「英会話レッスンは予習をしないとダメ」という意見があります。
僕もそれには賛成で、レッスン前に教材をチェックしておいて、自分なりに英文を作っておいたほうが英会話の効果は断然高まると思います。
ただ、なかには予習したくない人や時間が取れない人もいるはずです。
今回、思い切って予習しないで英会話レッスンを受けてみたのですが「予習なしの英会話でもメリットはあるかも」と思えたので、そのあたりをくわしくご紹介します。
ちなみに、もし予習なしで英会話に望みたいのであれば、ネイティブキャンプがおすすめです。
予習なしで英会話レッスンを受けるメリット
- ・忙しいなか、予習に時間を使う必要がない
- ・英会話レッスンを習慣化しやすい
- ・思い立ったときスグにレッスンを開始できる
- ・余計な緊張をしないで済む
- ・即興で英文をつくる能力が養われる
最初に説明したとおり、基本的に英会話は予習をしてレッスンを受けたほうが良いと思っています。
ただ、予習なしには予習なしの良いところもあって、人によってはこのやり方のほうが合う可能性もきっとあるはず。
ということで、僕が思うそれぞれのメリットについて深堀りしていきたいと思います。
忙しいなか、予習に時間を使う必要がない
社会人で仕事もしていると、なかなか英語学習の時間をとるのは大変だと思います。
ましてや英会話に少なくとも1日30分は費やす必要があるので、それに加えて予習もやるとなると、相応の時間管理が必要になります。
でも「英会話の予習はしない」と割り切ってしまえば、英会話レッスンの時間だけ確保すればいいのでスケジュールがかなり楽になるでしょう。
たとえば、毎朝30分だけ早く起きて、通勤前に自宅でレッスンを受けるのもいいですし、少し早めに会社に行って、スマホでレッスンを受けることもできます。
あるいは、就寝前の30分だけを英会話レッスンの時間として習慣化するのもいいですよね。
「1日30分だけ時間を確保すればいい」というのは、英会話を毎日続けるうえで心理的にかなり楽になると思います。
レッスン受け放題だから「質より量」と割り切れる
ただ、通常の教室型英会話スクールでは「予習なしでOK」という感じで、そう簡単には割り切れないと思います。
というのも、教室に通うタイプの英会話は1回あたりのレッスン料が高いので、予習なしで行っても思うような効果が得られず、お金を捨てるような感覚がつきまとうからです。
しかし、月額6,000円程度でレッスン受け放題のネイティブキャンプなら「質より量」と割り切ることができるので、予習なしで颯爽とレッスンを受けることができます(極端な話、1日10レッスン受けたりもできる)。
実際、英会話には少なからず「質より量」が大事な部分もあって、とにかく喋って場数を踏むことが必要だったりするので、予習なしが良い方向に作用することもあると思っています。
英会話レッスンを習慣化しやすい
英会話レッスンって、最初のころはしんどいんですよね。思ったように話せないし、講師の言ってることが聞き取れなくて気まずい思いするし…。
自分の英語力のなさに絶望して「もう英会話なんてやりたくない…」と思うこともあると思います。
もちろん、そういったマイナスポイントは予習することである程度は解消できるわけですが、それ以前に「予習はしたくない」という気持ちが先立ってしまうこともあります。
でも「予習はしなくてOK」というルールを作ると「とりあえずレッスンだけ受けてみよう。ダメならダメで仕方ない」という気持ちが生まれます。
レッスン中に学んでいけばいいやという気楽な姿勢でいれば、英会話レッスンも習慣化しやすくなります。
英会話、ひいては英語学習って毎日続ける習慣が最重要だったりするので、いかに気軽に英会話レッスンを受けられるかっていうのが大事だと僕は思っています。
思い立ったときスグにレッスンを開始できる
予約をすることで予定が確定するので、良い強制力が働きます。「決めた以上、やらなきゃ」というモチベーションが生まれるので。
ただ、人によっては仕事が忙しくて、都合が合わなくなってしまい、なくなくキャンセルせざるを得ない場合があります。
また、僕のように予約した日時にどうしてもモチベーションが上がらなかったり、緊張しすぎて逃げるようにキャンセルしてしまう人もいると思います(少数かもしれませんが…)。
どれくらいの人に賛同してもらえるかわかりませんが、僕は気持ち(やる気)の波があるほうなので「英会話やってやるぞ!」というときもあれば「英会話なんてやっても意味ないかも…」と弱気になるときもあります。
これはつまり、自分がやる気になっている瞬間にオンライン英会話をスタートしてしまえばいいわけです。
ネイティブキャンプは予約もできますが、【今すぐレッスン】が基本なので、講師を選択したらその場ですぐにレッスンを開始できます。なので、自分の気持が高まっているときを見計らって、即座にレッスンを始められるのです。
予約画面で講師を選ぶ →【今すぐレッスンを開始する】というボタンを押すだけですぐにテレビ電話が起動して、英会話レッスンが始まります。
