こんにちは、あゆむです。
以前まではオンライン英会話への恐怖心がなかなか消えず、レッスンを直前キャンセルしたり、1〜2週間は平気でレッスンをサボる日が続くこともありました。
しかし、「怖い気持ちが消せない限り英語の上達はない」と気づいてから試行錯誤しまくりました。
その結果、今ではオンライン英会話を怖いと感じることもなく、むしろ楽しみながらレッスンを受けています。
というわけで今日は、オンライン英会話に対する恐怖心を解消する方法について、僕の経験を交えながら解説していきます。
まずは「怖い理由」を分析してみる
オンライン英会話が怖いと感じるのには、何らかの理由があります。
「漠然と怖い」だけでは解決策が見出しづらいので、まずは理由・原因を考えてみましょう。
僕がオンライン英会話に抱いていた恐怖心は以下のような原因からでした。
- オンライン英会話が怖いと感じる理由
- ・何言ってるか聴き取れないとき、頭が真っ白になる
- ・言いたいことが英語で言えず、黙り込んで気まずくなる
- ・そもそも、初対面の人と話すことに抵抗がある
- ・外国人がなんとなく怖い
- ・なにを話せばいいかわからない(特にフリートーク)
- ・予習をしてないから、レッスン内容がわからなくて怖い
- ・過去のトラウマがある
だいたいこんな感じでしょうか。おそらく、多くの人に共感してもらえるものばかりだと思います。
では、これらの恐怖心をどうやって解消していったのか?1つずつ深堀りしていきます。
何言ってるか聴き取れないとき、頭が真っ白になる
相手の言ってることが聴き取れず、さらにそれに対する対処法も知らないと頭が真っ白になって何も言えなくなってしまいます。
そんな経験が何度も続けば英会話への恐怖心が根強く残ってしまいます。
実際、僕もオンライン英会話を始めたばかりのころは全く勉強もせず、ぶっつけ本番でレッスンを受けていたので相手の言ってることが全然わかりませんでした。
では、そんな状態をどうやって打開したのか?僕がとった解決策は以下の通りです。
- ・聞き返すための英語フレーズを暗記しておく
- ・自分の英語レベルよりも少し簡単な教材を選ぶ
聞き返すための英語フレーズを暗記しておく
相手が言ってることがわからない(聴き取れない)のであれば、それを聞き返せばいいだけの話。と、わかってはいても、なかなかできないのが英会話のむずかしさですよね。
僕もオンライン英会話を始めたばかりのころは聞き返す技術が皆無で、相手の言ってることがわからないときは愛想笑い+苦笑いでその場をやり過ごしてきました。
でも、それを続けていると自分が惨めな気持ちになるというか「俺はいったい何やってるんだろう…」と悔しい気持ちになるんですよね。
もうそんな思いはしたくないと思ったので、聞き返すための英語フレーズを徹底的に調べて勉強しました。僕が覚えたのは以下の2つ”だけ”です。
- Could you say that again?
- もう一度言っていただけませんか?
- Could you speak more slowly?
- もう少しゆっくり話してもらえませんか?
