オンライン英会話で困るのが「話すネタがない」ということ。
特に、初対面の講師だと相手のこともよくわからないので、話すことがない状態になりやすいですよね。
僕も当初は話すことがなくて悩んでいましたが、コツ&やり方を掴んでからは会話に困ることもなくなりました。
今回は「英会話で話すことがない」という悩みを速攻で解決する方法を紹介します。オンライン英会話がメインですが、対面式の英会話教室でも活かせる部分があると思います。
趣味など、共通点のある講師を選ぶ
時事ネタや健康のことなど、会話のネタというのはいろいろありますが、最も深く長く会話が持続するのが趣味などの共通の話題だと僕は思います。
これは日本語での会話のみならず、英会話でも同じことが言えます。趣味の話は最強です。話すことがないと悩んでいる人は、趣味など共通の話題で盛り上がれる講師を選ぶようにしましょう。
お互いの趣味が共通していると、自分の好きなことを相手に伝える楽しさがあるし、情報交換で新しい知識が得られるメリットもあります。とにかく有益な時間が続くので、もはや英会話レッスンというよりも「楽しいおしゃべり」という感じです。
もちろん、初対面の講師といきなり趣味の話をするのはむずかしいと思います。趣味はある意味、パーソナルな部分でもあるので、いきなり踏み込むのは良い印象を与えません。
まずはお互いの自己紹介などをしたうえで、少しずつ講師との関係性を築きながら共通の話題を探すようにしましょう。
「英会話でそんな上手いことできそうにない」という人は、教材を活用するといいでしょう。
多くのオンライン英会話が趣味に関する教材を提供しているので、自然と趣味の話題でレッスンをおこなうことができます。
共通点がある講師の見つけ方
オンライン英会話の場合、講師の紹介ページに飛ぶと、趣味・特技などが書かれています。それを参考にすれば簡単に共通点がある講師を見つけることができます。
また、レアジョブ英会話 などの一部のオンライン英会話では講師の紹介ページに学歴や職歴が掲載されていることもあるので、自分の勉強や仕事に近い講師を選ぶのもおすすめです。
講師はなるべくリピートする
初対面の講師は刺激がありますし、相手のこと(出身地や家族構成など)を質問できるので、一見するとメリットが大きいように感じるかもしれません。
しかし、僕はなるべく同じ講師をリピートするようにしています。その最大の理由は、相手と深い話ができるようになるからです。
さきほども説明したとおり、趣味などの共通の話題は会話のネタとして申し分ありません。話すことがない人にとって、救世主となる存在です。
しかし、初対面の講師といきなり趣味の話題で盛り上がるのはむずかしいですし、たとえ話ができたとしても、深いところまではたどり着かないでしょう(日本人同士の会話でも、初対面の人と趣味の話をするのはハードル高いですよね)。
以前まで、僕もいろんな講師と会話できたほうが良いと思って、新規の講師ばかりを予約していました。でも、初対面だとどうしたって表面的な会話に終始しちゃうんですよ。
これではダメだと思って、お気に入り講師を複数人見つけて、なるべく深い会話ができるように意識するようにしました。”複数人”っていうのはけっこうポイントで、毎回同じ講師を予約できるわけではないので、何人かお気に入りを見つけておくと安心です。
講師ばかり話す英会話はNG
「話すことがないから、なるべく講師に話をしてもらう」というのは、言うまでもなくNGです。
おしゃべりな講師だと場は保つし、会話は盛り上がっている”風”に感じるので、なんとなく「充実したレッスンだった」と錯覚してしまいます。
しかし、「生徒が話す時間が少ない=英会話のスキルが伸びない」のは当然のことで、少しでも自分が話す時間を多く作るべきです。
僕も以前まではよく喋る講師を好んで予約していましたが、自分の発話量が圧倒的に少ないことに気づいてからは講師選びを変えました。
あくまでも僕の感覚ですが、【生徒7:講師3】ぐらいの発話量でおこなわれるレッスンがベストだと思います。
講師がどれくらい話す人かは事前に見分けがつきません。なので、実際に喋ってみないとわからないのは事実です。
フリートークは選ばない
「話すことがなくて沈黙になりそう…」「場がもたなくてツライ」という人は、間違ってもフリートークを選んではいけません。
フリートークは文字通り自由なので、講師の力量はもちろん、生徒自身のトーク力も問われます。ただでさえ得意ではない英語で話すわけですから、そこにトーク力を求めるのは酷というものです。
これは僕の考えですが、フリートークというのは英語がペラペラになった人が、海外の人と交流する機会が欲しいとか、英語が鈍らないようにしたいという目的で使うべきだと思います。まちがっても、英語初心者が使ってはいけません。
そもそも、フリートークを選ばなくても、優れた教材がオンライン英会話にはたくさん揃っています。教材を上手く活用すれば「話すことがない」という問題はほぼ解決するはずです。
ニュース記事を使ってレッスンする
会話のネタに困っているのであれば、教材を上手く活用しましょう。
オンライン英会話の教材は、登場人物のセリフを読み上げるロールプレイングタイプが多いのですが、個人的にはあまりおすすめしません。
なぜなら、ロールプレイングタイプの教材は1人でもできるからです。1人で音読すればいいだけなので、ロールプレイングをわざわざレッスンでやるのはもったいないと思います。
それよりも、もっと実践的かつ興味をそそる教材のほうがやってて楽しいし、勉強になります。特におすすめなのが、ニュース記事を使った教材です。
レアジョブ、DMM英会話、QQ Englishなど大手のオンライン英会話はどこも生のニュース記事を使ってレッスンをおこなえます。リアルな生きた英語を学べますし、ニュース記事に対する自分の意見・講師の意見が交わされるので、会話に困ることもありません。
さらに、ニュース記事は政治経済、国際問題などのカタい話題もあれば、エンタメや動物などの取っつきやすい話題もあります。かなり幅広いので、きっと好きなネタが見つかるはず。
レッスン前に英作文をしておく
英会話でネタに困る人は、あらかじめ英作文をしてカンペを作っておくのがおすすめです。
先ほど説明したとおりフリートークはおすすめしませんが、それでもフリートークに挑戦してみたいのであれば、なおさら英作文を作っておきましょう。
僕はどの教材を使う場合でも、必ずレッスン1時間前から予習をおこないます。そのときに、教材の中で問われる質問などに対して、英作文をしてノートに書いておきます。
英作文をしておくと、講師の質問に対して良い回答ができるから盛り上がるし、「自分の作った英作文が通じた!」という自信も得られます。
レッスン前の英作文は良いことだらけなので、多少面倒だとしてもやっておくことをおすすめします。
カランメソッドを活用する
どんなに良い教材を使ったとしても、多少なりのフリートークは避けられません。講師によっては、教材から逸脱して全然ちがう話題になることも少なくないので、話すことがない人にとってはツライ場合があります。
不測の話題やレッスンを極力減らしたいのであれば、カランメソッドを使うのがおすすめです。
カランメソッドは、講師の質問に対して生徒が文法通りに正しく返答するトレーニングをおこないます。【講師の質問→生徒の返答】というラリーが続くので、途中で質問したりもできません。それぐらい、ガチッとやることが決まっています。
良くも悪くも教科書どおりに進むので、途中で話題が逸れることもありません。
また、通常のレッスンに比べて圧倒的に英語の発話量が多いというメリットもあります。英会話で話すことがなくて悩んでいる人にはピッタリの教材です。
ちなみに、カランメソッドは認定された提携校(オンライン英会話)でしかレッスンが受けられません。カランメソッドが受けられるオンライン英会話でおすすめなのはQQ English です。