dマガジンを3年以上使っているので、メリット&デメリットを正直にレビューする【感想&評判】

読書

※この記事はプロモーションを含みます

評判が良いのは聞いていたけど、いままで雑誌の読み放題は敬遠していました。

紙派の人間としては、やっぱり電子雑誌には抵抗があったからです。

しかし、もうかれこれ3年以上もdマガジンを使っていますが、ハッキリ言って最高です。「ちょっとだけ人生変わった」というレベル。

メリットや評判も含めて、dマガジンを使ってみた感想を紹介したいと思います。

【追記】現在は楽天マガジン に移行しました。今から始めるのであれば、楽天マガジンがおすすめです。

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このブログを書いている人
あゆむ

英語学習者、書評家、文具好き。書店員→出版社→フリーランス10年目。TOEIC450→830。英検1級の勉強中。

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月額料金が安すぎる。dマガジンは超安価で雑誌が読み放題になる

dマガジン
料金580円
読める雑誌数1,400誌以上
無料お試し期間31日間
使える端末数最大10台

dマガジンとは、ドコモが運営する雑誌読み放題のサービスのことです。

580円で、1,400誌以上の雑誌が自由に読めるようになります。

dマガジンアプリをスマホやタブレット端末にダウンロードすれば、スグに読むことができます。機能は多少ちがいますが、パソコンでも閲覧可能です。

ドコモユーザーでなくても利用できるようにしたことで、キャリアを超えて使う人が増えたことが成功の大きな要因です(auやソフトバンクの人でも使えます。もちろん格安SIMでもOK)。

初回だと31日間無料でお試し利用ができます。とりあえず使ってみて、ダメだと思ったらすぐに解約が可能です。

この気軽さが会員数を増やす大きな理由になっていると思います。

dマガジンの魅力・メリットはデメリットを大きく超える

dマガジン

雑誌の定額読み放題サービスに限っていえば、dマガジン以外にも楽天マガジン Kindle Unlimitedなど選択肢はたくさんあります。

一体、dマガジンは何が優れているのでしょうか?dマガジンのメリットについて見ていきましょう。

  • ① 580円は格安
  • ② 読める雑誌が1,400誌以上と多い
  • ③ 雑誌に特化していて使いやすい
  • ④ ドコモ以外のユーザーも利用可
  • ⑤ 記事ごとに雑誌を選ぶことができる
  • ⑥ 雑誌の選び方が多彩で便利
  • ⑦ ふだんは読まない(読めない)雑誌を読める
  • 記事別ランキングが見られるのはdマガジンだけ
  • ⑨ チェック機能で記事を保存できる
  • ⑩ スクショ(画面メモ)を使えば記事を永久保存できる
  • ⑪ 雑誌をダウンロードすればオフラインで読める
  • ⑫ 1つのdアカウントに対し、dマガジンとdブックで合計10台まで登録可能

このあとくわしく紹介しますが、僕が特に気に入っているポイントは⑤と⑧です。

dマガジンには、独自に編集されたテーマごとの特集記事があります。いろいろな雑誌を横断的に読むことができるので、かなり便利です。

またdマガジンは、雑誌単位ではなく、記事単位のランキングをチェックすることができます。つまり、どの雑誌のどの記事が1番読まれているか?というのがひと目でわかるということです。

