読書をするはずが「気づいたらスマホをいじってた」とか「いつのまにかお菓子のことを考えてた」という状態になってしまう人は多いと思います。
本を読むうえで「集中力」は必要不可欠です。
今回は、僕が読書で深い集中モードに入るためにやっているアイデアを紹介します。
姿勢を正す。デスクと椅子にこだわる
まずは基本中の基本である「姿勢を正すこと」から始めましょう。
ベッドに寝転がって読む本も悪くないのですが、あっという間に体(特に腕)が痛くなるし、目も疲れやすくなるので僕は極力やりません。
さらに、悪い姿勢だと血流が悪くなるというデメリットもあります。体内の酸素供給が減ってしまい、脳に送られる酸素量が少なくなります。脳の活動が低下することによって集中力が落ちるのは目に見えていますよね。
こういった理由から、僕は読書するとき必ずデスクに座ります。良い姿勢を取れば疲れにくく、集中力をキープしやすいからです。また、腰痛や肩こりにもなりにくいですし、腕も疲れにくくなります。
また、自分に合ったデスクと椅子を使うことも重要です。多少お金をかけてでも、デスクと椅子は優れたものを選んだほうがいいと思います。
iPad × Kindleアプリで目線を高く保つ
これまでの記事でも何度か紹介していますが、僕は最近Kindleアプリを使って読書しています。
紙の本を手に持った状態だと目線が下がって、ストレートネックになったり、猫背になりがちです。
iPad × Kindleアプリなら大画面で読書できるし、スタンドを使えば本を手に持つ必要がないので読書が非常にラクになります。
読書時間を区切る。アプリのタイマーを活用
読書時間を区切ることで、集中力は高まります。
僕は Focus というスマホアプリを使って、【25分読む → 5分休憩 → 25分読む】というサイクルで読書をしています。
このように一定時間のサイクルで回すことを「ポモドーロ・テクニック」と呼びます。
これをやることで「よし、ひとまず25分間だけ集中しよう」という意識付けができるようになるので、読書にフォーカスしやすくなります。
読書中に一瞬だけ集中が切れることもありますが、そのときは残り時間を見て「よし、あと10分だから集中しよう」と切り替えることができます。
つまり、時間を計測して本を読むことで、集中が切れたときに読書という”本筋”に引き戻してくれる効果もあるわけです。
長時間読書をすると読んだ気になりがちですが、結局のところ読書は量より質だと思います。「短時間に超集中して読む」というのを心がけることが大切です。
スマホは隠す。周りに本以外のモノを置かない。
読書中の集中を妨げる最大の要因は、スマホです。
スマホが視界に入った状態で読書をすると、気づいたときにはスマホをいじっています。誰しも経験があると思いますが、本当に無意識なので、防ぐのもむずかしいんですよね。
読書中にスマホを遮断するためには、スマホを隠すことが大切です。引き出しの中でもいいですし、違う部屋に置いておくのもいいと思います。
僕の場合、読書中は本以外のモノは一切デスクの上に置きません。まっさらなデスクで本だけを置いて読書をします(水だけは例外。後述)。
これをすることで、本以外に集中を阻害する要因がなくなるので、気が散りにくくなります。
ちなみに、さきほどスマホアプリで時間を測って、一定時間のサイクルで読書をしていると説明しました。「じゃあ、スマホどうしてるの?」という話になりますが、時間計測はすべて Apple Watch でやっています。
Apple Watch なら時間の経過をバイブレーションで知らせてくれるので非常に便利です。スマホがなくても時間が計測できます。
読書のためだけに Apple Watch をわざわざ買うのはアレかもですが、読書以外にも活用できるので持っておいて損はないと思います。
僕は生活のあらゆる場面(運動記録、調理時間の計測、天気予報のチェックなど)で Apple Watch を活用しています。
