最初のうちはツラいことも多いですが、英語の勉強を勉強していると「なんだか楽しくなってきた」という瞬間が訪れることがあります。
どうすれば英語学習が楽しくかんじるのか?自分の経験談をもとに、英語の勉強を楽しむコツについて解説していきたいと思います。
1番大事なのは「上達」を実感すること
最初に結論からお伝えすると、英語の勉強を楽しく感じるようになるには「上達」を実感するのが最も効果的です。
もちろん、勉強法や教材を工夫したり、楽しむメンタルを身につけることで楽しくすることもできます。しかし、上達を実感することはただ楽しいだけでなく、(英語が上手になるという)実益も兼ねているので最強です。
これを踏まえたうえで、英語の勉強を楽しくさせるためのコツを3つ取り上げて、1つずつ細かく観ていきたいと思います。
- 英語の勉強が楽しくなった理由
- ① 英語が上手くなるのを実感できた
- ② 目標・目的がハッキリ決まった
- ③ 自分に合う勉強法・教材(アプリ含む)がわかった
英語が上手くなるのを実感できた
何でもそうですが、練習をしてそれが成果につながると嬉しいですよね。コツコツ練習をしてギターやピアノが弾けるようになったり、ゴルフで上手に打てるようになったり。
英語も同じで、勉強することで上達が実感できるようになると、俄然楽しくなってきます。
「英語が上手になる」と一言でいっても、それを実感できる瞬間は意外とたくさんあります。
- 英語の上達を実感する瞬間
- ・理解できなかった問題が解けるようになった
- ・洋書が読めるようになった(スピードが上がった)
- ・海外ドラマや映画の聞き取れる範囲が増えた
- ・オンライン英会話で自然な会話ができるようになった
- ・TOEICスコアが伸びる。英検に合格する
人によっては、もっといろいろあると思います。いずれにせよ「以前よりも英語ができるようになった」というのを実感すると、一気に英語が楽しくなります。
反対に、上達を実感できないと「このまま英語の勉強を続けてもいいだろうか」「勉強は時間のムダかも?」と疑心暗鬼になり、楽しく続けるどころではなくなります。
少しでも英語の勉強を楽しくしたいのであれば、自分から上達を実感できるように工夫することも大切です。上達は必ずしも”向こうから”自然とやってくるとは限らないからです。自分で迎えに行く姿勢を持つくらいが良いと思います。
どのように上達を実感するか。それは人によって異なりますが、1番わかりやすく万能なのがTOEICや英検などの資格試験です。スコアや結果が客観的にわかるうえに、その成果は受験や仕事で実益として役に立つので良いことづくめ。
試験料がかかるというデメリットはあるものの、TOEICも英検(S-CBT)もほぼ毎月受験機会がありますので、上達を実感するための場所は用意されてます。
ちなみに、僕の場合はTOEICや英検の他に「洋書を読むこと」「好きなYoutube動画」を上達の指標にしています。以前読めなかった洋書を読めるようになったり、動画を視聴できるようになっていると純粋に楽しいです。
【発想の転換】「できない経験」が上達の実感には不可欠
「英語が全然できない」という経験をすると、自信もなくすし、打ちのめされた感覚になります。「自分はなんてダメなんだろう」と卑下してしまう瞬間もあるでしょう。
でも、考えてみると「できない経験」があるからこそ、やがて来る上達を実感できるわけです。失敗のない成功はないのと同じで、できない経験があるからこそ、上達という喜びが際立ちます。
ですから「英語ができない=ダメ」という考え方ではなく、「英語ができない=上達を実感するためのタネ」という発想に転換することが大切です。
目標・目的がハッキリ決まった
僕が英語の勉強を始めたのは「なんとなく英語ができるようになりたい」というものでした。あと英語が喋れる友達がまわりに多かったので「自分も…」という気持ちも多少ありました。
正直、いま思えばこの程度の目標では英語が楽しく感じられるわけはありません。事実、英語が楽しいとは思えなかったですし、ちょっとした義務感で勉強をやっていた感じがあります。
しかし、続けていれば目標というのは変わってくるもので、僕の場合は「洋書を読みたい」「海外のスポーツ実況を聴き取りたい」という明確な目標ができたことで英語学習への意識がガラッと変わりました。
明確な目標が良いのはメンタル面だけではありません。必要な英語が定まるので、自然と使うべき教材・やるべき勉強法が決まってきます。つまり、自分にとってムダな勉強を減らすことができるようになるのです。
目標ができると「楽しくなるし、勉強もラクになる」という相乗効果が見込めるので、まずは目標づくりから始めてみるのがおすすめ。
とはいえ、いきなり明確な目標を決めるのはむずかしいと思うので、
- ・自分が好きなことは?それを英語でできないか?
- ・学校や仕事で英語は活かせないか?
という感じで自問自答することから始めてみましょう。
自分に合う勉強法・教材(アプリ含む)がわかった
英語が楽しくなるときは、必ず教材や勉強法が合っているときです。教材もつまらないし、勉強法も定まっていない状態で楽しく感じるのはほぼ不可能でしょう。
英語が楽しくないと感じている人は、まず勉強法と教材を見直してみましょう。
このとき役に立つのが、さきほど述べた「目的・目標」です。英語を学ぶ目的・目標が決まっていれば、それに合わせて勉強法や教材が自然と決まってくるので、迷うことなく方向性が定まります。
たとえば、受験などでTOEIC・英検の成績が必要なら、それに向けた対策をすればいいですよね。仕事の会議で英語を使うという人は、ビジネス英語で会議に使えそうなフレーズを重点的にやれば効率的です。
それ以外にも、僕のように仕事とは関係なく趣味や娯楽を楽しむために英語を勉強するというのも大いにありだと思います。
一番わかりやすいのは海外ドラマとかですね。「海外ドラマを字幕なしで観たい」という目標がハッキリしていれば、ネイティブの日常会話表現やスラングを学ぶことで英語学習を楽しめるはずです。また、海外ドラマで学ぶ系の英語教材・参考書は書店に行けばたくさんあるので、教材選びもラクになります。
まずは「自分が英語を通してなにをやりたいのか?」を考え、そこから逆算して勉強法・教材を決めるようにしましょう。