① 580円はどう考えても格安

マガジン

dマガジンの最大のメリットとも言えるのが、その料金の安さです。

580円で、1,400誌以上の雑誌が読み放題というのは、ちょっと考えられないコストパフォーマンスです。

読み放題サービスなので、すべてのページが提供されているわけではありませんが、十分なボリュームがあります(袋とじや大人向けの記事は読めないことも多い)。

最近は読める雑誌数が増えており、なおかつ読めるページ数も充実してきています。

出版社としてもdマガジンから得られる収益の大きさに気づいたのか、続々とdマガジンに雑誌を提供している状態です。

雑誌はだいたい400円から、高くても800円程度の価格帯なので、紙の雑誌を1冊買う値段よりも圧倒的に安いことがわかると思います。

僕は車雑誌が好きで毎月読んでるんですが、3〜4誌は確実に目を通してるので、たったそれだけでも元を取れてしまいます。

ちなみに、580円の分だけ毎月dポイントが貯まります。還元率は100円につき1ポイントなので、ポイント好きには嬉しいですね。

最近はローソン、マクドナルド、すき家など身近なお店でもdポイントが貯まるようになったので、使い勝手は非常に良いです。

さらに、丸善ジュンク堂書店でもdポイントが貯まるので本屋好きには嬉しいところ。

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② 読める雑誌が1,400誌以上と多い

dマガジンのダウンロード方法

ドコモがサービスを開始するとき、まずは小学館・講談社・集英社などの大手出版社から口説いていったそうです。

その理由は「提供できる雑誌数がサービスのキモになるから」という、当初からの考え方があったから。

大手の出版社を味方につければ、中小版元の賛同も得やすくなりますからね。

最近はライバル関係にあるのが楽天マガジンも8,000誌以上の雑誌が読めるようになるなど、競争が激しなっています。

あと、dマガジンはバックナンバーが読める雑誌も多いのも強みです。

配信期間が決まっているので、無限にバックナンバーを読めるわけではありませんが、本屋でバックナンバーをさがすより、はるかに手軽に読むことができるのは確かです。

そもそもバックナンバーを在庫として置いているのは大型書店に限られるため、実際に目を通すことができる機会は限られてしまいます。

「前号、見逃しちゃったんだよね…」なんてときも、dマガジンならすぐに読み返すことができるので、僕もかなり活用してます。

自分のお気に入りの記事はスクリーンショット(スクショ)をして画像保存しておけば、スクラップとして端末にずっと保管しておくことも可能です。

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dマガジンで読める雑誌をチェックしておこう

ここでは実際に読者が多いと想定される女性ファッション誌とグルメ情報誌について、dマガジンで読める雑誌をご紹介します。

なお、比較対象として楽天マガジンで読める雑誌も掲載しています(少し長いので、興味のない方は下にスクロールして読み飛ばしてください)。

女性ファッション誌楽天マガジンdマガジン
Marisol
LEE
STORY
PREPPY
eclat
Seventeen
NYLON JAPAN
CLASSY.
VOGUE JAPAN
MORE
Oggi
Domani
JELLY
mer
美ST
GINZA
キレイな大人ヘア
BAILA
andGIRL
ar
HERS
LaLa Begin
S Cawaii!
Precious
ELLE JAPON
GISELe
25ans
with
Numero TOKYO
GINGER
CanCam
JJ
ViVi
SPUR
Ray
美的
MAQUIA
LDK the Beauty
VOCE
フィガロジャポン
Harper’s BAZAAR
mina
non-no
カジカジH TOKYO
三栄ムック
bis
BEST HIT! 暗髪ヘアカタログ500
BEST HIT! 大人可愛いヘアカタログ500
きものSalon
mamagirl
NAIL UP!
ナチュリラ
la farfa
美しいキモノ
大人の愛されヘアカタログ
カジカジH
ar特別編集 TOKYOサロンベスト50
ar特別編集 恋するショート&ボブ777
argirlのすべて モテ顔メイク編
argirlのすべて おしゃ可愛HAIR編
FUDGE
VERY
steady
SPRiNG
CREA
ku:nel
&Premium
装苑
リンネル
sweet
steady.
InRed
GLOW
nicola
※2019年11月時点。対象雑誌は随時変更あり
グルメ雑誌楽天マガジンdマガジン
おとなの週末
OZ magazine
旅の手帖
食楽
dancyu
散歩の達人
ワイン王国
ELLE Gourmet
ビール王国
東京カレンダー
料理通信
あまから手帖
※いずれも2019年11月現在

③ 雑誌に特化していて操作しやすく、使いやすい

雑誌読み放題

dマガジンは雑誌のみを読むことができるサービスです。ですから、インターフェース(画面)がシンプルで使いやすいというメリットがあります。

dマガジンと似ているブック放題やFODは雑誌に加えて、書籍やマンガも読み放題です。

書籍やマンガも読み放題なのは、たしかに便利です。ただ、あらゆる書籍が読み放題ならいいのですが、正直言って書籍やマンガのタイトルは充実していません。言葉を選ばずにいえば、読みたいと思える作品がないのです。

