TOEIC=役に立たない試験というイメージを持つ人がいます。
実際に勉強→受験してきた僕にとって、TOEICは「かなり役に立つ試験」です。
では、TOEIC(L&R)はどんなときに役立つのでしょうか?僕が感じた例を具体的に挙げて紹介していきます。
ちなみに、僕は英語を使う仕事をしているわけではないので、ビジネス英語での事例はありません。あしからず。
① 英語ニュースや記事を理解できる
TOEIC L&Rではリスニングとリーディング対策をおこなうのですが、実用的な英語をバンバン習得できます。
TOEICにアカデミックな内容はないですが、それでも読む力や聞く力が鍛えられるので、それが英語ニュースの聞き取りや記事の読み取りに大いに力を発揮してくれます。
さすがにネイティブがスラングを使うようなカジュアルな番組などは聞き取れませんが、わりとカチッとした(たとえばCNNのような)ニュースであれば、内容の理解はしやすいです。
もちろん、TOEIC400〜500点だと難しいかもしれませんが、600点を超えたあたりから少しずつ理解しやすくなり、700〜800点になると、かなり内容の理解が深まるようになります。
英語ニュースや記事が理解できるようになると、情報収集の幅が劇的に広がるので、仕事ではまわりに差がつけやすくなりますし、プライベートも充実しやすくなるはずです。
② 洋書を読めるようになる
TOEICでは、ビジネスで頻出の語彙が出題されます。そのため、ふだんの勉強でもそういった単語を中心に(英単語帳などで)勉強することになります。
僕はTOEICの勉強を長年続けてきましたが、時間を追うごとに洋書を読むスピードが上がるのを実感。特にビジネス書については、以前よりも読了までにかかる時間が短縮されました。
これは、ビジネスで使われる単語を多く勉強するTOEICのおかげです。
もちろん、語彙だけでなく文法力も身につくので、TOEICを勉強すると「以前まで読めなかった洋書が読めるようになってる」という実感を得られるはず。
洋書を読みたいと思っている人は、TOEICの勉強も大いに役立つと断言できます。
ちなみに、洋書を読む力を向上させたいと思っている人は、TOEICのPart7対策に特に力を入れると良いと思います。Part7の問題を反復していると、長文を読むことに抵抗感がなくなっていき、洋書を読むときの心理的ハードルも下がるはずです。
③ 海外のWebサイトで安心して買い物できる
僕は基本的にAmazonで買い物をするのですが、Amazonでも売ってないものは海外の通販サイトを利用しています。
以前だったら海外通販なんて考えられませんでした。なに書いてあるかわからないし「もし自分が求めてる商品とは違ったら…」とか「詐欺サイトだったらどうしよう」とか不安が先行していたからです。
しかし、TOEICの勉強を始めてから英語を読むことに対して免疫がついたので、わりと自信をもって買い物ができるようになりました。
洋書を海外通販サイトで買うこともありますし、eBayなどで希少な文房具を買ったりすることもあります。
まあ、海外通販サイトが使えるようになって、そのぶん出費が増えてしまったのも事実なので一長一短ではありますが…。
僕は個人的な買い物をするだけですが、商品を仕入れて販売する仕事などの場合、TOEICで培った英語力がモロに役立つはずです。安く仕入れて高く売るという海外輸入で儲けることへのハードルも下がるでしょう。
会社員として仕入れ部署で働いている人はもちろんですが、TOEICで語学力を身につければ独立して個人事業として輸入販売業を営むことができますよね。
④ 英文メールのアレルギーが軽減する
あまり機会はないですが、ときどき海外の人から英文メールが届きます。YouTubeをやっているので、そこでの商品レビュー依頼が中心です。
海外からの商品レビュー依頼は意外と条件が良かったりするので、ウマミがあります。しかし、英文が読めないと「読む以前に、英語ばかりで怪しいから無視」みたいなことになってしまうでしょう(以前の僕はそうでした)。
ただし、TOEIC L&Rの場合、読む力は鍛えられますが、英文を書くことに関してはスキルを得られません。別途、TOEIC S&W(スピーキング&ライティング)の試験対策をやるか、英作文の教材などで勉強する必要があります。
僕はふだんから英作文の勉強をしていたので、英文を書くことに関しても(調べながらではありますが)それなりになんとかなるので、英文メールのやり取りも海外の人と意思疎通がとれています。
海外と取引をする部署で働く人の場合、英文メールのスキルは必須になるはずです。これから転職や異動などで英語を使って仕事をしたい人は、TOEICを勉強してスキルを身につけておくことが大いに役立つと思います。
⑤ Youtubeで海外動画を観られる
Youtubeで英語の動画を観ることができると、視聴できる本数が飛躍的に上がります。当然、日本語よりも英語発信の動画数のほうが多いからです。
サッカーや格闘技などのスポーツ実況はもちろんですが、僕が特に「英語って役立つなぁ〜」と感じるのは商品レビューを観るときです。
人気の商品であれば日本人も紹介しているので日本語の動画を観ればいいのですが、ちょっとニッチなカメラやガジェットなどを知りたいとき、日本語でのレビュー動画がUPされてないことが多々あるんですね。
そういうときに英語が使えると、海外の人が紹介するレビュー動画を参考にすることができます。
もちろん、TOEICの英語はビジネスが中心なのでスポーツやエンタメ系の動画については別で語彙を強化する必要がありますが、リスニングの基礎はTOEICの勉強が非常に生きてきます。