なぜ「2つ”だけ”」を強調しているかというと、いろいろ覚えようとしても覚えきれないからです。ネットで調べればいろんな聞き返し方が出てくるし、状況に応じて使い分けるのがベストだと思いますが、最小限のフレーズに絞って決め打ちしたほうが混乱もなく英会話が進められます。
「聞き返すのは抵抗がある」と感じるかもしれませんが、そもそもオンライン英会話というのは”レッスン”なので、講師も聞き返されるのに慣れています。ですから、遠慮なく何度でも聞き返すべきです。
聞き返すことで、講師はもう一度ゆっくり話してくれたり、わかりやすい表現で言い換えたりしてくれます。
もちろん、あまりに聞き返す回数が多い場合は、講師の発音が良くないか or 教材(トークの内容)が難しすぎるという可能性もあるので、見直す必要があるかもしれません。
自分の英語レベルよりも少し簡単な教材を選ぶ
さきほど説明したとおり、講師の言ってることが聴き取れないのは「発音」or「内容」のどちらかに問題があるからです。
講師の発音が問題なら、以降のレッスンでは他の講師を予約するようにしましょう。内容が難しい場合には、自分の英語レベルよりも少し簡単な教材を選ぶようにすると失敗が少ないです。
僕もそうなのですが、教材ってどうしても自分の英語レベルよりも難しいものを選んでしまうんですよね。ついつい「難しいものをやったほうが英語力が伸びる」と思いがちです。
しかし、実際のところ英語力というのは「理解できる内容を何度も反復してナンボ」の世界です。つまり、難しい教材をやるよりも、簡単な英語を繰り返しやって身体に覚えさせれるほうが圧倒的に大事だということ。
ですから、教材も少しレベルを落として、ちょっと簡単に感じるくらいでOKです。そうすれば講師が言っている内容も聴き取れるようになるし、それによって英会話の恐怖心が薄れて、むしろ自信がついてくるようになります。
言いたいことが英語で言えず、黙り込んで気まずくなる
仮に講師の言ってることや質問内容がわかったとしても、それに対する返答が英語で言えずに黙り込んでしまうことがあります。
そうなると、気まずい無言の時間が流れてしまい、そのトラウマから英会話に対する恐怖心が芽生えることも少なくありません。
では、言いたいことが言えず黙り込んでしまう場合、どうすればいいのでしょうか?これもたった2つのフレーズを覚えるだけで解決できます。
- I can’t come up with anything.
- 何も思いつきません。
- I don’t know what to say in English.
- (英語で)なんと言えばいいかわからないです。
文法などは気にせず、とりあえず上記の2フレーズを丸暗記しましょう。そして、英語が出てこないときにすかさず使ってみてください。
相手の質問に対して答えが浮かばない場合は I can’t come up with anything. を使っておけばOKです。そのあとは講師が質問を変えたりするなどして、レッスンを導いてくれます。
一方、「日本語では言いたいことが浮かんでいるけど、英語が出てこない」というときは I don’t know what to say in English. がピッタリです。
困ったときにこの2フレーズが言えると、黙り込んで気まずくなることがあります。なにより、わからないなりにちゃんと返答しているわけなので、これも立派な英会話です。僕は初めてこのフレーズを使って相手に通じたとき、やたらと感動したことを覚えています(笑)
そもそも、初対面の人と話すことに抵抗がある
僕のように人見知りの場合だと、初対面の人と英会話することに抵抗感があると思います。
そういう人は以下のような対策を取るのがおすすめです。
- ・あらかじめ話題を用意しておく(英文をつくっておく)
- ・雑談がほぼ不要のカランメソッドを受講する
- ・お気に入りの講師をリピートで予約する
あらかじめ話題を用意しておく
【初対面の人=素性がわからない=何を話せばいいかわからない】という感じで、話す内容に困ることがあります。これは特にフリートークのとき顕著に表れます。
そうならないように、レッスンに入るまえにあらかじめ話題を用意しておきましょう。具体的には「今日はこの内容の英作文を実践で使ってみよう」と決めておき、それをレッスンで試します。
そうすれば、自分の言いたいことを英語で伝えられるので達成感があるし、無言という恐怖の時間もなくなります。
とはいえ、これはあくまでもフリートークの話。レッスンでは基本的に教材を使ってその流れに沿えば話題に困ることは基本的にはないはずです。
雑談がほぼ不要のカランメソッドを受講する
(教材を使わない)フリートークはもちろんですが、たとえ教材を使ったとしても講師との雑談や世間話は少なからず発生します。
「人見知りだから雑談を少しでも減らしたい」というのであれば、カランメソッドという教材(トレーニング)を活用しましょう。
カランメソッドは、講師の質問に対して即座に英語で応える瞬発力を高めるトレーニングです。指定のテキストがあり、カリキュラムががっちり決まっているので、話が横道に逸れることはまずありません。