料金が安ければいいのですが、dマガジンよりもブック放題やFODの月額料金のほうが高いので、雑誌を読むのがメインなのであれば、正直あまりメリットを感じません。

僕は「雑誌だけじゃなくて、マンガも読み放題なんて最高じゃん」と思ってブック放題やFODを使い始めたのですが、1ヶ月も経たずに解約してしまいました。

中途半端にマンガや書籍が読み放題になるのであれば、もう少し安い料金で雑誌だけ読み放題となるdマガジンのほうがシンプルで使い勝手がいいです。

僕はゴチャゴチャした画面があまり好きではないので、雑誌読み放題だけをシンプルに使えるdマガジンのほうが気持ちよく使えます。

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④ ドコモ以外のユーザーでもdマガジンが読める

サブスク

昔はドコモやauなどのキャリアと契約をしていないと、サービスを利用できないのが当たり前でした。

最初はドコモユーザー限定でスタートしたdマガジンも、2014年度から一般に開放してドコモ以外のユーザーでも利用できるようになっています。

つまり、ソフトバンクユーザーやauユーザーもdマガジンを利用できるということです。もちろん、大手キャリア以外の格安スマホを使っている人も使えます。

僕は以前までソフトバンク回線でスマホを使っていましたが、SIMフリーのスマホに変えてからもdマガジンは継続して使っています。

もちろん、携帯電話の回線がなくてもWi-Fi環境さえあればdマガジンを読むことは可能です。

余談ですが、僕は出先でdマガジンを読む場合、無料のWi-Fiスポットが使えるところであれば積極的に使うようにしています。

dマガジンの読み込みはデータ容量が大きいので、モバイル回線だとデータ容量を食いすぎてしまう可能性があるからです。

最近は一部の電車やコンビニでも無料Wi-Fiが使えるようになったので、外出先でdマガジンを使う場合も安定して通信ができるようになりました。

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⑤ 記事から好きな雑誌を選ぶことができる

読書

本屋で雑誌を選ぶときは、表紙を見て「週刊文春を読もう」など、雑誌名から判断して手にとることが多いですよね。

一方、dマガジンは「記事ごと」に雑誌を選ぶことができます

つまり、気になった記事があればそこだけ「拾い読み」ができるわけです。

雑誌あるあるだと思いますが、1冊の雑誌のなかで実際に自分が読みたいと思う記事ってごくわずかだったりしませんか?僕はまさにそうで、読みたい記事以外はページを送ってしまいます。

このページをめくる動作が紙の雑誌の良さだったりもするんですが、こと電子雑誌となると情緒なんてありません。ただ、面倒なだけです。

だから、読みたい雑誌をピンポイントで見つけることができる機能は非常に画期的なんです。

雑誌は「エンタメ・芸能」「経済・ビジネス」などジャンル分けされているので、自分の興味関心に素直に従って記事をさがせます。

あと、ふだんは読まない雑誌との巡り合いを強力にアシストしてくれるのも、dマガジンの大きなメリットですね。

「人気記事ランキング」を活用すると本当にいろいろな記事をチェックできるので、思いがけない面白い記事と出会うこともしばしば。

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⑥ 雑誌の選び方が多彩で便利

どの雑誌や記事を読もうか決めるのも、雑誌の楽しみですよね。

dマガジンのアプリは以下のようにメニューが分かれています。縦と横のスクロールで操作をして雑誌単位や記事単位で選ぶことができます。

  • ・雑誌から選ぶ
  • ・記事から選ぶ
  • ・おすすめ(dマガジンがおすすめする記事)
  • ・ムック増刊

つまり、雑誌名から選べるのはもちろん、記事単位で読むことができるので興味がある記事だけをサクッと読むことができちゃいます

これは紙の雑誌にはない大きな魅力で、ランキングを見ればいま人気の記事をチェックできます。

ランキングは男女別でわかれているのですが、男女ともにグラビアなどセクシーなページが上位になることが非常に多いですね。これぞdマガジンの真骨頂(?)と言えるのかも。

