英語学習で欠かせないのが参考書ですが、紙の本ではなくiPadで読むこともできます。
実際、僕はiPadで英語の参考書を読むことも多々ありまして(紙と併用してます)、その便利さにすっかり魅了されました。
とはいえ、iPadで英語を参考書を読むのはデメリットがあるのも事実。良し悪しを含めて、くわしく解説していきます。
iPadで英語の参考書を読む方法
最初に結論といいますが、やり方を説明しておきます。僕がやっている方法はいたってシンプルで、AmazonのKindleで参考書を買って、iPadのKindleアプリで読むというやり方です。
Kindle以外にも電子書籍アプリはkoboなどがありますが、僕はAmazonで買い物することが多く、昔からKindleに親しんできたので使い続けています(この記事でもKindleアプリを例にとって解説していきます)。
とはいえ、iPadアプリであれば他の電子書籍ストアでも大差はないですし、iPadで読むことの利便性は変わりありません。
ただし、電子書籍ストアによっては、読みたい参考書が電子化されてないこともあります。
「iPadで読もうと思ったけど、目的の参考書が電子化されてなかった…」ということがないよう、事前に電子化の有無はチェックしておいたほうが賢明です。
Kindleやkoboは大手が運営していることもあって、電子化されている参考書が多い印象です。
また、KindleにはKindle Unlimitedというサービスがあり、対象の英語参考書が読み放題なのでかなりお得に勉強ができます。
iPadで英語の参考書を読むメリット
- iPad×英語参考書のメリット
- ① 欲しいときにすぐ買える
- ② 場所を取らない、持ち運びがラク
- ③ メモやハイライト(下線)がすぐ引ける
- ④ 内蔵辞書ですぐに調べられる
- ⑤ 大きな画面で読みやすい
① 欲しいときにすぐ買える
紙の参考書だと本屋に買いに行くか、ネットで買って自宅に届くのを待つ必要があります。「あの本ですぐに勉強したい!」というときには不便です。
しかし、Kindleであればボタンを押すだけですぐにiPadアプリにダウンロードできますので、待ち時間はわずか数分だけ。思い立ったらすぐに英語の勉強ができます。
最近は本屋も減ってきていますし、たとえ本屋に行っても在庫切れで買えないことも多々あります。
最短かつ確実に手に入るというのは、iPadで読む大きなアドバンテージと言えるでしょう。
② 場所を取らない、持ち運びがラク
モノにもよりますが、英語の参考書は分厚いものが多いです。1冊ならまだしも、それが複数冊ともなるとだいぶ重くなります。
また、自宅のデスクならまだしも、外出先(カフェや自習室)でやるとなると、持ち運びが大変です。
しかし、iPadであれば端末一台で済みますし、参考書を読む以外にも英語アプリをやったりYoutubeを観ることもできます(あくまでも息抜きです)。
僕も自宅で英語の参考書を読むときは紙の本が多いですが、外出先で勉強をするときはiPadを持ち出すことがほとんどです。iPadに入っていれば「あの本、持ってくるの忘れた…」という忘れ物も回避できます。
③ メモやハイライト(下線)がすぐ引ける
Kindleにはメモやハイライト機能が備わっているので、勉強中に気になったことを残しておくことができます。
メモ機能はキーボードで打ち込むので手書きと違ってスピーディに入力ができます。
ハイライト機能はいわば下線を引けるもので、気になった箇所やわからなかったポイントに線を引いておくことができます。
ハイライトしたところは、自動的に【マイノート】にまとめられるので、あとで復習するときの振り返りにも便利です。
④ 内蔵辞書ですぐに調べられる
Kindleには辞書が備わっていて、わからない英単語はタップするだけですぐに意味が表示されます。つまり、スマホの辞書アプリや電子辞書を用意する必要がありません。
辞書で調べるのってそもそも面倒な作業だし、集中してる勉強を中断しないといけないから非効率なんですよね。
でもKindleアプリなら同じ画面内で辞書が引けるから、手間がかかりません。
ただし、固定型レイアウトの参考書は辞書機能が使えないので注意が必要です(辞書が使えるのはリフロー型のみ)。
⑤ 大きな画面で読みやすい
Kindleをはじめとする電子書籍アプリは、スマホでも使えます。が、やはりiPadの大画面で使うほうが断然勉強しやすいです。
1ページに表示できる文字数がiPadのほうが多いので、ページ送りの回数も減るので肉体的もラクですし、一覧性も高いので勉強がしやすくなります。
英語の勉強は少しでもストレスを減らしたほうが集中できますので、そういった点もiPadの良いところだと思います。
ちなみに、iPadを使えば参考書以外にも優れた英語アプリがたくさんあります。以下の記事でくわしく紹介してますので参考にしてみてください。
意外とある、iPad×参考書の欠点
- iPad×参考書の欠点
- ① ページの行き来がしづらい
- ② 目が疲れやすい
- ③ 参考書に書き込みはできるが、やや不便
① ページの行き来がしづらい
個人的に、iPadで英語の参考書を読む最大のデメリットが「ページの行き来がしづらいこと」だと思っています。
要するに、飛ばし読みをしたり、前のページに戻って読んだりしにくいということです。
紙の本であればページの端を折ったり、「だいたいこのへんだったかな」という感じでアタリを付けてページを読み当てることができます。
特に英語学習の場合「以前やった英文法や英単語を参照したい」ということが多々あります。
そういったとき、iPadの参考書だと何度もスワイプするか、目次からジャンプすることになりますが、やはり紙の参考書ならではの直感的なページめくりができません。
③ 目が疲れやすい
目の疲労度については個人差があるので一概にはいえませんが、どうやら僕はiPadでの読書にめっぽう弱いようです。
というのも、長時間iPadで英語を勉強していると、明らかに目に違和感を感じるからです。目の奥が重い感じがしてドライアイになり、読むのが辛くなります。
目薬を使ったり、ホットアイマスクをやったり色々試しましたが根本解決には至らず。本当にiPadの英語学習に一本化したいのが本音なのですが、この目の状況ではむずかしそう…。
ということで、目が疲れやすい人はiPadの使用時間は制限したほうが良いと思います。
③ 参考書に書き込みはできるが、やや不便
「iPadだから参考書に直接書き込みはできないのでは…」と思われるかもしれませんが、Apple Pencilを活用すれば文字を書き込むことができます。しかも、Apple Pencilの使用感は最高なので、文字を書くのは非常に気分の良い体験です。
とはいえ、不便な点のほうが多いのが現実。そもそも、Kindleには直接書き込みができないので、iPadでスクショ→Apple Pencilで書き込み→画像としてアルバムに保存という手順を踏まなければいけません。
紙の本なら直接書き込みをして、あとで振り返ることができますが、iPadでの書き込みだとページ(画像)が断片的になってしまいます。
もちろん、ノートアプリを活用して1冊の参考書用にメモをまとめる方法もありますが、手間がかかることは避けられません。
どんな人がiPad×英語参考書を使うべき?
僕はiPadと紙の参考書を併用していますが、さきほど紹介したiPadの欠点が気にならない人はiPadに一本化するのがおすすめです。
僕の場合、iPadの欠点である「目が疲れやすい」というのが決定的なデメリットになってしまうので、iPadへの一本化を泣く泣くあきらめています。
結局のところ、英語の参考書を読むうえで「なにを最優先したいか?」だと思います。
紙の本ならではのページの行き来を優先したいなら紙の本を使い続けるべきでしょう。一方で、iPad(Kindle)の辞書機能やメモ機能に魅力を感じるなら、iPadで読んだほうが幸せになれます。