TOEICの受ける頻度は人によってかなり差があると思います。
仕事や学業でスコアが必要な人は3ヶ月に1回とか、猛者だと毎月受験する人もいると思います。
僕は年1回ペースで受験しているので、今回はその理由とおすすめの頻度について解説します。
年1回ペースでTOEICを受験する理由
僕のTOEIC受験頻度は年1回です。なぜこのペースでやっているかというと、自分の英語力を定期的に測るためです。
僕は自営業なので、TOEICスコアが必要なわけではありません。ただ単純に、力だめしでTOEICを受験しているだけです。
人によっては「スコア必要ないのにわざわざTOEICやるの?」と思われるかもしれませんが、TOEICって英語力を測るのにちょうどいいんですよね。
というわけで、「仕事でも学校でもスコアが必要ないけど英語の勉強はやりたい」という人には年1回ペースの受験はすごくおすすめです。
3ヶ月に1回の頻度がおすすめな人
スコアを最短で伸ばしたいのであれば、3ヶ月に1回の頻度でTOEICを受験するのがおすすめです。
もちろん毎月受験するに越したことはないのですが、
- ・受験費用がまあまあ高い
- ・毎月受けてもスコアが大きく伸びるわけじゃない
という2つの理由があるので、個人的には毎月TOEICを受験するのは現実的ではないのかなと思います。
TOEICは年々受験料を値上げしているので、毎月受験するのは費用負担がキツいです。
また、TOEICのスコア、ひいては英語力というのは短期間で爆発的に伸びるものではありません。
そのため、毎月受けてもスコアが大きく伸びるわけではないのです。むしろ、スコアが下がることもあるので、モチベーションを削られることもあります…。
ですから、スコアが必要な人でも無理に毎月受けるのではなく、3ヶ月に1回の頻度で受験するのがおすすめです。
なぜ力試しにTOEICがちょうどいいのか?
- TOEICが英語力を測るのに最適な理由
- ① ほぼ毎月(年10回)受験できる
- ② 教材やアプリの種類が豊富
- ③ 仕事や転職で役に立つ
- ④ 点数(スコア)がわかるので、成長を実感できる
TOEICはほぼ毎月(年10回)受験できる
TOEICは基本的に年10回開催されます。年によって増減したり、地域によっては回数が少ないこともありますが、ほぼ毎月受験機会があるということです。
これはつまり、自分の受けたいタイミングで受けられるということを意味します。
英語の勉強を続けているとモチベーションが下がってくるときが必ずやってきます。そういうときにTOEICを受験すると、英語力の上達を実感できるので挫折回避にも役立ちます。
そもそもスコアがすぐに必要な人にとっても、受けたいときに受けられるというのは大きなメリットになるはずです。
年3回しか受験機会がない英検(S-CBT除く)と比べると、TOEICの受験回数の多さが特に際立つと思います。
TOEICは教材やアプリの種類が豊富
英検、TOEFL、IELTSなどの語学試験と比較すると、TOEICの参考書や問題集は種類が非常にたくさんあります。本屋に行くと、そのボリュームのちがいがよくわかるはず。
これだけ教材が豊富なのは受験者が多いからにほかなりません。つまり、TOEICを採用の要件にしている企業が他の資格よりも多いということを意味します。
また、スマホアプリについてはTOEICのほうが断然多いので、選択肢が豊富です。
教材が多いということは、それだけ競争が激しくなるので質の良い教材が生まれやすくなります。自分に合う良い教材を選べるというのは、学習環境をつくるうえで大きなアドバンテージです。
TOEICが仕事や転職で役に立つ
TOEICが就職や転職で役に立つのは言うまでもないですが、実際の仕事の現場でもTOEICで学んだ英語が役に立ちます。
「TOEICなんて実践的じゃないから意味ない」という意見もありますが、僕はまったくそんなことはないと思っています。
むしろ、ここまでビジネスに特化した英語の資格は他にないのに、そういった意味でもTOEICは貴重な存在なのかなと。
また、「仕事で使うわけじゃないけど、力だめしでTOEICを受けてる」という人も、いつかは英語を使う仕事を志すときが来るかもしれません。そういうときにTOEICのスコアがあると、転職が有利になるのでキャリアアップの実現が早まります。
点数(スコア)がわかるので、成長を実感できる
TOEICはスコアが5点刻みで評価されるので、客観的に見た英語力がわかりやすいというメリットがあります。自分の英語力が伸びているのかどうかが一目瞭然です。
試験のたびに難易度が上下することがあったり、最近のTOEICは難化しているという声もあるので条件は異なりますが、それでもスコアがわかるというのは指標として役に立ちます。
英語学習を継続するのにモチベーションは不可欠ですが、受験頻度を3ヶ月に1回などのペースに保つことで一定期間ごとにスコアを把握できます。気持ちを切らさずに英語の勉強を続ける燃料になるはずです。
【個人的見解】英検のほうが勉強は面白い
ただし、TOEICにも欠点があります。それは勉強が楽しくないこと。英検のほうが面白いというのが個人的な見解です。それゆえ、TOEICよりも英検を勧める人はたくさんいます。
TOEICは「ビジネスのこういうシチュエーションで使える英語」というのを想定した架空の話だけなので、そこに面白みを見出すのはなかなか大変です。
しかし、英検は英語ニュースなどを題材にしているので、勉強中も教養を身につけつつ英語力を伸ばすことができます。
これは受験対策用の教材を比べれば一目瞭然です。TOEICの文章はすべて架空ですが、英検の文単などは国際問題や政治経済などリアルな世界を学べる教材になっています。
TOEIC学習の継続におすすめの教材
TOEICを一定の頻度で受けるのであれば、受験のたびにスコアが上がる勉強をしたいところ。
僕がTOEIC対策のために取り入れている教材は全部で3つあります。
- TOEIC対策におすすめの教材
- ① スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース
- ② 『金のフレーズ』書籍とアプリ両方
- ③ TOEIC対策模試(問題集)
まずスタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースで、TOEICの全体像を掴みます。スタディサプリENGLISHはカリキュラムがしっかり組まれており、パートごとにレッスンが進むので「このパートではこういうところに注意すればいいんだな」というのがよくわかります。
有名講師である関正生先生の動画講義もあるので、人によってはTOEIC対策はこのアプリ1つで完結できるくらい完成度が高いと思います。
僕はもう少し語彙力を増やしたかったので『金のフレーズ』を追加。さらに、TOEICのマークシートに慣れたかったのでTOEIC対策模試も使っています。
スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースと『金のフレーズ』はひととおりやり終えたので、目下のところ、3ヶ月先のTOEIC本番に向けて模試を中心に取り組んでいます。
ここで紹介した教材を活用すれば、確実にスコアは伸ばせると思うので、ぜひ実践してみてください。