印象としてはFRIDAY、FLASHなどのグラビアが多い雑誌はいつもランキング上位です。

このあたりは「紙の雑誌でグラビアページを立ち読みするのはちょっと…」という心理が表れているのかもしれません。

あと、紙の雑誌でゴシップ記事を堂々と読むのは気が引けるけど、dマガジンだったら誰にも邪魔されずに心ゆくまで堪能できます。

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⑦ ふだんは読まない(読めない)雑誌を読める

読書

ふだんは読まない(読めない)雑誌をコッソリ読めるのも、かなりのメリットです。

たとえば男性にとっての女性ファッション誌、女性にとっての男性ファッション誌があてはまりますね。

本屋で立ち読みすることもできますが、少し抵抗がある人も多いはずです。でも、iPadやiPhoneなどの端末があればdマガジンで好きなだけ読めちゃいます。

ちなみに、dマガジンには「記事別ランキング」があって、男女別に人気記事のランキングが分かれています。

グラビアアイドルの記事が女性の人気ランキング上位にランクインすることが多いのを見ると、グラビア記事は男性だけでなく女性の潜在需要も多いことが読み取れるのが興味深いです。

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⑧ 記事別ランキングが見られるのはdマガジンだけ

僕がdマガジンを使ってみた感想として、最も強くおすすめしたいのは「記事別ランキングが素晴らしい」ということです。

「記事別ランキング」とは、雑誌の垣根を超えて”いまどの記事が一番読まれているか”を知ることができる機能です。

雑誌読み放題サービスは楽天マガジンやブック放題などがありますが、記事別ランキングがあるのはdマガジンだけです。

いまどんな記事が人気なのかを知ることができますし、なにを読めばいいからわからないときに便利な機能です。

dマガジンや他のサービスには雑誌単位のランキングがあります。これって一見すると便利なんですが、結局は発行部数の多い雑誌が上位に来やすいんですよね。

でも、発行部数が少ない雑誌でも、記事単位で見れば目を引くような、おもしろい特集をしていることがたくさんあります

せっかくの良記事なのに「聞いたことない雑誌だから読まない」というのはもったいない。

僕がdマガジンを最強だと思う理由は、この記事単位のランキングが読めるところにあると言っても過言ではありません。

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⑨ チェック機能で気になる記事を保存できる

dマガジンにはチェック機能があります(旧:クリッピング機能)。わかりやすくいえば、気になる記事を保存しておく機能です。

たとえば雑誌を読んでいるときに「この記事、あとで見返したい」とか「時間がないから、あとで読みたい」ということはありませんか?

チェック機能を使えば、その記事を別の場所に保管できるので、すぐに参照することができます。

しかも、dマガジンと契約している間はチェックを付けた記事が半永久的に保存されるので、消える心配がありません(ただし、保存は最大100件まで)。

気になる記事にはチェックを付けておいて、むかし読んだ懐かしい記事を振り返るなんていう使い方もできちゃいます。

ただ、僕はチェック機能よりもこのあと紹介するスクショによる保存を使うことが多いです。

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⑩ スクリーンショットで雑誌記事を永久保存できる

読書をする

これはdマガジンに限った話ではないのですが、スマホやタブレットのスクリーンショット(画面メモ)を使えば、自分のお気に入りの記事を永久保存することも可能です。

僕は残しておきたいと思った記事をスクショするようにしていて、すぐに参照できる状態になっています。

スクショすると、デバイスのアルバムに画像として保存されるので、撮影した写真と同じようなデータになります。なので、加工することも可能です。

スマホやタブレットのアルバム内でフォルダとごにジャンル分けすれば、好きな雑誌ごとの切り抜きで保管するなんてこともできます。

紙の雑誌を長期間保管するのは大変ですが、dマガジンを活用すれば、気になった記事のスクラップも簡単にできちゃうのが良いですね。

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⑪ 雑誌をダウンロードすればオフライン(電波なし)で読める

スマホ

dマガジンには、雑誌のダウンロード機能があります。ダウンロードしておけば、Wi-Fiなしの環境や電波が悪いところでも雑誌を読めるので安心です。

たとえば地下鉄で電波が入らないときや、飛行機で機内モードにしているときは、雑誌をダウンロードしておけば、通信できなくても記事を読めるわけです。

ただし、雑誌をダウンロードしても、その雑誌の配信期間が終了すると読めなくなるので注意が必要です。

配信期間は雑誌によって異なりますが、バックナンバーを含めると3ヶ月〜12ヶ月です。

ダウンロード機能と聞くと、「自分の端末にダウンロードする」というイメージを持つかもしれませんが、あくまでもdマガジンアプリ内にダウンロードされるだけなので注意しましょう。