レッスンの冒頭で多少の挨拶程度はありますが、他の教材やフリートークに比べればその差は歴然です。
「話すことがなくてレッスンが怖い」という人は、ガチガチに内容が決まっているカランメソッドを試してみましょう。
ちなみに、カランメソッドが受けられるオンライン英会話はQQ English やネイティブキャンプ が有名です。
外国人がなんとなく怖い
海外の人と接する機会が少ない日本人にとって、外国人と英会話するのは心理的なハードルが高いですよね。
いきなり外国人と英会話レッスンするのが怖いという人は、日本人のレッスンを受けることをおすすめします。
わからないことがあっても、日本語で質問ができるので非常に安心感があります。文法の説明も日本語で受けられるわけですから、理解もしやすいです。
もちろん、慣れてきたら外国人とのレッスンに移行していくべきだとは思いますが、恐怖心が強い初期段階のうちは日本人講師のレッスンを受けるのがおすすめです。
ちなみに、日本人講師のレッスンが受けられるオンライン英会話も数多く存在します。フィリピン人講師などのレッスンより料金は高くなってしまいますが、それでも英会話教室に通うよりも圧倒的に安いです。
一例として、DMM英会話 やレアジョブ英会話 などで日本人講師のレッスンが受けられます。
なにを話せばいいかわからない
英会話レッスンを受講したことがない人は「英会話=フリートーク」という先入観を抱きがちです。
もちろんフリートークも立派な英会話レッスンではありますが、最初からいきなりフリートークを選ぶのはハードルが非常に高いのでおすすめしません。
特に「なにを話せばいいかわからない」「話題が途切れそうで怖い」という人は、フリートークではなく教材を使いましょう。
教材を使えば、その内容に沿ってレッスンを進めていけばOKなので、話題に困ることはありません。
ちなみに、教材の種類が豊富で使いやすいのはレアジョブ英会話 やQQ English などがあります。
予習をしてないから、内容がわからなくて怖い
オンライン英会話では教材を使ってレッスンをするのが基本です。
そのため、レッスンで使う教材にはあらかじめ目を通しておき、予習をすることが欠かせません。
英会話が上達するには「知っている知識→使える知識」に変える必要があり、予習はまさしくそれを実現するものです。
予習をせずに英会話レッスンに臨むのは、なんとなくレッスンを受けて時間を過ごすことに他なりません。
なにより「レッスン内容がわからないから怖い」という感情につながるので、予習なしのレッスンでは恐怖心が増幅されます。
つまり、予習なしでレッスンを受けるのは、
- ①知ってる英語を使える英語に変えることができない
- ②レッスン内容がわからず怖さが増す
というマイナスだらけの結果を生みます。
英会話に対して恐怖心があるうちは、最低でも30分はレッスン教材の予習に時間を使いましょう。
予習をしておくことで、レッスン内容がわかるので安心感が生まれて、英会話への怖さはかなり軽減されるはず。
過去のトラウマがある
過去に英会話レッスンを受けて、大きな失敗をしたとか怖い講師に当ってしまったという経験が、今の恐怖心につながっているパターンもあると思います。
いわゆる、過去のトラウマというやつです。
僕も過去のトラウマがありまして、初めてネイティブ講師のレッスンを受けたときに、めちゃくちゃ怖い人だったんですね。
当時の僕の英語力は聞き取りも発音も全然ダメで、ろくにコミュニケーションも取れないような状態。
レッスンの最初のうちはネイティブ講師もふつうに接してくれてたのですが、どうやら僕の発音が気に食わなかった様子。
What 〜?の疑問文の発音って最後下がるんですよね。
にもかかわらず、注意されても僕はずっとWhat 〜?の疑問文の語尾を上げて会話をしていたんです。もちろん、気づかずにですよ、
そしたら、講師がけっこくな剣幕で怒ってきて…。いやー、なんで金払ってるのにこんな仕打ち受けなきゃいけないんだよ。とか思いました。正直。
そのあとも、そのトラウマを引きずってしまい、怖くてなかなかオンライン英会話を受けられない日々が続きました。
で、どうやってそのトラウマをどうやって打破したのか?という話なんですが、講師を予約するときに「とにかく笑顔で、明るい講師」を選ぶようにしたんです。それもかなり時間をかけて。
このあたりのやり方などについては、以下の記事をどうぞ。
オンライン英会話のなかには、予約前に講師が話してる動画をチェックすることができます。それを片っぱしから観て「この講師なら優しそうだから大丈夫かも!」という当たりをつけて予約していきました。
時間をかけたおかげで、ほぼ100%の確率でやさしい講師のレッスンを取れるようになりました。
僕のケースは特殊なのかもしれませんが、過去にトラウマがあったとしても、やりようによっては打破できます。恐怖心が薄れれば、また以前と同じようにオンライン英会話を受けられるようになるはずです。