英語の勉強を続けていると疲労感に打ちのめされそうになることがあります。
英語の勉強に疲れたとき、どう対処すればいいのでしょうか?
今回は僕がやってみて、実際に効果のあった対策&疲労回復法(recovery from fatigue)について解説していきます。
疲れたら一度、英語から離れてみる
英語学習はすぐに成果が出ないので、とにかく継続が必要です。たとえ勉強に疲れても「気合いで続けなければ…」と思うこともあるでしょう。途中でやめてしまうと、「今までの勉強がムダになってしまうのでは…」と感じる人もいると思います。
でも、心配いりません。本当に疲れてしまったのであれば、一度英語から離れてみましょう。
じつをいうと、僕も過去に英語学習から離れていた時期があります。どんなに勉強しても上達を実感できず「英語なんてやる意味あるのかな…?」と疑心暗鬼になってしまったのです。
だいたい2ヶ月くらい、まったく英語を勉強しない期間があったのですが、海外ドラマやスポーツ実況を見ているときに英語を理解できないのが悔しくて「よし、もう一回がんばってみるか」と気持ちのスイッチを入れることができました。
すごく単純ですが、一度英語から離れることで自分を勉強に駆り立てる”なにか”と出会うことがあります。
一度英語から離れてみると、「あ、また英語勉強したいな」と感じる瞬間がやってくるはずです。
もし、途中で英語学習をストップして、なかなか勉強したい気持ちにならないのであれば、英語の勉強がじつは人生に必要ないという可能性もあります。
あるいは、目的や目標が定まっていないせいで「またやりたい」と思えないだけかもしれません。
いずれにせよ、英語の勉強に疲れたら、一度離れてみて客観的に「自分はなんで英語をがんばろうとしてるんだろう?」と考えてみるのが良いと思います。
教材&アプリを変えてみる
英語の勉強に疲れたと感じるのは、じつは「飽き」が生じているだけかもしれません。飽きる理由はいろいろありますが、勉強につかっている教材やアプリが合ってない可能性があります。
合ってないと考えられる原因は2つあって、「レベルが合ってない」「目的や興味に合ってない」のどちらかです。
いずれの場合でも、いま使っている教材やアプリを変えるだけで継続のキッカケになるかもしれません。
僕の場合、英語ニュースを使って勉強を始めたこと、スタディサプリENGLISHを使い始めたことが、飽きを解消する大きな原動力になりました。
英語ニュースで音読を始めた結果…
僕は英語の音読を学習の中心に据えているのですが、英語の音読って使うテキストによってやる気が大きく左右されるんですよね。以前までは”作られた英語”が載ったテキストを音読していたのですが、読んでも得るものはないし、無味乾燥だし、飽きや疲労度はすごく高めでした。
しかし、英語ニュースで音読を始めてみると、学習意欲がガラッと変わりました。英語の勉強になるのはもちろんですが、政治経済や国際問題のニュースを読むことで教養も身につくので一石二鳥。
良い意味での疲労感、そして達成感を味わえるようになりました。
もちろんすべての人に英語ニュースを手放しでおすすめできるわけではないですが、ここで言いたいのは「教材を変えるだけで疲労度やモチベーションは変化するよ」ということです。
スタサプで英語の勉強が一気に楽しくなった
もう一つ、僕が使ってみた良かったと感じたのがスタディサプリENGLISHです。
英語アプリはたくさんありますが、スタディサプリENGLISHがすごいのは、1つのアプリで学習が完結することです。
ふつう、英語アプリというのはリスニング対策とか英単語対策ごとにアプリを使い分けることが多いのですが、スタディサプリENGLISHは1つのアプリですべてを学ぶことができます。
しかも、カリキュラムがしっかり組まれているので、使い方や学習の進め方で迷うことがありません。
さらに、ディクテーション(書き取り)という手と耳を使うトレーニングがあり、動画講義も充実しているので飽きることがありません。
僕は1日30分から1時間くらいやることがありますが、疲労感はほとんどなし。むしろ、勉強することのワクワク感が大きくて前向きに取り組めます。
ちなみに、スタディサプリENGLISHは3つのコースに分かれていて、いずれも無料でお試しができます。僕は新日常英会話コースとTOEIC対策コースを試してみて良かったので課金しました。
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「英語をやる理由」をあらためて考えてみる
英語の勉強はなんとなくやるだけでは継続がむずかしいものです。ハッキリとした理由や目的・目標を立てる必要があります。
勉強する理由がハッキリしていると、人は頑張れるものです。不思議と疲労感も軽減されます。
みなさんが英語の勉強を始めるキッカケは何だったでしょうか?大なり小なり、始めたキッカケが誰にでもあるはずです。