もし雑誌をダウンロードして保存したいのであれば、さきほど紹介したスクリーンショット(画面メモ)を使うことになります。

雑誌を丸々1冊分スクリーンショットで保存するのはかなり大変なので、気になった記事だけを保存するのが現実的ではありますが。

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⑫ dマガジンとdブックの2サービスで合計10台まで

パソコンとスマホ

dマガジンとdブックの2サービスで合計10台まで登録可能です。

ですから、自分のスマホやタブレットやPCで読むことができるので、自宅や外出先などで端末を使い分けることが可能です。

家族の端末であっても、契約したアカウントでログインすれば使うことができます。

たとえば、夫のアカウントを使って、妻や子どものスマホにdマガジンでログインする感じです。

端末ごとに閲覧履歴などは分けられるので、他の人の履歴は見えません。プライバシー的にも安心です。

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解約がわかりにくく「引き留めよう」という思惑が見える

スマホ

月額サービスに加入するのであれば、あらかじめ解約について知っておくと何かと役に立ちますし、心理的にも安心感があります。

月額サービスあるあるですが、いざ解約しようと思っても「どこから解約すればいいの?」という壁にぶつかることがありますよね。

dマガジンの場合、「dマガジン 解約」と調べればすぐに解約手続きの画面に進むことが可能です。

ただし、そこからの手続きがわかりにくい。というより、余計な手順を踏ませて「解約を阻止しよう」とする意図が見えてしまい、ちょっと残念です。

具体的には、解約ページがやたら”にぎやか”です。「解約する、その前に!」とか「ポイントをもれなくプレゼント!」などの文言が目立つあたり、解約阻止の意図が明白に伝わってきます。

これだけならまだいいんですが、解約手続きを進める【次へ】のボタンがページのかなり下にあるのもマイナス評価です。

かなりスクロールをしないと次のページへ進むことができず、そこに至るまでには解約を阻止するためのあらゆる”エサ”が撒かれているため、余計な情報を通過しないといけません。

【dマガジンを解約する】というボタンを押して、ようやく解約ができる…と思いきや、トラップはまだあります。

解約に同意するのチェックボックス☑は、「注意事項」を読まないとチェックが入れられません。

この手法って入会するときならわかるんですよ。でも、解約のときにまで必読を求めるのはどうなんでしょう…。ふつう、解約にここまでの手順を踏ませる必要はないはずなので。

このあたりも、dマガジンへの好感度が下がるポイントですね。

解約ページに到達するまでがわかりにくいわけではないので、そこまで悪質ではありません。

ただ、dマガジンの解約がスムーズで簡単かと問われると、答えはNOと言わざるを得ません。

dマガジンは1ヶ月無料お試しができるんですが、実際に試して解約しようとなったとき、少しだけ解約が面倒だというのは覚えておいて損はないと思います。

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閲覧履歴が他の人に見られないように注意しよう

スマホとパソコンで勉強

これはdマガジンに限った話ではないですが、雑誌の定額サービスを他の人と共有するときは閲覧履歴に注意が必要です。

これは家族間で1つのタブレットを共有しているときに特に言えることですね。

dマガジンは【マイページ】というタブから簡単に閲覧履歴を確認することができます。

閲覧履歴には「読んだ雑誌」のみならず、「読んだ記事」までもが表示されます。

過去に読んだ記事を振り返るのには便利ですが、裏を返せば自分が読んだ記事がダダ漏れ、とも言えます。

1つのデバイスを家族や職場で共有して使っている場合、他の人に自分の閲覧履歴を見られる可能性がおおいにあるということです。

閲覧履歴を他の人に見られたくないという人は対策が必要になります。

dマガジンの閲覧履歴の削除方法はわかりづらいです。アプリ内の【メニュー】→【ダウンロード】→【ダウンロード雑誌の削除】に進むと、閲覧履歴を消したい雑誌の削除が可能です。