あえてスマホを机の上に出しておくという選択も
なお、デスクの上にスマホをあえて出しておき、タイマー表示にして集中力を得るという方法もあります。
さきほど紹介した Focus というタイマーは横向き表示にも対応しているので、タイマー表示にした状態でデスクの上に出しておくことも可能です。
こうすれば、時間が目に見えるので「あと○分だけ頑張ろう」という意識が生まれやすくなります。
水分補給は大事。水が入ったボトルを置いておく
脳の80%は水分からできていると言われており、水分が不足するだけで頭を使う能力が下がってしまいます。
そのため、僕は読書のときに限らず、水のボトルを1日中近くに置いており、少しでも喉が乾いたら水を飲むようにしています。
水分を取るだけで集中力がUPするので、これほどお手軽な方法はありません。
糖分がたくさん入ったジュース(コーラ、サイダー、オレンジジュースなど)で水分補給するのはおすすめしません。
たしかにブドウ糖の補給にはなるかもしれませんが、血糖値が急上昇したあと、インスリンの働きで再び血糖値が大きく下がることで、パフォーマンスはむしろ低下します。
なにより、ジュースは糖分過多で体に悪いし、歯にも悪影響です。
ということで、読書の集中力には水が不可欠なので、今スグにでも500mlのマイボトルを買って、水を常に補給するようにしましょう。
ちなみに、僕の自宅は水道の元栓に浄水器が付いているので、飲水だけでなくお風呂や洗面も浄水になっています。その水をナルゲンの500mlボトルに入れてデスクに置いています。
コレをやると、飲み物を買う手間が省けるし、超低コストで水分補給ができるようになります。1日2L以上は飲んでいます。
聞き慣れた心地いい音楽を聞きながら読書
人によって好き嫌いが分かれると思いますが、僕は読書中に音楽を聴くことが多いです。
音楽を聴くことで、外部の環境音に左右されることなく読書に入り込めます。
ただし、音楽の内容に意識をとられてしまっては本末転倒なので、以下のポイントに注意が必要です。
- 読書中に聴く音楽の選び方
- ・日本語の歌詞がないこと
- ・ものすごい静か or ものすごいうるさい音楽
- ・聞き慣れている曲
日本語の歌詞については言うまでもないと思いますが、読書中に音楽の歌詞に心を動かされているようでは元も子もないですよね。
そして、まわりの環境に合わせて音楽のジャンルも変えるようにしています。
まわりが静かな場所なら、SpotifyでJazzとかHouseとかを選ぶとゆったり読書ができます。
たとえば、
- ・関口シンゴ 「North Wing」
- ・Paul Grant 「Something else」
- ・Pandrezz & j’san 「Lakewood」
このあたりはかなりヘビロテでして、読書中にSpotifyで聴いています。歌詞もなく、耳に心地いいので永遠に聴いていられるレベル。
反対に、まわりの騒音が大きい場合には、ものすごいうるさい音楽を聞いて外部音をシャットアウトします。たとえば、Brain Drill や Gorod や Decapitated などの超うるさいヘビーメタルを聴くと、逆に読書に集中できます(音漏れには注意)。
もうひとつ重要なのは、聞き慣れている曲を聴くこと。初めて聴く曲だと「お、これいい曲じゃん」みたいな感じで読書そっちのけで音楽が気になってしまうので要注意です。
ちなみに、Spotifyのプレイリストは便利ですが、定期的に新しい曲が追加されるのであまり読書には向いていません。
1曲をリピート再生するか、自分で好みのプレイリストを作ってリピート再生するのがおすすめです。
読書に集中するコツをおさらい
- 読書に集中するためのアイデア
- ・姿勢を正す。デスクと椅子にこだわる
- ・読書時間を区切る。アプリのタイマーを活用
- ・スマホは隠す。周りに本以外のモノを置かない。
- ・水分補給は大事。水が入ったボトルを置いておく
- ・聞き慣れた心地いい音楽を聞きながら読む