英語学習のモチベーションを保つためには、勉強の記録をノートや手帳に書いておくのがおすすめです。
僕も英語の勉強に手帳とノートを使っていて、その効果を実感しています。
というわけで今回は、英語の勉強ノートの書き方と注意点、おすすめノート&手帳について解説していきます。
英語の勉強記録に書くこと
- 勉強記録に何を書く?
- ・英単語の見出し語と意味
- ・英文法で新たに学んだこと、苦手なポイント
- ・英文と日本語訳
- ・勉強した感想(ひとことコメント)
- ・月間カレンダーに◯印(×印)を付ける
基本的に、英語の勉強記録に明確なルールはありません。自分が作りたいように作るのが1番長続きすると思います。
僕にとっての勉強記録は「勉強した痕跡がわかるノート」でして、「英単語の見出し語と意味」「英文法で新たに学んだこと、苦手なポイント」「英文と日本語訳」をノートに書くことが多いです。
あとでノートを見返したときに情報として役に立つことも大切ですが「自分はこんだけ頑張ったんだな…」としみじみ思えるノートが好きです(笑)
もっと気軽に勉強記録を書きたい人は、月間カレンダーに◯×の印を書くだけでも良いと思います。
その日に英語を勉強できたのかどうかを記録しておくと、振り返ったときのモチベーションになります。×が続く場合には、勉強計画や1日のスケジュールに問題がある可能性が高いので、修正する目安にもなりますよね。
いきなり全部やろうとすると息切れして挫折しますので、まずは小さく始めてみるのが習慣化のコツです。
英単語ノートで語彙力強化
僕が英語の勉強ノートで最も書く量が多いのは、英単語です。いわゆる英単語帳をノートに作成しています。
むずかしいことはなにもせず、【見出し語・意味・例文】を書くだけ(例文は書かないこともある)。
正直、語彙力を強化したければ市販の英単語帳を使ったほうが絶対に効率的です。僕も英単語ノートだけでなく、市販の英単語帳もあわせて使っています。
「市販の英単語帳があるのに、なぜわざわざノートを作るのか?」という疑問が出てきますが、ノートに書くことで”自分専用の英単語リスト”を作れるからです。
市販の英単語帳というのは、一般的によく使われれる(あるいは試験に頻出の)英単語で構成されています。ですから、ひとまずその英単語だけで事足りることも多々あるはずです。
しかし、英語を学んでいくと、少し専門的な内容を見聞きする機会も出てきます。
たとえば僕の場合、政治経済のニュースや国際問題に関する洋書を読むのが好きで、それを英語学習の一環として取り入れています。
そういった教材で勉強していると、市販の英単語帳では勉強できない語彙がたくさん出てくるんですね。
【ノートに書いた英単語=自分に必要な語彙】なので、ノートに英単語をストックしておくと、自分の好きなこと(専門分野)に強くなれます。
見方を変えると、市販の英単語帳に載っている語彙はノートに書かなくてもOKです。もし書く場合は、なかなか覚えられない「自分が苦手な英単語だけ」を書くのが良いと思います。
英文法で新たに学んだこと、苦手なポイント
どんなに英文法書で学んでも、なかなか覚えられないことってありますよね。
たとえば僕の場合、仮定法がめちゃくちゃ苦手です。もう何度も文法の本で勉強したのに、いざ書こうと思ってもなかなか書けません…。
こういう苦手項目こそ、ノートに書いて反復すべきです。さきほど英単語ノートでも説明したとおり、ノートに書いている内容というのは”自分専用”であり、言い方を変えれば”弱点克服ノート”でもあります。
つまり、自分が苦手とする英文法をノートにどんどん記録していくことで、自分が克服すべき苦手な文法項目を一覧で見ることができます。わざわざ文法書から特定のページを探す手間もかかりません。
「ノートを見返すだけで情報が全部わかる」というのは、英語の勉強記録ノートを書く利点だと思います。
英文と日本語訳で翻訳練習ノート
英文を書き写して、それに対する日本語訳をノートに書くこともあります。翻訳の練習です。
英文を読んで頭の中だけで処理すると、理解するスピードは速くなるものの、正確さには欠けてしまいます。しかし、日本語をノートに書くことで、精度の高い訳が可能になります。
