英語学習は「いかに効率的にやるか」がとても重要です。
同じ1時間という勉強時間であっても、教材の使い方によっては学習効果が大きく変わってきます。
今回は、僕も使っているKindleを英語学習に使うメリット&デメリットを紹介します。
Kindleが英語の勉強に最高な理由
- Kindle × 英語学習のメリット
- ・教材がかさばらない(持ち運びもラク)
- ・辞書機能が内蔵している
- ・ハイライト(線引き)やメモが簡単にとれる
- ・欲しい教材がすぐに手に入る
Kindleにはこれまでの英語参考書や教材にはないメリットがいくつもあります。
実際に使ってもらうとよくわかると思いますが、Kindleを使って勉強をすると「ちょっとした革命が起きた」ぐらいの衝撃を感じてもらえるはず。
ということで、1つずつくわしく説明していきます。
教材がかさばらない(持ち運びもラク)
Kindleで電子書籍を読むには、【スマホなどでアプリを使う or Kindle端末で読む】のどちらかになります。
いずれの方法でも、端末1つで1000冊以上の本を保存できますので、教材を何冊買おうがかさばることがありません。
教材の数が少ないとデスクのうえがスッキリして勉強に集中しやすいという利点があります。整理整頓は大切です。
また、たとえば5冊の本を外に持ち出してカフェで勉強するときでも、持ち歩くのは端末1つでOKなので非常に身軽です。
僕は基本的に自宅で勉強することが多いのですが、たまに気分転換のために近所のスタバに行って英語の勉強をすることがあります。
そのときはたいていKindle本を持っていって、英語の黙読や音読(口パク)で学習しています。
カフェで英語教材を何冊もテーブルのうえに置くのはちょっと気が引けますが、Kindleなら目立たないのでスマートに勉強ができます。
また、紙の本を使うときと比べて、Kindleのほうが”勉強感が少ない”というメリットもあります。
辞書機能が内蔵している
英語学習に欠かせない英和・和英辞書ですが、わからない英単語が出てくるたびに辞書を引くのはけっこう面倒ですよね。
スマホの辞書アプリや電子辞書であっても、教材を一度置いて検索しないといけません。紙の辞書だとなおさら時間がかかります。
しかし、Kindleには辞書が内蔵しているので、わからない英単語をタップするだけで同じ画面にすぐ語義が表示できます。
上記は僕が超ハマっていた海外ドラマ「SUITS」のガイド的な本を、iPadで開いたときのスクリーンショットです。
英単語をタップすると、ポップアップで語義がすぐに表示されます。【辞書に移動】をタップすれば、さらにくわしい解説も読めます。
右に見切れていますが、ウィキペディアも合わせて表示されるので、辞書以外のリソースを調べたいときにも便利です。
英語学習において辞書は不可欠ですが、これほど手軽でかんたんに単語の意味を調べられる教材は他にないと思います。
辞書で逐一意味を調べたい人にとっても、Kindleは強力なツールとなってくれるでしょう。
ハイライト(線引き)やメモが簡単にとれる
僕は英語教材に直接書き込みをする派でして、ペンを使って気になったポイントやわからない箇所はどんどん色ペンやマーカーで書き込みをします。そのほうがあとで見返したときにわかりやすいからです。
とはいえ、ペンで書き込むのはそこそこ大変な作業なんですよね。参考書を読んでいて気になる箇所があったら、ペンを持つ動作が必要になりますし、複数の色を使う場合はペンを持ち変える手間もかかります。
しかし、Kindleであればハイライト(線)を引きたい箇所を長押しするだけですぐに線が引けます。しかも、アプリ版のKindle(スマホやタブレットなど)であれば赤・青・黄色・オレンジの色を付けることも可能です。
この色分けは地味に便利でして、僕は洋書を読むとき「勉強になった箇所は青ペン」「異議があるときは赤ペン」「わからない英単語は黄色ペン」という感じで使い分けています。これをやるとあとで読み返したときに一発で自分の記録を視覚的にチェックできます。
紙の本で色分けをするとなると3色ペンを切り替えなければいけませんが、Kindleならワンタップで切り替え可能ですからね。これほど便利なものはないです。
さらに、ハイライトで線を引いたところは自動的に【マイノート】という場所に保存されます。あとで読み返すときに一覧で参照できるので非常に便利です。
もちろん、自分が思ったことをKindle内のメモに文字を入力して残すこともできます。
Kindleを使えば、紙の本と同等かそれ以上の機能を便利に使えるというわけです。
ちなみに、洋書もKindleで読むことが多いです。くわしいレビューは以下の記事をどうぞ。
欲しい教材がすぐに手に入る
英語の参考書や問題集、あるいは洋書を買おうと思った場合、本屋に行くかAmazonで買うことになります。
本屋の場合、そもそも行くのがちょっと大変ですし(本屋は大好きですが)、欲しい教材が在庫切れ…というリスクもあります。
また、Amazonで注文する場合も最短で翌日にしか届かないので時間がかかります。いや、翌日でも十分早いと思いますが、せっかちな僕は「今スグ読みたい!」と思ってしまいます。
その点、Kindleであれば24時間365日いつでも教材を買う(ダウンロードする)ことができます。つまり「この教材で勉強したい」という”アツい気持ち”が冷める前に購入できるというわけです。
思い立ったが吉日、とよく言いますが、英語学習もまさにそれ。Kindleなら、勉強したいと思った瞬間の意欲を削ぐことなくスグ行動に移せます。
