オンライン英会話を始めるタイミングってむずかしいですよね。個人的には最低限の中学英文法と英単語を覚えてから始めるのが良いと思っていますが、一方で「英語の超初心者」がオンライン英会話に手を出すのもアリだと思っています。
超初心者の人におすすめなのが、QQ Englishのオンライン英会話です。僕がQQ Englishをおすすめする理由と超初心者の人が使うべきカリキュラムについて解説します。
超初心者がオンライン英会話やっていいのか問題
超初心者、という言葉は定義があいまいですが、ここでは「アルファベットはわかるけど、文法や単語はほとんど知らない人」という前提で話を進めていきます。
そもそも、超初心者がオンライン英会話をやるのはアリなのか?非効率ではないのか?という問題があります。
結論としては「超初心者は最低限の英文法と勉強を座学でやるのがおすすめ。ただし、教材やカリキュラムを工夫すれば、オンライン英会話から始めるのもアリ」というのが僕の考えです。裏を返せば、やり方を工夫しないと挫折しやすいので注意が必要ということ。
超初心者の人が、いきなりオンライン英会話を始めるメリットはどこにあるのでしょうか?ひとことでいえば、座学が苦手な人の突破口になることです。
「最初は英文法や英単語の勉強から始めるべき」と言われても、勉強がイヤな人もいると思います。デスクに座って参考書や問題集をやるなんて無理!という人は、オンライン英会話を活用しながら基礎を学んでいきましょう。
このあとくわしく説明していきますが、QQ Englishの教材を上手に使えば超初心者の人でもオンライン英会話を有効活用できます。
反対に、そういった座学(英語の勉強)が苦にならない人は、基礎を勉強してからオンライン英会話をやったほうが良いと思います。
QQ Englishを超初心者が有効活用する方法
まず最初に、QQ Englishのカリキュラムについて説明しておきます。
カリキュラムというのは、レベル別や目的別に分かれたコースみたいなもので、そのカリキュラムに沿ってレッスンを進めれば着実に英語力をUPさせることができます。
カリキュラムを決めてしまえば、レッスンごとに教材選びで迷うこともなくなるので、非常に気持がラクになります。
では、そのカリキュラムはどうやって選べばいいのでしょうか?
幸いなことに、QQ Englishは生徒のレベルを細かく分類しており、そのレベルに合わせて最適なカリキュラムを用意してくれています。
レベルは以下のように分かれています(表は横スクロールできます)。
Level | TOEIC | 英検 | CEFR | IELTS | 対象レベル |
|
---|---|---|---|---|---|---|
Absolute Beginner | Lv1 | ー | 5級 | A1- | ー | 超初心者レベル: アルファベットやカタカナ英語など、なじみのある言葉であれば理解できる |
Beginner | Lv2 | ー | 4級 | A1 | ー | 中学入門レベル: 人に会った時の挨拶などの表現を習得し、簡単な単語や英文法が理解できる |
Elementary | Lv3 | 220-345点 | 3級 | A1+ | ー | 中学中級レベル: 自分の知っていることであれば、間違いながらもゆっくり話すことができる |
High Elementary | Lv4 | 350-465点 | 準2級 | A2 | 4.0 | 中学卒業レベル: 海外旅行時に簡単な会話ができたり、身近な事柄で情報交換ができる |
Low Intermediate | Lv5 | 470-545点 | 準2級 | A2+ | 4.5 | 高校中級レベル: 道を聞いたり、サービスについて尋ねたり、英語を使っての行動範囲が広がる |
Intermediate | Lv6 | 550-665点 | 2級 | B1 | 5.0 | 高校上級レベル: 会話のキャッチボールで自分の気持ち、相手の気持ちが理解し合える |
High Intermediate | Lv7 | 670-780点 | 2級 | B1+ | 5.5 | 大学中級レベル: 英語が堪能な人の言っていることが分かり、多少の論理的な会話ができる |
Low Advanced | Lv8 | 785-855点 | 準1級 | B2 | 6.0 | 大学上級レベル: 様々なジャンルの日常会話において、細かいニュアンスの違いが理解できる |
Advanced | Lv9 | 860-940点 | 準1級 | B2+ | 6.5 | 大学院レベル: 様々な論点について長所や短所を示しながら自分の視点を説明できる |
High Advanced | Lv10 | 945-990点 | 1級 | C1 | 7.0 or 7.5 | ビジネスレベル: 人前で論理的に自分の主張を発表でき、会話中に言葉を探すという概念が無くなる |
Proficiency | Lv11 | ー | 1級 | C1+ | 8.0 | 専門家レベル: 英文法をほとんどマスターし、目的に応じた柔軟で効果的な言葉遣いができる |
Native | Lv12 | ー | ー | C2 | 8.5 | ネイティブレベル: 英語を完全に理解して、母国語の運用レベルと同等に英語が使えるようになる |
※ QQ English【英語レベル表】より作成 |
見ていただくとわかるとおり、超初心者は Lv1 に分類されています。
そして、レベルに応じて最適なカリキュラムが決まっています。よって、超初心者の人がQQ Englishのカリキュラムを選ぶ場合は、Lv1 を選べば大きな失敗はありません。
QQ Englishのテキスト【レベル別】 | 対応 Lv |
---|---|
Basic English | Lv 1 〜 Lv 5 |
QQE Basics | Lv 1 〜 Lv 5 |
新日常英会話 | Lv 3 〜 Lv 5 |
ビジネス英会話 | Lv 4 〜 Lv 7 |
QQ Englishのテキスト【目的別】 | 対応 Lv |
---|---|
カランメソッド | Lv 3 以上 |
カランメソッド ビジネス | Lv 5 以上 |
R.E.M.S. | Lv 3 〜 Lv 10 |
O-MO-TE-NA-SHI英会話 | 初級編(Lv 2以上) 上級編(Lv 4以上) |
General Subject communication | Beginner Lv 1以上 Intermediate Lv 3以上 Advanced Lv 3以上 |
新トピックカンバセーション | Lv 1以上 |
SDGs トピックカンバセーション | ー |
コーチングタイム | Lv 3以上 |
News Alert | Lv 5以上 |
Global Business Skills | Lv 4以上 |
IELTS スピーキング | ー |
ボキャブラリービルダー | Lv 1 〜 Lv 5 |
TOEIC ボキャブラリービルダー | ー |
TOEIC スピーキング | ー |
TOEIC 目指せ!ハイスコアラー | ー |
どのカリキュラムで、どんなレッスンを取るべきか?
