てる人は少数派です。大半の人は「英語を聴き取りたい・話したい」と思って勉強をがんばります。
その目標を達成するためにはとにかく座学をがんばればOK…と言いたいところですが、残念ながら自習だけでは英会話のスキルは身につきません。
どんなに英会話フレーズを勉強しても、結局のところそれを運用する力がないと通用しないからです。
僕も経験があるのですが、英会話フレーズを1冊完全に暗記して「これなら絶対英会話ができるはず!」と思って外国人と会話をしても、全然言葉が出てこないんですよね。相手の言ってることが聞き取れても、それに返す言葉が出てこないんです。
最初のうちは「あんなに頑張って勉強したのに…自分は英語に向いてないのでは?」と悩んだこともあります。でも、英会話レッスンを重ねていくうちに気づきました。【知ってる英語と使える英語は別物である】ということを。
結局のところ、英会話を上達させるためには、失敗を何度も繰り返して、とにかく場数を踏むしかありません。
「いやいや、そんなこといっても外国人の知り合いなんていないし…」と思うかもしれませんが心配不要です。幸いなことに、オンライン英会話を活用すれば超低コストで外国人と英会話ができます。
オンライン英会話をやるとわかりますが、「この先生ともっと楽しくコミュニケーションがしたい!」という気持ちが湧いてくるので、それが英語学習の目的や目標になったりもします。相乗効果で良いことづくめなので、ぜひ試してみてください。
ちなみに、僕はDMM英会話やネイティブキャンプを使ってきましたが、最近はQQ Englishがお気に入りです。