僕が覚えているのは、中学生のとき。英語の先生がALT(外国語指導助手=ネイティブの先生)を呼ぶために、校内放送で英語を喋ったんですね。ふだんは日本語でしか流れない校内放送が英語だったので、ものすごく印象的だったんです。それを聞いて「かっこいいなぁ〜」と思ったのが中学2年のときでした。
そこからガッツリ勉強を始めたわけではないのですが、なにかあるたびに英語の校内放送を思い出しては「自分もあんな風にスラスラ英語を言えるようになるぞ」と密かにモチベーションにしていました。
現在はというと、海外のスポーツ実況(サッカーと格闘技)を聞き取ることを目標に英語学習に励んでいます。コレがあるだけで英語の勉強を頑張れるし、疲れも感じにくくなります。
大小は関係ないと思っていて、いかに自分にとって意味のある目的・目標か?というのが大切だと思います。
勉強スケジュールを見直してみる
英語の勉強に疲れてしまうのは、スケジュールに問題がある可能性があります。
たとえば、1日の仕事や学校が終わって、身体が疲れ切っているときに勉強をやろうとしていたり。あるいは、お昼ごはんの眠いときに勉強しようとしていたり。
英語学習のスケジュール(いつやるか?)を決めるのは大切なことですが、身体が疲れているタイミングに勉強の予定を入れてしまうと、疲労感ばかりが際立ってしまいます。
英語学習に疲れてしまった人は、一度学習スケジュールを見直してみたほうがいいかもしれません。そもそもスケジュールなんて立ててないという人は、疲れを感じにくいタイミングに勉強をするように予定を立ててみましょう。
一般的に、朝時間や午前中は頭がフレッシュで疲れにくいタイミングと言われています。
ただ、どの時間が1番集中できるかは人それぞれ違うので、一度試してみるのがベスト。朝時間にやってみて集中できなくてもそれで諦めてはいけません。他の時間でも試してみましょう。
僕の場合、夕食後(18〜19時)くらいが1番集中できるゴールデンタイムなので、そこでは1番労力を必要とする洋書精読をやったりします。
僕がやっている疲労回復法
ここからは、僕が実際にやっている疲労回復法を紹介します。英語学習とは直接関係ありませんが、仕事や勉強などの疲労回復に広く役立つと思います。
- おすすめの疲労回復法
- ・ホットアイマスクとツボ押しで眼精疲労を防ぐ
- ・朝昼晩、3回のストレッチ(約10分間)
- ・マッサージガンで、首肩と腕をほぐす
ホットアイマスクとツボ押しで眼精疲労を防ぐ
僕は日中、パソコン作業をしていることがほとんどなので、めちゃくちゃ目が疲れます。目が痛くなると、首や肩にまで疲労が来るのでかなり厄介です。
そのため、ホットアイマスクやツボ押し、目薬を使うなどして眼精疲労を予防しています。
ホットアイマスクは「めぐりズム」などが有名ですが、少し高いので、電子レンジで温めて繰り返し使えるあずきが入ったアイマスクがおすすめ。
目薬は「スマイル40」という超定番&低価格のものを使っていて、仕事や勉強の合間に1日4〜5回は点眼しています。
朝昼晩、3回のストレッチ(約10分間)
僕は以前まで、首肩と腰の痛みがヒドくて、頻繁に接骨院に行っていました。それでも根本的な解決にはならなかったのですが、1日3回のストレッチを始めたことで症状が劇的に改善。
特に効いたと感じたのは、体側を伸ばすストレッチです。これをやると、全身の筋肉の緊張がほぐれて疲労が軽減し、首肩と腰の痛みも緩和されます。
ストレッチを始めてから、接骨院に行くこともなくなったので、本当に驚きました。患部を伸ばすのではなく、他の筋肉を伸ばすことで改善したので「全身の筋肉はつながっているんだなー」と思ったり。
最初のうちは面倒に感じるかもしれませんが、慣れてくるとストレッチをしないと罪悪感を感じるぐらいになってきます(これぞ習慣化の典型)。
マッサージガンで、首肩と腕をほぐす
首や肩を自分でマッサージするのってけっこう疲れますよね。マッサージで力を加えると、結局は腕とか肩に疲労感が残るので「これって、疲労が身体を循環してるだけでは?」という気がしてきます。
僕はAmazonでマッサージガンを買って、マッサージのときにはそれを使うようにしています。充電式で片手で持てるサイズ感なので非常に便利。
疲れたなーと思ったときは、デスクのうえに置いてあるマッサージガンで首や肩をマッサージしています。
あと、足の裏をマッサージガンで刺激するとめちゃくちゃ気持ちいいです。特に冬は寝る前に足の裏をマッサージすることで快眠にもつながる気がしています。
英語学習は「疲労」と上手に付き合うこと
英語学習において、疲労は避けて通れません。どんなに対策をしても、疲れは感じてしまうものです。
ですから、疲労を感じたときには「なぜ疲れているんだろう?」と、原因を考えてみることが最初の一歩です。
おそらく「コレだ!」という明確が原因はすぐに見つからないと思います。学習スケジュールを変えて効果がなかったけど、教材を変えたら効果があった!ということもあります。
1つ試してみて効果がなくても、そこでやめてしまうのはNG。ダメだったら他の対策を必ず試してみるようにしましょう。