あと、これは僕だけかもしれませんが、英語学習は夜に意欲が湧くことが多いので、本屋が営業してない時間帯に「この本、欲しい」と思うことが多々あるんですね。そういうときもKindleならすぐに本が手に入るので助かっています。
Kindleのデメリットを挙げるなら…
- ・ページの参照がしにくい
- ・電子化されてない教材は原則として読めない
- ・目が疲れやすい(アプリを使う場合は特に)
- ・音声のダウンロードが必要
- ・他の本を読んでしまうという誘惑
Kindleでの英語学習にも欠点があります。
個人的に思う最大のデメリットは「ページが参照しにくい」「目が疲れやすい」という2点。
このあたりは個人差があると思うし、気にならない人もいると思います。
とはいえ、Kindleも良いことばかりではないので要注意です。1つずつ、くわしく解説していきます。
Kindleはページが参照しにくい
紙の本であれば、ページをパラパラとめくって目的にページを直感的に開くことができます。
たとえば英文法書を読んでいて「仮定法の解説を読みたいな」と思ったときも、だいたいの”あたり”をつけてページを開くことができますよね。目次や索引から逆引きするのも便利です。
しかし、Kindleの場合はページ送りに時間がかかるという欠点があります。画面を何度もタップ or スワイプしないとページの行き来ができないのでけっこう大変です。
もちろん、Kindleでも目次からジャンプできますし、キーワード検索をして特定のページに飛ぶこともできます。でも、僕はこれがあまり使いやすいとは思えなくて、その不便を感じるたびに「紙の本だったら参照しやすいんだけどな…」と思ってしまいます。
こうした理由があるので、頻繁にいろんなページを参照する英文法書などの参考書はKindleではなく紙のほうが良いかなと。
Kindleで買うのは、順番通りに読み進める問題集や洋書などに絞ったほうが良いと思います。
ちょっと話が飛躍してしまいますが、「ページが参照しやすい」「飛ばし読みや拾い読みがしやすい」という長所があるので、紙の本は今後も不滅だと思っています。
電子化されてない教材は原則として読めない
Kindleで読むためには、出版社がKindle版をリリースしている必要があります。つまり、電子化に消極的な出版社の本はKindleで読めません。
英語の教材は小さな出版社が良い本を出していることが多々あるので、このジレンマはなかなかです。
また、大きな出版社の定番書や人気本であってもKindle版に未対応なことがあるので「この教材をKindleで読めたら最高なのに…」というケースが少なからずあります。
KindleはPDFを取り込むことができるので、紙の本を自分で電子化してKindleで読むこともできますが、手間がかかるのであまり現実的ではありません。
目が疲れやすい(アプリを使う場合は特に)
Kindleをスマホやタブレットで読む場合、ふつうにネットを閲覧して文字を読んでいるのと同じ状況です。つまり、ブルーライトを随時浴びていることになります。
ブルーライト云々の問題もありますが、そもそも電子機器の画面をずっと見続けていると目が非常に疲れやすくなります。
これは人によって感じ方が異なるので一概には言えませんが、僕はiPadで長時間読書をしたせいで、眼精疲労になりやすい目になってしまいました。なので、長時間Kindleを使い続けることはできず、適度に休憩を挟んで勉強しています。
Kindle Paperwhiteなどはe-inkという紙に近い質感なので目が疲れにくいのですが、スマホやタブレトなどのKindleアプリを使う場合は、眼精疲労に十分注意したいところです。
音声のダウンロードが必要
参考書などの”読み物系”であれば問題ないですが、リスニングや音読・シャドーイングが必要な教材の場合は注意が必要です。
Kindle版を買う場合、音声は別途ダウンロードする必要があるので、その手間が発生します。Kindle内で音声も聞けたら便利なんですけどね。
最近はCD付きの書籍が少しずつ減ってきて、ダウンロードが増えてきたのでそこまで気にならない人も多いとは思いますが。
他の本を読んでしまうという誘惑
僕はKindleでマンガなども読んでいます。そのため、英語の教材を開こうとしたときに他のマンガが目に入って誘惑に負けてしまうときがあります(しかも無意識だからこわい)。
気づいて我に返ったときには30分以上も経過していた…なんてこともあります。
まあこればかりは誘惑に負けないよう気持ちを強く持てばいいだけの話なのですが…。
もし「誘惑に勝てる気がしない…」というのであれば、英語教材以外の本をKindleに入れないようにするのがおすすめです。
”最小限”で学びたいなら英語アプリも◎
Kindleで英語を学ぶメリットとして「教材の数が減って身軽」「”勉強感”が軽減する」というものがありますが、じつはKindle以外でも実現することができます。
それは英語アプリです。リスニングやリーディングなどに特化したアプリもありますが、最近は英語の4技能をバランス良く伸ばせる総合型の英語アプリが充実しています。
なかでも、僕が愛用しているスタディサプリENGLISHは英語アプリの中において最高峰といっても過言ではない完成度です。
カリキュラムがしっかり組まれているで、勉強法に悩むことなく、アプリの指示通り勉強を進めれば英語力が伸びます。
クイズ形式、動画講義、ディクテーション、瞬間発話など他の英語アプリにはないトレーニングが勢揃いです。
僕はKindleも使いつつ、スキマ時間にはスタディサプリENGLISHを使って英語の勉強をしています。非常におすすめです。