閲覧履歴が【ダウンロード雑誌の削除】という画面に入っているので、パッと見ただけではわかりにくい仕様になっています。

できれば、マイページの「読んだ雑誌」のページから削除できるとラクなんですけどね。

読み放題で本を大量に読んでます。おすすめの月額読書サービス3選【読書はサブスクでOK】
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【デメリット】スマホだと読みづらいのはdマガジンの欠点

スマホ

僕は実際にdマガジンを毎日のように愛用しているのですが、使っていて感じるデメリットもいくつかあります。

dマガジンに改善してほしい点は以下のとおりです。

  • ① 紙の雑誌とページ数が異なる
  • ② 読み込みが遅い
  • ③ スマホだと劇的に読みづらい

① 紙の雑誌とページ数が異なる

スマホ

電子雑誌の宿命なのかもしれませんが、dマガジンは紙の雑誌とレイアウトやページ数が異なることがあります。

もっとわかりやすくいえば「dマガジンでは読めないコンテンツがある」ということ。全部読めない雑誌があります。

表紙で大々的にアピールされているはずのコンテンツが、電子雑誌では読めないことはザラにあります。少し前の話ですが、女性誌のananに批判が集まったことがありました。

ビジネス雑誌や週刊誌などは読めるページが多いですが、一部の雑誌では通常の半分しかコンテンツが読めないことも。

アダルトな内容や写真は基本的にカットされていることが特に多いですね。際どい写真には塗りつぶしが施されることもしばしば。

「読みたければ紙の雑誌をチェックしてね」という出版社からのメッセージなのでしょうが、dマガジンを読む人には大きなデメリットです。

最低限のお金で大量の本を読む3つのアイデア。本を買うお金がなくても最高の読書を味わう方法
たくさん本を読みたい人にとって「いかに本を安く買うか?」というのはすごく重要な問題ですよね。 本はだいたい1冊1,500円〜、文庫本でも700〜800円ぐらいです。つまり、普通に本屋で本を買おうとすると、予算的に厳しくなってきます。 本を買...

② 読み込みが遅い(落ちることもある)

スマホアプリ

インターネットの接続環境にもよりますが、読み込み速度が遅いのが弱点です。

興味がないページをパラパラと手早くめくるのが雑誌の作法であり、メリットだと僕は思っているので、読み込みが遅いのはけっこうストレスになります。

雑誌の誌面はデータ量がそこそこ大きいので、特にモバイル通信の場合は通信容量に注意しましょう

読みすぎて通信制限に引っかかる恐れもあるので、できればWi-Fiで通信するのがおすすめです。

アプリが落ちたり、不具合になることはほとんどないので、読み込みスピードだけは改善して欲しいところですね。

さきほど説明したとおり、dマガジンはダウンロード機能もあります。あらかじめダウンロードしておけば、オフラインでも記事を読むことができます。

なので、Wi-Fi環境で通信がスムーズなときに読みたい雑誌をまとめてダウンロードしておくというのも1つの方法です。

【追記】
dマガジンのアプリをアップデートをすることで、不具合が改善することがあります。

OSの問題なのか、アプリのバージョンが問題なのかわかりませんが、頻繁に落ちる場合はdマガジンアプリのアップデートを行いましょう。

また、アプリを開いても最新の記事に更新されないこともあります。このあたりもアップデートをしたり、アプリを再起動することで改善されることがあるので、試してみてください。

さようなら、眼精疲労。読書による目の疲れを軽減するコツ&読書アイテム
以前の記事でも何度か取り上げたのですが、iPad のKindleアプリで読書をしまくっていたら、眼精疲労がヤバくなって病院送りになったことがあります。 あれから「どうすれば読書による目の疲れを軽減できるか」を考えながら、いろいろと試行錯誤し...

