英語学習をやっていると、ほぼ確実に「くじけそうな瞬間」が訪れます。
そこで挫折してしまうのは簡単ですが、それでは英語を身につけることは一生できません。
僕も英語の挫けそうになった経験が何度もあるのですが、そのたびに試行錯誤して乗り越えてきました。
今回は英語学習でくじけそうになったときにやってほしい、効果的な解決策をご紹介します。
英語にくじける原因を分析する
そもそも、なぜ英語にくじけるのか?その原因を知っておく必要があります。
なぜなら、くじける原因がわかれば、その”根本”を断つことで挫折しにくい体質をつくることができるからです。
ここでは僕の経験をもとに、英語にくじける原因をピックアップしてみました。
- 英語にくじける原因
- ・英語を勉強する意味が感じられない
- ・がんばってるのに英語の上達を実感できない
- ・英語のアプリや参考書にすぐ飽きてしまう
- ・周りと比べて「自分の英語力なんて…」と卑下してしまう
このように、英語にくじける原因はいろいろあります。
ただ、各項目を見てもらうとわかるとおり、ちょっとした対策で回避できるものばかりです。
ということで、くじける原因の具体的な解決策を紹介していきたいと思います。
英語を勉強する意味が感じられないときは…
いざ英語の勉強を始めてみるものの「この勉強、やる意味あるかな…」とか「そもそも英語なんてなくても生きていけるよな…」と考えてしまい、くじけそうになることがあります。
僕も英語学習の初期では同じような悩みに苦しめられました。
英語を勉強する意味が感じられない決定的な要因は、目標や目的がハッキリしていないからです。
英語学習を始める大半の人は「社内でTOEICスコアが必要」「留学に行きたい」といった感じで、なんらかの目標があると思います。
しかし、なかには「とりあえず英語はできたほうが良さそうだから…」「周りがみんなやってるから…」という明確な目標がないまま英語学習を始める人もいるはずです(僕はコッチでした)。
言うまでもないですが、明確な目標がないのに英語を勉強するモチベーションが起きるはずがないですよね。それでは英語にくじけても仕方ありません。
英語を勉強する意味が感じられない人は、ひとまず目標や目的を持つようにしましょう。
「そんなのいきなり見つけられないよ…」と思うかもしれませんが、まずは自分の趣味や好きなことと英語を結びつけられないか?と考えてみるのがおすすめです。
僕の場合、読書が好きだったので、自然と「洋書を読めるようになりたい」という目標を持つようになり、英文読解やリーディングの勉強に力を入れるようになりました。
というわけで、英語学習をやる意味が感じられない人やモチベーションが沸かない人は目標や目的を見つけるところからはじめてみるのが良いと思います。
がんばってるのに英語の上達を実感できない
僕の経験上、英語にくじけそうになるのは「全然英語ができるようになってない…」と感じる瞬間です。つまり、上達してる実感がないときですね。
英語学習の初期段階は伸びしろが多いのでそこまで気にならないのですが、そこそこ英語学習を継続している人に起きやすい現象。
「英語がぜんぜん上達してない…」と感じる瞬間は至るところで突然やってくるので、わりと回避がむずかしい”急襲型”なので、あらかじめそういうことがあると知っておかないと大きなダメージを喰らいます。
僕の場合で一例をあげると「英語のニュースが聴き取れない」とか「簡単にみえる洋書が読めないとき」などです。
【上達を実感できない→くじける】という流れを回避するためには、以下のポイントを知っておくと役立ちます。
- ・英語力を伸ばすのは時間がかかる(スグに成果は出ない)
- ・小さな成功も褒めてあげるようにする
- ・TOEICや英検などで定期的に力試しをする
英語力を伸ばすのは時間がかかる(スグに成果は出ない)
そもそも、英語の力はすぐに伸びるものではありません。世界史や日本史は覚えたことがそのまま”成果”として実感できますが、英語は覚えるだけでなく使えるようにならなくてはいけません。
筋トレと同じで、目に見えて力がついたのがわかるようになるまでには時間がかかるのです。
この事実を知らないと「1週間がんばったけどダメだ…」という感じで、短期間で判断してしまうことになります。英語力は1週間はおろか1ヶ月〜3ヶ月やっても、目に見える成長は実感できないことがあります。
半年や1年間続けてみてやっと「英語ができるようになってきているかも」という実感ができるようになるものです。
これを知っていれば「まだ英語ができなくても仕方ないよね」というマインドになれるので、くじけることなく英語学習が継続できます。もちろんツライことはツライですが、英語力が伸びずに絶望するよりはずっとマシです。