日本語訳をノートに書いてみると意外とむずかしく、そして楽しい作業だったりします。特に僕の場合、「どんな言い回しにするか」を考えるのが好きな人間なので、翻訳学習はけっこう楽しいです。
また、英文を書くこと自体にメリットがあると思っていて、たとえば「こんな文構造になってたんだ」とか「この単語のスペル間違って覚えてた…」という新しい発見があります。
【余談】色ペンには時間をかけすぎない
英語の勉強記録ノートは、最低限の装飾しかしていません。色ペンは2色までと決めていて、どの色にはなにを使うか?というのもルール化しています。
たとえば英単語の見出し語はグリーン、語義はグレーという具合に。ルール化したほうが、あとでノートを見返したときに一発で内容を把握しやすくなります。
人によっては2色でも多いと感じるかもしれませんが、少しは色ペンで装飾はしたほうが見やすいと思います。
あと、細かい話ですが、色ペンはノートを書き終えたあとにまとめて使ったほうが効率的です。
英単語を書く場合を例にとると【黒ボールペンで見出し語を書く→色ペンに持ち替えて線を引く→黒ボールペンで語義を書く→色ペンに持ち替えて線を引く】みたいな作業はムダが多すぎます。
すべてを黒ボールペンで書き終えたあと、最後にまとめて色ペンを使ったほうが、筆記具を持ち替える手間が減るので効率的です。細かい話ですが、わりと大事だと思っています。
勉強記録にはどんなノートを買うべき?
- おすすめのノート・手帳のサイズ
- 結論:持ち運び、デスクの専有を加味するとA5がベスト
- ・ノートはA5サイズ。文字を書きやすい
- ・綴じ手帳はA5サイズ。システム手帳はバイブルサイズ
綴じノートは書きやすい半面、ページの入れ替えができません。一方、システム手帳はリングが当たるので書きにくいですが、ページを入れ替えたりインデックスで使いやすくカスタマイズできます。
ほとんどの人は一般的なノートで良いと思いますが、「ページを入れ替えたい」「なんとなく、システム手帳に惹かれる」という人は、システム手帳もおすすめです。
ちなみに僕は両方使っています。洋書の記録はノートに、英語学習と仕事の予定・記録はシステム手帳に書いています。
僕がA5サイズのノートを愛用する理由
おすすめはA5サイズです。横幅が適度に広いので、文字をゆったり書けます。A5ぐらいだと、持ち歩きにも便利だし、デスクのうえでもそこまで邪魔になりません。
A4サイズだともっと大きく書けるので、A4でも良いと思います。A4も使ったことがありますが、大きいのでめちゃくちゃ書きやすいです。ただ僕の場合、デスク上でちょっと大きいなと感じたので使ってません。サイズが気にならない人は、A4のほうが良いかも。
ちなみに、文庫サイズ(A6)のノートを使ったこともありますが、サイズが小さく、何度も行を折り返すことになるので、勉強記録にはあまり向いてないと感じました。コンパクトな感じが手に馴染むので文庫サイズ自体は好きなんですけどね…。
綴じ手帳もA5。システム手帳はバイブル
綴じ手帳の場合もA5サイズがおすすめですが、手帳だとバイブルサイズが一般的なので、バイブルサイズのほうが選択肢は多いですね。
システム手帳の場合はA5だとカバー本体がかなり大きいので注意が必要です。リング径にもよりますが、A5のシステム手帳はけっこう幅をとります。以前、ネットで実物を見ずにA5のシステム手帳を買ったことがあるのですが、予想以上に大きくて後悔した記憶があります(笑)
とはいえ、A5のシステム手帳もスリム型などが売っているので、大きめサイズが好きな人は実物を店舗などで確認して買うといいかも。薄めなシステム手帳が良い人はPLOTTER(プロッター)がおすすめです。
ちなみに、僕はバイブルサイズのシステム手帳を使ってます。英語の勉強記録を書くには少し小さいのですが、持ち歩きやサイズ感を総合的に考えてバイブルサイズを選びました。
英語の勉強記録でモチベーションUP
僕が英語の勉強記録を書くのは「記憶に残りやすい」という利点もありますが、単純にやる気が出るというのが大きな理由です。
文字を書く作業が楽しいし、あとで読み返したときに達成感を得られる感覚があります。
ノートを書く始めたことで、勉強しっぱなしのころよりも復習の習慣も身につきました。
たしかにノートに文字を書くのは時間がかかりますが、効果は確実にあると思うのでぜひ試してみてください。