③ スマホだと劇的に読みづらい

スマホ

これは物理的な大きさの問題ですが、スマホだと非常に読みづらいです。

雑誌の誌面レイアウトをそのまま再現しているので、スマホの小さな画面サイズだと文字は拡大しないと読めません。

僕は自宅でiPadを使って読むことが多いので気になりませんが、iPhoneを使って外出先で読もうとは思えません。

スマホで閲覧するなら「写真などビジュアルを中心に読む」と割り切って使うしかないでしょう。

これはdマガジンだけの問題ではありません。スマホで見る以上は楽天マガジンなど他の雑誌定額サービスでも同じ問題に直面します。

とはいえ、実際に使ってみると「意外と気にならない」という人もたくさんいます。お試し利用もできるのがdマガジンの魅力でもあるので、まずは無料で使ってみるといいかもしれません。

"耳で聴く"読書「Audible」を1ヶ月使ってみたら「ながら読書」の素晴らしさに目覚めた
ここ1ヶ月は、Amazonの「」(オーディブル)を使って、”耳で聴く本”を楽しんでいます。 今回は僕がAudibleを使ってみて感じた良いところ・残念なところを正直にレビューしたいと思います。 ちなみに、Audibleは最初の30日間は無料...

最大のライバル、楽天マガジンと比較してみよう

読書

僕がdマガジンを使いはじめて3年以上が経ちましたが、雑誌読み放題サービスはdマガジンを選んでおけばまちがいないありません。

もちろん、他のサービスを実際に使ってみて比べてみて出した結論です。

価格面やアプリの使いやすさ、さらにポイントの貯めやすさという点でdマガジンのライバルになるのは楽天マガジン でしょう。

まずはdマガジンと楽天マガジンのスペックを比較してみましょう(表は横スクロールできます)。

dマガジン楽天マガジン
料金580円572円
読める雑誌数1,400誌以上8,000誌以上
無料お試し期間31日間31日間
使える端末数最大6台最大7台
バックナンバー
ページ保存機能
(最大100件)
ダウンロード
ポイント付与dポイント
(100円で1ポイント)
楽天ポイント
(100円で1ポイント)
お気に入り雑誌の登録
公式サイトdマガジン楽天マガジン

数字だけ見ると、ほとんど互角ですね。

楽天マガジンはその名のとおり楽天が運営しているので、毎月の利用料金分だけ楽天ポイントが貯まります

dマガジンもdポイントが貯まりますし、どちらも還元率は1%です。

楽天ポイントユーザーは多いと思うので、いわゆる”楽天経済圏”で生活しているような人は楽天マガジンのほうが良いかもしれません。

▶ 31日間無料で楽天マガジンを試してみる

【dマガジンの優位性】週刊文春や週刊新潮が読める

【追記】2019年4月から楽天マガジンでも週刊文春と週刊新潮が読めるようになりました。

僕がdマガジンを選ぶ理由はいろいろありますが、最も大きいのが週刊文春と週刊新潮が読めることです。

現時点で、楽天マガジンは週刊文春と週刊新潮を読むことができません。また、他の雑誌読み放題サービスも同じで、読めません。

週刊文春と週刊新潮は週刊誌ジャンルにおいて発行部数上位を争うほどの人気雑誌です。

”文春砲”を楽しみにしている人は、まちがいなくdマガジンがおすすめです。

ちなみに、dマガジンと楽天マガジンの「読める雑誌」を比較してみました(表は横スクロールできます)。

ジャンル楽天マガジンdマガジンおもな雑誌
女性ファッション59誌39誌『non-no』『Oggi』
『MORE』『with』
『BAILA』『美人百花』
男性ファッション12誌11誌『UOMO』『OCEAN'S』
『MEN'S NON-NO』『MEN'S EX』
『GQ』『LEON』
女性ライフスタイル21誌22誌『or』『anan』
『婦人画報』『ESSE』
『Hanako』『家庭画報』
男性ライフスタイル
ガジェット
11誌22誌『Tarzan』『POPEYE』
『GOETHE』『一個人』
『BRUTUS』『MONOQLO』
ニュース・週刊誌21誌15誌『週刊文春』『週刊新潮』
『FRIDAY』『週刊現代』
『女性セブン』『週刊女性』
料理・暮らし・健康16誌16誌『レタスクラブ』『きょうの健康』
『きょうの料理』『クロワッサン』
『オレンジページ』
バイク・車23誌11誌『ベストカー』『auto sport』
『CARトップ』『LEVOLANT』
『GENROQ』『RIDERS CLUB』
お出かけ・グルメ25誌15誌『旅の手帖』『散歩の達人』
『東京カレンダー』『週刊 東京ウォーカー+』
『山と渓谷』『dancyu』
ビジネス・IT・国際22誌13誌『週刊東洋経済』『週刊ダイヤモンド』
『週刊エコノミスト』『クーリエ・ジャポン』
『PRESIDENT』『NATIONAL GEOGRAPHIC』
エンタメ・趣味42誌29誌『週刊ファミ通』『ムー』
『歴史人』『週刊ザテレビジョン』
『ダ・ヴィンチ』『サイゾー』
スポーツ・アウトドア31誌21誌『サッカーダイジェスト』『週刊ベースボール』
『Number』『週刊プロレス』
『スマッシュ』『週刊ゴルフダイジェスト』
期間限定なし55誌季節や時期に応じる
合計283誌269誌

