英会話をやるときに迷うのが、英文法の理解です。「文法がめちゃくちゃでも、英会話は成立するのか?」と悩んでいる人は多いと思います。
実際のところ、文法がめちゃくちゃなまま英会話を続けていい人もいれば、そうでない人もいると僕は思っています。
今回は「文法がめちゃくちゃな状態で英会話を続けていいのかどうか?」、その判断基準について解説します。
とりあえず英会話をやってみるのもあり
最初に結論からお伝えすると、文法がめちゃくちゃなままでも、ひとまず英会話をやってみるのはありだと思います。もちろん「中学レベル」の英文法を身につけるに越したことはないですが、すべての人にそれが当てはまるわけではないからです。
特にオンライン英会話を活用すれば、文法がめちゃくちゃだとしても、英会話の講師は意味を汲み取ってくれるので、なんとかコミュニケーションは成立します。
もちろん、自分の言いたいことを正確に伝えることはできませんが、そういう能力というのは、ぶっつけで英会話をやってみることで養われる部分もあります。
座学で英文法の勉強ばかりをして全然英会話をしない人よりも、とりあえず会話をやってみるという度胸のある人のほうが結局は早く成長すると思います。
一方でまったく英文法の勉強をしなくていいかと言えば、そういうわけではありません。
英文法がめちゃくちゃなままでもオーケーな人という例をこのあと紹介していきますが、基本的には誰もが中学レベルの英文法、そして英単語を身につけていくべきだと思います。
英文法の理解が曖昧なままでもいい人とは?
- 英文法の理解が不十分でもOKな人
- ・”勉強”が極端に苦手な人
- ・趣味で英会話を続ける人
- ・「とりあえず通じればいい」と思っている人
”勉強”が極端に苦手な人
勉強が苦手な人は、ある程度文法の理解が不十分な状態でも、英会話に挑戦してもいいと思います。というのも、文法や単語の勉強が嫌な人が無理やり勉強しようとしても、英会話に入る前に挫折してしまう可能性があるからです。
どうしても文法や単語の勉強が苦手な人、座って勉強することができない人は、とりあえず今ある英文法の力で英会話にトライしてみるのは全然いいと思います。
もちろん、英文法の理解があるに越したことはありませんが、文法がなくても単語やジェスチャーなどで最低限の意思疎通ができるので、英会話ができないこともないです。
趣味で英会話を続ける人
2つ目は趣味で英会話をやっている人です。趣味の範囲であれば、別に文法の理解がなくても問題ありません。
なぜなら、趣味であれば英会話を楽しむことに重点が置かれるからです。
必ずしも、正確なやり取りができなくてもいいので、とりあえずめちゃくちゃな文法でもなんとかなります。
これを裏返すと、仕事で英語を使う人が英文法がめちゃくちゃなまま英会話を続けるのはおすすめできません。
想像しやすいと思いますが、文法の理解が曖昧なまま、めちゃくちゃな英語を話す人と、仕事をしたいとは思えませんよね。文法ができないと、ビジネスでは誤解や不都合が生じる可能性が高くなります。
ですから、仕事をするのであれば、最低限の中学レベルの文法は覚えた方がいいと思います。
「とりあえず通じればいい」と思っている人
3つ目は、とりあえず相手に英語が伝わればいいと考えてる人です。これは、趣味で英語を話すというのに近いのですが、どんなシチュエーションであっても「まあ通じればいいでしょう」と考えてる人は、まめちゃくちゃな文法でも特に問題はありません。
これは、自分の気持ちの問題でもあるのですが、結局のところ自分がどう考えるかによると思います。
文法や単語をきっちり勉強して、正確な英語をやり取りしたい人はもちろん勉強すべきです。一方で趣味でやっている人、あるいはとりあえず通じればいいという考えの人は、無理に勉強しなくてもいいと思います。
中学レベルの文法は身につけたい
続いて、どの程度英語を勉強すればいいのか、という話です。「めちゃくちゃな文法でもいいから話せればOK」と考えてる人は特に読まなくても大丈夫です。
一方で「少しでも文法の勉強をした方がいいのかもな」と感じている人は、読み進めていただくと役に立つ部分があると思います。
どの程度の文法を勉強すべきかという点については、結論から言うと「中学レベルの英文法」です。
英会話は必ずしも難しい文法や単語が使われているとは限らず、特に日常会話などの普通の会話においては、中学レベルの優しい英文法で十分通じます。
そのため、本当に薄い文法の本を一冊やったりとか、アプリでちょっと勉強するだけでも文法の勉強は十分な場合があります。
ですから、とりあえず薄い基礎的な文法の本を1冊勉強してみて、そこから自分なりにどれぐらいの文法が必要かっていうのを考えてみてもいいと思います。
また「文法の勉強を完全に終わらせてから英会話をやろう」と考えるのは、避けた方がいいと思います。というのも、結局のところ英会話というのは、勉強したものをすぐに実践してアウトプットするという練習を繰り返した方がいいからです。
仮に文法の勉強だけを1年間続けてやっていると、最初のほうに覚えた文法の知識を忘れてしまう可能性が高いでしょう。たとえ覚えていても、結局は英会話では使えないというパターンがほとんどです。
なので「ちょっと勉強したらすぐに英会話で実践する」というサイクルを回したほうが、使える文法を身につけることができます。
オンライン英会話では、優しい先生を選ぶ
文法がめちゃくちゃな状態で話すということは、相手にそれなりに負担がかかります。
何を言ってるかわからない状態から「おそらくきっとこういうことを言っているんだろう」と予測をする必要があるので、 聞くほうはけっこう大変です(タコトの日本語を話す外国人を相手にするときを想像してください)。
そのため、さきほども説明したとおり、ビジネスの場で無茶苦茶な英文法を使うのはあまりおすすめできません。
一方で、オンライン英会話など練習の場ではめちゃくちゃな文法でもいいので、とにかくたくさん話してみることが重要だと思います。
ただし、オンライン英会話でも、どの講師とレッスンをするかによって状況はかなり変わってきます。
僕はこれまでたくさんのオンライン英会話でレッスンを受けてきましたが、講師によっては文法が正しくないと、あまり乗り気ではない雰囲気を出してくる場合があるからです。
もちろん、大半の講師はめちゃくちゃな文法でもしっかり笑顔で取り組んでくれますが、 一部の講師はあまりいい対応してくれないので、注意が必要です。
つまり、こちらが無茶苦茶な英文法で話すことに対して、寛容に受け入れてくれる講師を選ぶべきです。
では、 そういそういった講師はどうやって見つければいいのでしょうか。結論から言うと、評価の高いオンライン英会話を選ぶべきです。個人的におすすめなのは、QQ English やレアジョブ英会話 といった オンライン英会話です。これらのオンライン英会話は、講師の質が高く、教えるのも非常に上手です。
こちらがめちゃくちゃな英文法を話したとしても、それを汲み取って解釈してくれますし、やんわりと優しく、正しい英文法を教えてくれます。
また、英文法を学ぶための教材も揃っているので、オンライン英会話で会話を楽しみつつ、英文法の知識もしっかり身につけることができます。
どちらのオンライン英会話も無料体験レッスンができるので、ぜひ試してみてください。