小さな成功も褒めてあげるようにする
ちょっと怪しいセミナーっぽい感じにも聞こえますが、英語学習においては「小さな成功を褒めてあげる」というのが非常に重要です。
さきほど説明したとおり、英語力の伸びはすぐに実感できません。たとえ実感できたとしても「なんか、前よりもリスニングが聴き取れるようになっているかも…?」くらいの微々たるものです。
しかし、一見たいしたことなさそうに見える成長も、英語学習においては大きな進歩と考えるべきです。
こうした小さな積み上げが重なって大きな力に変わっていくことを理解しましょう。そうすれば、小さな成功がいかに大切かわかるはずです。
日々の英単語学習も、復習で単語の意味が言えるようになっただけでも十分です。自信を持ちましょう。
TOEICや英検などで定期的に力試しをする
両刃の剣ではありますが、TOEICや英検で客観的なスコアや成績を知ることも大切です。
くじけそうになっていても、「TOEICでスコアが100点も伸びた!」とか「英検が予想以上の高得点で合格できた!」という成果が得られれば、英語学習はますます楽しくなるでしょう。
実際、僕も定期的にTOEICは受けるようにしていて、力試しをしています。力試しをしないと「こんなに頑張ってるけど、本当に英語力UPしてるかな…?」と半信半疑で毎日英語を勉強することになるので、精神的にツライです。
ただ、最初にも説明したとおり、TOEICや英検は両刃の剣です。スコアが伸びてればいいのですが、反対にスコアが落ちたり不合格だったりすると、大きく士気が低下することがあります。
実際、僕も以前TOEICを受けたときに「今回は800点超えてるだろう」と思っていたのに、700点しか取れなくて意気消沈したことがあります。
力試しは良い面もありますが、良くない結果に終わったとしてもそれを受け入れる覚悟をしておく必要があります。
英語のアプリや参考書にすぐ飽きてしまう
英語学習にくじけてしまうのは、使っているアプリや参考書が良くない(合ってない)可能性もあります。
みなさんがいま使っている教材はどのようにして選んだものでしょうか?深く考えずにベストセラーを買う人もいるでしょうし、手軽に学べる人気アプリを使っている人もいるでしょう。
過去には僕もそういった教材を”とりあえず”使っていたこともありますが、そういうときはだいたい長続きしませんでした。
なぜなら、自分の目標や目的、趣味や好みに合った教材を使えてなかったからです。
「英語にくじけそうになっているのは、教材が合っていないからでは?」と思い至るようになってから、本当に意欲が持てて好きになれる教材しか使わなくなりました。その結果、英語学習が継続できるようになったし、英語力のUPも実感しました。
英語に挫折する原因が教材ににある場合、スパッとやめて、他の教材に切り替えましょう。
周りと比べて「自分の英語力なんて…」と卑下してしまう
TwitterやInstagramを見ていると「TOEIC900点超えました!」とか「海外ドラマが字幕なしで観られるようになりました」という投稿を見かけることがあります。
こういう前向きな投稿を励みにできればいいのですが、人によっては「自分は全然ダメだな…」と卑下してしまうこともあるでしょう。
僕もコンディション次第ではSNSの前向きな投稿をマイナスに捉えてしまうことがあります。
周りと比べてしまって落ち込むことが多いのであれば、SNSはスパッとやめてしまうのも1つの手です。僕も、SNSの投稿が悪い方向に作用しそうなときは、定期的に”SNS断ち”をしています。
そもそも、自分の英語力をまわりと比べることはたいして意味のないことです。
まわりと比較することで自分を奮い立たせることができる人はいいですが、そうでない人は「比べないために、周りを見ないようにする」というのも有用なアイデアだと思います。
思い切って英語学習から離れてみる
どんなに万全に思える態勢で英語学習をしていても「今日はやりたくないな…」とか「そもそも英語勉強する必要ないのでは…」というメンタルに陥ることがあります。
僕はそういう状態になったら、思い切って英語学習から離れてみることも少なくありません。具体的には1〜2日間ほど、なにも英語を勉強しないようにします。
それで本当にやめてしまう人は「自分にとっての英語学習はその程度だった」ということだと思います。
しかし、本当に英語が使えるようになりたいと思っていれば、自然と「また英語が勉強したい」と思えるはずです。
実際、僕は英語学習を1〜2日間やってないと「やっぱり英語がんばろう」と思えてくるので、再びエンジンをかけられるようになります。
やりたくないときに無理に英語学習をしてもキライになってしまう可能性があるので、とにかく無理はしないことです。