【楽天マガジンの優位性】年額プランで大幅に安く購読できる

楽天マガジンには月額プランのほかに年額プランがあります。

月額プランは572円ですが、年額プランを選ぶと1年間で960円の値引きとなり、年額プランなら毎月約300円で読めることになります。

最初にまとめて支払う必要がありますが、この値引きによって破格の料金で雑誌読み放題を使うことができます。

楽天マガジン
料金572円
読める雑誌数8,000誌以上
無料お試し期間31日間
使える端末数最大7台

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とりあえず無料で使って試してみるのがオススメ

dマガジンと楽天マガジンの安さ・使いやすさは、大きな訴求力を持っていると思います。

どちらも無料のお試し期間があるので試してみるのがおすすめです。

解約もスマホからできるので、「こりゃダメだ」と思ったらいつでも解約できます。

ちなみに、主要な読み放題サービスをすべて比較した表は以下のとおりです。dマガジンと楽天マガジンの料金の安さが目立つと思います(表は横スクロールできます)。

サービス名月額料金読める雑誌数サービス内容
楽天マガジン 572円8,000誌以上雑誌、ムック
Kindle Unlimited980円200誌以上雑誌、マンガ、書籍
U-NEXT 2,189円180誌以上雑誌、動画、マンガ、書籍
dマガジン580円1,400誌以上雑誌、ムック

なぜ、dマガジンは雑誌定額サービスで儲かるのか?

スマホ

dマガジンの定額雑誌読み放題サービスを使うようになって、僕は本屋で雑誌を買う機会が激減しました。

紙の雑誌は言うまでもなく好きですし最高なんですが、dマガジンを手にしてしまうと紙の雑誌は忘却の彼方です。雑誌が売れなくなるのもうなずけます。

さきほど説明したとおり、電子雑誌は紙の雑誌よりもページ数が少ない場合があるのですが、そこまで気になりません。

それを補える十分なメリットがdマガジンにあるからです。

気になるのが「雑誌読み放題サービスに協力しちゃって、出版社の収益は大丈夫なの?」ということです。

つまり、出版社はどのようにしてdマガジンから収益を上げているのかということです。

本屋にとって大打撃なのは言うまでもありませんが、dマガジンに雑誌を提供することで出版社にどんな旨みがあるのでしょうか?

東洋経済オンラインの記事「スマホで「雑誌読み放題」人気はどこまで?」によれば、dマガジンはユーザーからの課金収入を出版社に分配しているようです。

現在はユーザーの課金収入の55%を出版社へ配分し、雑誌あたりのユニークユーザー数(期間内の訪問者数のこと)に応じて毎月配分しているが、雑誌が150誌に達した段階で「読まれない雑誌は新しいものに入れ替えるといった、競争原理を取り入れることも考えている」

つまり、ユーザー数が増えるにしたがって出版社への配分も増えるということになります。

紙の雑誌が売れない出版社としては、新たな収益源の1つと言えるかもしれません。

読者に読まれた分だけしっかり儲けることができるわけですから、今後はdマガジンなどの定額読み放題サービスに力を入れる出版社が増えてくるでしょう。

このまま電子雑誌が広まっていくと、紙の雑誌をあきらめないといけない分岐点がいつかやってきます。

どこで判断をするのか。

雑誌読み放題サービスの台頭によって、出版社の舵取りはますますむずかしくなっていくことが予想されます。

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