QQ Englishの超初心者(Lv1)に分類されるカリキュラムは以下のとおりです。
- QQ English Lv1 のカリキュラム
- ・Basic English
- ・QQE Basics
- ・General Subject communication
- ・新トピックカンバセーション
- ・ボキャブラリービルダー
上記のうち、
- ・QQE Basics
- ・General Subject communication
- ・新トピックカンバセーション
の3つは Lv1 に分類されているものの、内容はむずかしいです。「これで Lv1 なの?」という感じなので、超初心者の人は手を出さないほうが良いと思います。
おすすめは太字で示した「Basic English」と「ボキャブラリービルダー」の2つです。
「ボキャブラリービルダー」はイラストや写真で英単語(ボキャブラリー)を学んでいき、学んだ英単語を英会話の中で実践的に使う練習をします。そのため、単語を学んで終わりというわけではなく、”使える英語”を習得できます。
特におすすめなのは「Basic English」で、アルファベットや超簡単な英単語からスタートするので、初めてでも安心です。おそらく、QQ Englishが最も力を入れている教材(勝手な推測)だと思うので、教材の質も高い印象があります。
また、「Basic English」は Lv 1 〜 Lv 5まで対応しているので、脱超初心者のあとの初級〜中級レベルのレッスンにも使えます。長い目で学習を進められるのがいいですね。
絶対に欠かせない予習と復習
これは超初心者に限らず、すべての英語学習者に言えることですが、予習と復習は絶対に必要です。必ず、レッスン前に教材に目を通しておきましょう。
厳密にいうと、目を通すだけでなく、単語や英文を発音して口に慣れさせておくようにします。そして、カリキュラムの中に自分の意見や考えを述べる内容があるのなら、実際に英作文をあらかじめ作っておきます。
これをやっておくことで、オンライン英会話の緊張や不安を軽減できますし、自信をもってレッスンに臨めるようになります。
もし言葉に詰まっても、手元にあるノートに英文を書いておけばそれを見ながら英語を話せばOKです。
ちなみに、僕はレッスンの約1時間前から予習を始めて、その流れでレッスンを受けています。そして、レッスンが終わったあとの30分間は復習タイムです。レッスンで習ったことは、上手く英語で言えなかったことを振り返って、次回以降のレッスンに備えます。
超初心者が選ぶべき講師のタイプ
これは実体験があるから言える話なのですが、超初心者の人は「笑顔でとにかく優しい講師」のレッスンを選ぶべきです。
他の記事でもちょくちょく書いてますが、僕は過去に「怖くて高圧的な講師」のレッスンのせいでオンライン英会話に挫折したことがあります。
当時は講師の選び方もよくわかってなかったし「外国人なら明るくて、みんな上手に教えてくれそう」という勝手な先入観があったので、講師の選定なんてテキトーでした。
しかし、そのあとに講師選びを見直したことで「講師によって英会話ってここまで差が生まれるのか…」と痛感。そこから、講師選びにはすごい時間をかけるようになりました(ちなみにQQ Englishは自分の好きな講師を予約するシステムです)。
英語超初心者の人はなおさらです。教え方はもちろんですが、教える態度(声色や表情)まで良い講師を選んだほうが、絶対に英会話の上達率はUPします。
QQ EnglishはTESOLという英語を教える国際資格の取得を全講師に義務付けています。つまり、講師の教える技量は折り紙付きということです。
他のオンライン英会話の講師はアルバイト採用で時給制のことが多いですが、QQ Englishは正社員採用。講師のモチベーションも高いというのも大きな利点です。
超初心者の人は、まずQQ Englishの無料レッスンを受けてみましょう。最初のレッスンでレベルチェックテストを行うことができるので、自分のレベルをあらためてチェックできます。
「自分では超初心者だと思っていても、実際は初級〜中級レベルだった」ということも十分にありえます。
QQ Englishは2回分のレッスンが無料で受けられるので、お金がかかることもありません。