僕も初めてネイティブキャンプを使ったときは「こんなにすぐ外国人と会話ができるなんてすごい!」と驚いたものです。
ネイティブキャンプは独自のテレビ電話システムを使っているため、Skypeは不要です。そのあたりのシームレスな感じも、新鮮な英会話体験に寄与しているのかもしれません。
余計な緊張をしないで済む
僕が予習なしで英会話をして最もメリットを感じたのは「緊張しないで済む」ということでした。
これまではDMM英会話を使って、日時をばっちり決めて予約をしていました。予約するときはだいたい英会話へのテンションが高いときなので、特に問題ありません。
しかし、レッスン本番が近づいてくると、どんどん緊張してきてしまい、仕事や勉強が手に付かない状態になってしまいます。
そして、緊張が高まりすぎると耐えられなくなり、予約のキャンセルをしてしまうのです。
DMM英会話は30分前までキャンセルできるとはいえ、何も良いことはありません。講師の人には迷惑をかけるし、自分を責めて自信を失います。ああ、またキャンセルしてしまった…と。
もうそんなことを繰り返すのがイヤだったので、自分なりにどうすれば緊張をせずに英会話レッスンを受けられるのか考えてみました。
そこで思いついたのが「予約してるせいで余計な緊張をするのでは?」ということだったのです。
予約した日時が近づくにつれて緊張しちゃうなら、そもそも予約なんかしなければいいのでは?と思ったわけです。
そして、それにうってつけだったのがネイティブキャンプでした。
ネイティブキャンプを使い始めてから、レッスン前に緊張することがほとんどなくなりました。
また、僕は心配性なので「言いたいことを言えなかったらどうしよう…」とか「講師の言ってることが聞き取れなかったらどうすればいいかな」といった無駄な不安で自分を消耗させていました。
それもすべて、レッスンを予約して時間的な余裕があるからいけないのであって、予約せずに今すぐレッスンを予約してしまえば何も問題はありません。
ちょっとメンタルの弱さを露呈しすぎかもしれませんが(笑)、試行錯誤してようやく自分に合うスタイルを見つけられた感じです。
即興で英文をつくる能力が養われる
英会話レッスンではたいてい教材を使うのですが、その中には自分で英作文をすることになる Free Conversation が含まれることがほとんどです。いわゆるフリートークですね。
予習をしておくと、あらかじめ質問されることがわかるので、自分なりに英作文をしておくことができます。作った文を用意して、 Would you correct it for me? (添削してもらえませんか?)と聞けば、講師は喜んで見てくれます。
予習をするメリットは確かにありますが、一方で予習をしないで臨むメリットもあります。
それは、質問に答える即興力が身につくということです。
予習をしないということは、何が聞かれるかわからない(レッスン本番で教材を観るまでわからない)わけなので、いわば”ぶっつけ本番”です。
英会話レッスンというのは、日常会話やビジネス英会話をするための練習であっても、日頃の会話では何を聞かれるかわからない場面がほとんどですよね。友達とのおしゃべりや、仕事での会話ってそういうものなので。
ですから、予習をしないことで【ぶっつけ本番でも喋ることができるメンタル】が醸成できます。
繰り返すように、予習をしたほうが身につくことは多いと思います。でも、英会話でのメンタルを鍛えるという意味では、予習なしで臨むレッスンにもメリットはあるということです。
「予習なし」の英会話をするときの注意点
「予習なし」の英会話でレッスンを進めるのであれば、絶対に自分の英語レベルよりも簡単な教材を使うようにしましょう。
予習しないで臨むわけなので、自分の英語レベルを超えた教材をぶっつけ本番で理解するのは不可能だからです。
なにより、むずかしい教材を選んでしまうと、喋ったり聞き取ったりできないので、確実に自信を失うと思います。
僕も背伸びをしてむずかしめな教材にトライした経験がありますが、めちゃくちゃ後悔しました(笑)
予習をしない英会話を実践するのであれば「ちょっと自分には簡単すぎるかな?」と感じるくらいの教材を選びましょう。
5分前に教材をチラ見する程度がおすすめ
予習なしで英会話に臨むといはいっても、レッスンまで教材をまったく見ないわけではありません。
僕の場合、だいたい5分前くらいから「どの教材にしようかな?」と中身をチェックして、「これくらいなら自分でも喋れそうだ」という教材を決めるようにしています。
レッスン開始5分前くらいから軽く下読みしておくイメージです。「たった5分で意味あるの?」と思われるかもしれませんが、ざっくりとテーマを知っておくだけでも精神的にだいぶ楽になります。
たとえば、教材のテーマが What do you usually eat? であれば「なにか食べ物のことを聞かれそうだな」と予想がつきます。
この予想・想定があるだけで、だいぶ気楽にレッスンに臨むことができます。
予習なしとはいっても、5分前には教材をチェックしておくことをおすすめします。
教材が決まったら、講師を選んで今すぐレッスンを始めましょう。